大分河畔の虫たち A |
虫たちの同定や説明には誤りがあるかもしれません。
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トノサマバッタ 殿様飛蝗 Locusta migratoria
バッタ目 バッタ科の昆虫
ダイミョウバッタとも呼ばれる。体長35〜65o。前翅には茶色と白色の
まだら模様があり、後翅はクルマバッタやクルマバッタモドキなどと違
って模様がない。個体によっては色に差があり、緑色型と褐色型の2つ
のタイプがある。
きちきちの跳んで振向く余裕かな 陽鳥
クルマバッタ 車飛蝗 Gastrimargus marmoratus
バッタ目 バッタ科の昆虫。
後翅には特徴的な模様があり、飛んでいる時に車輪が回っているよう
に見えるのが和名の由来となった。
体長♂40〜45o、♀55〜60o。前翅背面部が体色と同じなのが特徴。
オンブバッタ 負飛蝗 Atractomorpha lata
バッタ目 オンブバッタ科に分類されるバッタの一種。
体長♂25o、♀42o前後。出現期 8〜12月。
メスの上にオスが乗っている姿で知られる。ショウリュウバッタを小
さくしたように見える。
津郷勇
睦まじいおんぶばつたに出会ひけり 陽鳥
セボシジョウカイ Lycocerus vitellinus
甲虫目 カブトムシ亜目 ホタル上科 ジョウカイボン科
体長 9〜11o。出現期 4〜8月。エサ:小さい虫や花の蜜。
ナナホシテントウ 七星瓢虫・七星天道虫
Coccinella septempunctata
コウチュウ目 テントウムシ科。大きさ 5〜8.6o。時期 3〜11月。
日本全土に見られる代表的なテントウムシの一種。
成虫、幼虫とも諸種のアブラムシを食べる益虫です。
ナナホシテントウの蛹
ナミテントウ 並天道虫 Harmonia axyridis
コウチュウ目 テントウムシ科
色や斑紋に変化が多く、紋のないものから19個のものまでいる。
2〜4紋型は九州方面に多く、19紋型は北海道・東北・日光地方に多い。
幼虫も成虫もアブラムシを食べる益虫。
2紋型
斑紋型
クロクシコメツキ 黒櫛米搗虫 Melanotus senilis senilis
コメツキムシ科 クシコメツキ亜科
体長10〜17o。体には微毛が目立ち光沢感はない。
トビゲラ(成虫) 飛螻蛄
トビゲラはトビゲラ目Trichoptera の昆虫すべてを指す。
ほとんどの種で翅が刺毛に覆われている。全世界で46科 12,000種以上、
日本では29科400種以上の生息が認められているそうです。
甲虫 サビキコリ Agrypnus binodulus
コウチュウ目 カブトムシ亜科 コメツキムシ科
体長 12〜16o。出現期 5〜8月。
セマダラコガネBlitopertha orientalis
コウチュウ目 コガネムシ科
体長8〜13.5o。出現期 5〜8月。別名:オリエンタルビートル。
マメコガネ豆金亀子 Popillia japonica
コウチュウ目 コガネムシ科
体長 8〜15mm。出現期 5〜10月。
昼間活動しダイズ、ブドウ、クリをはじめ多種の植物の葉を害する。
北アメリカではジャパニーズ・ビートルJapanese beetleと呼ばれる。
クロホシカメムシ(幼虫)?Phyrrhocoris sinuaticollis
カメムシ目 ホシカメムシ科
クマバチ Xylocopa appendiculata
ハチ目 コシブトハナバチ科 クマバチ亜科
体長 20〜24o。出現期 3〜10月。
ヤマトアシナガバチ Polistes japonicus
ハチ目 スズメバチ科 体長 15〜22o
♂
