オーストラリア訪問記 1996
カウラ・キャンベラ両市長訪問で 串橋 祥子
 
10月8日、予定の時間を2時間も過ぎて着いたカウラ市で、ミラーカウラ市長は友人を迎えるように親しみを込めて迎えてくれました。 

42歳の市長は、とてもきさくな人なつこい感じの男性でした。宮越市長のメッセージを手渡した後しばらく談笑し、上越市での活動を小さなことだが、とても意義のあることと評価してくれました。 

一方、10月10日に訪ねたケイトキャンベラ市首席大臣は、30〜40代の素敵な女性。忙しい時間を15分も割いて、にこやかに会ってくれました。宮越市長のメッセージにその場で目を通し、戦争記念館の特別展において、資料の展示を可能にするようにしたいとの返事をもらいました。資料の説明を聞きながら、ひとつひとつの写真を見た首席大臣は、平和友好像の天女の桜とユーカリの冠に目を止めた様子でした。

 

 
オーストラリア訪問記 1996
オーストラリアでの過ごし方 串橋 祥子
 
オーストラリアの大地は広い。シドニーからカウラに行くまで、左右に延々と続く牧場や菜の花の黄色いじゅうたん。頭を片時も上げずに草をはむ牛や馬や羊たち。さぞおいしい牧草なんだろうなあと思う反面、頭に血が下がらないかと、ちょっと心配になった。 
 
green and yellow carpet all over
カウラへ向かうバスからの風景

オーストラリアの人は心が広い。ジャック・ミューデイさんが代表かな。最終日、ケントストリートで道を教えてくれたお兄さん、体いっぱいで、右だ左だと表現してくれた。2番目に印象に残った人。おおらかだよねえ。 

そんなオーストラリアでは、時間をせこせこと使ってはいけない。最終日、青空の下、オペラハウスとハーバーブリッジと青い空をながめながら、ぼーっと座っていた時間が一番、オーストラリアにいることを実感した。