超獣戦隊ライブマン(PART4)
PART4にまで突入してしまいました。PART3の終わりに、「もう最終回のことまで書きましたので、果たしてどうなるか・・・」なんて言ってましたが、
全然関係ありませんでした。やはり私にとってはライブマンはフォーエバー。編集作業も限りなく続いていきそうです。
合体ロボVS頭脳獣
ライブマンに限ったことではありませんが、戦隊シリーズでは、戦士ではなく合体ロボにより戦いというのも、見所の1つです。超新星フラッシュマン
から、巨大ロボが2体登場するようになり、このライブマンではついにその2体がさらに合体するようになりました。
・ライブロボ(最初に出てきた合体ロボ)
・ライブボクサー(2体目の合体ロボ)
・スーパーライブロボ(ライブロボとライブボクサーとが合体した超巨大ロボ)
ここでは、そんな合体ロボ、登場した頭脳獣のことを中心に振り返ってみたいと思います。スーパーライブロボが初めて登場した第30話から見てい
きましょう。
◎第30話(登場した頭脳獣:ギガボルト、登場した合体ロボ:ライブロボ、ライブボクサー、スーパーライブロボ)
ビアスがギガ計画のために作ったギガボルト。その強さは想像を絶していました。何しろ第28話、29話と、2話連続で倒すことが出来ません
でした・・・。ライブロボ、ライブボクサーが2体がかりでかかっても太刀打ちできませんでした。しかし、更なる合体システムを見つけたライブマ
ン。スーパーライブロボがついにギガボルトを滅ぼしました。
◎第31話(登場した頭脳獣:ベガヅノー、登場した合体ロボ:ライブボクサー)
自分の子供であるベガベビーの命さえも弄んだ卑劣なベガヅノー。そんなベガヅノーにグリーンの怒りが爆発。そんなグリーンに敬意を表して
か、登場したのはグリーンとブラックが主体であるライブボクサーだけでした。
◎第32話(登場した頭脳獣:ゴアヅノー、登場した合体ロボ:ライブロボ)
ライブロボの超獣剣のパワーアップを成功させたライブマン。ということは、この回に他の2体が登場するのはあまりにも無意味。ライブロボの
超獣剣の新必殺技ストロングクラッシュダウンでゴアヅノーはあっけなくやられてしまいました。
◎第33話(登場した頭脳獣:ロボヅノー、登場した合体ロボ:ライブボクサー、スーパーライブロボ)
最初はライブボクサーだけで戦っていましたが、不利になったのか、それともそろそろ出したかったのか、スーパーライブロボも登場。ギガボル
トでさえ勝てなかった相手にロボヅノーが勝てるわけありません。いきなりスーパービッグバーストを喰らってやられました。
◎第34話(登場した頭脳獣:ガルヅノー、登場した合体ロボ:ライブロボ)
ガルヅノーは、未来からきた少女抹殺のために急遽作られた頭脳獣。そのため、ライブマン打倒のために作られたわけではないためか、そん
なに強いというイメージがありませんでした。ライブロボだけで充分だったようです。
◎第35話(登場した頭脳獣:ギルヅノー、登場した合体ロボ:ライブボクサー、スーパーライブロボ)
ガルヅノーとは対称的に、ギルヅノーはレッド抹殺のために作られた頭脳獣。さらに、ビアスにより目的のためには手段を選ばない狙撃獣とま
で進化しました。巨大化した後もその強さはあったのでしょう。念を入れてスーパーライブロボで葬りました。
◎第36話(登場した頭脳獣:ヨロイヅノー、登場した合体ロボ:ライブボクサー)
ヨロイヅノーは人間を鎧化させて洗脳する頭脳獣。なので、どちらかと言えば、ガルヅノーと同じようにあまり戦闘向きではないか・・・。ライブボ
クサーに一撃も与えることが出来ずに散っていきました。
◎第37話(登場した頭脳獣:サメヅノー、登場した合体ロボ:ライブロボ、スーパーライブロボ)
サメヅノーは、一時はケンプの強獣変身計画をブルーに邪魔されたり、ふっとばされて貝殻の中に無様に入ってしまったりと、結構情けない面
が多くありましたが、なぜかライブロボは苦戦。スーパーライブロボでとどめを刺しました。
◎第38話(登場した頭脳獣:ウルフヅノー、登場した合体ロボ:ライブロボ)
ウルフヅノーもそんなに強い頭脳獣ではありませんでした。というより、パワーアップしたマゼンダのほうに注目がいき、目立たなかったといっ
た方が正確かもしれません。ただ、ライブロボとの戦いは逆に目立っていました。その名の通り、狼のようにしゃがんで突進して見せたり、まる
で相撲の組み合いのような感じとなって結構健闘していました。しかし、久々に見せたライブロボビーム、それからストロングクラッシュダウンの
