高 島 |
無人島☆高島 /探検記 @ |
3月25日(2008年)午前10時
Ayako、Nyaringo、Sunbirdの3人の乗った船は幸の浦漁港を出航した。
ふりかえる
遠ざかる幸の浦
佐賀関町のシンボル巨大煙突 天文台/関崎海星館
すすむ
近づいてくる高島
島の周囲に多く分布する海食洞と海食洞門
多彩な海食地形 高島の自然景観の特徴は、多彩な海食地形が海岸のいたる
ところに見られることと、島全体をうっそうと覆う自然林が発達しているこ
とです。
海岸部では石灰質片岩の海食崖、離れ岩、波食台、海食洞などの海食地形や
岩塊の浜、砂礫浜などの堆積地形が見られます。
船はここから、島の裏側のウミネコが観察できる高島本島東端の離島群へ
フナマ島の千畳敷式の畳岩
左から白滝島、フナマ島、アシカ島
波食台:波食台は山地部が削られ、その名残が海底部に見られるものです。
高島南端のカンノベ一帯は低位波食台の発達がよく、高位波食台はフナマ島
とアシカ島で見られる。フナマ島のものは千畳敷式の畳岩と呼ばれています。
豊後水道が誇る絶景
本島東端に接近している離れ島の白滝島、フナマ島、アシカ島の海上からの
景観はすばらしく、まさに豊後水道の絶景です。
↓フナマ島から関崎岬を望む
フナマ島
ぼんやり見える 巨大煙突・関崎海星館・灯台
アシカ島
スタック:スタックは陸地が海食により本体と切り離された、いわゆる離れ
岩です。アシカ島はこの典型であり、特に高島南部海岸に発達がよい。
ウミネコのコロニー/高島 |
高島本島の東端部及びシラタキ、フナマ、アシカの3島では、5000羽を超
えるウミネコが生息しているとされています。
ウミネコは全国的にも日本周辺の海のどこでも見られるチドリ目カモメ科
に分類される海鳥です。世界的に見たとき、繁殖地が日本列島周辺にしか
ないため、ウミネコの繁殖地は天然記念物として保護されています。
国の天然記念物に指定されている箇所は青森県八戸市蕪島 ・岩手県陸前
高田市椿島 ・宮城県女川町江島・山形県酒田市飛島・島根県大社町経島
の5箇所があります。 この高島もウミネコの重要な繁殖地で1955年に
大分県指定の天然記念物となっています。
ウミネコ
5〜6月が子育て、7月になると羽ばたきの動作を見せるようになります。
8月上旬、親鳥たちは幼鳥を岩棚に残したまま海上に去り、洋上生活を始
めます。やがて数日後、幼鳥たちも群れをなして岩棚を離れ洋上生活に入
ります。
ウミネコのコロニー
いよいよ高島本島上陸
高島船着場&夏に開放されるキャンプ場のバンガロー
高島本島船着場で下船するとバンガローが点在する300坪ほどの広場があります。
この広場を抜けると本島の尾根伝いに山道が抜けています。戦前は軍事施設が置
かれていたので、ジープが通れるほどの道幅があり、草陰に当時の舗装の跡が見
られるところがあります。
尾根を貫く山道で見かけた草花 |
ツクシキケマン(ケシ科) 多年草/草丈40-60cm/花期3-6月
ムサシアブミ Arisaemaringens ヤマアイ Mercurialis leiocarpa
多年草/草丈30〜40cm/花期3〜5月 多年草/草丈30〜40cm/花期3〜4月/
和名は昔武蔵国で作った鐙(あぶみ)に似 古い時代に藍染の原料にされたという説と、
ているところから) これを否定する説がある。
ノシランの種子
ノシラン Ophiopogon jaburan
多年草/地下茎は短い 草丈60〜80(花茎40〜80)cm/花期7〜8月
林内や林縁のいたるところを覆い緑の美しいカーテンのようです。
オオナルコユリ マメヅタ
Phkygonatum macranthum Lemmaphyllum microphyllum
小型の常緑性シダ植物/草丈・長さ1〜2cm
ハマウド Angelica japonica
大形の多年草/草丈1〜2m/花期5〜6月