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超獣戦隊ライブマン(PART3)

 

ライブマンが東映チャンネルでまたも(今度は再放送で)放送されることになりました。もうすでに第43話、第44話の2つ以外は全部録画しているん

でもう見る必要はないんですが・・・それでも自分の好きな作品を他の人が見てくれるとなると嬉しいものですし、これでまた、ページ創作意欲も沸い

てくるというものです。そして、この機会に、今度こそこの欠番している2話を録画し、完全コレクションとしたいと思っています。(しましたよ〜) 今

回はお祝いに、PART3を少し作成してみました。

 

千点頭脳は誰がなるか!?

武装頭脳軍ボルトの首領大教授ビアスは、ギガブレインウェーブという究極の洗脳装置を完成させて、地球征服を企んでいました。しかしこのギカブ

レインウェーブを完成させるには、12個の千点頭脳を集めないといけません。すでに11個まで持っており、残りはあと1個。その1個を早く手に入れ

るため、ケンプ、マゼンダ、アシュラ、ギルドス、ブッチー、オブラーという幹部を新たに迎い入れ、彼らに千点頭脳になるための激しい競走や、ライ

ブマン抹殺をさせてきました。1000点になったらビアスに脳を取られるなんて知るすべもない彼らは、ビアスと共に地球征服するためのたった1人

の部下になるため、ひたすら努力の日々を続けてきました・・・。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
253 217 155 81 59

とまあ、いきなり意味不明の成績表を出しましたが、実はこれが番組中に何度となく出てきた、千点頭脳をめざすための幹部たちの成績表でありま

した。ただ、この時は千点頭脳という言葉さえ出てきていませんでしたし、というより1000点が最高点だという事も分かりませんでした。何はともあ

れ、この表を見て意識し合う5人。オブラーは既にボルトを抜けていたため、表にすら載せてもらえませんでした。これを見てやはり納得いかなかっ

たのがブッチー。背中から煙を出して怒っておりました。そんなブッチーを「俺たちは活躍の場がなかっただけだ」と慰める次に成績のよくなかったギ

ルドス。さて、今後どうなることでしょうか・・・?

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
253 217 155 253 217

ギルドスとブッチーは、人間の体内に頭脳獣の赤ん坊を宿らせ社会を混乱させようとする作戦に・・・。これがビアスに認められ、2人とも点を上げて

もらいました。ギルドスはケンプと、そしてブッチーはマゼンダと同点に・・・。普通こういう点というのは、もっとバラツキがあってもおかしくないはずな

んですが・・・なんかわざと同点にしたという感じです。とにかくこれで、今度はアシュラが焦る番になりました。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
350 400 450 500 400

しばらくこの成績表は出てきませんでしたが、6話後になって久々に出てきました。ビアスはこれを中間発表と言っていましたが、そんなに成績発表

していたわけでもないし、見ていてあまり中間発表という気はしませんでした。今回何と言っても話題になったのは、屈辱の5位をマークしてしまった

ケンプ。しかしケンプは、命がけの恐獣変身計画を見事成功させ、再びビアスから見直されました。ただ、この成功に伴い、どれだけ点が増えたか

は、番組中では語られることはなかったので、ちょっと残念に思いました・・・。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
850 820 800 800 650

またも6話後の成績表です。ただ今回は、この成績表が出る前に、ビアスの秘密が2つ判明しました。1つはビアスの正体が地球人であったこと。も

う1つは、千点頭脳の事が明らかになったこと、です。さあ、表のほうを見てもらうと分かると思いますが、全員が圧倒的に点数を上げてきました。こ

れはもう、みんな満足するだろう、と思いきや、不満を爆発させたのはギルドス。自分は宇宙の天才なのに、たかが地球の天才であるビアスに点を

つけられるなんて我慢ならない、と言って逆らいはじめました。同じ宇宙の天才ということであれば、点数的に言ってもブッチーのほうが逆らうならま

だ話は分かるのですが・・・。やはり、ギルドスのほうがブッチーよりはるかにプライドが高いと言えるでしょう。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
850 820 800 × 650

啖呵をきって戦いに挑んだギルドス。しかし、所詮はビアスに作られただけの天才にすぎませんでした。宇宙人ではなくロボットであることを知ったギ

ルドス。その奇怪な姿のまま崖から転落。ついに1人目のリタイヤが出ました。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
850 820 800 × 350

戦いをそっちのけで音楽に惹かれてしまったブッチー。ついに初の減点が与えられてしまいました。それも300点。しかも、アシュラに教えてもらうま

で、本人はまったく知らなかったというのが哀れでなりません。いや、と言うより、この段階ではもうケンプ、マゼンダ、アシュラの3人に絞られたも同

然で、ブッチーとすでに亡くなったギルドスは、3人を向上させるための存在に過ぎなかったわけなので、そう考えると、もはやブッチーの点数はどう

でもいいはず。それでも減点すべき時は、容赦なく減点されてしまいました・・・。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
850 820 800 ×

