10月22日  ジャパンカップクロダイ広島予選



10月22日(土)、ジャパンカップ黒鯛の広島予選に参加してきました。
阿多田島って島に渡り、

「あーたたたたたたたたたた あたーっ」          「あべしっ」    って感じでした。

ってか、たった今撮った写真を見てて思い出したんですが、渡礁後すぐに目の前で、2艘の船が網入れたんでした。
考えてみたら、その時点で今日は終わってたんでした。

同礁の広島の方とも、「試合前から試合が終わっちゃいましたね!」って話してたのをすっかり忘れてました。
競技中は集中して色んな事やってたから、そのことが頭から飛んでました。
ってことで、釣れなかったのは腕のせいじゃなかったんだ。 漁師のせいだったんだ。 良かった良かった。

以上です。



って、これじゃー日記的にもあまりにも寂しいので一応本日の流れなど。

本日は、受付が4時からのため、家を出たのは深夜1時。
関門チヌクラブのゆりちゃんと鉄人さんに迎えに来てもらい、3人で一路広島へ。

高速使って、3時には会場に着いてました。
4時の受け付け開始後、磯割りの抽選。 私の引いた番号は27番。 タートル2号で阿多田島へ向かいました。

ほんで上がった磯は、内浦ってとこのどっかになるんかな?  ようわからんとです。
この近辺に2人、2人、2人の計6人が上がったんですけど、その中では足場の岩が一番前に張り出していて、後ろの
松を気にせず仕掛けが投入できる。潮通しも良さそうで一番釣れそうな場所。
しかも釣り座優先権は番号の若いおいらで、もちろんその岩に入らせてもらいます。 まずはくじでは当たりか? とか
思ってたら、冒頭の漁師の船。

あ〜あ・・・    とか思いながらふと隣の磯を見ると・・・

んっ?  なんかデジャブー・・・

あれ、あの松の木・・・   なんか以前に見たことがあるような・・・




なんか・・・  仕掛け投入にすごく苦しめられたり、浮子パラソルを引っかけて竿を折りそうになった記憶があったりする
ような無かったりするような・・・


しかもここから見える向こうの磯は・・・     前に釣り人が孤立してたようなしていなかったような・・・




ってことで、はい。 ここ、6月の黒魂カップで上がった磯の、すぐ横の磯でした。
黒魂カップの時の下の方の写真、船が着いている場所が今回の私の釣り場でした。

競技終了後は潮が引いていたので、ウキ取りパラソルが引っかかってないかと歩いて探しに行きましたが、さすがに
なくなってました。


で、ですね、本日の釣りですけどね、棒浮子に円錐浮子に、円錐浮子に棒浮子にと数えきれないほど浮子の交換を
行いました。 釣り方も、浮子止め付けたり外したり、スルスルにズルズル、ツルツルにテカテカ等、色んなことを
試してみました。  でも駄目でした。  周囲6人で釣れたチヌは、隣の松の木の磯での2枚のみ。
6人がかりで2枚なので、やっぱり朝一の網のせいなのでしょう。 阿多田島の常連の方も釣れていらっしゃらなかったですし、
そういうことにしておきましょう。  うんうん。 それがいいそれがいい。


そんな中、私の唯一の見せ場は朝一。 まだ辺りが暗いうちに、ヘッドランプを頭に付けていたことをすっかり忘れて前かがみに
なった途端、まずはヘッドランプが海の中へ落水。  水面下、50cmのところで何故かスイッチが入って光っています。

次にそれを拾おうとして岩をつかんで思いっきり前傾姿勢になったら、今度は胸ポケットから携帯電話がポチャンと落水。

パニックになって、大慌てであたふたしてたら、最後に私がザブンと落水。      


「体感ショーック!  
ショーック!  ショーック!  ショーック!」 


母さん、大変なことになりました。 朝からずぶ濡れです。  んー、マンダム。  なんか、広島まで来て一人でコントやってます。
遠浅で波の穏やかな広島だからこそできる技だね。 ウンウン。
しかも今日は結構な雨が降る予報だから、どうせ後から濡れるんだろうし。 先制パンチで先に濡れといてやりましたわ。 


まぁ、母性本能をくすぐるのが得意の、ちょっとおっちょこちょいな私。 いつものことなので問題なし! ワカチコワカチコ。

幸いなことに携帯電話は防水。 一瞬、本当に防水? とも疑いましたが、大丈夫でした。 初めて防水携帯の威力を
発揮しました。ヘッドランプも、急いでウーロン茶で洗って干してたら帰る頃には直ってました。 
危なかった〜。 セーフセーフ。