連続攻撃の前にやられました。
◎第39話(登場した頭脳獣:インセキヅノー、登場した合体ロボ:ライブボクサー)
ライブボクサーの圧倒的勝利。インセキヅノーのほうが先に攻撃を仕掛けましたが、それもあっさりかわされ、ライブボクサーの猛攻の前にあ
っという間に勝負がつきました。
◎第40話(登場した頭脳獣:スペースヅノー、登場した合体ロボ:ライブロボ、スーパーライブロボ)
スペースヅノーはマゼンダが作った必殺の頭脳獣。体内にライブマンを閉じ込めたりとなかなかの強さでした。ライブロボも危うく溶かされると
ころでした。ライブボクサーが助け、スーパーライブロボへと変わりました。
◎第41話(登場した頭脳獣:トウメイヅノー、登場した合体ロボ:ライブボクサー、スーパーライブロボ)
トウメイヅノーは、あらゆるものを透明にしてしまう能力を持っており、対ライブボクサー戦では逆に自分自身の姿を消して攻撃していました。ラ
イブマンにとっても、意表を突かれた攻撃だったのでしょう。スーパーライブロボで手堅く倒しました。
◎第42話(登場した頭脳獣:ボンバーヅノー、登場した合体ロボ:ライブロボ、スーパーライブロボ)
ボンバーヅノーは、ビアス自身が作った数少ない頭脳獣の1つ。なので、さすがになかなか強さで、手榴弾攻撃でライブロボを苦しめていまし
た。しかしこの回は、操られてコロンを傷つけてしまったブラックの怒りが爆発。「ライブボクサー!」と気合い充分に呼んで、スーパーライブロ
ボへと合体させました。
◎第43話(登場した頭脳獣:ギルードヅノー、登場した合体ロボ:ライブボクサー、スーパーライブロボ)
ギルードヅノーの不滅の生命力や見事。しかしその力も、命を注いでくれるギルドスが滅びてしまい、合体ロボと戦う時には無くなっていまし
た。ライブボクサーに一撃を与えて体当たりしたのが、精一杯の抵抗でした。
◎第44話(登場した頭脳獣:ボーソーヅノー、登場した合体ロボ:ライブボクサー)
この終盤に来て、ちょっと見劣りすぎる頭脳獣でした。何とライブボクサーの無傷の勝利。あっと言う間の出来事だったためか、その前のライブ
ボクサーの合体システムを、しっかりと時間をかけて見せてくれました。
◎第45話(登場した頭脳獣:ハッカーヅノー、登場した合体ロボ:ライブロボ、スーパーライブロボ)
ハッカーヅノーは、攻撃力の的確な頭脳獣でした。その的確さをいきなりライブロボに見せましたが、すぐにスーパーライブロボへと合体され、
やられました。
◎第46話(登場した頭脳獣:バトルヅノー、登場した合体ロボ:ライブボクサー)
バトルヅノーは、ケンプが作った最高傑作の頭脳獣。まさに全49話で登場した頭脳獣の中で、最強だったかもしれません。敵の必殺技を自分
のものにし、姿をも変え、どんどんとパワーアップしていきました。なので、私はスーパーライブロボまで登場するかなと思ったんですが、何とラ
イブボクサーだけで片付けてくれちゃいました。
◎第47話(登場した頭脳獣:アクムヅノー、登場した合体ロボ:ライブロボ、スーパーライブロボ)
アクムヅノーは、唯一ライブマンが倒すことの出来なかった頭脳獣。マゼンダが夢の中で実体化して作った頭脳獣で、マゼンダが夢から覚め
ると共に、もう二度と現われることはありませんでした。しかし、その功績は見事。ライブロボはもちろん、スーパーライブロボのスーパービッグ
バーストさえも、難なく弾きとばしていました。
◎第48話(登場した頭脳獣:恐獣ヅノー、登場した合体ロボ:ライブロボ、スーパーライブロボ)
恐獣ヅノーも特殊なタイプの頭脳獣。実は脳を失い肉塊だけとなったケンプが獣性化した姿でした。巨大化する前にライブロボのライブロボビ
ームを喰らったり、ライブマン側の操縦者がレッドの代わりにコロンであったりと、なかなか見ごたえのある戦いでした。
◎最終話(登場した頭脳獣:デンシヅノー、登場した合体ロボ:スーパーライブロボ)
最終話は、レッド救出のため敵の本拠地ヅノーベースに体当たりするには・・・ということで、いきなりスーパーライブロボが登場しました。デンシ
ヅノーと戦う時も、待機させていたそのスーパーライブロボで戦い、圧勝。というより、ビアスの崩壊のほうに注目が行き、頭脳獣どころではあ
りませんでした。
同情の余地ある者VS嫌な奴
次は再び悪役側のほうに焦点を当ててみましょう。ライブマンで登場した悪役というのは、途中で改心してライブマンに味方をするものが現われた
り、逆に途中からボルトに入る者が現われたりと、その移り変わりが激しくありました。そこで、そういう場面がよく見受けられた回の紹介と、その回
