素 人自作自転車奮闘記

〜プロローグ〜

現在の愛車


もともと、自転車が好きなのですが、メンテなどはすべてプロ任せでした
引越により、なじみの自転車屋さんから離れたため
徐々に自分でメンテしていると・・
ん、自分でも相当出来るモノなんだな・・・と
ふと思う

ココはひとつ
気に入った自転車を作ってみるかと
衝動的に中古フレームを買ってしまった・・・

はたして
素人がゼロから自転車を組み立てることは可能なのだろうか?
新品パーツは高いからヤフオク頼みになるでしょう
専用工具もいるのかな?

うまく公開出来れば、経験豊かな方からのアドバイスも いただけるかもしれない
また、同好の士も見つかるかもしれない

自転車作りもシロートなら、ホームページ作りもシロート
のんびり、のんびり、のんべんだらりんといきます。
ココでボクが完成できれば、たいていの人は完成できます。
さてさて、どうなることやら・・

〜リアルタイムに過程をご覧下さい〜
2006年5月
2006年6月
2006年7月
2006年8月
2006年9月

〜トピックスに飛びます〜
フレームだよ

2006 年 5月
ネオコット
件 のフレームです。
正体はアンカーのRNC7に コルナゴのカーボンフォークをつけたモノ。
でも新しいモノではなく年代は不明
塗装業者により、黒に再塗装されている。

ありがたいことに、タンゲ・テクノグライドのヘッドパーツが付いている。
この辺りは、高価な専用工具が必要になるし素人にはありがたい。

どんな自転車にするか・・・
・シンプルな快速街乗りロード
・フロントシングル-リヤ9or10s
・フラットバー+エンドバー+バーコン
なんて、かっこいいと思う。

とすると、チェーンリングは42Tか




フォーク
付属して いた、コルナゴのカーボンフォーク
グレードはわからないが、アルミコラム
こちらは、新車から取り外したモノとのことで
無傷の新品

ストレートフォークはお好きですか?
ボクは好きです。なんとなく潔い。

なんといっても、コルナゴのロゴに価値を感じてしまうトコロがナサケナイ・・

けん玉マークの彫りが深くていい感じです。



ネオコット#hed
さてさて

これから、膨大な数のパーツを集めなければならない
何からさがせばいいのだろーか?
なにやら、知らないパーツがいっぱいあるぞ・・
どれが、つくのか
コレは、どーなの
おろおろおろおろ・・右往左往・・

と、うろたえてみましたが
うろたえる必要はないコトに気が付いた
お小遣いがありません
これで、じっくりパーツ選びができまする。
どんと来い、掘り出し物!!

あぁ、ひと安心というわけで、まずは磨くことにしました。
超ミクロンコンパウン ド磨いて
一年半ぐらい前、今の自家用車に使ったビュー コートの 残りを使ってコーティングしたら、結構ピカピカです。

しかし、黒とゴールドはセンスが問われる配色だな
いくらでも、趣味悪くできるし
いくらでも、趣味良く仕上げることができる
うぅ・・自信がない



教科書
今回、自 転車を作るにあたっての教科書を紹介します。
・ ロードバイクビギナーズ
・ 新盤ロードバイクメンテナンス
・タキザワさんのカタロ グ
どれも、非常に参考になります。

通販系では
・サイクルベースあさひ さ ん
品揃がすごい気がする

web系では
・ ヤフオクー自転車・サイクリング
コレがなくては始まらない

・ 自転車自作研究会
こちらで色々教えて頂いております。
今後も宜しくお願いします。

・あなじて
アイデアの宝庫
今後も宜しくお願いします。


#tyenringチェンリング
チェンリング
2006.5.6

SUNTOUR SUPERBE PRO 130 42T
サンツアー シュパーブ プロ 130 42T
をヤフオクにて入手(未使用@1300)
比較的安価なパーツであるが、この自転車の性格を決める上で重要なパーツである。

当初考えたとおり、街乗りメインのフロントシングルで行こうと決めた。
歯数は42Tに決定
以前フロントトリプルのロードバイクに乗っていた時、
ミドルの42Tでほぼ間に合ったため、非常に使いやすいお気に入りの歯数である。

フロントシングルの場合は、どんなクランクを使えばいいのだろうか。
ピスト用(144)?orロード用?
・ 自転車自作研究会に質問を投げかけ、ロード用がベターの結論を得る。

PCDはどうするか?
135(カンパ)130(シマノ&その他)110(コンパクト)
の三択となった。
コンパクトである必要はない。
カンパはカッコイイけどパーツ探しと出費がかさみそう。
結局130に決定!!

