季節ごよみトピックス2019年
  
           
苗場山麓ジオパークを応援します!         『川の展望台』より日本一の河岸段丘を望む。                                                                                                     
 今年も季節の話題をタイムリーにお伝えしていきたいと思います。
 新年、明けましておめでとうございます!2019年(1月1日)
 2019年が明けました。皆様、明けましておめでとうございます。
 朝日輝く元旦となりました。こんなに晴れわたった元旦は、一体何年ぶりでしょうか。本年はどんな1年になるでしょうか。穏やかな年になることを願わずにはいられません。
 本年も、津南の自然の様子などを発信していきたいと思います。昨年は、月1回の更新となってしまいました。退職したらもっとこまめに更新できるかと思っていましたが、なかなかフィールドの調査などが忙しく、思うに任せませんでした。
 今年は、できるだけタイムリーに更新したいと思います。
 よろしくお願いいたします。
   
   年末のまとまった雪でスキー場も一安心。元旦の朝は、雪をかまうことなく、町も静かに新年の朝を迎えていました。 
 2日から3日の朝にかけて、また50cmの積雪がありました。3日朝の津南町役場の積雪は、144cmです。また、テレビで流される津南原の測候所の積雪は、3日11時現在191cmになりました。
 今シーズンの積雪量の推移は、「雪の様子2019」のページをご覧ください。
 近所の方が、雪下ろしで屋根に上がりました。身長ほど積もっています。我が家は、本屋根は自然落下で雪を下ろさなくても大丈夫ですが、小屋根は雪下ろしが必要です。暮れの30日に、すでに一度下ろしました。このまま降り続ければ、2度目の雪下ろしをしたいと思います。
 昨日の雪はとても水分を多く含んだ雪でした。そうすると雪が青く見えるのです。雪はおもしろいです。
   
 やっぱり少雪かな?(1月19日)
 お正月の2日、3日に結構雪が降り、我が家の周りでも1m50cmほどになったのですが、その後比較的穏やかな日が続いています。
 今朝は、20cmほどの降雪がありました。雪合戦にもってこいの締まった重い雪でした。家の周りの除雪がもってこいの運動になります。
 先日、雪晴れの日に「川の展望台」に行ってきました。私の住む集落がとてもよく見えます。展望台に立つと、空に飛び出すような浮遊感があります。
 ここからの眺めは最高です。ジオパーク、おすすめのスポットです。2月と3月にここでスノーシュートレッキングのガイドをする予定です。
   
 この日は、朝方とても冷え込みました。外に止めた車のガラスには、霜が付いていした。
 家の中の窓ガラスにも霜が付いていました。青空が透けて、とてもきれいでした。
 どうしてこんな模様ができるのでしょう?
    
     
 やっぱり少雪かな?その2(1月31日)
 今日で1月が終わり。新年になって早1か月が過ぎました。今朝の役場の積雪は、160cmです。昨年の同じ日の222cmに比べて、約60cmも少ない状態です。やっぱり少雪なのでしょうか。
 今季はあまりドカッと降らずに、降ってもおとなしい降り方です。
 朝起きて、30cmほどの積雪なら、運動不足解消にもってこいです。2時間ほど、家の周りの雪を片付けると、7000歩、夕方にも昼間降った雪の除雪に出ると、軽く1万歩を超えます。日によっては、2万歩以上になります。
 
 
 毎朝、女房の出勤に合わせて、彼女の車を掘り出し、暖めておくのが日課です。けなげですね。 
 
 すごい迫力!毎朝、道路脇の雪を片付け、道幅を広げてくれます。ありがとうございます。
 ある日、家の前でこんなものを見つけました。素敵な水玉模様!どうしてこんな模様ができるのでしょう。霙が降ったあと、気泡ができたのでしょうか。
神様の水玉模様です。
   
 またある朝は、こんな足跡を見つけました。家の裏の田んぼから家の脇を通って、表の通りに続いています。
 足の指が5本。イヌやタヌキ、キツネは4本指の痕が残ります。5本というとイタチ。イタチもしょっちゅう来ていますが、大きさや歩き方が違う。さらによく見ると、前足と後足の痕の形が違っています。右端の写真は、前足です。
 どうやらハクビシンのようです。しばらく前にも見つけました。どこか近所の屋根裏に住み着いているのでしょうか。 
   
 久しぶりの天気に、石落しまで行ってきました。ラッセル覚悟で来たのですが、集落の人が踏んでくれたのか、しっかりとした道がついて忌ました。
 柱状節理の岩壁が迫って見えます。時折、日に照らされた融けた雪が、雪崩となった落ちていきます。
  
