ふるさと散策   高 島
 無人島☆高島/探検記 A


   300m地点を行く

  

   山道を遮断する倒木に戸惑う探検者?   
 
 さすが帝国陸軍と?感嘆した石垣      山水を誘導する水路

       
  600m地点

 練兵場跡

  

        
 砲台跡

  
 砲台跡:2箇所あるうちの一つ
 コンクリートを張った円形の敷地に雨水がたまり、蜻蛉の絶好の棲みかと
 なっているようです。

        

   弾薬庫跡<1>

 

       

  

   弾薬庫跡<2>

 
フラッシュモードで撮影〜弾薬を昨日運び出したかと思われるほど壁は美しい。

      

   目を引く樹幹の齧り痕

  
                      木耳?発見

 高島は殆んど手付かずの自然が残されているため特徴ある動物相が見られる
 そうです。ここにはタイワンリスが生息しているらしく、かって(昭和20年以降)高
 島の観光目的に放し飼いされたとのことです。イヌビワ、ヤブツバキ、タブノキな
 どの幹に彼らによって深く刻まれた螺旋状の食痕は珍しい光景です。

       
   1200m地点

      ビロウ
 

 ビロウ(ヤシ科)樹発見/山道から少し横道下ると2本、再び山道の戻り
 少し上って反対側に1本発見しました。
  →常緑の高木・県内分布は豊後水道域だけ

  ビロウ樹の向こうに見える照葉樹林の緑が美しい。

 高島の暖地植物

高島、関崎地域は、豊後水道の西側に位置し、熱帯、亜熱帯の南海から太平洋岸を
北上する日本海流(黒潮)の分流が流入していて、海水の温度は高く、海流によっ
て分布を広めたとされる多くの暖地植物が繁茂しています。そのうち、県内でこの
地域を境界として南東部の豊後水域だけに生育している暖地植物は16種。
              (大分県企画振興部/自然ガイドブック)

        
   1500m地点

 全島照葉樹林に覆われた植生景観

  優れた植生景観のスダジイ林

  高島には植物分布からも北限とされる種を含む豊富な照葉樹林が島の殆んどを
 覆っています。海岸近くの斜面や風当たりの強い岩場には、低木のマサキ群落
 やシャリンバイ群落、海岸斜面の土壌の堆積したところにはハマビワ林が発達
 しています。さんぷくのやや凹地形の土壌の堆積したところにはタブノ林、島
 内中央部の人為影響のないところにはスダジイ林が立っています。

    
  またまた弾薬庫
<3>
 



 ヌヌ? 深そうだ!  水が溜まっているので井戸と思われるが・・・・

      
  1800m地点


  まもなく島の東端へ

 展望台到着

  朽ちかけた展望台

 12時30分頃到着。眼下に速吸の瀬戸、遠くに四国の山々が広がるパノラマ
 を堪能できます。
 数年前に上陸したときには、歌手、中美幸の歌う 「豊後水道」の木製の歌碑が
 立っていましたが、風に吹き飛ばされたようで、見当たりませんでした。
 私たちは、ここで弁当を広げました。

    ? おもしろいコブを持つ木々

 

     ? 何層にも重なる石

  
                 これは石垣ではありません。

  海食崖/ノッチ/波食台/スタックが一度に見られる海食地形

    

  海食崖(写真左にそびえる崖)
 高島の周囲は全島で海食崖(かいしょくがい)がみられる。高島南岸と東部
 の白滝島、フナマ島では特に顕著で、白滝島北岸には比高50mに達する
 海食崖が見られる。 

  ノッチ(海食崖の基部〜少し黒ずんで見えるところ)
 ノッチは海食作用が最大になる海食崖の基部に発達し、それにより海食
 崖の後退を促がす地形である。基本的にはノッチは中等潮位を示し、高
 島でも海食崖、スタックなどの基部に見られる。

  波食台(写真キノコのような岩の背後に低く這った台地)
 波食台は海食によって山地部が削られ、その名残が海面上に現れる部
 分もある。海面下の波食台は高島を取り巻いていると思われる。
                      
  スタック(写真波食台の背後に見える小さな山の部分)
 スタックは陸地が海食により本体と切り離された、いわゆる離れ岩である。

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