それでは、まずチェンリングを入手しよう(お小遣いの関係で・・)
ヤフオクを物色すると、シンプルでカッコイイのがあるではないか。
なになに・・サンツアー?
サンツアーって昔のパーツメーカーじゃなかったけ・・
調べてみると、
・非常に高い技術力を持っていた。
・シュパーブプロは、デュラエースみたいなモンだ。
・9sはOK、10sはワカラナイ
よしよし、落札!!

で、本日到着
確かに作りは非常に良いようです。

次は、BBとクランクを探します。
カッコイイのないかな〜
現行のホローテックはちと似合わないな・・


雨
2006.5.7

ヤフオクでクランクを狙っていたが
落札出来なかった。
アルテグラ・ダブル・オクタリンク・170のやつ
最後の10分で争ったのは3人
最後、5,000円で他人の手に渡った。

最初4,000円までと考えていたが、つい熱くなって
5,000円まで入札してしまう。
でも少し冷静になって、それ以上は入札しなかった。
デュラだって3,000円台もある
もう少し酔っていたら、危なかった・・

少しの差であるが
いいパーツをいかにに安く入手するのというのも
手作りの楽しさだろう
クランクは5,000円までと決めた!!
(・・・かもしれない)

ボクのニーズならティアグラでも充分だし・・・
お小遣いは無いけど、時間はいっぱいあるし・・・

あわてない・あわてない・・
ひとやすみ・ひとやすみ・・


くも
2006.5.9

このサイトの構成であれば、ブログをもう一つ立ち上げたほうが良かった気がしないでもない・・
しかし、今後の発展を祈念して
しばらくこのままで行ってみよう。

相変わらず、ヤフオクにてクランクを物色中
シマノの出品は結構多いからすぐ見つかるだろうと思ったが、コレがなかなか・・・
同じコトを考えているヒトは全国に沢山いるってことですな。
サンツアー・シュパーブプロも出品されていた
でも、懐古趣味は薄いんで様子を見よう。

ねらい目はオクタリンク
105・・@3,000
アルテ・・@4,000
デュラ・・@5,000
を目安にしている。
微妙なところに希望落札価格を設定しての出品もある。
う〜ん、マンダム
ま、気長に探そうかな。