ライブマンに情けをかけてもらい、泣いてしまったブッチー。とうとう0点という最悪の結果に! さらに、ブッチーの命の綱である爆破リモコンは、常

にビアスが持っているわけで・・・。今この瞬間、世界で一番かわいそうなのは、このブッチーを置いて他にいないでしょう。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
900 900 600 × ×

さて私の知らない間に(?)、成績表も大きく変わってきました。戦死してリタイアしたギルドスとブッチー。ケンプと同点に追いついたマゼンダ。反対

に点数が下がってしまったアシュラ。そのアシュラですが、ついにビアスに「もはやお前のような奴は必要ない」と言われて見捨てられます。しかも、

点数の下がった理由もろくに教えてくれることはなく・・・。しかし意地でも千点頭脳になってやろうとするアシュラ。コンピュータの能力を吸い、一挙に

千点頭脳になる作戦に出ます。これを見て一時は「アシュラは案外やるかもしれん」と言ったビアス。しかしそれも束の間。結局これでも600点を越

す点になることはなく、ついにアシュラもリタイア。千点頭脳争いは、ケンプとマゼンダの一騎打ちとなりました。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
920 920 × × ×

アシュラ、ギルドス、ブッチー・・・この3人が利用されていただけと聞いて動揺を隠せないケンプとマゼンダ。しかしビアスから「彼らはみな、君達の競

争相手としての役割を果たしたにすぎない」と言われ、本当に期待していたのは自分たちだけだと聞かされ、再び安心します。ケンプとマゼンダは、

いつの間にか20点分貢献し、920点となっていました。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
960 920 × × ×

ケンプは、自分自身で武器を作り出すことができる最高傑作の頭脳獣を完成。この戦いぶりがビアスのメガネに叶い、960点まで伸ばしました。もう

決まったも同然と早くも勝ち誇った様子のケンプ。まあこの頭脳獣もライブマンに倒されましたが、決して評価の下がる事はなかったでしょう。それく

らい凄い頭脳獣だったと言えます。ただ、この頭脳獣が倒された時のケンプの悔しさぶりはハンパじゃありませんでした。まるで自分の宝物を奪わ

れたような嘆きでした・・・。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
960 960 × × ×

マゼンダも負けておりません。なんとマゼンダは、自分の夢を実体化するシステムを完成。ここで言う夢とは、寝るほうの夢。実際マゼンダが寝て、

ライブマンを倒すところを夢として作り上げ、それを実体化するという恐ろしいもの。さすがにビアスもこれには相当驚いていました。これでマゼンダ

も960点に・・・。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
960 970 × × ×

マゼンダが夢で実体化したアクムヅノーは、今まで誰も破れなかったスーパーライブロボの必殺技スーパービッグバーストを破りました。これで970

点になりました。

 

ケンプ マゼンダ アシュラ ギルドス ブッチー
960 990 × × ×

さらにスーパーライブロボを攻撃するマゼンダ。操縦していたライブマンをスーパーライブロボから引きずり出し、さらにはライブマンを変身していない

状態にしました。これでいよいよ残り10点となる990点に・・・。

 

ケンプ

マゼンダ

アシュラ ギルドス ブッチー
960 1000 × × ×

変身の解けたライブマンに、自ら容赦なく連続ミサイル攻撃をするマゼンダ。これでライブマンはとどめ寸前までダメージを与えられてしまいました。

これを見て、ついにビアスはマゼンダに1000点を与えました。ついに12個目の千点頭脳誕生! しかし脳を取られることを知ったマゼンダは、自

分の体を機械化させました。これでビアスはマゼンダから脳を取れなくなりました・・・。用なしと知ってマゼンダにとどめを刺すビアス。これで残るは

ケンプだけですが・・・。

 

ケンプ

マゼンダ

アシュラ ギルドス ブッチー
1000 × × × ×

ケンプも、ビアスの企みを知ってしまいました。しかし、マゼンダと違ってビアスの事を心から尊敬するケンプは、「自分の脳がビアス様の中で生き続

けるんだ」と言って、あくまで千点頭脳を目指します。改心すると見せかけ、ライブマンを油断させてそのスキを攻撃したケンプ。これもライブマンにと

どめ近いダメージを与え、ケンプが1000点になりました。ビアスはケンプの脳を12個目の千点頭脳としてカプセルに入れ、これでギガブレイン

ウェーブで地球征服を始めようとしました。

 