   
  雪の上におもしろい葉っぱのようなものが。オオバボダイジュの種です。でも種の部分は、鳥に食べられてしまったのか、すでにありませんでした。
総苞葉といわれる葉の途中から花序の柄が出ています。総苞葉がまるでプロペラのようにくるくると回って種を遠くまで運びます。どこから飛んできたのでしょうか。
   
  
 十二講終わる(2月13日)
  昨夜、私の集落の伝統行事である十二講が終わりました。これは、山の神様にこれから始める山仕事の許しと安全を祈る行事で、毎年2月12日に行われる春を呼ぶ行事です。
 私の集落では、道陸神(どうろくじん)の行事も一緒に行っています。道陸神は本来は、1月15日の小正月にやっていた火祭りです。賽ノ神(さいのかみ)とかどんど焼きなどとも言います。さらに昔は1月5日に行っていた松焼きも、今ではこの日に一緒にしています。
  前日に仲間と一緒に準備です。すでに私たちの年層で20年以上もやっています。
 昨秋に刈り取っておいたカヤを竹の心棒につけていきます。
 みんな慣れたもんです。
  あっという間にすばらしい道陸神ができあがりました。
 これだけ大きいものは町の中でもここだけでしょうか。
  いよいよ当日、夕方から神社に集まり、準備です。雪壁にろうそくを灯すと、なかなかいい感じになります。    
    雪がチラチラ降っています。冷え込んできたせいで、外に出した長机の上に落ちたに雪の結晶が溶けません。いろんな形があってとてもきれいです。

 さあいよいよ十二講の始まりです。まずはじめに区長さんが、集落の山がある方向に向かって山の神様に弓を射り、山仕事の安全祈願を行います。
 その後は道陸神の始まりです。昨日からの雪でカヤの表面が湿ったため、今年は、一気に燃えずにとてもいい感じで炎が上まで上がっていきました。
 
  昔からこの十二講が終わると、もうあまりたくさんの雪は降らないと言われています。昔は旧暦でやっていたはずなので、今の暦で言えば、3月の中旬過ぎにあたるのでしょう。まさに山々に春の気配が感じられる頃です。人々は残雪の中を山々に入り、木を切り、橇で麓まで運んだのです。藪が生い茂る夏に比べて、残雪期は山仕事にはとてもいい季節なのです。
 大事な雪国の行事として、これからも大切にしていきたいものです。
   
季節がひと月早い!?(2月26日)
 2月中旬過ぎから、ほとんど雪がふらず、降っても雨となっています。特に先週末からは、2月とは思えぬ好天と高温が続き、まるで3月末のような陽気です。季節がひと月も早く進んでいるような異常な天気です。
 来月9日の雪祭りが心配なくらい、雪解けが進み、積雪が減少しています。今日の朝9時現在、津南町役場では、積雪130cm、津南原の気象庁観測所では181cmです。 
    道路の雪が、どんどん後退し、田んぼの畔が見えそうです。この1週間で50cm以上、雪が退きました。
 これからはもう多くの降雪はないかと思います。
 除雪で働いている人たちからは、「もっと降ってもらわないと困る」といった声も聞こえてきます。
  先日の日曜日は、一日中、すばらしい晴天でした。一人で石落しの奥まで、かんじきで歩いてきました。
 凍み渡りができそうなほど、雪が締まっていました。
   
  きっと前夜は、雪明りの中、動物たちが雪の上をさんざん騒いだのでしょう。たくさんの足跡が残っていました。  
 キツネの足跡を追いながら歩きます。雪が凍みていてほとんどかんじきが埋まりません。
 
 ウサギが軽快に走った痕。もうすぐ恋の季節を迎えます。
    左の写真、ストックの脇に小さな小さな足跡。アカネズミの足跡です。
 右は、カモシカ。石落しの奥は、カモシカの楽園です。たくさんの足跡がありました。そっと追ってみましたが、途中から急斜面を下りています。画面では左の斜面を下りて行っています。もうとてもついてはいけません。
 
     
 これはリスの足跡。早朝に騒ぐことが多いので、足跡がたくさんあっても、なかなか姿を見ることはできません。    こんなのも見つけました。これはヤマドリが舞い降りた痕。長い尾の痕が雪面に残っています。私が来るほんの少し前にいたようです。  ヤマドリの足痕がきれいに残っていました。なかなか大きな足痕です。10cm近くありました。  
      
 汗が出るほど、暖かい日になりました。ようやく559mのピークにつきました。   ピークは、とても見晴らしがよいところでした。そのピークの斜面に立つ1本のブナ。近付いてよく見ると・・・。  たくさんの熊の爪あとが! 古いあとに混じって真新しいものが。きっとこれは昨秋のものです。昨秋はブナの実が豊作だったのです。この木に登って、実を食べては、景色を眺めたのでしょうか。
 動物たちもこの暖かさに戸惑っているかも知れません。木々の芽も膨らみそうです。 
 クマさんには、もうしばらく眠っていてほしいところです。
 