あ、申し遅れましたが・・
クランクがあまっている方のご連絡もお待ちしてます。
ちなみにサイズは170mmです。はい


太陽
2006.5.17

DURA-ACE  FC-7701
デュラエース  クランク オクタリンク
を入手した。

やった、やった。
ついに、クランクを手に入れました。
長い戦いであった
デュラ オクタリ ンク 170 @4700

オークションはタイミングなのかなぁ
やっぱ、相場見て
値段をきめたらそれにこだわろう

それなりにキズだらけのようであるけど
磨くのです。
7000番台は磨けば光ると誰かから聞いた。
ロゴは無くてもデュラはデュラ

モノが届いたら、写真をUPします。

さ、BB探しだぁ。



クランク


ピン
2006.5.20

やでうでしや(←おぼえてる?)
クランクが届いた
持った感じが間違いなくデュラだ。
たぶん・・

予想通り、表面は擦れていてロゴも消えかかっている。
でもいいのです、これから磨くのです。
磨けば光るはず。

ただ問題は、どうやって磨けばよいかわからないのです。
表面は、クリア塗装のようなコーティングがかかっている感じで、かすかに虹色にも見える。

仕上がりのイメージは地金をピカピカに磨いたような感じ。
できればDURA-ACEのロゴも入れたいぞ
でも、そんなことできるのかな・・

「くたびれたクランクをピカピカにする方法」に 詳しい方おられましたら教えて下さい。
お願いしま〜す。

もひとつの問題
下の写真は、チェンリングを固定するピンの受け側のヤツ(凹側といえばいいのか?)です。

右はクランクに付属していた、多分アルミ製の立派なヤツ。

左はCODAのトリプル用のクランクに、ひとつだけ付いていたヤツ。

シングルギアを固定するために、何らかの方法でスペーサーを噛まそうかと考えていたが
左の凹ピンだと、うまく固定できる。
何とかあと4ヶ入手したいのだけれど・・

「短い凹ピンの入手方法」
を、ご存じの方、情報下さい。
お願いしま〜す。

とお願いしたら、親切な方が
ピスト用のピンでOKと教えてくれました。
Special Thanks!!
ご 意見を頼む



ピンスパナ1

ピンスパナ2

ピンスパナ3

2006.5.24

クランクを毎日なで回しながら、悩んでいてもしょうがない。
じゃ、まず分解してきれいにしてみようか。
というわけで、
ピ ンスパナ@1165
(フリーホイールの玉押し調整用と書いてあるが、なんのことやら・・)
を入手しました。

これで、こ〜やって
こんな風にグリッとひねり、分解していきます。(参考)
で、使い方あっているのかな?

分解後、パーツクリーナーで汚れと、固まったグリスを落としました。
最後は台所のママレモンでゴシゴシと洗って、きれいサッパリ、風呂上がりといった感じです。

さて、今後のクランクの処遇ですが、
どのように、仕上げるか?
いくつか選択肢を考えた。

・DIYでアルミ素地
・DIYで塗装
・バフ仕上げ
アルマイト処理
塗装

クランクを安く仕入れることができたので、
思い切った仕上げ、しようかな〜

結局、悩んでいるのだけれど
楽しい悩みです。
今度の休みに、塗装の色見本を見にいってこよう〜っと

こりゃ、いつ完成するかわからんな・・
ははは・・



太陽 2006.5.28

今後のクランクの処遇に関して、プロに相談してきた。
タカヤマサイクルさん
岡谷市にあるお店で、我が家から約40分、塩尻峠を越えた諏訪湖のほとりです。
カドワキコーティングさんの長野県唯一の取 次店

以下数行余談・・
自転車屋さんというのは、相性が非常に重要だと思う。
地方のプロショップは、少人数で運営しているお店が多い。
技術・知識・取扱量には驚くコトも多く、ひとりで、こんなに仕事抱えていつ寝てるの?と聞いたコトもかつてあった。
でも、そういったコトと別に、やはり相性というのはやっぱり存在するものですよね。
以上数行、自転車屋参考ですた…

で、タカヤマサイクルの店長さんと相談して、大体イメージはつかめた。
「DURA-ACE 30周年位個人的記念モデル」
を作ってみようとほぼ方針が固まっちゃった。

でも、クランクの購入価格の3〜4倍も塗装にかかるというのも、理不尽だな・・
もうちょいお小遣い貯めねば。

もひとつフレームで気になっていたことを相談してみた。
「BBシェルの内側が、ザラっとしているが、いかがなモノであろうか?」
「ぜひ、きれいにした方がよかろう。そのままいくと、すべてを台無しにするおそれがござるぞ。」
「いかほどか?」
「2500円なり」
「では、後ほどフレームを持ち込むゆえ、宜しくたのもうぞ」
「心得た」

てな、かんじでその辺はやっぱプロの力をお借りして、イイモノに仕上げて行きたいと思いまする。

本日はよきアドバイザーと巡り会えました。



2006 年 6月
BB1
本日の購入したモノ
BBーBB-5500
グリスーB1-8745
BB脱着工具ーTL-UN74S

BB2
ネジ関係にはグリスを欠かさずに
歯ブラシ利用は今日勉強しました。

BB3
では、ねじ込みましょう
まずは、右側から…
ホントに気持ちよく入って行きます。
パチパチパチパチ
ちなみに右側は、逆ネジです。なんでだろ?

