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詳細(テロ対策)

オーストラリアでもテロ防止法と人権の議論が華やかでしたが、緊急の措置で改正法が2005年11月施行され、5日後にシドニーとブリスベンでテロを企てた人がつかまりました。

bag_attention

ホームの看板に「いつでもバッグを手元に置いてください」とあるので忘れ物注意かなと思ったら、その下に小さな字で「持ち主のわからないバッグは没収」とありました。

そこいらじゅうにある大きな看板や、旗には、「公共交通で、誰のかわからないバッグや、あやしげなふるまいを見かけたら、そのままにしないで報せてください」とあり、テロ対策だとわかりました。

「あやしげなふるまいsuspicious activity」だけで通報されるとは、何か背筋が寒くなる話です。

anti_tero

05年11月には交通機関でも「何かがあったらためらわず報せてください」との掲示で一杯でしたが、06年3月には、この大きな看板はありませんでした。


そういえば、05年11月にパース空港から日本へ出発するとき、手荷物チェックのゲート通過したところで、係員に呼び止められた。なんとなく、「ランダムに選んだ人のセキュリティ・チェックをやるので、この紙に名前を書け」と言っているようだ。一瞬緊張したが、係員は笑顔で、もう一人の人もだらだらしている。簡単な棒状の金属探知器で体と背中のリュックをなぜておしまいだった。やれと言われて形だけやっている感じだ。それで良い。しかし、06年4月にもまたつかまって全身チェックを受けた。そんなに俺はあやしいか? しかも、「やっぱり」と傍で奥さんがニコニコ笑っているのは何故だ!