超獣戦隊ライブマン(PART2)
1ページ目に続きを書くと長くなってしまうと思い、新しくもう1ページ作りました。あ〜、ついにこうなってしまうとは・・・やはり私は戦隊シリーズの中で
は、ライブマンが一番好きです。
メインキャラ
ライブマンは全部で49話あったのですが、各回でメインだった戦士をメインキャラと呼んでいます(私が勝手にそう呼んでいます)。そこで、誰が各回
のメインキャラであったかを調べて、それについて分析してみようと思います。
◎ライブマン側
戦士 | メインキャラを務めた回(第?回) | 合計 | 全出場回数 | 活躍指数 | 順位 |
レッドファルコン | 5、14、16、21、23、24、32、35、38 | 9回 | 49 | 9 | 1位 |
イエローライオン | 3、10、15、18、34、39、41 | 7回 | 49 | 7 | 4位 |
ブルードルフィン | 4、9、17、22、27、37、40、44 | 8回 | 49 | 8 | 2位 |
ブラックバイソン | 33、42 | 2回 | 20 | 4.9 | 5位 |
グリーンサイ | 31、36、43 | 3回 | 20 | 7.35 | 3位 |
合計・・・メインキャラを務めた回数
全出場回数・・・各戦士がライブマンとなった回から最終回までの回数
活躍指数・・・(活躍指数)=(合計)×49÷(全出場回数)
上の表のようにまとめました。第1回や最終回のように、全員が活躍していたりして特にメインキャラがいない回は表に載っていません。あと、第13
話のブルーのように、この程度ではメインキャラとは言わないだろうと私が判断したものも、含まれておりません。
この表のように、活躍指数の大きい人ほど、メインキャラが多かったということになります。さすがに1位はレッド。だてにリーダーをやっていたわけで
はありません。イエローは第18回から第34回までの間が無かったのが響いて、まさかの4位転落。ブラックは、弟分のグリーンに負けてしまいまし
た・・・。
◎ボルト側
戦士 | メインキャラを務めた回(第?回) | 合計 | 全出場回数 | 活躍指数 | 順位 |
ドクター・ケンプ | 2、5、8、10、17、23、28、29、32、35、37、41、46、48 | 14回 | 48 | 14.29 | 2位 |
ドクター・マゼンダ | 4、9、13、18、24、26、33、36、38、40、47 | 11回 | 47 | 11.47 | 3位 |
ドクター・アシュラ | 12、14、25、30、34、45 | 6回 | 34 | 8.65 | 6位 |
ギルドス | 20、27、31、39、43 | 5回 | 24 | 10.21 | 5位 |
ブッチー |
22、27、31、39、44 | 5回 | 23 | 10.65 | 4位 |
ドクター・オブラー | 3、6、7、11、16、19、20、21 | 8回 | 21 | 18.66 | 1位 |
合計・・・メインキャラを務めた回数
全出場回数・・・各戦士がボルトに入った回から、戦死などボルトの一員でなくなってしまった時の回までの回数
活躍指数・・・(活躍指数)=(合計)×49÷(全出場回数)
メインキャラだったかどうかの判断は、ライブマン側と同じようにしております。意外にもオブラーが1位。ビアスの1番弟子であるケンプを圧倒的に超
えています。そして6位だったのは、これまた意外にもアシュラ。彼は結構活躍を見せたように思えますが、数字的にはそうではありませんでした。第
45話でビアスが脱落寸前のアシュラに対し、「数字は正直だ」と吐き捨てるように言った言葉を思い出します。ギルドスとブッチーは、第27回、第31
回、第39回と2人で一緒だった時が多いですね。活躍指数もほとんど同じです。
◎全体を通して
