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電子戦隊デンジマン

今(2009年1月3日時点)テレ朝チャンネルで頻繁に放送されているヒーローものといえば、電子戦隊デンジマンです。以前、東映チャンネルで何

回か見たことあるんですが、今度また放送されることがあったら、第1話からじっくり見てみようと思い、そのチャンスが来ましたので、全51話を一

通り見てみました。

☆特撮ものクイズその6

B98、W98、H98。この3サイズを持つのは次のうち誰でしょう?

@デンジピンク Aヘドリアン女王 Bミラー Cケラー

正解はこちらです。

 

前半は割りと恐ろしい

全51話をザッと見た感想ですが、どちらかといえば前半のほうが恐ろしい話が多かったなと思いました。特に人が死ぬシーンが多かったです。第1

話ではいきなりグリーンの父親が殺され、第4話ではヘドリアン女王が美女を次々と、第5話では珍しい赤い花に目がくらんだ意地悪おじさんの怪

死、それから第9話でも有名画家が2人殺されています。それも、いずれも残虐性に富んだ死に方で、ベーダー一族の恐ろしさを一挙に見せられた

という感じでした。対する後半のほうは、そういった恐ろしい話は少なくなってきました。危ない目に遭うんですが、寸前のところでデンジマンが助け

たりして、何とか命は助かっております。また後半では、バンリキ魔王という迫力ある悪役が登場しました。怪奇的な恐ろしさは減りましたが、強敵も

加わり一層面白くなっていきました。

2番目らしくない戦士

レッド、ブルー、イエロー、グリーン、ピンク。ということで、デンジマンの2番目の戦士はブルーです。普通2番目といえばサブリーダー的存在なんで

すが、このブルーはあまり2番目らしい戦士という感じではありませんでした。老人にされたり、ハンバーカー中毒にかかったりと、5人の中で1番先

に敵の罠にはまる時がよくありました。また無類のアンパン好きで、アンパンのことになると我を忘れるくらい無我夢中になり、またそれが原因で罠

にはまる事もありました。しかし、決める時はきちんと決めてくれました。「腹ペコ地獄X計画」では、子供達に人間の本来の姿というものを目に涙を

浮かべながら教えるというジーンと来るシーンもありました。

ベーダー一族の悪役陣

次にベーダー一族の悪役陣について分析してみましょう。

 ・ヘドリアン女王

  ベーダー一族を仕切っている女王です。無邪気な面もあるんですが、それと同じくらい恐ろしい面も持っています。美しいものを嫌い殺していき、

  食事の時も人の不幸になる姿を見ながらでないと食欲がわかないという、まさに完全な悪魔でした。

 ・ミラー

  ベーダー一族のスパイ戦士。女王の鏡となるという設定通り、鏡や水晶玉というガラス系のものによく姿を変えていました。即刻死刑執行をする

  ところは、さすがはヘドリアン女王の部下といったところ。特に印象的だったのは、バンリキ魔王にベーダー城を乗っ取られた時に、酒に毒を入

  れてバンリキ魔王を倒そうとしたシーンでした。あの時の「殺してやる」と言ったあの声、鳥肌が立つくらい怖いものがありました。

 ・ケラー

  同じくベーダー一族のスパイ戦士。こちらは女王の盾になるという設定でしたが、ミラーとは対照的に、姿を変えるシーンはほとんどありませんで

  した。あったのは確か、最終話でバンリキ魔王の攻撃からヘドリアン女王を守ろうとして盾になった時の1回だけだったと思います。そして、ケラ

  ーもやはり残虐性を持っておりました。

 ・ヘドラー将軍

  本当ならヘドリアン女王の次に書くところなんですが、色々とあるので最後にしました。確かにベーダー一族の主力戦士なんですが、ヘドリアン

  女王やミラー・ケラーに比べて、割と好感の持てる悪役だったように思えます。一般人を死にいたらしめることも少なかったですし、卑怯な作戦を

  とる事もありましたが、最後のほうではレッドと1対1の対決を望んだり、自ら巨大化して死を覚悟した戦いに挑んでいました。文字通り結局は死

  を迎えたわけですが、その際にデンジマン全員から敬礼をしてもらったことは特撮ファンの中でも有名であります。こうしてみるとやはり、ヘドラー

  将軍に比べて上記3人のほうが、悪人という感じでした。やはり、何だかんだ言っても女のほうが怖いのかもしれません・・・。

ベーダー怪物

デンジマンで毎週出ていた怪人は、ベーダー怪物と呼ばれていました。ご丁寧に全員番号が与えられていました。そしてもう1つ特徴的なのは、巨

大化した後も元に姿に戻ったり、またノミのように小さくなることもできます。普通、一度死んだら巨大化して、今度は巨大ロボにやられて終わるとい

うパターンなんですが、このデンジマンではそうでない時がありました。そのためデンジマンも、いったんダイデンジンに乗り込み、また降りて戦うこと

もありました。縮小できるベーダー怪物もすごいですが、どんなに小さくなっても見つけ出して倒していたデンジマンもすごかったです。

サンバルカンとのつながり

デンジマンが終わったあとサンバルカンになるんですが、これはデンジマンの続編にもなっています。その中心的存在は、何と言ってもヘドリアン女

王。デンジマン最終回で追いつめられはしますが、死なずにどこかへと消えてしまいます。そして次のサンバルカンの敵、機械帝国ブラックマグマに

迎い入れられ、すぐにもトップクラスの地位を与えられます。相変わらず凄まじい妖魔術を見せたり、またさらにベーダー一族の生き残りが現われ

りしていました。現在の戦隊シリーズでは、〇〇戦隊〇〇〇〇〇VS〇〇〇〇〇という、今放送されているぶんとその前のぶんとの2大戦隊をや

っているんですが、まさにこのサンバルカンとデンジマンでやるべきだったなと思います。ヘドリアン女王を上手く挟んで・・・。しかし、残念ながら実現

はしませんでした。

 

以上、電子戦隊デンジマンのことを書いてみました。これももう随分古い作品なんですが、当時の出演者の中で、今でも活躍されてて尚且つブログ

もやっている方を1人見つけました。お時間があれば、それが誰なのか調べてみてはいかかでしょうか? では、またお会いしましょう。


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