大戦隊ゴーグルファイブ(PART3)
今度はゴーグルファイブのPART3のページを作成しました。また1話分限定の内容なんですが、こういう更新はあまりワンパターンにならないように
気をつけていきたいと考えております。では、今回はゴーグルブラック・黒田官平が大活躍した第26話です。これを振り返ってみたいと思います。
モズーは面白い
ショック爆弾を使って人々の記憶を失わせ、世界を混乱させようというデスダークの企み。追いかけっこをしている警官と泥棒の2人に目をつけ、イ
ノシシモズーが爆弾をぶつけます。その時、「今、衝撃のデビュー。」と言うイノシシモズーが何とも面白いです。そうです。爆弾犠牲者第1号第2号と
なる警官と泥棒なわけですから、イノシシモズーにとってはまさにデビュー戦でした。このイノシシモズーに限らず、ゴーグルファイブに出てくるモズー
は面白い奴が多かったです。爆弾を喰らった2人は本当に記憶喪失に・・・。ただ、外傷は全くありませんでした。
かわいそうな女の子
さあ、警官と泥棒を記憶喪失にする事に成功したデスダーク。当然ショック爆弾作戦を続けます。今度は数十人ほどをターゲットに選んで爆弾を与
えたイノシシモズー。その中には小さな女の子もいました。やはり記憶喪失になったのですが、出てきたセリフが「ここはどこ? わたしはだれ?」で
はなく「ママー、ママー。」だったのが、何ともかわいそうでなりません。女の子のお母さんがすぐに走り寄ってきてくれましたが、記憶の飛んでいるこ
の女の子は自分の母親の事が分かりません。ひたすら「ママー、ママー。」と繰り返すばかりです。そんな様子をかわいそうに思いながらみるゴーグ
ルブラックの黒田官平。ここから彼の大活躍が始まるのでした。
頭脳プレイ
これ以上ショック爆弾の被害を増やすわけにはいかない。そう考えたゴーグルファイブの5人は、それぞれ分かれてパトロールに出かけることにしま
した。もしモズーが現れた時はたった1人で立ち向かわなければなりませんが、ここはそれよりも被害防止を優先させなければなりません。しかし、
ここでゴーグルブラックがとっさに思いついたのが、パトロールしようとする場所にわざわざデスダークが来るはずないなという事。そこでブラックは、
行く場所を変更。すると何とそこにイノシシモズーが現れました。これぞまさに頭脳プレイ。やはりゴーグルブラックは、5人の中でも一番頭がいいな
と思ったのと、それを皆に言わずに1人でやるところが何とも憎らしかったです。
狙われるゴーグルブラック
結局その場に他の4人も合流し、ゴーグルファイブ5人がそろいました。この時の戦いでは、ゴーグルクーガーにも余裕で勝ったりするイノシシモズ
ーの凄まじいパワーが光りました。そのイノシシモズーがショック爆弾を5人にぶつけましたが、変身をしているゴーグルファイブ達の記憶を消すこと
はできない・・・あ、いや、実はブラックだけはまだ変身していませんでした。人間体であったブラックが記憶喪失に・・・。これは大きな痛手となりまし
た。なんせ戦隊ものなので5人のうち1人でも欠ければ大幅な戦力ダウンになります。特にこのゴーグルファイブは合体技を得意としていますので、
余計そうです。逆にチャンスとなったデスダーク。記憶喪失になったブラックは当然変身することも忘れている。モズーだけでなく、デスギラーにマズ
ルカ、さらにはデスファイターまで発進させて、集中攻撃を浴びせてきました。
ブラック大逆転
記憶を失っても、戦う本能は残っていたブラック。襲いくる敵を何とか倒してはいました。しかし、とうとう追い詰められ、川へと落ちてしまいました。さ
てその頃、デスダークはさらに強力なショック爆弾を完成させていました。その秘密基地へと集まったデスギラーたち。ブラックなしのゴーグルファイ
ブ4人もそこにやって来ましたが、5人そろわなければ怖くはないと余裕の表情のデスギラー。しかし、そこへ現れたのがゴーグルブラック。記憶を
失い、襲い来る敵をただひたすら倒すだけだと思われていた彼が、何と強力ショック爆弾の信管を抜きました。記憶喪失というのは実は演技。爆弾
を喰らう瞬間、ブラックは一時的に変身し、その衝撃に耐えていました。これでショック爆弾を使えなくなってしまい、悔しがるデスギラーたち。まさに
サブタイトル通りのブラックの大逆転。敵をあざむく時はまず味方から。さっきのとっさの独自の判断もそうでしたが、ここも味方には何も相談もして
いませんでした。ゴーグルブラック、本当にカッコいいです。
後半の戦い
いつもの後半の戦いですが、マダラマン達はゴーグルブラックがすでに結構倒している事もあってなのか、いきなりイノシシモズーとの対決になり
ました。そして、ここでもブラックが大活躍でした。アイアンアームにクラブ、さらに4人も加えてのダイナマイトクラブでイノシシモズーを撃破。にして
も、イノシシモズーのショック爆弾ってブラックのクラブに形が少し似てるなと今さらながら思ったのですが・・・。リフレッシュパワーで甦ったイノシシコ
ング相手には、ゴーグルロボだけでなくゴーグルシーザーも援護。ここでもブラックの活躍がありました。
戦い終わって・・・
イノシシコングが倒れたと同時に、記憶喪失になっていた人々も元に戻りました。あの女の子も元通りになり、母親が分かるようになりました。この
親子の悲しげな姿を見た時、どんな事をしても助けてやりたかったと言っていたブラック。もうその時点ですでに、一連の作戦を頭に描いていたに違
いないでしょう。そしてそれが見事に上手くいきました。全員記憶が戻って良かったと思いきや、1人だけ戻らない方が良かった人がいるというオチ
が面白かったです。冒頭で追いかけられていた泥棒が再び警官に追いかけられていました。
以上、第26話のポイントとなる部分を順番通りに書いてみました。やはり今回はゴーグルブラックが主役中の主役。ホントに黒一色といった感じで
した。頭もいい、アクションも凄い、そして何より人一倍優しい。ヒーローというのは、このゴーグルブラックのためにある言葉かもしれません。これが
第26話でしたが、50話までありますので、この後もきっと活躍をしてくれるでしょう。