『交渉人』NEGOTIATOR(1998年・米)
監督:F・ゲイリー・グレー シガゴ警察No.1の人質交渉人ダニーは同僚から相談があると呼び出されるが、その同僚が何者かに殺害され、その犯人にされてしまう。今まで仲間だった同僚たちから白い目で見られ、しかもこの事件には警察内部の汚職が絡んでいた。窮地にたったダニーは自らの無実を証明する手段として人質をとり警察に篭城する。そして署内に犯人がいると判断した彼は他署のクリス・セイビアンを自分の交渉人として指名する。一流のプロの交渉人二人の駆け引きの中で果たして真犯人はみつかるのか? |
『ゴージャス』
監督・脚本:ヴィンセント・コック 台湾に住む少女プウはある日ボトルに入った手紙をみつけ、ロマンチックな出会いを求め、その手紙の主アルバートにに会いに香港へ出掛けるが、なんとその手紙の主は別れた彼氏にあてたものだった。それでもロマンチックな出会いをあきらめきれないプウはそのアルバートの家に居候ししばらく香港に滞在することに。そして運命の人実業家のチェンと出会うのだが・・・・ |
『氷の接吻』
監督:ステファン・エリオット 英国諜報局のスパイ"EYE(アイ)"は、妻が娘を連れて行方不明になってからただ寡黙に仕事をこなす毎日だった。そんなアイの今回の仕事は局長の息子の金の使途を調査すること。ところが張り込み中、局長の息子と一緒にいた女がいきなり息子をメッタ刺しにして殺害するのを目撃してしまう。彼女の名前はジョアナ。殺人を重ねながらアメリカ大陸を縦横に移動するジョアナ。当初は仕事として彼女を追っていたアイだが、いつしか彼女の魅力に惹かれ、彼女の虜になってしまう。 |
『ゴッド and モンスター』
脚本・監督:ビル・コンドン 『フランケンシュタインの花嫁』を監督したジェームズ・ホエールが自らハリウッドを去り隠遁生活を送ってもう15年もの年月が経っていた。彼は脳溢血で倒れ入院している間にメイドのハンナが雇った庭師クレイトン・ブーンに惹かれ彼に絵のモデルになってくれないかと頼む。そしてそこから二人の奇妙な友情の物語が始まる。 |
『ことの終わり』(1999年・米/英)
監督:ニール・ジョーダン
1940年代のロンドン。作家のモーリスは美しき人妻サラと出会い一目で恋に落ちる。空襲警報のなる街で密かに逢瀬を重ねる二人に別れは突然にやってくる。それから2年後雨の街で偶然にサラの夫ヘンリーと出会ったモーリスはヘンリーからサラが浮気をしているかもしれないと聞かされ、自分との別れの原因となったかもしれない第三の男の存在を確かめるべく自ら探偵を雇い彼女の行動を調べるが・・・ |
『こねこ』
監督:イワン・ポポフ マーニャとサーニャという二人の子供にかわいがられてた子猫のチグラーシャがある日窓の外の小鳥に気をとられて窓から落ちてしまい、その落ちたところがトラックの荷台だったために遠くへ運ばれてその後なんとか元の飼い主の元へ戻ってくるというお話です。 |
『コンフェッション』
監督:ローディ・ヘリントン 弁護士ローソン・ラッセルは明らかに有罪である娼婦殺しの被告で市長の息子サーマンの弁護を引き受けていたが、良心の呵責に耐えかね、裁判で真実を暴露しようとしたことにより弁護士資格を剥奪され、フロリダに移住し、体験をもとに小説を書くつもりが筆は進まず、釣り客相手の貸しボートで生計をたてていた。そんなある日貸しボートの客として知り合った老人から自分が書いたという小説を渡され、感想を聞かせて欲しいと言われる。その内容は5人の悪徳弁護士が次々と殺されるというもので、それは素晴らしい傑作だった。早速感想を伝えに老人の元へ行くが、彼の家の前には警官がいて彼は心臓発作で先ほど亡くなったと伝えられる。手元に残った最高傑作の小説。後ろめたさを感じながらもローソンはその小説を自分の作品として発表してしまう。そして瞬く間にベストセラー作家となった彼を待っていたのは、殺人容疑での逮捕だった。そうその小説には実際におこった事件そのままが描かれ、犯人しか知りえない内容だったのだ。 |
『こころの湯』SHOWER(1999年・中国)
監督:チャン・ヤン。
