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宇宙刑事シャイダー(PART5)



PART5に突入です。久々にビデオテープに録画しているシャイダーの最終回を見ました。いやぁ〜やはり何度見ても、シャイダーと大帝王クビライ

の勝負はド迫力ものですね。本当に興奮しました。ということで、今回は宇宙刑事シャイダーの最終回を改めて見て、新たにまた感じたことを書いて

みることにしました。最終回については一度軽く書いてはいるんですが、その時には感じていなかった事をこうしてここで書いてみました。では、どう

ぞご覧下さい。



最終回を再び振り返って・・・


厳密には最終回じゃない

最終回最終回と言っていますが、厳密には最終回ではありません。これが第48話なんですが、実はこの後、第49話として「3人の宇宙刑事 ギャ

バンシャリバンシャイダー大集合!!」があり、これが宇宙刑事シャイダーの本当の最終回となっております。ただこの第49話は、これまでの3人

の宇宙刑事の戦いぶりを振り返るのがほとんど。やはり私は、シャイダーは第48話までだと思っております。



いきなり焼結

シャイダーがいきなり焼結した状態から話が始まります。いきなり焼結した状態から始まるのは他の回でもあったんですが、この最終回では、クビラ

イを倒して不思議宮殿を脱出するまでずっと焼結したままで、素顔の沢村大が見られたのは、戦いが終わってからのラストシーンだけでした。なの

でいつもの焼結シーン、およびその説明もこの最終回ではありませんでした。ずっと焼結した状態でいた、つまりそれだけバトル中心であったことが

言えると思います。



心の叫びとテレポート

最終回だからなのか、ちょっとありえない事も2つ起きました。その1つが、アニーの心の叫びです。アニーはフーマに捕まってしまいますが、シャイ

ダーもイースター島の遺跡の中に閉じ込められているため、助けることが出来ない、いや通信も出来ない場所にシャイダーはいるので、アニーが捕

まった事すら知りませんでした。しかし、そのシャイダーの元に、助けを求めるアニーからの心の叫びが届くことに・・・。それをキャッチしたシャイダ

ーは、これまでいくら頑張ってもエンジンをかけることが出来なかったブルホークそっくりのマシーンのエンジンを始動させ、そしてそのマシーンでま

るでテレポートするようにアニーの所まで行きました。これがもう1つのありえない事でありますが、この2つこそがこの最終回には欠かせない重要

なポイントだったと私は思っております。



様々な散り方

最終回、しかもあと残り10分ほどになったにも関わらず、フーマの面々がまだ生き残っていました。首領のクビライはまあ当然でしょうが、神官

ポー、ギャル2、ギャル4、ギャル5、珍獣たち、戦闘員ミラクラーとほとんどが残っておりました。残り時間も少ない中で、一体この連中をどうやって

シャイダーが片づけるのかも興味がありました。確かギャバンの時も、かなり敵が残っていましたが、最後はドン・ホラー以外はみんな魔空城と共に

消え去りました。で、シャイダーのほうはどうなったというと、クビライはもちろんシャイダーが倒しました。神官ポーと珍獣たちは暗黒銀河に姿を消

し、ギャルたちはクビライに身を捧げ、ミラクラーたちはおそらく不思議宮殿と一緒に焼け死んでいったと思われます。こうしてギャバンの時との敵た

ちと違い、最期の迎え方はみな様々でした。



3つのBGM

このシャイダーではBGMは主に3つが使われていた・・・と私は思っております。目に見えるものでなく曲なので、アレとアレとアレとしか言えないの

ですが、その3つのBGMが連続して使われたシーンがありました。不思議時空でシャイダーがいよいよクビライと対決しようとした時なんですが、 

3人のギャル軍団が現れて巨大な蛾に変身してクビライに吸い込まれ、クビライはパワーアップしました。この時に、これまでよく出ていた3つのBG

Mが連続で使われました。これから始まる壮絶な最終決戦の幕開けにふさわしいものを感じました。



戦い終わって・・・


ついにフーマを倒し、シャイダーとアニーが沈む夕日を見ながら固い握手をしました。そういえば第1話でも、これから始まる厳しい戦いに向けて2

人は握手を交わしていました。この宇宙刑事シャイダーはまさに、2人の握手で始まって2人の握手で終わった話でありました。途中何度も苦難が

あって大変な思いをさんざんしてきましたが、最初と最後は共に生き生きとした表情のシャイダーとアニーでした。

 

以上、6つについて書いてみました。はじめは未熟だった2人の宇宙刑事が、徐々に成長し強くなり、最後はフーマを倒しました。そしてそれは、

我々見ている者にもまた大きな感動を与えてくれたと言っていいでしょう。本当に色んなものが詰まった最終回でした。ではまた機会がありました

ら、このページを増やしていくことにしたいと思います。


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