宇宙刑事ギャバン(PART2)
ギャバンのPART2を作ってみました。宇宙刑事といえば、宇宙犯罪組織との壮烈な戦いがメインで、どうしてもその方向に話題が行ってしまいそう
ですが、今回はちょっと目先を変えたというか、ブレイクしまして、それ以外のギャバンの一面を中心にしたものをこちらのページに書いてみました。
なので「ギャバン」のところを、人間名である「一条寺烈」の「烈」という言い方にしているところがほとんどなんですが、その辺はあまり気にしないでご
覧になって下さい。ではどうぞ。
仕事
地球では、アバロン乗馬クラブで働いていました。しかし、宇宙刑事に事件はつきもの。事件が起きればすぐに飛んでいかないといけない烈は、こ
の乗馬クラブで働くことはほとんど出来ませんでした。それをしっかり証明しているのが給料日でして、何と月たったの3000円。いかに働いていな
かったかがよく分かります。普通だったらとっくにクビになっていてもおかしくないのに、なぜか第43話までそれを免れていたのも面白いです。しか
し、次の第44話(最終話)ではついに乗馬クラブの経営者・豪介も我慢の限界に・・・。「わしはあいつが1日まともに働くのを見たことがない。クビだ
もう。」と、ついに烈をクビにしちゃいました・・・。
金がない
宇宙刑事として活躍している烈も、プライベートな部分は割りと情けない部分が少なくない。いや、そのギャップがあるからこそ、ヒーローというのは
視聴者にもウケがいいのかもしれません。この金がないというのも、その1つでした。それが明らかになるのが、第14話の「愛と悲しみの別れ とど
めの一撃!!」。新しい強敵ダブルモンスターとの決戦で死を覚悟した烈は、子供たちと思いっきり遊びたいと言って、相棒のミミーに金を借りてい
ました。やはり銀河連邦警察の長官の娘だけあって、烈と違ってミミーはかなりの金持ちでした。また次作のシャリバンの話でも、烈はシャリバンか
ら金を借りることに・・・。たぶん後になってちゃんと返して上司としての面目も何とか保っていただろう・・・と信じることにしておきます。
女心
このギャバンの話は、第1話から第15話あたりまでは、戦いやシリアスな場面が主となる話が多かったんですが、第16話、第17話と、恋心を絡め
た話が続きました。その第17話では、ミミーの恋心をどれだけ分かっているか、まるでそれを烈に試すような展開の話になりましたが、まあ分かっ
ていない分かっていない。突如として現れた大条寺豪にミミーはわざと好意があるように見せていましたが、それは烈が好きだから。マリーンにそう
言われるまではその事に気づきませんでした。そしていつも堂々として勇ましいコム長官も、今回のミミーの件ではちょっと困惑状態に・・・。こういう
恋心が絡んだ話になった時は、どうも男性陣よりも女性陣のほうが物語をリードをしていくみたいです。ただ、大条寺の卑劣な罠のせいでミミーが傷
ついたことに本気で怒っていた烈は、本当に最高でした。まさに男でした。
変装
烈は、変装も結構得意としていました。変装に関しては、のちのシャリバン、シャイダーでもありましたが、このギャバンが一番多かったんじゃないで
しょうか・・・。浦島太郎、美女、魔女、ヘラクレス、ガンマン、ピノキオと、なかなかインパクトの強い変装術を見せていました。これに加えて、ミミーも
小鳥に化けることが出来る。この2人のやる潜入捜査はかなり役に立っていたように思えます。ただこのギャバンでは、敵側のマクーがあまり変装
をするような集団ではありませんでした。なので、変装合戦というドタバタとした話ももっと多く見てみたかったなというのが、ちょっと心残りでした
が・・・。ラスト3話では悲しさ溢れるシーンが多かった烈でしたが、中盤ではこういう変装という面白い面も見せていました。
汗いっぱい
いつも汗だくになって戦っていたイメージがありました。第42話他、変身前の戦いのシーンの回が多かったので、尚更それが目立っていたように思
います。本当にこっちまで力が入るというか、何だかまるでいつもファイト一発のコマーシャルを見ていたようでした。変身前の凄まじい戦いに疲れを
見せることなく、汗だくのまま蒸着シーンをやる姿もまたすごかったです。変身前にあれだけ汗をかけば、コンバットスーツで身を包んでからはさぞ
暑くて大変だっただろう、そんな想像も膨らんでしまいますが・・・。子供向けのヒーローというのは、変身後の戦いに注目がいきがちですが、こういう
変身前の気迫溢れる戦いぶりも見逃せないですし、またその両方が合わさってこそ、本当のヒーローじゃないでしょうか? ギャバンはホントにいつ
もカッコ良かったです。
以上、書いてみました。やはり宇宙刑事シリーズというのは、私の中では永遠です。今後もまたきっと気づいたこと、改めて感じたことなど、色々出
てくると思いますので、その時はまた書かせてもらおうと思います。