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詳細(政治状況): 

オーストラリアは英連邦に属し、形式的ですが国家元首はエリザベス二世英国女王です。行政府の長は首相で、現在は1996年から4期政権を維持しているやり手のジョン・ハワードJohn Howard自由党党首で、自由・国民党連合政権です。他の閣僚とともに、女王に代わり王権を代行する連邦総督(マイケル・ジェフリー) によって任命されます。

第一野党は労働党で、06年12月にKevin Rudd(ケビン・ラッド)氏が新党首に就任しました。就任直後から、労働党の支持率は46%に支持率が急上昇し、ハワード氏の連立政権の支持率39%に迫っています。 ている。

オーストラリアの首都はキャンベラです。首都をシドニーとメルボルンが争ったため中間のキャンベラになりました。

WA州も形式的ですが、元首はエリザベス二世英国女王で、王権を代行する州総督である His Excellency Lieutenant General John M Sandersonという方が、パース市内にある州総督邸Government Houseに居ます。

西オーストラリアWA州政府は労働党のジェフ・ギャロップ首相 Geoff Gallopが2005年2月のWA州選挙で圧勝し2期目の政権を確保しました。WA州を含むすべての州・準州政府は労働党が政権を握り、連邦政府は保守連合が支配する、いわゆる「ねじれ現象」となっています。

このジェフ・ギャロップ氏 Dr.Geoff Gallop が2006年1月16日うつ病治療のためWA州首相を辞職し、政界も引退することになりました。ギャロップ氏は、55歳で、英国オックスフォード大学でブレアー首相とも学友であり、次期労働党の党首として国政選挙を戦いうる人とされていたようですが、医師の治療、時間と休息で治せるとの勧めに従い、休養して治療に専念することとしました。「I love being premier, I love the work, I love the state and I love its people」とのギャロップ氏の言葉からも、この決定が非常に困難なものであったと推測できます。

前の開発・エネルギー省大臣で1957年生まれ、新聞社、ABC TVで政治関連レポーターの経歴をもつアラン・カーペンターAlan Carpenter氏(正式にはTHE HON ALAN J CARPENTER MLA) が 2006年1月25日、WA州の労働党党首となり、28代WA州首相となりました。

ちなみに、オーストラリアでは選挙は義務で、投票に行かないと $20 の罰金で、選挙人名簿の登録に行かないと $50 の罰金だそうです。棄権という選択権がないのもどうかと思いますが、日本のように投票率が50%以下などというのでは権利というより義務として罰金制にしたくなります。