ウォーミングアップ(準備運動)


今回はウォーミングアップ(準備運動)についてお話します。
みなさんは普段、練習の前にきちんとウォーミングアップをしていますか?

軽い有酸素運動(ジョギングなど)とストレッチ!ストレッチは静的なものから初め、動的なものまで。まず、ウォーミングアップによって体温、筋温が上昇し、敏捷な動きが行いやすくなったり、運動による外傷の危険性が低下します。いったん、心拍数を上げておくことによって酸素量のバランスをとるのまでの時間が早くなり、疲労物質でもある乳酸が蓄積しにくくなり、疲労の回復も早くなります。そして、ストレッチです。練習をする前に準備運動をしなかったら、いきなり筋肉が引き伸ばされて筋肉が損傷した場合、ケガに繋がってしまいます。準備運動はその名の通り運動の準備です。まだ準備ができていないのに身体を激しく動かすことに筋肉はついていけません。まず、反動をつけず、痛い気持ち良いぐらいの位置で数十秒間静止しておく静的なストレッチから始めます。そして、動的なストレッチへと移ります。動的なストレッチとは動きの中で行うストレッチです。肩回しなども動的なストレッチに入りますし、特に肩関節や股関節のように可動域が大きい関節はスポーツパフォーマンスにとって重要です。

 みなさんのトレーニングメニューに入れてあるファンクショナルストレッチングもウォーミングアップ(準備運動)の一つです。(ちゃんとやってるかな!???)ファンクショナルストレッチが他のストレッチと違うところは、筋肉個々をストレッチするのではなく、身体のバランスを整えながら全身のストレッチをするところです。競技前の動作を行うための機能的なストレッチです。

 静的なストレッチングだけだとパフォーマンスの低下になるという報告があります。筋肉の緊張がほぐれ瞬時に筋肉を収縮させて動かすことができなくなるということです。ですから、静的なストレッチ以外にも動的なストレッチ、ファンクショナルストレッチが重要になってくるのです。ウォーミングアップをしっかりしてからの練習といい加減なウォーミングアップをしてからとの練習では、身体の動きなどに明らかな違いが出てきます。まずは、自分で体感し、ウォーミングアップの重要性を感じとってください。そして、みんなでウォーミングアップをやみつきにして行きましょう!!

次回は卓球における柔軟性の重要性などなど、お話します。それでは、頑張ってね〜〜!!