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2008/09/30



 分かりにくい場所で分かりにくい事を・・・


  初めて来るという方の2人に1人くらいは、当院まで一度で辿り着けず、途中で
  「場所が分かりません」と電話をかけてきます。また、その内の3人に1人は、
  それでも辿り着けず、道に迷って再び電話をかけてきます。そんな時は、その
  場所を確認し、こちらから迎えに行きます(緊急出動!)。


  「わざわざスミマセン」と頭を下げられますが、「いえいえ、こちらこそ、こんなに
  分かりにくいところでスミマセン」と逆に頭を下げています(^^;。


  私の施術は、一般的なカイロプラクティック(または整体)のイメージとはだいぶ
  かけ離れていて、見ているだけでは99%の方が何をやっているのか分からない
  だろうと思います。今は施術を受ける多くの方に効果を体感して頂けるようには
  なりましたが、それでもいまだに10人に1人くらいの割合でしょうか、「ぜんぜん
  分かりません」と言われる方も、やっぱりいます。


  まぁどんな施術でもそう思う人はいるでしょうし、そう感じる人がいても不思議は
  ないなぁという施術法なので、そうしたこともある程度覚悟はしていますから、
  このスタイルを変えるつもりは今のところありません(というか変えられません)。


  中には「場所も分かりにくいし施術もさっぱり分からんぞっ!!」と思う方だって
  いるかもしれません。そう思ったあなた、ゴメンナサイ。それでも、そんなあなた
  の身体の中でも、良い変化がきっと起こっているはずなのです。


  それでなければ、いくら私だって、こんなに分かりにくい場所で、分からないと
  思われそうな事を、8年間も続けられるはずなどないでしょう。





2008/09/27



 子供の首の痛み


  先日秋分の日の朝、一番に起きた三男(16か月)は、一人で遊んでいました。
  機嫌よく一人遊びをしていたようだったのでしばらくほっておいたのですが、
  そのうち飽きたのか、ぐずりはじめました。すると、だんだん激しく泣きはじめ、
  ちょっと様子がおかしくなってきました。


  妻があやすと泣きやみ、その後起きて居間へ下りた時は機嫌も良さそうだった
  のですが、食欲があまりなく、食べ物を口の中でいつまでもモグモグしていて
  飲み込もうとしませんでした。なんかおかしい、と思ってよくよく観察してみると、
  首を右に向ける時の感じがいつもと違うように見えました。


  首が変だなぁと頚部の後ろ側を触ってみたのですが、特に問題はなさそう。
  食事を終えて遊ばせていると、やっぱり首の動きがおかしいし、すぐに泣く。
  今度は首の前の方を触ってみると、耳の下あたりから前頚部(胸鎖乳突筋)に
  かけて緊張があり、押すと痛がる。やっぱり首が痛いようでした。


  元気はなくて、多少熱っぽい(最高で37度7分)。場所的にはリンパもあるし、
  感染か、もしかして「おたふく」の前兆かな、とも思い、様子を見ていました。
  三男はまだしゃべれないので、こういう時は困りますね。


  その他の症状としては、眠そうだった時に抱っこをしていると、縦に抱いている
  時はおとなしくしているのですが、横向きに抱くと、頭を支えていても泣き出し、
  目を覚ましました。寝かしておくと、首を少し動かしただけで、すぐに大泣き。
  横になると痛むのは、酷い頚椎症の時によくある症状だったりするのですが・・。
  あとは、食べ物を飲み込みにくそうなこと。のどの炎症もあったのでしょうか?