で登場した中心的存在の悪役2人、同情の余地ある者VS嫌な奴(←ちょっと変な形容の仕方だが・・・)を見ていきたいと思います。
◎第11話(アシュラVSオブラー)
まだこの段階ではアシュラではなく嵐、ボルトに入る前でした。頭のいい者が大嫌いで、ライブマンはもちろんボルトに対しても牙を向いていた
嵐。しかしそこへ、オブラーが頭脳獣をパワーアップさせて立ち塞がります。頭脳獣にあっけなくやられてしまう嵐・・・。それを見たオブラーは、
バカにし、かつ勝ち誇ったような発言をします。それを見て怒りを露にしたライブマン。特にレッドが怒ってましたね。見事オブラーの猿人化計
画を粉砕しました。
◎第19話(オブラーVSアシュラ)
8話も経ってしまうと、その2人の立場は全く逆転します。幼少の頃は本当はもっと遊びたかったんだろ?とライブマンに自分の心を見透かされ
てしまったオブラー。すっかり動揺してしまい、とうとう獣人から人間の姿に戻ってしまいます。動揺を通り越し、今度は悔しがるオブラー。そこ
へアシュラがやって来て、「お前の科学力はその程度のものだったのか」と罵ります。オブラー、何も言い返すことは出来ませんでした・・・。
◎第20話(オブラーVSギルドス)
醜態をさらしたまま、ボルトのヅノーベースに戻ってきたオブラー。当然ビアスからは愛想をつかれ、他の者からも軽蔑されます。そして結局は
ボルトから追われる身となってしまいます。しかし、ビアスに見直してもらうためパワーアップをはかるオブラー。そのパワーアップも成功し、ラ
イブマンに戦いを挑むオブラー。それを、「地球の天才がどの程度のものか見てみるか」と高みの見物をするギルドス、嫌な奴です。
◎第21話(オブラーVSケンプ、マゼンダ、アシュラ)
ちょっとこの回だけは2人におさまりませんでした。しかし、一番見ごたえのある回と言っていいでしょう。なんとケンプ、マゼンダ、アシュラが3
人がかりでオブラーを縛り、頭脳獣を作ります。オブラーそっくりのオブラーヅノーを誕生させ、これを本物のオブラーとライブマンに思わせて
攻撃させないようにするという、まあ作戦的には立派ですが、それをやるために3人でオブラーをいたぶるというのが、何ともえげつない限りで
す。さらにはケンプ、マゼンダからは、ボルトに入ったばかりの時のオブラーのことを、こともあろうに敵であるライブマンに打ち明けて笑いもの
にするという、何ともかわいそうな場面もありました。
◎第41話(オブラーVSケンプ)
記憶喪失になったとはいえ、もう獣性化することのない元の人間に戻ったオブラー。いや、豪。もうここからは豪と言わせてもらいます。しかし、
苦難の道はまだ続きます。トウメイヅノーのビームを浴びた豪は、その衝撃で記憶が戻り、再びボルトから命を狙われることに・・・。そして、ケ
ンプに居場所を突き止められてしまいます。豪の頬を刃物で傷つけ、パワーアップした姿をさらして豪に恐怖心を与えるケンプ。豪は本当にビ
ビっていました。これがかつて同じ科学アカデミアの同士だったのかと疑いたくなってきました。
◎第44話(ブッチーVSアシュラ)
自分がロボットだと知ってショックを受けてしまったブッチー。それでもボルトの命令に従わざるを得ない状態に苦悩し、泣き叫びます。そんなブ
ッチーに残された唯一の心の頼りは音楽。踊って楽しもうとブルーに誘われそうしますが、そこへアシュラがやってきます。非道のアシュラ、容
赦なくブッチーを殺そうとしますが、その前に手を打ったのはビアスでした。自爆装置を作動し、ブッチーの体をバラバラにしてしまいます。それ
を見たアシュラは、「あわれなライバルよ。ボルトは我ら真の天才に任せておけ。」と言って去って行きました。
◎第46話(アシュラVSケンプ)
そんなアシュラも、所詮はビアスに利用されていただけでした。いや、もうここでは嵐に戻ってしまってます。ビアスに復讐することを誓う嵐です
が、アシュラでなくなった彼が当然太刀打ちできるわけがありません。そこへ現われたケンプ。「どうだ嵐、うらやましいか? まあもっともお前
にはもう縁のない世界のことだがな。」 「バカは引っ込んでろ。」 「こんな下品なことは言いたくないが、バカは死ななきゃ治らねーようだな。」
と、もう言いたい放題。しかし、嵐にも男の意地はあります。最後はバトルヅノーを道連れに自爆しました。
以上、ちょっと嫌味混じりな感じになって少し心苦しいんですが、書かせてもらいました。次はもっとさわやかな(そんなのあるかな・・・?)ものを書い
てみたいと思います。