 リョウブの冬芽。芽を包む帽子がもう取れそうです。
 
 ゴツゴツしたアオハダの冬芽。
 
春が来た?(3月10日) 
 3月に入って、春のような暖かな日が続いています。昨日は、津南雪まつり。1日中、快晴のすばらしい好天となりました。しかし、日中の気温は、15℃を超えたのでしょうか、せっかく作った雪灯籠が、夕方までにかなりの数が溶けて崩れてしまいました。異常なほどの暖かさです。
 全国的に有名になったスカイランタンの打ち上げに、県内外からたくさんの観光客が津南を訪れました。私は、ジオパークの紹介ブースで、訪れた皆さんに苗場山麓ジオパークの紹介をしました。
 
   
 3時頃には、たくさんの観光バスが到着し、町は賑やかになりました。私たちのブースも大賑わいでした。
 夜も風のない穏やかな晩となりました。2000個ものスカイランタンも、きっときれいに上がったことでしょう。
  
   
 このまま春になってしまうのでしょうか。2月ひと月の降水量は、平年のなんと四分の一しかありませんでした。最高気温のひと月の平均は、平年より1.2℃も高くなっていました。 春が待ち遠しい反面、ちょっと不安でもあります。今後どのように推移していくか、目が離せません。 夜、ゴーゴーと雪解け水で増水した信濃川の流れの音が、遠く離れた我が家まで聞こえていました。       
 冬の終わり(3月27日) 
 暖かい日と寒い日が交互にやって来て、三寒四温が続いています。先日は、15cmほどの降雪がありましたが、家の前の雪かきもせず、そのままにしておいたら、昼頃にはすっかり解けてしまいました。もう地温が高くなっているのですね。 
 家の花壇では、フクジュソウが咲き出しました。
   
  今日現在で、役場の積雪は32cmです。雪線がどんどん道から離れ、田んぼが出てきました。毎年のことながら、雪が消えていくうれしさとともに、ちょっぴり残念な気持ちと・・・。
 今日は、モンシロチョウが飛んでいました。今季初認です。
 本格的な春が目前です。
   
   あと10日もすれば、雪が消えそうです。
来週にはツバメが来るかも知れません。 
  手前の棒のところにキャベツと白菜を埋めて貯蔵してあります。どんどん雪が解けて、野菜が出てしまいそうです。
 
寒の戻り!(4月3日) 
  とても暖かかった3月。このまま雪解けかと思われましたが、4月そうそう、強い寒の戻りがやって来ました。自宅周辺では、20cmほど新たに積もりました。
 3月30日に、例年よりも早く街中にツバメがやって来ましたが、きっとこの寒さで凍えているに違いありません。昨年よりも少雪でしたが、3月末から4月頭にかけての低温で、昨年よりも2日遅れの飛来でした。
 また、4月1日にほころび始めた我が家の梅も、この寒さで開花が足踏みです。
 
4月2日 
 
4月3日   
    せっかく土が見え始めていた裏の畑も、再び銀世界です。3月はほとんど降雪がなかったため、約ひと月ぶりにスノーダンプで家の前の除雪をしました。  
 
  3月の最高気温の平均と降水量を調べてみました。暖かかったはずです。3月ひと月の毎日の最高気温の平均は、なんと8℃で、平年よりも2.3℃も高くなっていました。また、降水量は平年を少し下回る程度でしたが、雪としてではなく、その多くが雨として降っていました。
 そうした中で降った4月はじめの積雪は、雪解けを遅らせることになりそうです。  
 
 今度こそ、春が来た!(4月8日) 
 寒気が去って、ようやく暖かい空気に入れ替わりました。4月4日、今度こそ、梅の開花です。
 なじょもんのそばに植えてあるブナのノウサギ除けのネットを外しに行ってきました。もう芽が随分大きくなってきていました。あと10日もすると芽吹きが始まりそうです。
  
  
 上空をノスリが高く飛んでいきました。また、アトリの群れは、雪の上で一生懸命に餌を探しています。ヤマガラやカケスなどにも出会いました。森が賑やかになってきました。
 残雪の上には、役目を終えたスギの雄花がたくさん落ちていました。花粉に悩まされる季節も、もうすぐ終わりでしょうか。 
 
ノスリ

冬鳥のアトリ。もうすぐ北へ帰ります。
 
ヤマガラ
 
カケス

スギの雄花
 6日は、大赤沢の奥にある柳平まで行ってきました。先日の雪でたどり着けるか心配でしたが、5日の暖気でだいぶ雪が締まって歩きやすくなっていました。
 苗場山の頂きに雪煙が上がっていました。まだ真っ白な苗場の山頂が美しく輝いていました。 
 
