Shirakami Rod since 2002 | |||
ホーム |
@ エポキシは湯煎にかける。
分量を正確に計るために粘性を下げる必要があります。
こうすればロッド1本分が各30滴で間に合うことになります。
スレッドのコーティングはバンブーロッド製作行程の中では、見栄え(性能ではない)の善し悪しを決定する点で非常に重要な作業になると思います。フラットかつ均一に仕上げるには相当な技術が必要です。私なんかは性能にあまり関係しないということで適当なところで妥協していますが、実用性を重視してブランクの塗装と一体化するように着意しています。その理由は、昔セージのLLロッドを見たときの、ルビーのような美しさが強く印象に残っていて、その製法がスレッドとブランクの境がない滑らかなコーティングだったことからきています。スレッドとブランクの境がはっきり分かれている製法は強度(スレッドが傷つく)的にも問題ありと考えています。
現在一般的に使用されているスレッドのコーティングは、ウレタン系とエポキシ系の2種類だと思いますが、どちらが良いのでしょうか?結論は、どちらでも「大きな違いはない」です。だだし、これは正しい使い方をした場合で、使い易さという点ではエポキシかな?という気がしています。
その理由は、@主剤と硬化剤の比率が1対1というのがエポキシ系に多くて混合が容易。A混合比率が厳密でなくても硬化する。この2点において、経験上エポキシ系の方が優れているような気がします。ウレタン系は比率が違うと本当に硬化しませんので、対策として大量に混合液を作る必要が生じ、使用量よりも捨てる方が多くなり、コストがかかるということになります。注射器で正確に分量を量る方法もありますが、注射器が使い捨てではコストの削減にはなりません。
ガイドのスレッドコーティングは ウレタン? エポキシ?