銭湯を営む劉の元にある日突然、故郷を出て深圸でビジネスマンとして妻と暮らす大明が帰ってくる。知的障害を持つ弟阿明から送られてきたハガキに横たわる父の絵が描かれていたため父に何かあったのではと帰ってきたのだった。しかし父は元気に銭湯を切り盛りし、弟阿明とともに楽しそうに生活を送っていた。父の仕事が理解できずに家を出て疎遠になっていた大明は、父と弟の生活の中で時を過ごすうちに家族への本当の想いに気付くが・・・。 |
『この素晴らしき世界』MUSIME SI POMAHAT(2000年・チェコ) 監督:ヤン・フジェベイク
第2次世界大戦下のチェコ。ナチスの支配下となり次々と収容所へ送られるユダヤ人たち。ヨゼフのかつての上司家族もユダヤ人ということで収容所へ送られていった。子供に恵まれず妻と二人暮しのヨゼフはナチスへの嫌悪と不満を募らせながら、国境防護壁建設中に悪くした足を理由に家に閉じこもりっきりの生活を送っていた。そんなある日収容所から脱走した上司の息子ダヴィトと出会う。仕方なく家の隠し部屋でダヴィトを匿うこととなるが・・・ |
『ゴスフォード・パーク』GOSFORD PARK(2001年・英) 監督:ロバート・アルトマン。
ウィリアム・マッコードル卿に招かれ、ご招待ありがとうという笑顔にそれぞれの思惑を秘めて、次々にゴスフォード・パークに集まる人々。集まったほとんどの者がマッコードル卿の財産目当て。エゴの塊のような貴族たちに仕える従者たちは従順に使えながらも、彼らのゴシップ話に花を咲かせる。豪華な晩餐にキジ撃ち。晩餐後のひとときを招待客の一人であるハリウッド・スター、ノヴェロの歌声に酔いしれながら過ごしていた時、マッコードル卿の死体が発見される。 |
『キューティ・ブロンド』CUTIE BLONDE(2001年・米) 監督:ロバート・ルケティック
カリフォルニアにある大学でファッション販促を専攻するエル・ウッズは、おしゃれこそ女の生きる道というバブリーなブロンド娘。ある日政治家志望の恋人ワーナーから「君は政治家の妻にはふさわしくない」と別れを告げられる。落ち込むエルだが、ワーナーの兄の婚約記事に二人の出会いはハーバードのロー・スクールというのを見つける。それならば自分もハーバードのロー・スクールに入ればワーナーとヨリを戻すことが出来るはずだと猛勉強を開始。そして見事に合格。やっとワーナーとの再会を果たすが・・・。 |
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』CATCH ME IF YOU CAN(2002年・米) 監督:スティーブン・スピルバーグ。 1964年、フランク・アバグネイルJr.は、裕福な家庭で仲のよい両親とごく平凡に幸せに暮らしていた。ところが父の事業が失敗し、家も車も売り払い小さなアパートに移ったことから今までの生活が一変する。母の浮気、そして離婚。ショックのあまり家を飛び出した彼はマンハッタン行きの列車に乗る。何も考えず飛び出した彼の手元にあったのは父が作ってくれた小切手帳。しかし口座の残高はわずかしかなく安ホテルの支払いに切っていた小切手が不渡りとなりホテルを追い出される。そこで彼は小切手の偽造を思いつく。やがて彼の小切手の偽造は巧妙に、そして大規模になっていく。そんな彼の犯罪は新聞にも載りますます有頂天になっていくフランクだが・・・。 |
『くたばれ!ハリウッド』THE KID STAYS IN THE PICTURE(2002年・米)
監督・製作:ブレット・モーゲン。ナネット・バースタイン
プールサイドで大物女優ノーマ・シアラーに声をかけられ二枚目俳優としてデビューしたロバート・エヴァンズは、俳優としての自分にさっさと見切りをつけプロデューサー業へと転身し30代でパラマウントのカリスマ・プロデューサーとなる。映画会社として下位だったパラマウントをトップにまで押し上げた彼のハリウッドでの天国と地獄の人生のドキュメンタリー。 |
『キル・ビル』KILL BILL Vol.1(2003年・米) 監督:クエンティン・タランティーノ。
4年前に死んでいたはずだったコードネーム”ブラック・マンバ”。彼女は世界最強の暗殺集団DiVASのメンバーでボスであるビルの愛人でもあった。しかし妊娠し、組織を抜けようとした彼女をビルは放っておくはずもなく、結婚式場で手下である4人の殺し屋とともに式場に集まった全員を殺害し、彼女には凄惨なリンチのあげく頭を撃ち抜く。しかし奇跡的に助かった彼女は4年もの間の昏睡状態から目覚め、復讐の旅に出る。 |