 
苗場山頂に雪煙が上がる
 途中、カモシカの足跡がたくさんありました。また、ミズキの冬芽を食べた痕も多く見つけました。「新しい足跡があった!」 と思っていると、すぐ目の前の斜面でカモシカを見つけました。まだ冬毛で、体中がモフモフとして暖かそうです。
 ようやく厳しい冬を無事乗り越えて、春がやって来ます。
カモシカの食痕 
     柳平へは残雪の林道を歩いて3時間の道のりでした。
 ブナの巨木だけでなく、ウダイカンバやカツラの巨木がたくさんありました。その大きさに圧倒されてしまいます。どれくらいの年月が経っているのでしょう。
 夏場は藪になってしまうので、雪のある時期にしか来られないところです。 
 きっと芽吹きの頃はきれいでしょう。もう一度、雪のあるうちに来たいと思いました。
   
 町に戻ると、たくさんのツバメがやって来ていました。いよいよ本隊が来たようです。家の前の梅も随分と花が開いていました。
 いよいよ春がやって来たようです。木々の囲いを外したり、農作業の準備をしたりと、忙しくなります。 
 
 ついに雪解け!(4月15日)
  待ちに待った季節がやって来ました。4月8日、役場では消雪となりました。我が家の周りは、まだけっこう残雪があります。
 昨年よりは、積雪が少なかったのですが、3月末から4月はじめの寒気や積雪で雪解けが遅れ、役場では、結局昨年よりも1日遅い消雪でした。
 
 
4月8日
 4月10日
 我が家の周りは、4月13日を消雪としました。また、4月14日には、除雪などで雪が溜まっていたところも完全に雪消えとなりました。最後の雪のかけらが、春の陽に照らされて、見る間に小さくなって消滅していきました。
 窓を開けると、懐かしい土の匂いがあふれています。春の匂いです。
 
4月13日
 4月15日
 
 花の季節!(4月16日)
  劇的な春がやって来ました。我が家の梅は、4月はじめの寒気で満開まで随分時間がかかりましたが、15日に満開となりました。
 16日に役場に行くと、すでにソメイヨシノが咲き始めていました。昨日、開花が始まったようです。いよいよ花の季節です。町中が花であふれていきます。
 
   
 川原のシロヤナギもすでに芽を吹き始め、黄色い花を咲かせようとしています。
 春は駆け足です。 
   
 ”お父さんの森”は、まだ雪の下です。ようやく車でそばまで行けるようになりました。木の下で、いち早く雪が消えたところでは、雪割草が咲き始めていました。
 キクザキイチゲも咲き出しました。山の中でも、花の季節を迎えています。素敵な季節です。18日頃には、ブナの芽吹きも始まったようです。
 これから日一日と山々が緑に変わっていきます。  
   
    オオカメノキも、芽吹きの準備完了です。宇宙人のような芽が膨らんできました。  
  残雪が残る中、津南名産の雪下ニンジン掘りが行われています。
 芽出しを終えた稲の苗を、すでに外に並べたところもあります。自然も人も賑やかになる春の訪れです。
   
 お疲れ様でした!そしてありがとうございました!(4月20日)
     
 満開の桜の下に、役目を終えた除雪車が休んでいました。除雪車の排土板は、ペンキがはがれ、この冬の苦闘を物語っています。人々がまだ寝静まっている真夜中から除雪作業を行い、町の人々の交通を支えてきました。そのお陰で、この豪雪地でも安心して暮らせています。本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。きっとこれからまたきれいに塗装を施され、次の冬を待つのでしょう。ゆっくりとお休みください。 
  新緑、輝く!(5月7日)
 昨夜の嵐が過ぎ、日差しが戻ってきました。塵が洗われて、空気が透き通っています。足早に通り過ぎる雲間からフラッシュのように射す日差しに、山々の新緑が輝いています。田んぼにも水が入ってきました。
 大型連休も終わり、春が進んでいます。色とりどりの緑に、山々が覆われています。 
 先日は、早朝に家から見える山々に霧のような雲がかかっていました。「シルバ」と呼ばれる層雲の一種です。この時期、ブナなどが一斉に芽吹き、盛んに新葉が蒸散活動をするので、空気中の水分が多くなって、芽吹いた森の上だけ霧のような雲ができるのです。
 樹木の生命力を感じるひとときです。 
   