メインキャラを務めた回数を見比べると、ライブマン側よりボルト側の方が圧倒的に多いです。この事から、悪役陣は個人個人の極悪ぶりが目立
ち、対するライブマンの方は1人1人の活躍よりチームワークを主とした強さを多く魅せてくれたのではないかと思います。
ケンプ名言集
悪役の中で一番に印象に残っていたドクター・ケンプ。ここでは、そんなケンプのセリフの中から、私が名言だなと思ったものをピックアップして紹介
したいと思います。名言と言っても、私が勝手に決めたことであって、他のライブマン通の人にとっては、そんなことはない!と思うかもしれません
が、そこはどうかあまり深く突っ込まないで下さい。
セリフ | 話数 | コメント |
「ほう、下等生物は生命力が強いな・・・」 | 1 | ドクター・ケンプとなって最初に言ったセリフがこれ。 |
「こういう知性を感じさせない言葉は使いたくないが・・・くたばれ!」 | 2 | このあと胸から光線を発射。キザなセリフとの一体化攻撃。 |
「失礼!」 | 37 | めぐみさんにアレを見られて・・・ |
「勉強にはそんな感情必要ないよ。」 | 37 | 16歳に戻った剣史が、コスモスの花を捨てながら・・・ |
「ビアス様のご命令だ。くたばれ!」 | 41 | 豪を処刑する時に言った言葉。「くたばれ!」は2度目。 |
「こういう下品な言葉は使いたくないが、バカは死ななきゃ直らねえようだな!」 | 46 | いつもそう言いながら、しっかり使っています。 |
「ドクター・ケンプ、今ここに宿敵ライブマンを倒したぞ。」 | 48 | 千点頭脳になる瞬間に言ったセリフ。倒してないけど・・・ |
ドクター・ケンプは、人間である月形剣史が強化改造された姿であります。さらにそこから、美獣ケンプ、強獣ケンプとパワーアップした姿に変身する
ことが出来ます。実は上のセリフの色は、月形剣史、ドクター・ケンプ、美獣ケンプ、強獣ケンプ、と分けております。こうして見ると、パワーアップした
姿で言うセリフほど、言葉使いが荒く、キツイ内容になっていることが言えると思います。またケンプは、上の第2話で言うようなセリフを多く使ってい
たため、当時の特撮・アニメ界の間で、知性あふれるキャラクターとして、結構人気が高くなっておりました。
オブラー悲劇集
悪役の中で一番ひどい目に遭っていたのは、何と言ってもオブラーしかいません。実力的にもライバル達と差をつけられてしまい、本人も相当苦し
みました。そこでそのひどかったなぁと思ったシーンなどを、「オブラー悲劇集」と題して以下に書いてみました。1つ勘違いしないでもらいたいのは、
決してオブラーやオブラーを演じた人を非難・中傷するわけではありませんので・・・。むしろ、こういう逆境に立たされながら頑張るキャラクターは、
私は大好きであります。
◎パッとしないサブタイトル
「オブラー悪魔変身」「ガリ勉坊やオブラー」「落第オブラーの逆襲!」・・・など、オブラーがメインを務める回は、パッとしないサブタイトルが多かっ
たです。ただ「オブラー悪魔変身」だけは、パワーアップする大事な回だったので、せめてこの時だけでも、もっと格好いいタイトルにして欲しかっ
たなと思いました。
◎目の当てられない変身シーン
人間体から獣人へと変身するわけですが、これがとにかく気持ち悪くて仕方ありません。むしろオブラーというより、視聴者側が悲劇を味わったと
いったところでしょうか・・・。このシーンは第3話で初公開となるわけですが、実は第2話終了後の次回予告の時に、すでに見せていました。どう
せなら、いきなり本番で見せてくれた方が、もっとインパクトあって良かったのになぁ・・・と思いました。そしてそして、第20話では、自分の母親の
前で変身するという何ともいたたまれないシーン・・・。私も心が痛くなりました・・・。
◎人間体に戻ってしまう
反対に、獣人から人間に戻るシーンもありました。武装頭脳軍ボルトは、人間を愚かな存在と見下す傲慢な集団。その人間に戻るというわけで