『キル・ビルVol.2』KILL BILL Vol.2(2004年・米) 監督:クエンティン・タランティーノ。
妊娠したことで暗殺者の仕事を捨て子供のために生きようと平凡な男との結婚を選ぼうとしていたザ・ブライドは、結婚式の予行演習中、かつてのボスであるビルによりすべてを奪われてしまう。四年の昏睡状態から目覚めた彼女は復讐の旅に出る。そして東京でオーレン・イシイを。パサデナでヴァニータへの復讐を果たした彼女は残るビルの弟でもあるバドとエル・ドライバー。そしてビルへの復讐のため四年前、彼女が子供との幸せのために選んだテキサスへとやってくる。 |
『君に読む物語』The Notebook(2004年・米) 監督:ニック・カサヴェテス。
ある療養施設。ひとりの老女の元へ毎日のように通ってきては、ある物語を読み聞かせるデュークと名乗る老人。彼の語る物語は1940年代のアメリカ南部の小さな町のカーニバルの夜からはじまる良家の子女アリーと材木工場で働く青年ノアの一途で長い愛の物語だった。 |
『コーラス』LES CHORISTES(2004年・仏) 監督:クリストフ・バラティエ。 指揮者のピエール・モランジュは母の葬儀のために故郷に戻っていた。そこへひとりの男性が訪ねて来る。彼の名はペピノ。幼い頃「地の底」という寄宿舎で一緒に過ごした仲間だった。そしてペピノはモランジュの人生を変えたひとりの教師マチューの残した一冊の日記を手渡す。日記は1949年マチューが「地の底」という親を亡くしたり、素行が悪く預けられた少年たちの寄宿舎に就任した日からはじまる。過激ないたずらをする子供たち、そしてそんな彼らに容赦のない体罰を加える校長。赴任早々少年たちのいたずらに翻弄されるマチューだが、彼らの本当の心を信じ、彼らを統率するために合唱を教えることにする。 |
『キングダム・オブ・ヘブン』Kingdom of Heaven(2005年・米) 監督:リドリー・スコット。
12世紀のフランス。妻と子を亡くし悲しみの中で日々を送る鍛冶屋のバリアンの元に十字軍の騎士ゴッドフリーが訪れ、自分がバリアンの父であると告げる。自分の元に来るようにというゴッドフリーの申し出を一度は断ったバリアンだが、死んだ妻への侮辱にカッとなったバリアンはその夜司祭を殺害してしまう。そして逃げるバリアンは父ゴッドフリーに助けられ父と共にエルサレムを目指すが、エルサレムへ渡る港メッシーナでバリアンを追手から助ける際に負った傷のためゴッドフリーはこの世を去る。その時バリアンに騎士の称号と騎士としての生き方を説く。父の遺志を継ぎエルサレムへ渡ったバリアンはそこで絶望的な運命ながら崇高な王ポードワンに使えることになる。このポードワンとサラセン帝国の指導者サラディンにより何とか束の間の平和が保たれているエルサレムだが、争いの火種は常に燻っていた。そしてやがて・・・。 |
『コーチ・カーター』COACH CARTER(2005年・米) 監督:トーマス・カーター。 弱小チームのリッチモンド高校バスケット部。そのバスケット部を立て直すために卒業生でもあり過去バスケット部で活躍したカーターがコーチに就任する。就任早々彼は部員たちにある約束をさせる。授業には全て出席し、一定以上の成績をとること。試合の日には上着とネクタイを着用すること。貧しい家庭の子供が多く、犯罪に手を染めていく生徒の多いこの地区で、カーターが目指したものはバスケットで奨学金をもらい、大学に進学できるようにすることだった。1999年にカリフォルニア州リッチモンド高校で実際にあった物語。 |
『クラッシュ』Crash(2005年・米) 監督:ポール・ハギス。
黒人刑事のグラハムと同僚であり恋人のスペイン系のリア。ペルシャ人のファハドとその娘。若い黒人のアンソニーとピーター。白人のアベック地方検事のリックとその妻ジーン。白人警官のライアンとその同僚ハンセン。ヒスパニック系の鍵屋ダニエル。黒人のテレビディレクターキャメロンとその妻クリスティン。様々な人種の様々な人々がすれ違いぶつかり合い、嘆き、哀しみ、笑い、愛しあう。クリスマスを間近にしたロサンゼルスの数日を描いた群像劇。 |