ということで、最終的に千点頭脳になったのはケンプでした。途中まではマゼンダでもう決定かなと思わせたところが、番組側の上手いところであり

ます。あと1つだけ疑問というか感じたことなんですが、もし誰かが千点頭脳になる前にライブマンが倒れていたら、ビアスは一体どうしたのだろう、と

思いました。そう考えると、ビアスにとってライブマンが倒れるというのは、あまり望んでいなかったのかなと思いました。でもこれは、やはり違ってま

した。やはり地球征服のためには、ライブマン打倒は必須でありました。その証拠に、一時はレッド抹殺のためにケンプもろともでも構わないと言っ

ていた事もありましたから・・・。それにしても、自分に慕ってくれる部下をこれほどまでに騙していたとは・・・。大教授ビアス、とんでもないタヌキでし

た・・・。

 

ビアスの執念

ケンプの千点頭脳を手にし、ついに12個すべてを集めたビアス。さっそくギガブレインウェーブで地球人全員を操り、自分の奴隷にしてしまいます。

全員です全員。高笑いして有頂天になるビアス。番組ももう大詰めなんですが、こんな高笑いを見たのはこれが初めてです。ひざまずいて「ビアス達

〜、ビアス様〜。」と言う地球人たち。そして同じくライブマンも奴隷に・・・。しかし、レッドだけは別でした。レッドはこの時すでに、ケンプの頭脳奪回

のため(いや、実際はもう奪回失敗なんですが)に地球を発っていました。よって正気でいられました。しかし、このまま放っておけば、ビアスの思う

ツボ。レッドは必死にビアスの居場所を探し、ついに見つけました! レッド対ビアス。洗脳装置を身につけ、いわば半分身動きのとれないビアス

は、レッドのファルコンソードをまともに喰らい重傷。と同時にギガブレインウェーブも解け、地球人たちも元の状態に戻ります。重傷となったビアス

は、年老いた真の姿に逆戻り。いっそう苦しんでいきます。そんな姿に疑問を感じながらも、レッドは12個の千点頭脳の入っている柱を次々に倒し

ていきます。ビアス、ここまでか!? と思いきや、倒された頭脳のうち、ケンプの頭脳を手に持ったビアスはなぜか余裕の表情。そしてその頭脳を

使って、自分自身を子供にまで若返らせることに成功しました。まさに執念! 老人から子供になるといった、大きな変わりようもなかなか面白いと

ころです。自分のことを「少年王」と名乗るビアス。今度は逆にレッドに反撃。そのパワーの前に、レッドの変身は解けてしまいました・・・。レッド危う

し!

 

ビアスの崩壊

変身の解けたレッドを足蹴にするビアス。またとないレッド抹殺のチャンスだったのに、何を思ったかビアスは「このまま殺すのはもったいない」と言

って生かしてしまいました。きっと若返った自分の力を見せつけるためでしょう。思えば、この甘さが、崩壊の前兆になったと言えます。さらに、地球

総攻撃のために、本基地のヅノーベースを無防備にも地球に向けてしまいました。この時点で、ビアスは2つのミスをしてしまっております。さあ、2

つめのこのミスが、現実となる時がきました。スーパーライブロボの決死の体当たりを喰らって、地球に墜落してしまったヅノーベース。逆にこれで、

レッドは他の4人と再会し、ライブマン5人がそろいました。ライブマン対ビアス。ところが、ビアスは部下に戦わせて、1人退きます。しかし、そんなビ

アスを追う戦士が1人いました。紅一点のブルーでした。子供になったビアスに、生きることの素晴らしさを教えて説得するブルー。そんな説得に真

っ先に心打たれたのは、ケンプの頭脳でした! 「幼い日々に戻りたい」と言い出すケンプの頭脳。それに連動するかのように、他の11個の頭脳も

それぞれ意識を取り戻します。いや正確に言うと、11個のうち1個はこの回の頭脳獣であるデンシヅノーになっていますので、11個でなく10個でし

ょう。この辺まで話すと、かなりマニアックな話になりますが・・・。さあそして、ケンプの頭脳が爆発してなくなりました! 「ビアスの執念」のところで言

ったように、ケンプの頭脳のおかげでビアスは若返っていたので、それがなくなり、またあの年老いた姿に戻ってしまいました。こうなれば、もうライ

ブマンが戦うまでもありません。ビアスはヅノーベースに戻るも、そのヅノーベースはさっきの体当たりのために、再起不能になっていました。メイン

スイッチを押すと同時に爆発を開始したヅノーベース。そんな中で、あくまで世界征服の夢を見たまま散ったビアス。ついに崩壊となりました。

この「ビアスの崩壊」というのは、最終回のサブタイトルとしても使われました。普通最終回のサブタイトルは、ヒーロー側に関する内容になることが

多いんですが・・・。やはり、それを覆すくらいのビアスの存在、執念が目立ったことが言えるでしょう。

 

さて、PART3のほうはもうページが随分長くなりましたので、これくらいにしておきます。次書くとしたらPART4になりますが、もう最終回のことまで

書きましたので、果たしてどうなるか・・・。それは私の気分次第ですね。ではまた。


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