  半日ほどそんな状態で、首は朝よりも午後の方が悪そうに見えました。夕方は
  もう見るからに弱々しくて、少し心配になるほどでした。しかし、夕方を過ぎると、
  突如元気になり、首は少し痛そうでしたが、活発に遊びだして、ニコニコしながら
  ソファーにダイブしていましたが、平気そうでした。


  翌日はケロッとしていましたが、おたふくのことも心配でしたし、他の感染症も
  気になったので、小児科を受診させました。まずはっきりしたことは、「おたふく
  ではない」「のどが少し赤い」ということで、その他の可能性としては、「川崎病」
  で首の痛みが前駆症状として出ることがあるので、三日以内に高い熱が出たら
  要注意、ということでした。寝違いについては、そうかもしれない、といった表現
  に留められたそうです。


  ひとまず三日たったわけですが、首の痛みは全くなさそうで、今のところ高熱も
  ありません。とりあえず「川崎病」の可能性は低くなったかなと思っていますが、
  そんな可能性があるということをしり、少し勉強になりました。たぶん「寝違い」
  だったのだろうと思いますが、首の痛みは翌々日には全くなさそうでしたから、
  これは、さすが子供!といったところでしょうね。


  今日は少し長くなりましたが、何かの参考になれば・・・。





2008/09/24



 ばかの一つ覚え


  池袋へ行く月曜日は、昼はたいがい「大勝軒」のつけ麺(もりそば)を食べます。
  大勝軒へ行くようになる前は近くのカレー屋さんの「スリランカ風スープカレー」
  専門だったのですが、そのカレー屋さんがなくなってからは、もう大勝軒一筋に
  なっています。学校は池袋の駅前なので、おいしいお店は他にもたくさんある
  とは思うのですが・・・。


  こうした傾向は昔からで、私は一度気に入るといつまでも同じものを食べ続ける
  タイプで、整形外科に勤めていた時は、隣にあった蕎麦屋のかつ丼を週五回は
  食べるという生活を、二年くらい続けたこともありました(確か朝はコーンフレーク
  ばっかりだったような・・・)。ほんとにもう、「ばかの一つ覚え」なんです。


  仕事に関しても同様で、施術はもう何年も同じことの繰り返しですし、仙腸関節
  に関しても、相変わらず飽きもせずに考え続けています。


  味も施術法も、絶対的な評価をするのはなかなか難しいものですが、相対的な
  評価基準を設けるためには、ばかの一つ覚えも少しは役に立つかもしれません
  (味の基準が「ラーメン屋」というのも微妙だけどね)。いずれにせよ、続けられる
  ということは、満足しているということでもあるのでしょうね。


  そんなばかも、なんとか無事に開業から8度目の秋を迎えることができました。





2008/09/20



 台風のおかげで・・・


  今日は子供達が通う小学校の運動会の予定でした。しかし台風13号の接近が
  予想されていたので、昨日延期が決定され、明日に変更になりました。


  幼稚園の運動会は必ず参加していた私ですが、小学校の運動会にはこれまで
  (五年間)参加したことがありません。というのも、最近の小学校では運動会は
  土曜日に行われるのが一般的なようで、私のように土曜日も働いている親には
  参加が難しいという事情があります。


  それをいい口実にして、これまで運動会には行ったことがないのですが、台風の
  おかげで明日は初めての参加になりそうです。正直全く行くつもりなどなかった
  から、どちらかというと、うれしくない・・・。ま、でもこんな時でないと行くことも
  ないでしょうから、気持ちを切り替えて(あきらめて)、張り切って参加すっかな。


  さて、秋の大運動会の季節です。子供の前でいいかっこをしようと、運動不足の
  身体で無茶をすると怪我をしますから、張り切るのも程々にしましょう。(ハイ。)





2008/09/16



 PAACのセミナーへ


  14、15日は、所属するPAAC(パシフィックアジア・カイロプラクティック協会)
  セミナーでした。毎年9月のこの連休はPAACセミナーと決まっているのですが、
  セミナーの意味が良く分からない子供たちからは、毎回ブーブー言われながら
  家を出ることになります(笑)。


  今回は、14日が小柳公譽先生による「SOTにおける初診時のチェック事項」、
  翌15日は栗原修先生の「筋連鎖とその応用」と題したセミナーが、それぞれ
  行われました。


  小柳先生のセミナーは、カルテ、病歴の取り方と、問診時の心得に関する内容
  でした。こと病歴に関しては、各器官ごとの調査項目がずらりと並び、その項目
  全てをきちんと尋ねたら2時間以上かかるだろうという詳細なものでした。また、
  その病歴を取る際の心得については、それだけでも相当なトレーニング期間が
  必要だろうと思われる内容でした。