すから、同じボルトの仲間から軽蔑されるのは必至でした。とにかくオブラーというのは、変身したり人間に戻ったりと大忙し。その度に、周りの人
達も慌てたりホッとしたりと大変でした。最終的には人間に戻れたわけですが、精神も肉体もスリ切れ、半植物人間となってしまいました・・・。今
まで苦しみに苦しみぬいて頑張ったというのが表情にもしっかり出ていて、可哀想というよりも、お疲れ様と言いたくなりました。
◎ボルトを抜けてからも・・・
人間に戻りボルトを抜けてからも、試練は続きました。まずは、まだ後遺症が残っているということで車椅子での登場。かと思えば、すぐに頭脳獣
に透明人間にされ、裏切り者ということでボルトから命を狙われる破目に・・・。強獣ケンプを見た時のビビった表情は本当によく覚えています。
そしてまた何話か後に登場した時は、車椅子は脱しましたが、杖がないと歩けない体でした。この時は銃を向けている敵に対し、果敢に向かって
いった所がすごかったです。これが現実の世界ならば、そんなことは自殺行為の何物でもないんですが、少なくとも私はこのシーンを見て格好い
いと思いました。
以上、最後はいい所を発表しましたが、悲劇集ということで書かせてもらいました。私もこれまでの人生は決してエリート街道を通ってきたわけでな
く、どちらかといえば、このオブラーのように思い通りにいかない日々を送ってきました。なのでどこか親近感というか、見ていて共通するものを感じ
ました。優秀なケンプとは対称的に、別の魅力をもった私の好きな悪役。悲劇とはいえ、数々のいいシーンを見せてくれました。
アシュラ名言集
ドクター・アシュラも、ケンプに負けないくらいなかなか味のある発言を残しています。ケンプよりも1個多い8個の名言をピックアップしてみました。
他のボルト幹部にはないちょっとシリアスさの欠けた悪役って感じで、なかなか面白く、テレビの前でよく笑わせてもらいました。
セリフ | 話数 | コメント |
「ボルトだかナットだか知らねえが・・・」 | 11 | ドクター・アシュラになる前の、一番の名言と言っていいでしょう。 |
「おおきに。」 | 12 | テストヅノーからの最後の質問も見事正解。ちゃんと関西なまりも出てました。 |
「とっとと失せろ失せろ。」 | 20 | ヅノーベースで科学力の尽き果てた豪に言ったセリフ。皆でからかっていました。 |
「しかし食う気はしねえな・・・。」 | 24 | こちらもヅノーベースで言ったセリフ。時折こうしてギャグタッチことを言います。 |
「選手交代だ。」 | 30 | ギガボルト操縦を失敗したケンプに対して言ったセリフ。「選手」って・・・。 |
「何だその格好はっ!」 | 37 | これもケンプに対して。あの学生服姿を見たら誰もがそうツッコミたくなりました。 |
「とどめはアシュラミサイルだ。」 | 45 | とっておきの技ですが、ネーミングはまんまですね。 |
「豪よ、俺たち妙な人生だったな・・・。」 | 46 | もう妙なんてもんじゃありません。2人ともすごい人生でした。 |
ドクター・アシュラは、人間である毒島嵐が強化改造された姿であります。上のセリフの色は、毒島嵐、ドクター・アシュラ、と分けております。ケンプ
の場合は、二度と月形剣史に戻ることなく、脳をビアスに捧げ肉体は頭脳獣となりましたが、アシュラは第45話で元の毒島嵐に戻ってしまいます。
ビアス曰く、ボルトの幹部の中では最も凶悪なキャラクターという設定でしたが、上のセリフを見る限り、案外そうでもないようであります。第18話で
はマゼンダに対して優しさを見せたり、かと思えば第30話では容赦なく街を破壊したりと、情けと凶悪さを兼ね備えた戦士といったところでしょう
か・・・。またそのギャップが、視聴者側には(少なくとも私は)好感を持たせたと言えるでしょう。