BB4
手でココまで入ります

BB5
そこで登場脱着工具 じゃ〜ん

BB6
ギザギザをかみ合わせて、モンキーレンチで
ぐぅ〜と締める

BB7
次は反対側
こいつで締めていきます。

BB8
同様にコッチは正ネジです。
ぐぐぐぅ〜〜っと
気持ちよく入って行きます。

BB9
完成

2006.6.4
本日
タカヤマサイクルさんで、いろいろ お世話していただきました。

-クランクの塗装-
パーソナルユーザー向けでは、最強の塗装業者とのいわれる、カド ワキコーティングさんに出してもらうコトにしました。
結局、クランクの購入価格の数倍かかってしまいますが、そのクオリティ(ハード&ソフト)とオリジナルクランクを作れる、ということでちょこっと奮発。
色はできあがったらUPします。
はたして、格好良くできるかなぁ
面白いコトはたしかである。

-ハンガー内部のねじ山をきれいにする-
ハンガー内部のざらつきを、さらってもらいました。
BBタップでクルクルゴリゴリ、すっかりきれいになりました。
グリスまで塗ってもらったんですが、変な所に完璧を求めるやまつあんは、うちに帰ってパーツクリーナーと歯ブラシでゴシゴシこするのです。
その結果、ホントに気持ちよくBBが入りました。
すぅぅぅぅ〜って感じで…
タカヤマサイクルの店長がいってい た、"BBがすぅ〜と入る気持ちよさ"が理解出来ました。

-シートチューブの内側をきれいにする-
シートポストを入れる部分も、触るとザラザラしていたため、相談すると
「やりたいな〜」とやる気満々店長…
お願いしました。
リーマーっていえばいいのか、でクルクルゴリゴリ。
中はスベスベになりました。
また、すぅ〜の快感が味わえるでしょう。

この二つの作業で、3,000円の作業量をお支払いしました。
高いか安いか
ボクは極めて適正だと思います。
ともすれば、職人(もしくはエンジニア)の作業に価値を見いだせないヒトが多すぎると思う。
自転車を組み立てるプロの職人が、その技術と高価な道具を駆使する作業
それに対して、その職人がつけた価格である。
高いとか、安いとかはナイと思う。

ワタシは0.001μの精度でしあげますので10万円いただきます。
なんていわれても困るけど。

写真を撮らせてもらえば良かった。
すっかり忘れていた。

-BB(105 BB-5500)の購入-
さて、BBをどうするか
デュラはシロートにはちょいと難しそう
では、アルテにするか105にするか…
メーカーの完成車では一番コストダウンしやすいパーツでしょう。
シロートでも同じなんですよ…
ということで、105を採用
ボクレベルでは、フィールは多分同じ
耐久性もそんなに距離走るバイクじゃなさそうだし…と言い訳

ヤフオクでも結構出ているが良さそうなヤツは、やっぱそれなりの価格がつく
送料などの付帯費用考えれば、回転部分でもあるし新品を採用するのが得だな。
ということで、新品@3,800だったかな?

-BB脱着工具(TL-UN74S)の購入-
これは、BBの脱着には絶対必要な工具
その場でBBを装着してもらえば必要ないが、できることは自分でやりたい。
ということで、迷わず購入@1,300だったかな?

-グリス(デュラエース グリス 50g B1-8745)の購入-
定番らしいです。
グリスはソラで…
ということはありえない見たい。
バケツ一杯とのリクエストにも
これで、充分とのことでした。
@800ぐらいだった



それで、左のように組み付けていったんですが、難しい所は一つもありませんでした。
やっぱ組み立てるのは楽しいなぁ〜



。。。教訓。。。

モンキーは、ガバッと開くヤツを用意しましょう。
BB脱着工具は実測で31.8mmです。
持っていたモンキーは、惜しい所で入らず
近くのホームセンターで@2,500でした。
痛い出費だ。

探せば安いヤツはあると思う。




クランク
2006.6.24

カドワキコーティングに 塗装を依頼していたクランクができあがってきた。
あの見るも無惨なボロボロクランクがオリジナルカラーで新品のように甦った
ちょっと高いけど
料金@約15,000(送料・税込)