ニホンミツバチ日本蜜蜂 Apis cerana
ハチ目 ミツバチ科
大きさ 13o 前後。出現期 3〜11月。セイヨウミツバツより全体的に
黒っぽく腹部上部はオレンジ色にならない。
(セイヨウミツバチはオレンジ色)
セイヨウミツバチ 西洋蜜蜂 Apis mellifera
ハチ目 ミツバチ科
大きさ 13o 前後。出現期 3〜11月。茶褐色で腹部に縞模様がある。
腹部上部がオレンジ色であることで、ニホンミツバチと見分けられる。
オオスズメバチ 大雀蜂 Vespa mandarinia
ハチ目 スズメバチ科
体長:女王バチ40〜45o、働きバチ27〜38o、雄バチ27〜40o。
頭部はオレンジ色、胸部は黒色、腹部は黄色と黒色の縞模様で、
羽根は茶色。雄バチは毒針(産卵管)を持たない。
オオスズメバチ日本亜種はスズメバチ類vespa mandarinia japonica
の中で世界最大のハチである。
キバネオオベッコウ(旧名:ベッコウバチ)
Cyphononyx dorsalis ハチ目 ベッコウバチ科
体長 15〜27o。出現期 4〜10月。
コガネグモ、コアシダカグモなど、クモ類を狩って産卵し幼虫のエサに
する。自分では巣は作らず、石垣の隙間などを利用する。
キアシナガバチ黄足長蜂 Polistes rothneyi
ハチ目 スズメバチ科。 大きさ 20〜26o。時期 4〜10月。
コアシナガバチ小足長蜂 Polistes snelleni
ハチ目 スズメバチ科。体長 11〜17o。時期 4〜11月。
巣はほかのアシナガバチのものと違い、支えの柱が片側に寄っていて
巣全体が上の方に反り返っている。アオムシをとらえてその場で肉団
子をつくり巣に持ち帰って幼虫に与えます。
ハナバチ
ハナバチ(花蜂)とはハチ目ミツバチ上科の昆虫のうち幼虫の餌として
花粉や蜜を蓄えるものの総称です。
代表的なものは、ミツバチ、クマバチ、マルハナバチなどがある。
ニッポンヒゲナガハナバチ 日本髭長花蜂
Tetralonia nipponensis
ハチ目 コシブトハナバチ科。体長 15〜20o。時期 3〜5月。
現在のところ日本特産種。
ニホンチュウレンジ Arge nipponensis
ハチ目 ミフシハバチ科
体長8o。時期6−9月。別名:ニホンチュウレンジバチ
寄生:セイヨウバラ・ノイバラ・ニオイバラなど。
タカサゴツマキシャイホコ Phalera takasagoensis
シャチホコガ科
前翅長 21〜23mm 時期 8〜9月。幼虫の餌:クヌギの葉。
翅を広げたタカサゴツマキシャイホコ
前翅翅頂部の黄色斑の内側(赤矢印)は黒色に縁取られ、紅色に
ならない。腎状紋(赤丸)中心に黒点がある。後翅前縁部(青矢印)
が特に淡色となる。
⇒【 みんなで作る日本産蛾類図鑑】
ヨモギエダシャク 蓬枝尺蛾 Ascotis selenaria
鱗翅目 シャクガ科 エダシャク亜科
いわゆる尺取虫ですが、多くのシャクトリムシの体長は40o程度ですが、
このヨモギエダシャクは60o近くもあります。いろいろの樹木や花卉の
葉を食う。蛹で越冬し、年3回(5月中旬・7月上中旬・8月下〜9月上旬)
発生する。
(終齢幼虫)
アシナガキンバエ Dolichopus nitidus
ハエ目 アシナガバエ科
体長 5〜6o。キンバエと名がついているがクロバエ科のキンバエとは
全く別の仲間。似た種に翅に黒い模様があるマダラアシナガバエがい
るが本種は翅が透明である。
ハリバエの一種(ヤドリバエ科)
ハリバエの仲間はヤドリバエ科に属するように、他のムシたちに産卵し、
これらをホストとして利用する寄生性の最も進化した昆虫です。
体長15mm。
シマバエ科の一種?
