えびちゃんの山行記録

MTB&スキーで行く氷ノ山
三ノ丸から望む氷ノ山
三ノ丸から望む氷ノ山(登山道のみに積雪)

日 付
 平成12年12月23日(土)
ルート
 ヤマメ茶屋〜林道〜殿下コース〜三ノ丸〜山頂〜往路逆順〜ヤマメ茶屋
天 候
 快晴&強風

概 要
 完全に雪に閉ざされる前に、もう一度氷ノ山に行きたい!出来ればMTBもスキーもしたい! ということで、全ての欲望を満たすべく、えびちゃんは登山・MTB・テレマークスキーセットを抱えて大阪を脱出したのでした。今回はML低徘のdameさんと大加茂さんが山頂に10時頃着かれるということで、それを目指して、時間も気にしつつ登ることにしたのですが・・・。

06:30 出 発!
出発前  深夜3時に大阪八尾を出発し、ヤマメ茶屋に到着したのは6時過ぎでした。真っ暗です。前回は車で林道を途中まで登りましたが、思いのほか早く到着したこともあり、今回はMTBダウンヒルも楽しみたかったので、MTBで林道を登ることにしました。
 失敗でした(x_x)。
 スキーを担いでのMTBヒルクライムは、僕には無理だったのです。すぐに息が切れ、MTBを押して登りますが、前日の筋力トレーニングの疲れもあり、MTBは遅々として進みません。おまけに坂ノ谷コースとの分岐点からは林道にも雪が積もっていて更にスピードが落ち、このままでは10時には山頂に着けない!ということで泣く泣く殿下コースの手前100m付近で、MTBをデポすることに・・・。
 「すまんな〜、三の丸までは連れて行ってやろうと思ってたのに、ここで待っててね」MTBに手を合わせて先を急ぎます。いつの間にか八時すぎ!林道を登るのに二時間近くもかかってしまったようです。(まずい!)

09:20頃 三ノ丸(強風でした)
 三ノ丸の展望台に到着すると、樹氷を撮影に来られたらしい男性が三名、スキーを担いだ僕を怪訝そうに迎えてくれました(^^;。ここで初めて氷ノ山を望むと、期待はしてなかったのですが、やっぱりほとんど雪なし・・・。登山道にわずかに残ってるのみ、強風が吹き荒れていることもあり、スキー板と共に吹き飛ばされそうな気分になりました。

山頂への道
 しか〜し、ここから大杉が生えているあたりまでは、雪のついた下りの緩い登山道。10時に山頂に行くには滑るしかない!決死の覚悟でスキーを付けます。
 三ノ丸のおじさん達に別れを告げて、颯爽と坂道をスキーで下り降りて行きました。。まではよかったのですが・・・。
「止まれない〜」バタン!ごきゃん!バキン!幅1mの登山道ではボーゲンもできず直滑降のみ!止まるには転けるか藪に突っ込むしかなく、何回もぶちこけながらそれでも一気に山頂の最後の登りまで到達。ここからは時間との戦いです。「うるおら〜」最後の力を振り絞って山頂を目指しましたが・・・。
 時計はいつのまにか10時を過ぎ、「すみません。間に合いませんでした〜」と思いながら山頂に到着すると・・・。

10:30頃 強風の氷ノ山山頂
 氷ノ山山頂は強風で、かなり寒い中3人の男性がおられました。「もしかして低徘の?」ありがとうございます。dameさんと大加茂さんは待ってくだっさってました。(勝手にそう思ってるだけかも・・・。)
 この場の様子は、大加茂さんのHP「千が峰」を確認ください。ほんと寒い中、山頂に2時間もおられたのには頭が下がります(一応、待ってもらってたという事で・・・^^;)。

山頂にて

ギロチン・ダウンヒル
 復路は、滑れるところは滑りながら、景色を楽しみつつ、のんびりおりていきます。三ノ丸の北斜面の樹氷は昼過ぎでもまだ残ってました。
 殿下口からの下りの林道は、いよいよMTBの出番です!しかし、スキーを担いでの下山は危険でした。頭の上でスキーのエッジがガチガチいいながらMTBで雪の林道をくだるのは、今回帽子を忘れたこともあり、転けたらタダじゃすまないゾってなかんじで、緊張感100%でした。まるでギロチンの下にいるよう、もう2度とゴメンです・・いや、またやるかな?これをギロチン・ダウンヒルと呼ぶか・・・。
 また数十分の林道ダウンヒルは振動で腕がしびれました。やっぱりサスペンション付きのMTBが欲しいよ〜。でも軽くないと嫌だし・・・。おまけに適度な泥道で全身「ドロはね」だらけに・・・。ゴーグルも忘れたので目にもドロが入りました(;_;)

スキーを担いでMTB☆アップヒル(間違い)→ヒルクライムですね。

終わりに
 この山行をまとめている頃、氷ノ山では大雪になっているらしい・・・。できれば完全に雪に埋もれる前にもう一度氷ノ山にはアタックしたいものです。今度はスキーだけで・・・。だめなら春の雪が落ち着いた頃に登ります。氷ノ山は僕の一番好きな山になってしまったようです。

登山地図はこちら

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