うれしいな。。
カッコイイでしょ。

どんな色で塗ろうか、相当悩んだ。
・オリジナル感を出したい
・下品にならないように渋く
・ゴールド系を使いたい
・その他・・・

その結果
色…つや消しのシャンパン ゴールド
ロゴ…シルバーの完全復元(右だけ)
とした。

そして、出来てきたのが左の写真

写真だと色合いがうまく伝わらなくて残念ですが(補正したけどボクのテクではコレが精一杯でした)、非常にオリジナリティ溢れホント良い感じです。
仕上げをグロス(つやアリ)にするか、マット(つやナシ)にするかは、最後まで悩みましたがマットで正解だったと思います。
…グロス仕上げだったらどうなっていたのか、見てみたい

ロゴも完璧で、どこから見ても純正品
でも経済上の理由から右側しか入れませんでした。
ま、右側しか見せないと言うことで・・

技術的なクオリティも完璧です。
寸止めのマスキング、
ガジガジだった部分のキズも、すべて埋めて頂いてあります。
持ち込みのボロボロクランクをこのレベルで仕上げる業者は、多分他にナイでしょう。

ボクの経済力ではイッパイイッパイで、これ以上だと手が出なくなるが、
手間・技術を考えれば破格だと思う。
・バラストで塗装剥離
・キズ埋め
・下地作り
・マスキング
・プライマー
・塗装
・ロゴ作成
・クリアー塗装
これだけの工程をハイレベルでこなしている。

惜しいのは、取次店では小さな色見本でしか検討できない点
今回は、結果OKでモンダイナシなんだけど、ホントに大事なモノを塗ってもらうとすれば横浜に出向くしかない。
でも、時間・お金・その他、条件が許せばやる価値は大きいです。

色も、コレに合わせてくれと見本を送れば、出来る限りやってくれる
素材だってナンデモやりまっせ。。

素晴らしい職人集団と出会いました。
いつか、ボクのレモンも塗ってもらおうっと



ピン
シングルギア固定用ピン。
一番右は通常のダブル・トリプル用。
長さが違う。5ヶ@1050円

クランク
クランクのパーツすべて
この順番に取り付けていく。

クランク
装着完了
むむ、カッコよろしいではないか。

クランク
取り付け完了
どう?

2006.6.27

チェンリング固定用のピンを仕入れたので、
クランクをフレームに装着して見ることにした。
ピンは色物を使おうかとも考えたが、センスのないボクがやると、ちんどん屋さんになっちゃうと思って普通のヤツに自粛。
松本市内のプロショップで在庫していた「スギノ」ヤツを仕入れてきたが、
この店、ボクにはなにかストイックすぎて、ちょっと苦手。
ゴメン店主さま

まずチェンリングを固定してみた。
これは難しい作業ではない。
車のタイヤ交換と同じように、星形にネジを締めていくだけ。
空回りしちゃう場合は、ナット側に切ってある溝にペグスパナというツールを差し込んで締めるが、大抵必要ないみたいです。
前述の店主さまも、同様のコトをいっていました。
さすがに精度の良いパーツを取り付けている、といった印象を受ける。


で、クランクの固定法
こちら
8ミリのアーレンキーでグリグリ押し込んでいく。
想像と違って、力で押し込んで、固定する方法でなのだ。
どこまで締めればいいかわからない。
指定トルクは、35~50Nm(350~500kg・f・cm)となっている。

コレハドノクライノチカラデシメレバヨイノダラウカ?

