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宇宙刑事シャイダー(PART2)

私が中、高生くらいの時なんですが、特撮関連の話をする人は女の子にはもてないとか、デートの時にそういった話をするのはもってのほか、という

ことがよく言われていました。しかし私に言わせてもらえば、自分の好きなことを無理に押さえつける必要はないですね。やはり、人間は自然に生き

るのが一番です。従って、私も好きな限りは、なるべくこの「特撮もの」の更新は続けていきたいと思います。では、シャイダーのPART2のページ、

ご覧下さい。

 

バビロスVSフーマ戦艦

色んな対決シーンがありましたが、私の中で思い出深いのが、このバビロスVSフーマ戦艦でした。やはり巨大兵器同士の対決、迫力がありまし

た。その対決ぶりを振り返ってみたいと思います。

 

シャイダー側、対するフーマ側のそれぞれの超兵器は、主に次の通りです。

 ・シャイダー側

  バビロス・・・一番大きい超兵器。バビロス号とも呼ばれている。

  スカイシャイアン・・・バビロス号の中ある超兵器。飛行担当。

  バトルシャイアン・・・同じくバビロス号の中にある超兵器。地中を潜って、相手のアジトに行く時に使われる。

  ブルホーク・・・同じくバビロス号の中にあるオートバイ型の超兵器。不思議時空に行く時に使われる。

 ・フーマ側

  フーマ戦艦・・・一番大きい超兵器。バビロスにいつもやられている。

  フーマ戦闘機・・・フーマ戦艦の中にある超兵器。バビロスかスカイシャイアンにいつもやられている。

 

◎第1話

バビロス、フーマ戦艦、共にこの第1話から登場しました。バビロスは、シャイダーとアニーが地球にやって来る時に初披露となったわけですが、何

ともデカイな〜という印象でした。さあ、相手と互角以上に戦うシャイダー。ここでフーマは、フーマ戦艦を発進させます。この第1話でのフーマ戦艦

発進は貴重です。というのは、不思議宮殿に着岸しているフーマ戦艦が離れるところから見せてくれるからです。これは実に、この第1話しか見れま

せん。もうあと何話か見せて、その後はいきなりフーマ戦艦が現われるようにしても良かったんですが、他のシーンの重要性を考えてか、こうなった

ようです。そしてさらに、フーマ戦艦からは何機かのフーマ戦闘機が現われました。これで、フーマ戦闘機はフーマ戦艦から飛び出してくるものだと、

まず視聴者にしっかりと伝えました。フーマ戦闘機の攻撃を受けるシャイダーでしたが、ここでスカイシャイアンを発進させ、そのスカイシャイアンでフ

ーマ戦闘機を全機片付けました。こうなるとフーマは、不思議時空という異空間にシャイダーを誘い込もうとします。対するシャイダーはブルホークを

呼び、それに乗ります。ここで先ほど発進させていたフーマ戦艦が来て、ブルホークを攻撃してきます。ここも貴重です。シャイダーをよく見ている人

は分かると思いますが、フーマ戦艦の攻撃シーンは主に不思議時空内。不思議時空になる前の青空での攻撃シーンは、本当に違和感がありま

す。さあ、ブルホークがフーマ戦艦にかなうわけありません。シャイダーは何とかかわしながら、不思議時空へと入っていきました。ここでフーマ戦艦

はいったん退き、不思議獣にシャイダー抹殺を任せます。シャイダーは、苦戦を強いられますが不思議獣を倒します。こうなるとまた現われるのが

フーマ戦艦。しかし、今度はそれを倒します。バビロスを呼んだシャイダー。バビロスをシューティングフォーメーション(ジョット機が拳銃型に)に変形

させ、必殺技のビッグマグナムでついにフーマ戦艦を撃破。不思議時空も解除されました。こうしてみると、フーマ戦艦が発進されてから、シャイダ

ー側、フーマ側ともに、色んな超兵器を出してきました。第1話ならではの長期対決となりました。

 

◎第2話

第2話は、第1話ほどの長期対決にはなりませんでしたが、この回ならではの見所あるシーンの連続でした。バビロスとフーマ戦艦との対決は、第1

話とは違って、不思議時空で不思議獣を倒した後からでした。シャイダーの前に現われるフーマ戦艦。しかしシャイダーは何を思ったのか、バビロ

スではなくブルホークを呼び、それに乗ります。ここはブルホークを呼ぶ場面じゃないのに・・・。まだ戦いの感覚をよくつかめていないのかもしれま

せん。当然容赦なく、ブルホークに攻撃してくるフーマ戦艦。シャイダーはこれを必死によけ、結局バビロスを呼びました。今回は、もう1つの変形シ

ステム、バトルフォーメーション(ジョット機がロボット型に)に変形させました。そして、ブルホークに乗ったまま、バビロスに入っていきます。このブル

ホークがバトルフォーメーションしたバビロスに入っていくのは、たぶん第2話しかないでしょう。一方のフーマ戦艦、今回もフーマ戦闘機を出してき

ます。しかしこんな戦闘機はバビロスの敵ではありません。バビロスレーザーやバビロスミサイルで難なく倒しました。残ったフーマ戦艦は、地上に

着地しました。これも滅多にある事ではありません。そしてキバミサイルを発射しますが、ロボ型のバビロスはこれを両手で受け止め、逆に投げ返し

ました。このパターンも珍しいです。しかし、フーマ戦艦は死なず。負けじと両目の破壊ビームを撃ってきますが、バビロスも撃たれ強い。段々と歩い

てフーマ戦艦に近づいていくバビロス。最後は、バトルフォーメーションの最大の必殺技であるバビロスファイヤーでフーマ戦艦を破壊。今回出てき

た敵はこれですべて蹴散らし、不思議時空も解けていきました。バトルフォーメーションになっての戦いの中では、この第2話が一番多彩かつ長期

であったことが言えるでしょう。

 