ミドリイエバエ Neomyia timorensis
ハエ目 イエバエ科 体長 8〜10o。
ツマグロイナゴ Stethophyma magister
バッタ目 バッタ科 トノサマバッタ亜科
体長:♂33〜42o ♀45〜49mm。時期 7〜9月。
後脛黒色が目立つ、やや大きめのバッタ。
♂明るい黄褐色・♀枯草色。
知らんぷりする横顔の蝗かな 陽鳥
ツユムシ (3齢幼虫♂)Phaneroptera facata
バッタ目 ツユムシ科
成虫
wikipedia
成虫の大きさ 13〜15o(翅端まで29〜37o)。時期 7〜11月。
全身がきれいな淡緑色のやや小さめのキリギリスの仲間。
キク科のヨモギ、セイタカアワダチソウ、マメ科のハギ、アカツメクサ
を好んで食べる。
クロウリハムシ Aulacophora nigripennis
甲虫目 カブトムシ亜目 ハムシ科 ヒゲナガハムシ亜科
体長 6〜7o。時期 4〜9月。
頭部と胸部が赤みがかった黄色で、上翅と脚は黒い。
シオヤアブ♂ Promachus yesonicus
ハエ目 ムシヒキアブ科 シオヤアブ亜科
体長 23〜30o。時期 6〜9月。
日本昆虫最強のアサシン
普段彼らは木の枝や葉の裏でじっと獲物が通りかかるのを待ち続ける。
そして獲物となる虫が飛んでくると、こっそり背後から近寄り狙いを
定め、次の瞬間その鋭い口吻(こうふん)の文字通り一撃によって獲
物の神経節を切断、即死させるのである。この攻撃のもとでは、同じ
飛行昆虫で最強と謳われるスズメバチやオニヤンマでさえなすすべ
はないのだ。
(ピクシブ百科辞典から抜粋)
クビキリギリス Euconocephalus thunbergi
バッタ目 キリギリス科。体長 57〜65o。時期 5〜9月。
別名:クビキリギス。緑色型と褐色型がある。主に草原などで見ら
れるが、山地でも見られることがある。成虫で越冬。
クツワムシ Mecopoda niponensis
バッタ目 クツワムシ科
体長 50〜53o(翅端まで)。時期 9〜11月。
幅の広い翅を持った大きなキリギリスの仲間。褐色型と緑色型がある。
がちやがちやの告白圧しの一手かな 陽鳥
サトクダマキモドキ Holochlora japonica
バッタ目 ツユムシ科
体長(翅端まで)45〜62o。時期 8〜11月。
全身がきれいな緑色のキリギリスの仲間。木の上に棲み、よく飛ぶ。
植物の葉を食べる。前脚は緑色。近似種のヤマクダマキモドキとは
前脚(赤紫色)で見分けられる。
ツマグロオオヨコバイ Bothrogonia ferruginea
カメムシ目 ヨコバイ亜目 ヨコバイ科
最もありふれたヨコバイの一種。大きさ(羽端まで)13o前後
時期 3〜11月。黄色い体色部分に黒い斑点がありとても印象的な虫です。
危険を感じると横に歩き、すぐ葉の裏などに身を隠すことが多いのでヨ
コバイ(横這)の名がある。
ヤブキリ Tettigonia orientalis
バッタ目 キリギリス科 キリギリス亜科
体長(翅端まで)♂45〜52o ♀47〜58o。時期 6〜9月。
緑色で、背面に褐色の大きなキリギリス。前脚に多き刺を持つ。
他の虫を捕らえて食べる。
ヤブキリの幼虫?
成虫 wikipedia
ヨモギハシロケタマフシ 蓬葉白毛五倍子
ヨモギシロケフシタマバエによってオオヨモギの主に葉裏に形成され
る虫こぶ。時に葉柄や茎にも形成される。
中央部に紡錘形の幼虫室が1室あり、橙黄色の幼虫が1匹入っている。
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