ぐぐぐぐぐぅぅぅ〜と、まあこのぐらいかな。
といった所まで締めてみた。
やっぱ、トルクレンチ必要かなぁ
でも、ま、とりあえず、こんな所だろう。

ネジの部分にはグリスの法則・・忘れてません。
ドコもカシコも、たっぷり塗ったら、あとの掃除が大変でした。

取り付ける前は、クランク抜き工具がなぜ必要か、理解できなかったが、
やってみたら、理解できました。
こりゃ抜けないわ


〜クランク取り付けてみた感想〜
いいぞ、いいぞ
少し自転車っぽくなってきた。
…しかし、黒のコーディネートは難しい。




2006 年 7月

RD1

やっぱりレコード
工芸品だねぇ
って、ホントはよくわからないんだけど・・




RD2

得意の灯油風呂につけて
歯ブラシでゴシゴシ
おおむねきれいになりました
2006.7.12

えらいモノに手を出してしまった。
この鈍く光る金属の塊
あぁ〜 

というわけで、思わず衝動買いの・・・
カンパニョーロ
レコード リアディレイラー
96年ぐらいのモノだろうか@14,000

例によってヤフオクで見つけ
これだけは手を出しちゃ行けないモノなんだぞ
と、自分に言い聞かせて眺めていたのだが・・
安ければいいよね
と、つい入札…

コレが運のつきでした。
やっぱり世の中甘くない
結局、最後の10分で2倍以上になりました
久々にヤフオクで熱くなってしまった
こまったものだ・・・

でも、コルナゴの看板背負って
シマノ・シマノというのもいかがなモノか・・
ここは、デュラ・レコードと微妙な組み合わせで、おうかがいをたててみます。

8s最終モデルのようであるが
詳細はワカラナイデス
もし詳しい方いましたら情報を下さい
シマノ9sで使うつもりなのだが、ちゃんと動くなかなぁ・・
不具合が起きて、ホイールに巻き込まれ、すべてパァ〜なんてコトないよね。
たぶん・・


とりあえず
プーリーだけ外して、掃除してみました。
カンパは、レコードでもプーリーにベアリング入れてないんだね。
このままでも問題なさそうだけど、プーリーは交換しようっと
そんなに高くないしね。


なにはともわれ
レコードはレコード
しかも、金属
うでしくて、うでしくて
しょうがないのでありまする。




2006 年 8月
太陽
2006.8.19

前回のエピソードから一ヶ月以上経過してしまった。
その間、軍資金の調達に勤しんでいたわけで、製作もここに来て、一気に佳境に入りました。

結局ファーストバイクのレモンも巻き込んで、レモンをグレードUPして、お下がりをコッチに回すという方式で、通販のサイクルショップに25種類程のパー ツ等を注文しました。

一番の大物はホイール関係
レモンにイース トン サーキットを履かせて10sにし、(やったね!)
レモンに履かせていた、カンパ シロッコをお下がりとして、こちらに移植することにした。

心配はちゃんとシフトしてくれるかどうか・・
シマノ9sのバーコンを仕入れたが、どうだべか・・

おいおいUPしますので、おつきあい下さい。




パーツ
2006.8.24

注文していたパーツがおおむねそろいました。
軍資金を全て使い果たし、ほとんどヤケクソの壮大な買い物に我が物欲のムシもしばらくはおとなしくなるか・・・
といっても、もう先立つものが全くありまへん。

さ〜て何から手をつければいいのか・・









完成

まずは、ヘッド周辺からいこうと決めて
コラムをカットすることにした。
余裕を持たせてカットしたつもりが
余裕を持たせすぎて、あとから追加カット・・とほほ

完成

チューブカッターでグリグリやっていたがラチがあかず、
金ノコに変更、ぎこぎこぎこぎこ

完成

手持ちのすてむちょいと長めの110mm
アンカーはサイクルベースアサヒで紹介されていた優れもの、のはず
しかし、うまくとまらずガタがとれない・・とほほ

完成

ね、目一杯スペーサーが入ってるでしょ
後ろは我が家で修行中の小坊主2匹
リアディレイラーも装着

完成

ハンドルも大胆にカット
ドロップバーにあわせ、外〜外420mmにしました。
アルミにカーボンを巻いた、なんちゃってカーボン

完成

ブレーキレバー(シマノ-ティアグラクラス)とエンドバー(タイオガ)を装着
ブレーキレバーの選択肢は非常に少ない。
最初ツーフィンガーの短いヤツを狙っていたが、いいのが見つからず結局定番のこれに・・
そしたら、エンドバーからブレーキ操作が可能になり非常に具合がいい
ラッキー

完成

ホイールはレモンからのお下がりの、カンパ・シロッコ
タイヤはパナレーサー・ストラディアス・エリート-ライト ケブラービード
やたらとビードが固く、タイヤレバー2本がおだぶつに、
シートポスト・シートは間に合わせ
ほぼ自転車になってきた。ほぼじて