 例年よりかなり少雪だったはずなのに、山々の雪解けが遅れています。連休に近くの山に入りましたが、まだ一面厚い雪です。いつもなら通れる道も、まだまだ多くの残雪が残っていました。
 気象庁の津南原観測所の4月の気温を見ると、最高気温の平均が平年より 1度以上も低くなっていました。異常なほど暖かかった2月、3月とは対照的です。
   
  それでも春は大忙しで、草木の芽吹きを急いでいます。梢でも林床でも、慌ただしくいろいろな生き物が待ちかねた春を謳歌しています。  
オオバキスミレ
 
キクザキイチゲ
 
 ブナ

アカシデ
 
オオカメノキ
 
雪割草
 
キビタキ
 
カタクリ
 
イタヤカエデ
 
ギフチョウ
 
ミズナラ
 
ホオジロ

ホオノキ 
 
オニグルミ
 今年のジオパークとかかわる調査が始まりました。連休中に栄村の千曲川の河原で、羽化したてのサナエトンボを見つけました。調べて見ると、苗場山麓では初記録となるヒメサナエでした。羽化殻も見つけました。
 身近な自然でも、まだまだ分からないことだらけです。今年は、どんな生き物に出会えるでしょうか。 
 
初記録となるヒメサナエ
 
ヒメサナエ羽化殻
 
水に浮かぶ町!(6月5日) 
 先週で、ほぼ里地の田植えが一段落したようです。
今、小高い場所から津南の町を見下ろすと、1枚1枚の田に水が張られ、まるで津南の町が水に浮かんでいるようです。私の好きな季節です。 
   
  津南高原では、いろいろな野菜の植え付けが始まりました。名物のアスパラガスの収穫も盛りとなっています。お陰様で、毎日のように我が家に知り合いの農家からアスパラガスが届いています。早速ゆでていただくと、その甘さにびっくりです。    
  標高の高い山々の棚田でも、田植えが盛りです。遠くに残雪の残る苗場山や鳥甲山を望みながらの天空の田植えです。  
右側に鳥甲の山々、左には苗場山が見えます。
 
苗場山の平らな山頂が、とてもよく見えます。
  野辺の草花もいつしか季節が変わっています。
ノアザミの群落に出会いました。蕾から花への移ろいにも不思議な変化があります。
   
  よく見ると開花前の蕾には、ひまわりの種の並びと同じような模様が。中心から外側にらせん状に決まり正しく小さな花の蕾が並んでいます。
 フェボナッチ数と言うのでしょうか、幾何学的で規則的な模様です。12世紀から13世紀にかけてイタリアで活躍した数学者のフェボナッチがその法則性を研究したのだそうです。
 自然の見事さ、不思議さに改めて驚きます。
   
 
 梅雨寒!(6月23日) 
  例年よりも早く、今年は6月8日に梅雨に入りました。
5月末の異常とも思える猛暑。この津南でも30℃近くまで上がりましたが、このところは、部屋の窓を閉めるほどの梅雨寒が続いています。
 我が家の梅の実も大きくなりました。まさにその頃に降る雨、梅雨です。そろそろ収穫の時期です。
 
   
 我が家の庭では、いろいろなアジサイが咲き出しました。これからどんどん色が変わっていきます。本当によく雨に似合う花です。
 アジサイは日本原産のようですね。雨の多い日本の風土によく似合っているのでしょう。これからは、津南の山々でも、エゾアジサイが咲き始めます。そのブルーの花色は、薄暗い雨の森で、息を飲むような美しさです。 
 アジサイの片隅では、ドクダミも咲いていました。その白い楚々とした花も、雨に似合います。
 ブドウの葉の上では、アマガエルたちが休んでいます。これまた、雨がよく似合います。
   
  22日は夏至。今年もまもなく半分が過ぎてしまいます。15日頃からゲンジボタルが出ています。
 婿さんを連れて、この津南で暮らすことにした娘夫婦。彼女たちを誘って近所までホタルを見に行きました。 子どもの頃はよく娘たちを連れていったのですが、何年ぶりでしょうか?
 何も街灯のない小川の暗闇の中にホタルが飛び交います。以前よりめっきり数は少なくなりましたが、闇の中に白い光が浮かび上がります。
 風が夏の香を運んできました。娘がぽつりと、「この匂いが嗅ぎたくて津南に戻ってきた。」とつぶやきました。静かな時間が過ぎていきました。 
   
 ”お父さんの森”では、ギフチョウの幼虫が大きく育っていました。もう終齢でしょうか。辺り一面のカンアオイを食べ尽くして、大きな群落がなくなってしまいました。 これから落ち葉の下に潜り、蛹になります。そして来年の早春まで、長い眠りにつくのです。無事に蝶に!
 それにしても、今年もカンアオイの大きな群落がいくつも食べ尽くされてしまいました。ギフチョウも考えたもんで、群落の大きさに応じて、産み付ける卵の数を変えているようです。
 調べて見ると、小さな群落には7〜8個ぐらい。1uを超える大きな群落では、20個を超える卵を産み付けてある場所もありました。
   
