熊野古道 (本宮)

2004年10月10日(日) 晴

発心門王子=(30)=水呑王子跡=(25)=伏拝王子跡=(55)=本宮大社=(10)=大斎原=(35)=月見丘神社(大日越え)=(45)=湯之峰王子 (実働 約3時間20分)



朝早くから語り部のにとの話を聞く人たちがい
てびっくりしました。
 昨日まで、この熊野地方は、台風22号におびえていました。幸いなことに、台風の進路がそれ、昨日から「明日はいけるぞ!」とワクワクしていた私です。

 今回のコースは、NHKの朝の連続小説「ほんまもん」の舞台となった本宮町です。(本宮町は来年市町村合併で田辺市になってしまう。)折りからの世界遺産ブームで、人が多い(^^;)
 朝7時に家を出て、発心門王子に8時30分。ゆったりとした舗装路を下ります。シダや苔が多い道、台風の後ということもあって湿気っぽい。空は晴れているものの、何となく『陰』がちらつきます。私の生まれ故郷のこの熊野地方独特の雰囲気です。海がすぐそば、気候も暖かい。でも、からっとした暖かさではないのです。何となく『陰』のイメージがつきまとう・・・私は自分の生まれたこの地をそう思っています。

   水呑み王子跡です。
  
    この実はなんて言うんだろう・・・
なんということなく水呑王子跡へ。ここは昔、三里小学校の分校だったらしい。時代とともに廃校になり、ときにはダンスホールなんかにも使われてたとの事。私の先輩が現役の頃にはたくさん学校があったんだなぁ。まだ交通手段も不便だったろうし、大変だったろうなぁ。
 朝日さし込む熊野古道


最近できたのかな、こんな休憩所がありました。ラムネを飲んだよ。
 えらくローカルな休憩所を過ぎ、さらに古道を歩くと、伏拝王子跡にたどり着きます。ここでもなんか、えらくきれいな休憩所があって、祖父江を着たおじさんが、古道の説明をしてくれる。200円の温泉コーヒーを少し飲みたい気もしたけど、『コーヒーどうですか?』と声をかけられるのがおっくうで、早々に退散。ここは例の『ほんまもん』のロケ地だったらしい。
 ここからは延々と下り。下りは嫌いよ。膝が痛い。約1時間ほどかけて本宮大社へ。ここは皆さんもうおなじみ。私も毎年、元旦にはここで厄払いのお守りを買います。なんか人が多くてびっくり。世界遺産はたいしたもんやなぁ。観光客を横目で見ながら、大斎原まで。ここでお湯を沸かし、おにぎりとスープの昼ご飯。子どもに指さされた(^^;)




大斎原

大日越えの看板

 ここからが少し大変。湯之峰の温泉目指して、大日越えといわれてるらしい古道を歩く。大日山は369bの山なんですが、私、上りで、ばてました。(情けない・・・) 途中で出会ったおばさん二人が、初めて人に会ったと言ってました。なんかほんましっけぽいし、うっそうとしてるなぁ。あんまり好きじゃない、ここ。
 そして最終の湯之峰温泉。人気の壺湯は、二時間待ちらしい。おまけに夕方より、NHKの生中継があるらしくて、もう入れませんとのこと。いいの、いいの、私は一般客。普通の温泉に入ります。気持ちの良い温泉に入って今日はおしまい。


月見丘神社

  

  さぁ、次はどこに行こうかな?11月は職場の人たちと、玉置山に行く予定。紅葉の大台ヶ原もいいでしょうねぇ・・・冬には小雲取、大雲取に挑戦したい。仕事を調整しなくっちゃ。こうやって私の一日が終わりました。