仙丈ヶ岳 3033m

2005年9月18日(日)〜20日(火)

 夏休み、ken先輩と予定していたアルプス行きが中止になったため。、会うたびにどこか行きたいねと話をしていた。夏休みも終わり、ちょっと仕事をやりくりして急に出かけようということになった私たち。『やっぱいかなくっちゃね』と、出かけたのが仙丈ヶ岳。日程の都合というより、横着な私たちですから、甲斐駒は登らずに、ゆっくりと仙丈ヶ岳のみの計画にしたのです。

       第1日目 自宅〜仙流荘〜(バス)〜大平山荘
       第2日目 大平山荘〜馬の背ヒュッテ〜仙丈ヶ岳〜小仙丈ヶ岳〜大滝ノ頭〜北沢峠

仙流荘の駐車場から見た鋸岳  2泊3日のゆっくりした日程で、まず伊那インターを目指します。高速道路が混雑することもなく、順調に伊勢自動車道、東名阪、中央道と乗り継ぎました。天気がいいので、二人とも上機嫌です。仙流荘で昼ご飯のカツカレー大盛り+生ビールを飲み、バスに乗って大平山荘を目指しました。
この日私たちが泊まる大平山荘。 北沢長衛小屋まで散歩。これは有名な北沢長衛翁のレリーフ 北沢のテン場。今度来る時はここに泊まっても良いな。
 おいしいお酒とご飯をいただき、布団2枚に3人という、比較的ゆったりとしたスペースに寝ることもできて、朝になりました。『えっ、まだ三時やん、ken先輩どうする?』『まだ夜や!寝よら』とken先輩がいったものの、四時過ぎに起き出し、仙丈を目指す。 夜が明けて、甲斐駒ヶ岳が見えてきました。このころまでは天気が良かったのですが、やっぱり、雨男の先輩のおかげでガスがでてきてがっくり・・・ ナナカマドの赤い実がガスった登山道で目をひきます。
 ゆっくりゆっくり登る私。
 やっぱり天気には恵まれなかった・・・僕らはいつもこうなんです。 仙丈小屋のご主人も『昨日は良かったんですけどね、今日はこのままかもしれませんね・・・』でもいいの、おいしいコーヒーをいただいたから。 あ〜あぁ、太陽が透けて見える。駄目だなぁ、頂上まではあと少し・
 あれっ、ガスが晴れてきたぞ! もしかして晴れるかも・・・ 頂上が見えた!
晴れた!遠くに見えるのが、富士山。手前が北岳。日本の標高NO1とNO2のツーショットです。 さっきガスで隠れていた仙丈小屋もこの通り。馬の背ヒュッテも小さく見えています。私たち二人はお弁当を食べるの忘れ、写真を撮りまくった。『来て良かったねぇ〜』 まるで絵の具をさっとまいたような風景。
この稜線を歩いてきたんだ! 遠くにみえるのは、鳳凰三山というらしい。 花崗岩がまるで雪が積もったように見える甲斐駒ヶ岳。
 小仙丈岳でまた一休み。『仙丈から小仙丈までの稜線歩きはええぞ。まるでなぁ、『天空の廊下』を歩いてるみたいや!』とkakuchan先輩に事前に教えてもらっていたのですが、全くその通り。私は興奮しながら、その道をゆっくり歩きました。
 下山道ではまた、私の膝が痛くなり、かなり遅くなってしまいましたが、それでも北沢峠には1時に降りることができました。長衛荘の前でビールで乾杯!体も心も軽くなった今回のてくてく。山は最高!