 ”お父さんの森”に、以前からニホンリスが来ています。よくクルミを割った食べ殻落ちています。そこで今年は餌代を作って、クルミを置いてみました。しばらくリスは来ていませんでしたが、2週間ほど経って行ってみると、30個置いておいたクルミが全てなくなっていました。
 そこでセンサーカメラを1週間設置してみました。残念ながら、前回クルミを食べ尽くしてから日が経っていたためか、この1週間ではリスは来ませんでした。しかし、キビタキやシジュウカラが餌代にやって来ていました。感激! 
   
梅雨空続く!(7月19日)  
 梅雨空が続いています。連日、どんよりと曇り、時折雨が降ったりやんだり。例年よりも日照時間がかなり短くなっているようです。
 そのためか、セミの出現も遅れたようです。ニイニイゼミは、7月7日になって、ようやく鳴き声を聞きました。ヒグラシも、なかなか鳴き声が聞かれなかったのですが、ようやく7月15日の夕方に聞くことができました。でも、数は少ないようです。
 一方、アブラゼミが、15日の朝に我が家の玄関にひっくり返っていました。動けないでいたのでしょう。元に戻すと、元気に飛び立っていました。 
 
 泥をまとったニイニイゼミの羽化殻(7/7)
 
玄関にいたアブラゼミ(7/15)
 山々では、今年もエゾアジサイが満開です。薄暗い森の中で、深い青色が森の静寂を一層引き立たせています。 
 庭の葉っぱには、雨粒が乗っかって、芸術的です。
葉の表面の細かな毛が、水玉を造っているのです。

 雨の日も、よく見ると身の回りにも楽しい景色があります。
   
 どこからともなく、我が家の植木置場にハグロトンボがやって来ました。もうそんな季節なんですね。
 梅雨明けが、待ち遠しいこの頃です。

 梅雨空の晴れ間をぬって、草刈り作業に出かけます。津南高原では、加工用のトマトが広い畑にぐんぐん育っていました。トマトジュースになるのかな?地這いで育てるトマトです。 
   
 今年調べている湿地にも行ってきました。この地域では珍しくなったカキランがきれいに咲いていました。
 食虫植物のモウセンゴケも白い花を咲かせていました。5mmほどの小さな花です。
 トンボも、夏のトンボが出始めましたが、みんな暑い夏を待っているようです。
 ちなみに、今年はミヤマクワガタの当たり年だとか。晴れた日の朝早く、森に行ってみましょう。 
   
 
 夏本番!(7月31日) 
  24日に梅雨が明け、本格的な夏がやって来ました。
 先日、苗場山に登ってきました。いつもは小赤沢から登るのですが、今回は祓川ルートから登り、頂上の山小屋で一泊しました。
 祓川ルートから登るのは、なんと高校生以来です。40数年も昔のことになります。その頃はまだ和田小屋は、深いブナの森の中にあったことを覚えています。今ではすっかり変わり、スキー場の中にある大きな山小屋になっていました。
 
   
 天気予報では、全国的に雨で、かなり降られることを覚悟して登ったのですが、なんと二日間とも、雨具を出さずに済みました。
 相変わらず、苗場山は素敵です。何度登っても、最後の急登を登り切ったあとに急に視界が開ける広大な山頂は、感動です。
 今回は、7月末ということもあり、様々な花に出会うことができました。
   
 かつて山登りに夢中になっていた頃のことを思い出しました。 重い荷物にあえぎながら、北アルプスの縦走路で出会った様々な花たちに、まだ会いたいなと思いました。今度はゆっくりと写真でも撮りながら。  
ハクサンフウロ
 
ヒロハウスユキソウ
 
  過ぎゆく夏!(8月19日)
  お盆が終わり、息子夫婦も帰っていきました。
 また静かな我が家に戻りました。
  それにしても暑い夏でした。ちょうどお盆の頃は、日本海に入った台風の影響もあって、フェーン現象となりました。ここ津南も35℃近くまで気温が上昇しました。
 今日は、これから雨が降るのか、涼しい風が窓から入ってきています。田んぼも畑も雨をほしがっています。
 田んぼの稲は、穂が出て、実が入り始めました。早起きすると、稲の葉の先々に真珠のような露が結んでいます。夜の間に稲がどんどん水を吸い上げているのでしょう。
   
 ふと我が家の池のそばの壁を見ると、シオカラトンボが羽化していました。「おいおい、ゆっくりだねえ。もう夏が終わってしまうよ!」
 ハグロトンボもやって来ました。池の畔の草に止まって、一服です。
  