ということで、この第1話と第2話だけで、シャイダーファンにとってはもうお腹いっぱいになるくらいの超兵器合戦を見たことになります。第3話以降

は、序盤がシューティングフォーメーション、中盤はシューティングフォーメーションとバトルフォーメーションの両方、終盤はまたシューティングフォー

メーションといった具合に変形パターンがだいたい固定されていきます。ということで、各話でどちらの変形システムだったのか、それを調べてその

一覧表を作成しました。

 

◎変形システム一覧表

次に、各話でどちらの変形システムか、それを調べてその一覧表を作成しました。

変形システム
シューティングフォーメーション

1、3、4、5、6、8、9、10、12、14、16、17、18、20、21、22、23、24、25、26、27、36、37、
38、39、40、41、42、43、44、45、46、48

バトルフォーメーション 2、11、13、15、29、31、32、33、35
なし 7、19、28、30、34、47

もうシーティングフォーメーションの回がほとんどです。第1話、第2話で両フォーメーションの全容を見せ、第3話〜第10話はシューティングフォーメ

ーション、第11話〜第35話は両方がランダムに、そして第36話から終わりまではまたもシューティングフォーメーション・・・と、やはり私の記憶通り

でした。意外に多いなと思ったのが、どちらもなしだったのが6回もあったこと。もう毎週登場していると思っていたので驚きました。

 

◎第31話

なぜシューティングフォーメーションではなくバトルフォーメーションにしたのか、この回だけは疑問に思いました。というのは、相棒のアニーが敵に捕

まっていて、シャイダーは一刻も早く助けに行かなければならない状況でした。そこへフーマ戦艦がやってきたわけですが、変形の時間がかかるバ

トルフォーメーションより、シューティングフォーメーションにするべきではなかったのでは、と思いました。それも、変形する前にフーマ戦闘機も登場

してしまったのなら、多彩なビーム攻撃の使えるバトルフォーメーションでもおかしくないんですが、フーマ戦闘機が出てきたのは変形した後でした。

なので、やはり戦闘時間も長くなってしまう始末。フーマ戦闘機、フーマ戦艦を倒したシャイダーは、もちろんすぐにシャイアンを呼び出し、アニー救

出に向かいました。ちなみに、この回は珍しく青空でフーマ戦艦が登場しました。おそらく第1話以来でしょう。

 

◎第37話

まず訂正事項が1つ。以前、フーマ戦艦がバビロス号に勝ったのは第19話の1回だけと言いましたが、この第37話の1回だけでした。さて、その

第37話ですが、フーマの方からシャイダーに戦いを挑んできます。人間達を洗脳させて戦わせるフーマ。シャイダーはその人間達に攻撃すること

は当然出来ず、すっかり取り乱してしまいます。そこへ一気にケリをつけようとしたのか、フーマ戦艦が現われました。もちろんシャイダーもバビロス

を呼び、シューティングフォーメーションで倒そうとしますが・・・あろうことか、ビッグマグナムを外してしまいます。シャイダーの精神的ショックはよほ

ど大きかったと見えます。こうなると、留まることを知らないフーマ戦艦。額の衝撃波砲で容赦なくシャイダーを襲います。ここで助けにきたのがアニ

ー。第31話の借りを返すわけではありませんが、アニーが助けにきます。しかし、状況は変わらず。フーマ戦艦の攻撃を、シャイダーとアニーが必

死に避けることになります。それにしても、アニーまでフーマ戦艦の攻撃を受けることになるとは・・・。ここも貴重な映像です。とにかく、こうして出だ

しはさんざんだったシャイダー側。しかしその後は、洗脳されていた人々を助け、不思議時空内で現われたフーマ戦艦も今度はこっぱみじんに倒し

ました。

 

◎第40話

第40話も見ものでした。バビロスの中に不思議獣を侵入させ内部から破壊させるフーマの作戦は、振り返れば前作のシャリバンでも同じような話

があったわけですが、やはりそれでも見ていてハラハラさせるものを感じました。もう少しで取り返しのつかないところまで内部を破壊されてしまった

バビロス。間一髪のとこでシャイダーがそれを防ぎ、不思議獣を追い出すことが出来ました。ところがそれだけではありませんでした。その後いつも

通りフーマ戦艦がやってきたわけですが、バビロスはフォーメーションシステムをやられてしまっていました。それを緊急で修理するアニー。修理完

了までの間、シャイダーがフーマ戦艦の攻撃を受けまくるシーンは、これまたハラハラするものがありました。何とかフォーメーションシステムを修復

したアニー。シャイダーはバビロスをシューティングフォーメーションに変形させ、フーマ戦艦を撃退しました。

 


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