完成

ブレーキもレモンからのお下がりのアルテグラ
きれいに掃除して、と
デザインはデュラより開放レバーアタリに高級感がある。
感じがする。

完成

こんな感じに付きました。

完成

シフトレバー
この位置への装着は、ボク的にハイライト
シマノのバーコン・SL-BS77
ちゃんとシフトするか心配だったけど、9枚全てにちゃんといけた。
びっくり
スプロケとレバーがシマノなら、ディレイラーは何でもいいってことなのかなぁ
しかし、コレは使いやすいよ
ただ、ワイヤーの取り回しが課題です。

完成

そして、ワイヤー張って、チェーン付けて、ほぼ出来上がり
サドルは交換予定。
ヘッドのガタがとれればまともの走れるぞ。

う〜ん、カッコいいではないか!!

2006.8.28

5月からはじめたこの企画
4ヶ月の紆余曲折、支離滅裂、奇妙奇天烈、摩訶不思議の末
加山雄三が年に一回『サライ』を歌うこのよき日に、めでたくプレシェイクダウンできた。
やでうでしや(谷岡ヤスジ風)
が、カレンダーを見たら仏滅とかいてある・・・

思えば、思いつきで仕入れてしまったこのフレーム。
その後、教科書の勉強に勤しむ日々
必要は発明の母か・・とばかりに、クランクの全塗装
酔った勢いで、手を出してはいけないはずの、カンパを落札
軍資金調達に東奔西走の日々・・
といっても一歩も走っていないけど。

やっぱり楽しい日々であったと思う。
その楽しい日々を送った上にに、それより楽しい日々を演出してくれる、愉快なおもちゃを手に入れた。
まだ自転車的には不完全ではあるが、プレシェイクダウンしたところ、本当に楽しそうな予感に満ちていた。


その昔、古畑任三郎がセリーヌの自転車で殺人現場に登場してきた。
その頃に、何となく自転車に憧れ、しかしロードバイクとかマウンテンなんて汗くさそうなモノでなくて、なんとかスカした感じのヤツを一所懸命に探し、キャノンデールのツーリングバイクを入手した。

当時はホントに嬉しくて仕方なかったが、どうも、乗りにくいしすぐに身体が痛くなる。
これからは自転車だぁーーなどと思っていたが、ムムムなどとうなっていたりもした。

その後、やはりお約束でロードを入手した。フォンドリエストの一番安いフルアルミのヤツでした。
初めてロードに乗った時は衝撃でしたね、やっぱり。
コレにに乗って初めて自転車に対する正しい認識を持った訳です。
このロードで初めて一日100km走破を達成したあたりから自転車のホントの楽しさが少しずつ解り始めてきたのだなぁ

その後、マウンテンを買ったり売ったり、レモンを入手したり、前出の キャノンデールを売ったり、買い戻したり・・
といった
普通のヒトには理解不能な、
自転車君としてはごく普通な人生を歩んでいます。
ナゼかボクの自転車経歴になってしまった。

この自転車を作るにあたって、そのコンセプトを、「街乗快速ロード」とした。
汗くささのない、普通にカッコイイ自転車を、と構想を練りながらパーツを集めていった。
とりあえず、ほぼできあがったが、どうなんだろう。
やっぱり、普通のヒトにはママチャリとあんまり変わらないように見えるかもしれない。
でも、いいや
この自転車で街を移動するのはすごく快適で楽しいし、こんな自転車が増えればボクらの街も、もっときれいになるかもしれない。

実は前述の、古畑任三郎がセリーヌの自転車登場したシーンで、おっ、カッコイイと思ってしまったのです。
フェラーリで登場しても、ランボルギーニで登場しても、そんなにインパクトはなかったでしょう。
ということは、自転車でもセリーヌというだけで場合によってはスーパーカーを超えるパワーがある、ということで・・
ボクもフレームに「CELINE」のロゴを貼り付けてみようかなぁ。
いっそ「HERMES」なんて方がシャレがきいて楽しいかな。