   
  オモダカの葉には、オンブバッタがもう大きくなっていました。
 アマガエルものんびりしています。
 平和な朝の池の畔です。
   
 今年は梅雨明け後、ほとんど雨が降らず、暑い毎日が続きました。隠れた穴場の「なじょもん」のひまわり畑も8月はじめには、見頃となってしまいました。例年だと、有名になった沖ノ原のひまわり畑が終了する頃に満開となるのですが、今年は天気がよすぎました。

 あっ、雨が降ってきたようです。土がたっぷりと雨を吸い込むほど降ってほしいところです。
 ようやく暑さが一段落して、秋に近付いていくのでしょうか。 
   
     
 秋が来た!(9月21日)
 今週に入って、一気に気温が下がりました。外の寒暖計は、一昨日の朝が16℃、昨日の朝が13℃まで下がっていました。
 夜は、窓を閉め、毛布を引っ張り出して寝ています。
気温の変化が、このところ極端な気がします。
 家の周りのツバメは、9月9日が終認となりました。今頃は、大きな群れになって南の国への帰りを急いでいることでしょう。
 

川の展望台から
 
稲刈りを待つ外丸の田んぼ
 稲刈りが始まっています。この連休はピークとなりそうですが、天気が心配です。今年の実り具合は、「やや良」と言うことですが、おいしいお米が取れるといいですね。   
きれいに実った正面ヶ原
 
稲刈りが始まりました。
 山の池にも秋がやって来ています。ギンヤンマなど夏のトンボに変わって、オオルリボシヤンマやアオイトトンボなどがたくさん見られるようになってきました。
 何頭ものオオルリボシヤンマが入り乱れて空中戦をし、雌を奪い合っています。 
 
2匹のオスがメスを奪い合う。
 
集団で産卵するアオイトトンボ
  池の畔の湿地では、アケボノソウが満開です。とても清楚なその花は、秋の冷気を感じさせます。
 これから一雨ごとに気温が下がっていきます。
   
台風19号!(10月15日)
 東日本各地に大被害をもたらした台風19号。千曲川流域で想像以上の被害が出ましたが、その下流域に当たる津南町の信濃川流域でも近年にない大きな被害が出ました。河川沿いの住宅の浸水、水田の浸水、堤防の破損など、自然の猛威にさらされました。
 被害に遭われた大勢の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 私の住む集落でも、越流による水田の冠水や耕土の流出、土砂による排水路の閉塞など、大変な状況になってしまいました。 
 
増水した信濃川(10月13日)
 
奥の信濃川から水田に入り込む濁流(10月13日)
 
信濃川本流から耕作地帯にどんどん濁流が
流れ込む。(10月13日)
 
右が信濃川。左が冠水した水田(10月13日)
 
左の住宅地のすぐ脇まで水が迫る(10月13日)
 水が引いてみると、被害の大きさがどんどん明らかに!  
大量の土砂が入り込んだ水田。手前の排水路は、出口が土砂で塞がれてしまった。
 
大きくえぐられた堤防。かろうじて決壊を免れた。
 信濃川流域だけでなく、大量の雨で山の中でも各所で土砂崩れなどが発生しました。12日一日の降水量は、津南原の観測所の値では、192.5mmに達していました。   
大きく崩れた山道の路肩
 
土砂崩れにより通れなくなった山道
 
 苗場山、初冠雪!(11月04日)
 台風19号以来、ガイドを頼まれていた秋山郷のツアーがいくつもキャンセルになりました。秋山郷最奥の切明から志賀高原に抜ける道が土砂崩れで通行止め。せっかくの紅葉シーズンというのに残念でした。
 しかし、今年の紅葉は、10月にとても暖かかったことと、雨がちな天気の影響であまりきれいになりませんでした。10日程度も紅葉が遅れるとともに、特にモミジの紅葉は赤くならずに散ってしまいました。 
 
蛇淵の滝
 
布岩山
 弱い冬型となった11月3日夕方から4日にかけて、ようやく苗場山、鳥甲山、そして霧ノ塔に初冠雪がありました。例年よりも2週間も遅い初冠雪です。
 5日にツアー客を案内して秋山郷に入ると、徐々に空が晴れ、雪を被った苗場山が見えてきました。紅葉が今一つとは言え、紅葉と初雪の苗場山、なかなか出会える光景ではありません。
 
 
ようやく雲が上がり、苗場山が見えてきました。
 
初冠雪の苗場山
  我が家の畑でも秋野菜の収穫を迎えています。婆ちゃんが、せっせと収穫し、家の中に運び込んでいます。冬ごもりの準備です。
 家の周りの冬囲いも急がなければなりません。
 8日朝、娘が窓を開けると、「雪の匂いがする!」と言っていました。いよいよ冬がすぐそこまで来ています。 
   
