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ハッブルの法則
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1929年、ハッブルは「遠い銀河ほど、速く遠ざかっていく」ということを発見します。へぇ〜、だから?って感じですが、実は、これは歴史的な大発見なんです。このハッブルの発見を「ハッブルの法則」と呼びますが、このことは、「宇宙が膨張している」ということを示しているんです。そして、後に宇宙が膨張しているのなら過去に戻れば、宇宙は縮小していく・・・。やがて、それは、とても小さな宇宙となるはず。つまり「ビックバン理論」へとつながっていくことになります。
しかし、「遠くの銀河ほど速く遠ざかっていく」ってことがなぜ、宇宙が膨張しているということになるのでしょう。
私たちの住む天の川銀河を中心にしてすべての銀河が外側に向かっていくならば、このバッブルの法則は宇宙膨張と関係ありませんね。しかし、現在では当然の理論ですが、我々が住む場所が宇宙の中心ということはありません。当時の科学者たちも宇宙に特別な場所などないという考えをもっていました。
つまり、どの銀河から見ても、遠くの銀河ほど速く遠ざかっているはずだ!と考えるわけです。では、どのような現象が起きれば、このどの銀河から見ても遠くの銀河ほど速く遠ざかることになるのでしょうか?
この現象が宇宙の膨張だったんです。
下の図のマスを宇宙だと思ってください。平面だけど、こっちの方が理解しやすい・・・。色のついた○が銀河です。
それでは、このマス(銀河)を2倍に膨張させてみます。
オレンジの○を中心に考えてみましょう。緑の○は2マスしか離れていなかったのに2倍に膨張させたら4マス離れてしまいました。青の○は4マスだったのが2倍の膨張で8マス。紫の○は6マスから12マスに遠ざかっています。つまり、オレンジの○から見て遠い○ほど遠くに行ってしまったということです。しかも、遠い○ほど遠ざかっていく速度は速いってことになります。同じ時間でより遠くに行ってしまったわけですからね。
これは、オレンジを中心に考えなくても同じことです。青の○を中心に考えても、緑や紫よりもオレンジの方がより遠くに行ってしまいますし、どこか適当なところに違う色の○を付け足していただいても同じ結果となります。縦横斜めすべてに対して同じです。
これが、オレンジだけを遠ざけてしまったり、他の色だけを遠ざけてしまうと縦横すべて、どこのマスに置いてもすべての○から遠い○ほど速く遠ざかっていくという結果にはいたりません。
空間で考えるとわけわかんなくなりますけど、まぁ、結果は同じです。
つまり、「遠くの銀河ほど速い速度で遠ざかっていく」ということは=「宇宙は膨張している」ってことになるんですね。
>宇宙が膨張しているってどうしてわかったの?
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