さぁ、どうなるどうなる。

それで、素人自作自転車の総括を少し

まず、適性はあると思いますが、素人でも自転車自作は充分可能です。
自分で困難な所や不可能な所は迷わずプロのに頼めばいいことです。
基本的に自転車屋さんは自転車好きだし、自転車好きなヒトも好きなはず。
ただし、相手はプロです。
生業としてやっているんで適正な技術料は気持ちよく支払いましょうね。

そして、パーツの選択、収集、加工。工具などの入手
どれもこれも、ほとんどオークションや通販でした。PCがなければやっぱり成立しないです。
この過程や試行錯誤もすごく楽しいモノでした。
すべて、自分の独断で決定できる愉快さ、しかし全て自己責任の厳しさ。
ま、自由というのは常に責任がつきまとうものですね。
この自転車にはPL法は適応されないわけだし・・

パーツを収集してからは組み立て作業ですが、コレも非常に楽しいモノです。
巨大なプラモデルを作っている感じ。
そして、精度の高いパーツの緻密な動きは快感です。
ただ、動かしているだけでも楽しい楽しい。
組み立てに関しては、自転車の場合ほぼ全てのパーツが規格品であるため選択さえ間違わなければホントに気持ちよく組み立てられます。
ほぼ、問題なし。
今回一番大変だったのは・・
実はタイヤの取り付けでした。
非常にビートの固いタイヤでタイヤレバーを2本たたき割った上に、ゴジゴジとこじっていたら、チューブ2本に穴を開けてしまった。タイヤ交換は苦手ではナ イけど、今回は相当に往生しました。
でも、これでどんなタイヤでも交換できる自信がついた。

しかし、まだホントに仮組状態で、今日も長すぎるコラムをギコギコと頑張って切ったし、どうしてもヘッドのガタがとれないので、明日フォークを自転車屋さ んに持ち込むし、完成にはもう少しかかりそうです。

また進化形をUPしたいと思いますので
よろしく御願い奉りまする〜


自転車自作で唯一苦しいのは、資金調達でした・・







雨
2006.8.29

ヘッド部分のガタ解消のためフォークを自転車屋さんに持ち込みました。

何となくきっちりはまっていないように感じる下玉押しを見てもらう。
やっぱり、ピシッとしていないようだ。
ガンガンたたき込むが、やっぱりピシッと来ない。
一回外して見ると、フォークとコラムの境目に微妙な歪みがある。
最初にこの下玉押しを入れた人が、ナナメに入れてしまったのではないか、との見解

結構重症で入院と相成る
再起不能の可能性もある
う、う、うぅぅぅぅ

結局、完治せず退院。
症状変わらず
う、う、うぅぅぅぅ・・・・



2006 年 9月

完成

だいたいイメージ通りに出来ました。
クランクの塗装に気付いてくれるヒトっているかなぁ

完成

サドルはもうちょっと雰囲気のあるモノに交換したい
ブルックス??
また、手を出してはいけないモノが気になる。
2006.9.9

セカンドオピニオンというが一般化しつつある。
納得いく診療を受けるため、主治医とは別の医師に診断を仰ぐこと

フォークの症状について
セカンドオピニオンを求めてみた。

今回の診断は、ノーマルのコラムの根本のサイズは2種類(コンマ数mm差)あって、違うサイズの下玉押しが付いている。
サイズの合う下玉押しを付ければOK。
というものであった。
えぇー! 今までの苦悩は・・・

そして更に・・・
でも、エポキシの接着剤で固めちゃえば問題ナイよ。
・・・・ん??・・・・えっ!!!
やっちゃって下さい!!
とお願いしました。

そして、持ち帰り装着すると・・
ビシッ!!
ガタも出ていない。
やった!やった!やった!やった!
完成だ〜〜!!

やはり持つべきモノは、良き職人のアドバイザー
アリガトさんでした。
プロでもそれぞれ得意分野があるようです。

で、本格的にシェイクダウンしました。
最初、全体がギクシャクした感じで、こんなもんかなと思っていましたが、
数キロ走ると各部がなじんだのか、乗り心地が良くなり、全体が軽くなって、しっとりしてきました。
さらに乗っていると、なんだか自然とニヤニヤしている自分に気付きます。

いやー自分で作った自転車って、本当にいいモンですねぇ。。

わっはっはっはっは・・・・

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