八尾市立埋蔵文化財調査センター
発掘情報
平成２５（２０１３）年度
河川跡に成立した弥生時代後期のムラ跡を発見！
弥生時代後期から平安時代後期の居住域を確認
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成法寺遺跡（じょうほうじいせき）＜第２８次調査＞
高美町（たかみちょう)一丁目
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成法寺遺跡は、八尾市のほぼ中央部に位置する弥生時代中期前葉(前２C)から室町時代(１５C)に至る複合遺跡です。
調査では、調査地の東部から弥生時代後期後半(２C)、古墳時代中期(５C)、奈良時代(８C)、平安時代後期(１１〜１２C)の遺構・遺物が見つかりました。弥生時代後期の遺構・遺物は後期後半が中心です。調査地点を含む一帯は、弥生時代前期から後期前半にかけての主要河川であった「東郷分流路」と名付けられた流路部分にあたります。この河川が完全に埋没した後期前半以降、この付近が居住域として利用されていたことを示しています。
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弥生時代後期(２Ｃ)の土器が出土した土坑
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