赤 岳(2899m)

2009年9月20日(日)晴れ〜22日(火)曇り

9月20日(日)
 職場発 伊勢自動車道で約40分の渋滞を経て、美濃戸山荘に宿泊

9月21日(月)
 美濃戸山荘〜南沢〜行者小屋〜文三郎道〜赤岳頂上=赤岳頂上小屋 

9月22日(火)
 赤岳頂上小屋〜地蔵尾根〜行者小屋=美濃戸山荘  また高速道路をずっと運転して自宅へ

 久しぶりの山行です。
これまでの間、大台ヶ原、釈迦ヶ岳、木曽駒ヶ岳に出かけるには出かけていたのですが、山らしい山には登っていません。顔では笑いながら、今ひとつ燃え上がらないのはやっぱり体調のことが気になるからです。前日は仕事で泊まりあけだし、すっきりしない体調。おまけに日頃の不摂生がたたって体重が90キロを軽くオーバーしてる・・・行ってみたら何とかなるか・・・これが後々まで尾を引きました(^^;)
 いつもはおかわりをするビールも、なぜか進まない私です。

 朝八時にいつものメンバー、ken先輩、cayo姉さんが職場に集合。私のX-TRAIL(通称 トレコちゃん)に荷物を移し、いざ出発。天気もよく気持ちのいいドライブ。でも高速に乗りしばらくすると渋滞が私たちを迎えてくれた。シルバーウィークのまっただ中だから仕方ないかなぁと思いつつもいらいらする私。午後四時頃に、美濃戸山荘さんに到着する。
    美濃戸山荘さんの夕食
 5時20分、小屋で用意してもらった朝ご飯を食べる。おいしい(^^) 昨日も夕飯のご飯はおいしかったな。三杯もお代わりした。おみそ汁だけでも食べられるね。また太って帰るんだろうな・・・小屋のすぐそばに北沢、南沢への分岐があって今回は南沢を登る。しばらくすると河原のような道を歩くことになります。
 

  黄色に色づく樹
『行者小屋までは、だらだらや』とken先輩に言われていたのですが、私はすぐに『2分だけ、立ち休憩!』と悲鳴を上げる息と大腿四頭筋を治めるために、声を上げます。

昨日の夜は調子よかったら、赤岳から横岳、硫黄岳回ろうかなどと話していたのですが・・・

   横岳がギザギザに見えます。

 やっとの思いでたどり着いた行者小屋
 行者小屋で大休止。さっそくザックをおろして水を飲む。人もたくさん。
私は青い空を眺めて大満足。これだからやめられないよ〜と、この後、『行』がまっているのも知らず、登山気分を満喫していたのでした!

 雲海と秋の雲がきれいだぁ・・・

 行者小屋から鎖場、梯子が続く
 行者小屋からは、鎖場と階段が続きました。一回目の階段を泣く泣く上ったと思ったら、また階段が現れました。どうにもなりません。だってザック込みで100キロオーバー、体は不摂生だもんm(_ _)m ここまで私のペースで歩いてもらうため先頭を歩いていたのですが、ken先輩、cayo姉さんには先に行ってもらうことになりました。まったく不覚です。つらいよ〜
この姿が気に入りました。また行きたい

 足下からはじまる『秋』
 もうここからは情けないやら、何やらの行程となります。三歩歩いては休み、10歩歩いては座り込みというまったく情けない状況。私の横をたくさんの人たちが過ぎていき、なかには『これくらいふつうだよ〜』涼しげな顔の人をみて、ほんと顔を隠したいくらいです。
 この状況はまずいですね。なんかギャグでも考えて、開き直らないと・・・

 雲海の上に姿を見せた富士山。

こんなところを通ります。
 まぁ、私にしたら非常にまずい場面ですが、ひとりになってしばらく・・・なぜか『きっもちいいなぁ〜』って感じになってきました。もう思いっきり休んでから、一歩ずつ歩き始めて、岩場では手も使ってあと少しの頂上を目指したのです。すっごい開放感!しんどいのに気持ちいい!変な趣味はないのだけれど・・・
一歩ずつ踏みしめながら・・・

頂上で!おなかと顔がふくらんでます!
  とうとう頂上に着きました。ぜんぜんかっこよくなかったけど(^^;)

 頂上小屋はこの日200人の人が泊まったらしいです。さっそく缶ビールを飲みました。外で飲みたいけど、もう寒いからやめにしよう。

 思うようにならない体に反省するとともに、気持ちいい開放感を味わった私。次回を目指して、かんばろっと(^^)

 教訓:体重、体調管理はくれぐれも忘れずに!
     コースタイムの倍かければ(それくらいの時間があれば)私でも登れました(^^)/ 

  

 翌日は地蔵尾根を下り美濃戸へ。この調子じゃ膝がまた痛くなるかなぁと心配していた私ですが、それはありませんでした。不幸中の幸いです。帰り際、ken先輩に『体重が80キロを切らんと、もう山へ連れてこんぞ!』といわれてしまった。きびしいのね・・・私の体調のいい時に、思いっきり飲ませて、二日酔いで山に連れ出してしまおうと、計画する私でした。
なにわともあれ、がんばりました〜