大台ヶ原 東周回路
2004・10・16(土)
それまでの私の趣味の中心は音楽や星見でした。でも04年夏、ひょんな事から乗鞍岳に登ることになりました。乗鞍岳は、バスで標高2700メートルの畳平まで運んでくれ、気軽に標高3026メートルの乗鞍岳に登ることができます。私は私なりにしんどいところもあったのですが、その時思ったのはなんという開放感でしょう。正直、感動しました。(あとから考えると、すごく天気が良かったのが幸運でした。)その感覚が忘れられず、『どこかいきたいなぁ』の毎日が続いております。何より、山登りって、仕事を忘れられますよね(^_^;)
大台ヶ原駐車場=(55)=日出ヶ岳=(60)=尾鷲辻休憩小屋=(15)=牛石ヶ原=(15)=大蛇ー=(40)=シオカラ橋=(35)=大台ヶ原駐車場 (実働 約3時間40分)
もう今週も忙しいわぁ・・・なんでよぅ。でも、いいの、週末は大台ヶ原に行くからと、自分を励まし、やっと金曜日。さぁ、最後の会議もやっつけました。急いで、お家に帰り、お風呂に入って、8時45分、いざ大台ヶ原に出発! 今日は、朝日を見るため、車中泊の予定。途中のスーパーでしっかり、お酒を買い込みました。そして、もうひとつの楽しみは大台ヶ原から見る星空。昔は重い望遠鏡を車に積み込み、星を見に来たこともありました。 快調に車を走らせ、11時10分駐車場着。寒いわ・・・かなり寒いわ・・・でも、星を見ながら、お酒を飲むんだいと無理矢理外へ。ちょうどペガサスやらアンドロメダ座がよく見えてます。東の空にはオリオンが、西の空ではこと座のベガが名残惜しそうに沈もうとしています。双眼鏡で星雲や星団巡りをしながら、お酒を傾ける。うーん、ロマンチック!っなことないわ!この寒いのにビール飲んでるなんて・・・でもビール3本、ワインの小瓶1本空けてしもたやないの。 目を覚ますと、わぁ〜、5時やないの、もう登ってる人おるやないの(;_;)おまけに頭痛いやないの〜二日酔いやないのぅ〜 |
日出ヶ岳で見た雲海 |
日出ヶ岳からのスカイライン |
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立ち枯れの樹(1) |
結局、トイレやらなんやらで、登り始めたのが6時でした。いつも、つめの甘い私・・・ しかし寒い。カッパを着込んで日出ヶ岳へ。この前来た時より、えらく整備されてる。これやったら散歩道やんと思いながら、山頂へ。カメラを構えた人たちでいっぱい。でも、ガスが出てきて、展望は今ひとつ。「あの山が〜で」と話している人たちがうらやましい。わたしら、いっこもわからんもんね(^_^)帰ったら、T先生に地図の見方、教えてもらおうと思いながら、牛石ヶ原を通って大蛇ーをめざします。 |
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昔、 大台ヶ原には『一本足たたら』というお化けがいて、旅人の血を吸ったらしいです。(この前来たときに、一本足たたらのキーホルダーを買ってしまった。)牛石ヶ原には、たたらを閉じこめたという石がありました。なんか、ゲゲゲの鬼太郎の世界やん。私、そんな話好きよ。 | 立ち枯れの樹(2) |
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大蛇ー |
牛石ヶ原から約15分で大蛇ー。ここは、大台ヶ原の写真にはかならず出てくるところです。でも下をのぞき込もうと思うと怖い!断崖絶壁なんやもん。なんか知らんが、「怖いわぁ」なんていいながら、平気で歩いてる人がいる。怖いもんなんてほんまは無いん違がうんちゃうなんて思ってしまう。私はわざと聞こえるように「高いところ嫌い」なんて独り言いいながらほとんど這いながら先まで、たどりつく。どうせ私は小心者よ。ええかっこするよりええわ!と思いながら、やっぱりかっこ悪い。(こういう性格が良くないんですよね。僕の場合・・・) |
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帰りに見たほっとするような景色 |
さぁ、気を取り直して、シオカラ橋をめざします。膝が痛くならないように、ゆっくりゆっくり下ると沢の音が聞こえてきます。 橋から谷におりてしばし休憩。ええ天気やなぁ、来た甲斐あったわ。かっこよくタバコを吸い始める私でした。 ここから駐車場までは、最後の登りです。始めてきたときはまだかぁと思ったけど、先を知ってるからか、少し余裕。やっぱり、人間『見通し』って大切やね。 てくてくの最後はやっぱり温泉。今日は、渓谷の秘湯『小処温泉』に入りました。きれいな温泉ですよ。遠いけど。 |
大台ヶ原の東周回路は、きれいなハイキングコースでした。さすがにハイヒールの人はいなかったけど・・・でもこんなに人が多かったら、やっぱ、自然のままにって感じじゃないですね。 さて次回はいつになる事やら。でも、いくぞ! |