太陽戦隊サンバルカン(PART3)
サンバルカンのPART3を書きました。今度はサンバルカンの中の第11話、「哀しみのメカ少女」を紹介して書いていこうと思います。
こうしてまた1話分を書いていきたくなったというのは、やはりサンバルカンは面白いと、少なくとも私は感じているということでしょう。
では、ご覧下さい。
初の子供のダークQ
人間に化け、主にスパイ活動をする機械人間ダークQ。今回は大人ではなく子供、女の子に化けました。名前はユミ。子供に化けたダークQは
確かこれが、初だったかと思います。このあとの第19話でも少年に化けたダークQが登場しましたが、その時は本物の方の少年もちゃんと
いました。今回のこのユミは、実は実際の人物はすでに亡くなっている、そこが大きく違っています。サブタイトルと同時にニヤッと笑うこのユミ姿の
ダークQ。このニヤッと笑う顔は、このあとも幾度となく出てきます。どんな悪いことをするのか、ゾクゾクしそうな始まりになっています。
狙われた科学者
シダの研究をしている上村博士に、ブラックマグマは狙いをつけました。人々を死にいたらしめる猛毒の毒シダを作らせるためです。実はこの
上村博士には、すでに他界してしまっている一人娘がいました。それが前述で申し上げたユミです。上村博士はこのユミのことをずっと忘れられない
でいます。つまりブラックマグマは、ダークQに化けたユミを上村博士に与える代わりに、毒シダを作らせようとしました。それにしても、私には
娘なんていないので全然気持ちが分からないのですが、ダークQであっても顔その他全て見た目がユミそっくりなため、上村博士はもう完全に
嬉し泣きして喜んでいます。あと、この戦隊シリーズ、それからメタルヒーローシリーズでも言える事なんですが、科学者が狙われるパターンが
本当に多いなと思います。
美佐だけが・・・
サンバルカンの3人と共にいつも事件解決に精を出している太陽戦隊の隊員、美佐。今回はまさに大活躍でした。亡くなったはずのユミが上村
博士と一緒にいるのを一番に気づいた。まあこれは偶然見かけただけなんですが、その後は実にお見事。サンバルカンの3人、さらには嵐山
長官までもが耳を傾けてくれない中、たった1人で上村博士の家の家宅捜査をし、突如行方をくらました上村博士を探し出し、ブラックマグマが
関わっていることまで突き留めました。さらには、ユミの顔を見てメカ人間、つまりダークQであることまで気づくとは、さすがは太陽戦隊隊員と
いった所でしょうか・・・。美佐は隙を見て上村博士に会い、逃げるよう言いましたが、上村博士はダークQのユミまで連れていくことにしました・・・
異変
上村博士が逃げたことに気づいたブラックマグマのゼロガールズ。リモコンで、ダークQユミに上村博士処刑を命じます。ユミの左手首がパカッと
取れ、そこから銃のようなものが現れて、上村博士に向けられました。この時もあの不敵な笑みを見せるユミ。やはり子供でもダークQはダークQ。
その恐ろしさは第1話から見てる人ならよく分かるはずです。ところが、ここで異変が起きました。「パパは撃てない」と言って、命令に逆らいます。
すると非情なゼロガールズは、命令にそむいたこのユミを爆死させます。跡形もなくなってしまったユミ。それを見た上村博士は嘆き叫びます。
そりゃそうです。彼にとっては、2回娘に死なれたようなもの。しかも今度は殺されて爆死ですから・・・。人の痛みなんて何も考えてないブラック
マグマに対し、サンバルカンの怒りが爆発します。
サンバルカンロボ
今回の機械生命体、シダモンガー。サンバルカンはいつものように倒しますが、機械生命体はいつものように巨大化しますので、このシダモンガーも
巨大化します。するとこれもいつものようにサンバルカンロボが出てきて対決します。この時に見て思ったのが、サンバルカンロボって結構大きい。
相手のシダモンガーの方が明らかに小さくて、何かまるで兄弟ゲンカでもしてるように見えてきました。といっても、サンバルカンロボって歴代の
戦隊シリーズの巨大ロボがズラッと並んでる写真を見たことがあるんですが、その中でも確か大きい方だったかと思います。デンジマンのダイ
デンジンなんかはさらに大きかったと記憶してますが・・・。まとにかく、兄が弟を・・・じゃなかった、サンバルカンロボが巨大シダモンガーを倒し、
戦いも終了。今回第11話なので、これでサンバルカン、無傷の11連勝となりました。
お墓
戦いが終了し、サンバルカンの3人、美佐、そして上村博士は、爆死してしまったユミ、ダークQなんですが、そのお墓を作って、手を合わすと
いうところまではいきませんでしたが、静かに見つめていました。上村博士の強い希望でそうなったのか、ダークQでありながら心を持った
者への弔いの思いがあったのか、いずれにしても泣けるシーンです。今「ダークQでありながら心を持った」と言いました。つまりメカ人間で
ありながら人間の心を持つという事なんですが、これはのちの「超電子バイオマン」でも似たような展開の話が出てきます。ここでは
サンバルカンの話をしているので、それは控えることにします。
以上、太陽戦隊サンバルカンのPART3を書いてみました。PART2が第16話なので、逆戻りしていまいました。では、PART4でまた会えるか
どうか分かりませんが、会えたら会いましょう。