で、魚ですか? 黒鯛は釣れませんでしたが、40cmオーバーの赤鯛が釣れました。


今日もまた駄目だった。 私には釣りなんて向いていない。もう釣りなんて辞めてしまおうと思ったのが競技終了の30分前。
ポケットをまさぐると、前の釣りで私に幸運をもたらせた浮子、泉州浮子が入っていました。

しかも今回の浮子は、管付仕様。 その名も 「 KING 」。  まさに私にぴったりの名前の浮子です。

そして半ばあきらめかけていた浮子交換後の一投目、なんと 「 KING 」が、スパーンと海中に消え、その後にライン
バチバチの体感ショック! しかもこいつが結構な引き。

こんなアタリ方、いつものようにどうせボラってオチやろ?とか思ってたら、予想に反して首を振ります。
お、チヌじゃ!しかも良型ちゃうん? とか思ってたら、見えてきた色は赤。食べごろサイズの天然真鯛ゲットです!

残り30分、どうせ5枚は揃わんやろうし、ここは黒より赤でラッキー。 鯛だけに、こりゃーめで鯛。
後で聞いたら、この場所は鯛の巣らしいです。同礁の方も鯛釣られてましたし。 まぁ、完全無欠のズボズボズーボーは
なんとか回避。 良かった良かった。  めで鯛 めで鯛。

そんな、めでたい浮子は、大阪のスタジオ泉州さんのとこで手に入りますよ〜♪


ほんで帰港し検量。
つってもおいらに検量できる魚はいないので、とりあえず検量所に向かい、「検量なしで〜す。」 って、検量カードを渡して
他の選手の釣果を見学。 いやぁ、みなさん素晴らしい釣果ですな。中でも特に驚いたのが若干12歳、中学1年の竹田君。
Bグループトップと、僅か21g差で堂々の4位。 釣果見たけどようけ釣っておられました。あと21g大きな魚釣ってたら、
全国大会への切符でした。う〜ん、惜しい!

ってか、検量風景も見てたんですけど、5匹目はどれも同じような型でどんぐりの背比べ状態だったんですよね〜。
おいら的には、他のが重いんじゃないかなって魚も居たんで、きちんと5匹目の重さを測ってればって思うのは・・・


しかし凄いですね〜。 12歳ですってよ。 恐ろしや恐ろしや・・・

優勝は、ただ1人5kg台を出して、他の追随を許さなかった内海通人さん。 やっぱり、持ってる人は持ってらっしゃい
ますな。 ってか、広島予選、みんなレベル高過ぎ。前の全国大会でも1、2、3位が広島勢で、10位以内を見ても、8人が
中国勢。 中国地方、レベル高過ぎます。 高杉晋作です。 

予選当日も、ぐるり周りは有名人ばかりでしたし、いやー、まいったまいった。
鯛釣って喜んでるようじゃだめですな。

しかもそんなハイレベルな大会の中でも、堂々10位入賞が、一緒に来た関門ちぬ倶楽部のゆりちゃん。
帰りの車の中で聞いた釣り哲学、参考にさせていただきますだ。 

そんな大会の中でもう1つ感動したのが、先日のジャパンカップチヌのファイナルでも優勝された、ご存じ大知昭さん。
私が乗った船の、タートル2号でスタッフとしてポーターされてたんですが、選手の回収時にわざわざ自分も船から磯に降りて
選手の荷物を船に積んでおられました。 
常に日本のトップに君臨してても、一切驕ることない大知さんの謙虚な姿勢や、誰にでも気さくに話しかけて下さるその人柄、
いやぁ、やっぱ瀬戸内のカリスマチヌ師だな〜って思いました。

ってことで、徳山予選では1枚釣ることを目標に頑張ります。 
徳山では、どうか雨が降りませんように・・・


今日上がった磯。前半はこの先端でやってたんですが、
な〜んも釣れんでした。
6月にパラソルを引っかけて竿を折りかけた松の木の磯
検量中!
泉州浮子の管付仕様、その名も

「King」

まさに私にぴったりの浮子。

ただ、私の場合は、キングはキングでも、
ヘタレの方のキングですが・・・
そんな 「 KING 」 浮子で釣り上げた、
魚界のキング!