 
 深まる秋!(11月18日) 
 この時期の晴れの日は貴重です。山々の雪と追いかけごっこで冬の準備です。’お父さんの森’の木々にウサギ除けを大急ぎで巻き付けます。
 
   
  透過光で見ると、紅葉・黄葉した木々の葉がとてもきれいです。    
  シラネアオイの種ができていました。風に飛ばされて、また新しい芽が出るかな。とても楽しみです。    
 リスも一生懸命にクルミを食べて、冬の栄養をつけているようです。取り切れなかった実が残ったクルミを見つけました。
 
 今年も何度この森に来たでしょう。ホオノキの枯れ葉が、思いもかけないくらい大きな音を立てて散っていきます。
 まもなく森は静寂の季節を迎えます。 
   
 
初霜の朝!(11月22日) 
 早朝に目が覚めました。窓を開けると、薄明るくなった外は霧!意を決して布団から出て、外に出てみます。初霜です。
 霧の中を川の展望台に向かいます。
 思った通り、霧を通り抜けて上空は快晴です。
眼下のまだ眠る町は、雲海の中。ゆっくりと明るさが増し、空が焼けていきます。荘厳な朝です。 
   
     
    日が昇るにつれて、霧が波立って、消えていきます。
遙か眼下の中津川が朝日に輝いています。
 
  小鳥たちの群れがやって来ました。エナガにシジュウカラなど、カラ類の混群です。メジロも一緒でした。
 今日は1日天気がもちそうです。やり残した冬囲いを急がなくっちゃ!
   
 雪がきた!(11月30日)
  ついに28日、雪が舞いました。しかし、その日は積もらず。
 よく29日の午後から霙が雪に変わってきました。夜が明けると、一面に雪が積もっていました。今季初の積雪です。5cm以上はあるでしょうか。いよいよ来た!という感じです。

 翌12月1日は、貴重な晴れ!それと引き換えに、今季一番の冷え込みとなり、初氷が張りました。田んぼには、氷に閉じ込められた空気が、不思議な模様を作りだしています。
   
  墓地では、六地蔵さんが夜明けの中で、静かに佇んでいました。

 11月30日に降った雪は根雪にならずに消えました。
 12月2日、天気予報では、夜半から雪マークが出ています。日中、低い空に虹が出ていました。この時期に、「信濃川を虹が渡ると雪になる」と言う言い伝えがあります。
「今日の空、時雨の虹のありどころ 雪翠」
 今年もあとわずかです。
   
 
 霜の朝!(12月16日)
 12月に入り、何度が雪は降ったのですが、そのたびに消えて、まだ根雪になっていません。11月以上に天気のいい日が続いています。こんな年はとても珍しいのです。
 今日も快晴!一面、霜の朝です。 
   
 厚着をして、外に飛び出します。手袋をしていても手が冷たいです。例年なら、すでに雪のお布団を被って暖まっている畑の野菜や草たちも、今年は凍えています。
 その代わり、とても素敵なものが見られます。
そうです。霜の世界!目を近付けてみると、とっても素敵な氷の世界が広がっています。 
   
     
  朝日が昇るまでの、儚い一期一会の芸術です。    
 皆様、どうぞよいお年を!(12月29 日)
 なかなか雪が降らず、この時期にしては珍しい好天の日があります。春から続けている調査の補足のため、21日に上ノ原の天池周辺に行ってきました。例年ならもう1m以上の積雪で、とてもいけないのですが、今年は約1000mのこの場所も、まだほとんど雪がありません。
 しかし、鳥甲の山々の上の方は、昨晩の雨が雪に変わったようで、砂糖を振りかけたように木々が白く輝いています。赤倉山の赤黒い岩壁が大迫力で迫ってきました。 
 
鳥甲連山
 
   赤倉山
  天池に向かう途中、見事なヤマドリのオスがのんびり道路に出てひなたぼっこ。なかなか逃げようとしません。    
  天池とその奥の池周辺にも雪はほとんどありません。冬枯れの中、池越しに鳥甲の山々が凛として立っていました。    
 昨日降雪がありましたが、まだまだスキー場が安心するほどの雪の量にはなりません。我が家の周りも、これで根雪になるかどうかといったところです。
 全国で災害の多い1年でした。津南町でも台風19号の際には、大雨による増水のため、信濃川沿いの人家や田畑が水に浸かるなど、 大きな被害がありました。
 となりの長野県では、まだまだ復興途中の所も多いかと思います。少しでもよいお年を迎えられますようにお祈り申し上げます。
 皆様、どうぞよいお年を!