  これらをマスターするためにはただそのマニュアルを暗記しただけではダメで、
  その意味が理解でき、かつ即座にその患者さんの置かれた状況を判断できる
  だけの知識が要求されます。このセミナーは、それくらいの知識がない者は、
  カイロをする資格はないんだよ、というメッセージを含んでいるように思えます。


  二日目は栗原先生の「筋連鎖とその応用」。筋、筋膜、骨等の構造的な連なり
  という概念(筋連鎖)にAKをミックスさせた内容でした。カイロのセミナーも色々
  ありますが、即臨床応用可能なものは案外少なかったりします。その点では、
  このセミナーは非常に臨床的で、AKを初めて経験する若手にとっては刺激的な
  セミナーだったのではないでしょうか。デモンストレーションも良かったです。


  久しぶりのセミナーでしたが、二日間とも大変勉強になるものでした。
  このセミナーでしか顔を合わせない方も多いのですが、そんな再会も、毎年の
  楽しみの一つになっています。(みんな元気そうで、よかったよかった。)





2008/09/09



 場の中の私


  10月に行われる徒手医学会での研究発表に使うパワーポイントを、そろそろ
  作り始めなければなりません。で、あまりパワーポイントが得意でない私は、
  他の人のを参考にして作ろうと、以前出席した学会のビデオを見ていました。


  何気なく質疑応答の部分を見ていたら、質問しているある先生の向こう側に、
  ぼけ〜と座っている自分の姿を見つけました。まったく撮られている意識もなく、
  それを見つけた私自身も、自分が映っているとは思っていなかったので、完全に
  「素」の状態の自分を偶然見てしまった、といった不思議な感覚でした。


  自分のこうした姿を見ることは、あまりありません。鏡を見る時には、はじめから
  自分を見るつもりで見るわけですし、ホームビデオなどでも、映されているのを
  自覚していることがほとんどですから、そこに映る自分の姿を見たときにも、特に
  違和感は感じないものです。


  それが今回は、画面の中の自分自身が、何か異質なもののように、その「場」に
  存在している、という強い違和感を覚えたのです。生まれてはじめて自分自身を
  客観的に見たような感覚にとらわれました。それはまぎれもなく、「場」の中に
  いる「私」でした。


  それ以来、「場」に対する認識が、少し変わろうとしています。
  来月開催される「場の研究所」のイベント「場のアーツコミュニケーション」での
  ワークショップには、映像のセクションも用意されているようなので、今回そこで
  どのような表現がなされるのか、とても興味のあるところです。


  それはそうと、早いとこパワーポイントを作ってしまわないと、あとで大変なことに
  なりそうです。(たぶんそうなるでしょう。)





2008/09/02



 イロイロあります・・・


  少し間が空いてしまいました。。この10日間ほどの間には、書ききれないほど
  いろんなことがありました。これを書くためのネタには困らない10日間でしたが、
  いかんせん時間が取れずに、結局10日ぶりの更新になってしまいました。


  生きていればいろんなことがありますし、いろんなことがあるというそのことが、
  「生きている」ということの証なのかもしれませんが、様々な感情が交錯した、
  心身ともに忙しい毎日でした(悪いことばっかり、ではないんですよ)。


  イロイロあると言えば、今月以降は、日曜日の予定がイロイロと入ってきます。
  今月は所属するパシフィック・アジア・カイロプラクティック協会(PAAC)主催の
  国際セミナー、来月は徒手医学会と「場の研究所」のイベント「場のアーツ」、
  11月にはPAAC日曜セミナーの講師と徒手医学会名古屋支部での勉強会、
  などなど。


  この10日の間にあったイロイロの中には現在進行形のものもありますし、今後
  は日曜日がつぶれることも多くなるので、これからしばらくは、また慌ただしい
  日々が続きそうです。ま、イロイロあるからこそ人生、ですかね。




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