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太陽戦隊サンバルカン(PART2)



サンバルカンのPART2を書くことになりました。サンバルカンは全50話あるんですが、どれも面白い話ばかりです。今回はその中の第16話、

「悪魔が校庭を走る」を贅沢に紹介して書いていこうと思います。サンバルカンは信頼を失ってしまうわけですが、果たしてそれをどうやって取り戻す

のでしょうか・・・? では、ご覧下さい。

 

武力を無力に・・・

まずは、悪の組織ブラックマグマの本部から話が始まっていきます。ヘドリアン女王が、武力ではサンバルカンに敵わないと負け宣言したかと思え

ば、ならばその武力を無くせばいいと、早くも作戦を思いつきました。教育という方法を使って、サンバルカンは悪者であると子供たちに教え込み、

その子供たちに手出しの出来なくなったサンバルカンを倒させるというものでした。民間人や民間機がサンバルカンにやられるシーンを偽造し、

それを子供たちに見せることを考えつきました。その民間人は、ダークQの変装した姿。人間とうり二つに化けられるダークQを何人も使えるブラッ

クマグマだからこそ、こうした作戦を遂行できると言えるでしょう。名づけて視聴覚教育作戦。ヘドリアン女王の「開始!」という号令で本当に始まる

ことになりました。

対象は小学生

やはり作戦が作戦だけに、舞台は小学校になります。しかも、サンバルカンと顔馴染みである次郎たちのクラスが第一のターゲットとして選ばれまし

た。その担任である女教師、大村先生を監禁し、ダークQが偽大村先生となって、さっそくクラスのみんなにサンバルカンを敵視するよう教育する

ブラックマグマ。次郎たちはすっかり騙され、サンバルカンを悪者だと思い込んでしまいます。いやしかし、対象相手を小学生に絞ったのは上手かっ

たです。もしこれが中学生以上でしたら、こうはいかないでしょう。やはり小学生は、何でも純粋に聞き入れてしまう傾向があるなと思いました。

さすがの嵐山長官

さっそくスナックサファリに次郎たちが来ます。学校の帰りの寄り道はホントはよくないんですが、そこはあまり指摘しないようにしましょう。

サファリには、大鷲たち3人に嵐山長官、美佐もいました。要するに全員そろっています。次郎が大鷲の顔を見つめて、「大鷲さんサンバルカン?」

と尋ねました。そういえば先ほどの悪の教育で次郎たちは、サンバルカンが大鷲たちであるようにも、映像で見せられていました。「何を言いだすん

だい。」と、どうにか誤魔化せた大鷲。サンバルカンの正体がバレそうになるも、結局はそうはならない演出もなかなか見事です。しかし、悪者サン

バルカンの話題になり、大鷲たちや美佐は「ええ!?」という気持ちになってしまいます。でも、嵐山長官だけは違っていました。子供たちの様子の

おかしさから、事件ではないかと察知し、さらにその発信源が大村先生である事も聞き出しました。しかも、この時の子供たちとの接し方が実に

上手でした。さすがは嵐山長官。大鷲たちや美佐だったら、きっと出来なかった事でしょう。

強いイーグル

すぐに大村先生のマークを開始するサンバルカン。本物は捕まってますので、当然これは偽物の方の大村先生です。鮫島と豹が追跡していました

が、その途中で今回の怪人、トビバコモンガーが現れ、偽大村先生を逃がしました。そして、言うまでもなく鮫島たちとトビバコモンガーとの戦い

に・・・。鮫島たちはバルシャーク、バルパンサーに変身しましたが、それでもトビバコモンガー優勢でピンチに追い込まれます。そこへバルイーグル

が助けに来ました。シャークとパンサーの2人でも手こずっていたトビバコモンガーを1人で圧倒するイーグル。さすがはサンバルカンのリーダー。

トビバコモンガーは退散せざるを得なくなりました。

潜入捜査

トビバコモンガーを退けたからと言って、問題は何も解決していません。早く子供たちの目を覚まさせ、サンバルカンが正義の戦士であることを

分からせないといけません。それともう1つ、本物の大村先生の救出。これも大事です。サンバルカンは潜入捜査に踏み切ることにしました。

次郎たちのいる学校に教師として潜入する豹と美佐。しかし、その変装ぶりはツッコミどころ満載。豹はほっぺたにホクロを付けただけ、美佐も

メガネをかけただけで、ハッキリ言って完全にまんまです。当然偽大村先生のダークQにも「バカめ」と見破られる始末でした。しかし、とにかく

サンバルカンは、先ほど言った2つの事をやらないといけません。ところがブラックマグマも、豹たちの始末と、さらにまた新たな偽教師をやはり

ダークQを使って忍ばせてきました。一クラスのみならず、全生徒を洗脳しようという魂胆です。また、豹たちも逆にその事には気づいたようで、

何だかお互いバレバレなのは分かりつつも、成すべき事はしっかりやっていこうとは、していました。

早々と化けの皮を・・・

ブラックマグマの豹たち抹殺は失敗に終わりました。豹を理科室のガイコツに襲わせようとしましたが、豹はバルパンサーに変身し、これを撃退。

そのパンサーは、トビバコモンガーにやられそうになっている美佐も救出。さらに、本物の大村先生を助けることにも成功しました。ということで、

本物と偽物の2人の大村先生が、子供たちの前に現れる状況に・・・! 子供たちはそりゃあ当然驚きます。本物はもちろん、偽物のダークQも

自分が本物だと言い張ってましたが、ブラックマグマはすぐさま本物の大村先生を攻撃しようとして、早々と化けの皮が剥がれてしまいました。

しかし、どうして悪者たちってこういう場合にもっと粘らないのだろうか・・・。やはり基本は人間を傷つけることを本質として持っているので、こう

なってしまうのでしょう。何はともあれ、これで子供たちの誤解も解け、残りのダークQやトビバコモンガーも倒して、サンバルカンは勝利しました。

ラストは体操

戦いが終わった後、サンバルカンが変身したままの姿で子供たちと一緒に学校でサンバルカン体操を踊るとは、完全に意表を突かれました。

ブラックマグマは子供たちとサンバルカンを引き離そうとしましたが、子供たちはますますサンバルカンが好きになりました。あと、サンバルカン

体操をしたのでもしかしたら今回エンディングは無いかもしれないと思いましたが、それは通常通りありました。

  

以上、太陽戦隊サンバルカンのPART2を書いてみました。結局ブラックマグマの作戦は失敗に終わり、これでサンバルカンを無力化する事も

不可能であることが分かりました。今後ブラックマグマはどうしていくのでしょうか・・・? では、PART3でまた会えるかどうか分かりませんが、

会えたら会いましょう。


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