八尾市立埋蔵文化財調査センター
発掘情報
平成24(2012)年度
奈良時代のムラ跡を発見!
古墳時代後期(6C)〜鎌倉時代(13C)の居住域を確認
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久宝寺遺跡(きゅうほうじいせき)<第87次調査>
龍華町(りゅうげちょう)一丁目
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久宝寺遺跡は八尾市の西部に位置する縄文時代後期(前20C)から鎌倉時代(13C)に至る複合遺跡です。
調査では、古墳時代後期(6C)、奈良時代(8C)、平安時代後期(11C)、鎌倉時代(13C)の遺構・遺物が発見されました。
古墳時代後期では、調査区全体に厚く堆積する砂層が見つかりました。砂層内からは完形の土器が出土しています。奈良時代では溝から生活に使用されていた土器が出土しました。馬の歯の一部が出土しています。詳細な状況はわかりませんが、何らかの祭祀的な意味を持つ遺物ではないかと思われます。また平安時代では生活域に関連する土坑・溝等が見つかり、鎌倉時代では耕作に関連する溝が見つかりました。
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奈良時代前(8C)の土器が出土したようす
奈良時代(8C)の溝から馬の歯が出土したようす
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