ジャッカー電撃隊
戦隊シリーズの中でトランプをモチーフにしたヒーローといえば、ジャッカー電撃隊です。現在テレ朝チャンネルで放送されており、よく見ております。
ジャッカー電撃隊は、全35回と今までの中で最も回数の短い作品であります。次のバトルフィーバーJから現在までは、きっちり1年間となっている
んですが、ゴレンジャーは2年間、ジャッカー電撃隊は9ヶ月と、最初のこの2作品だけは変則になっております。人数のほうも、4人から行動隊長の
1人が増えて5人になるということで、どの作品にもないものを多く持っているなという印象があります。
☆特撮ものクイズその4
ジャッカーの4人は、それぞれトランプのあるカードになっています。仮に5枚目を何でも出来るカードにしたとして、
この5枚を組み合わせるとポーカーのあるハンドが出来ます。それは次のうちのどれでしょう?
@フォーカード Aストレート Bストレートフラッシュ Cロイヤルストレートフラッシュ
正解はこちらです。
サイボーグ戦士
どの作品にもないものを多く持っていると言いましたが、これもそうですね。ジャッカーはサイボーグ戦士です。他の作品でも、地球以外で育ってき
た戦士であったり、未来の戦士であったりと色々ありますが、サイボーグ戦士というのは唯一このジャッカー電撃隊だけであります。私のイメージの
中では、どちらかと言えば、サイボーグは悪役という感じですが、元々はみんな人間であって、敵のクライムと戦うために本人の意思の元サイボー
グになった正義の戦士ばかりです。そしてサイボーグなので、変身前でもそれを生かせた力を発揮できるという長所もあります。
よく殺される・・・
これは見てて本当に感じます。警備員や一般人・・・とにかくよく人が殺されます。それも射殺が多いです。敵の名前もクライムなので、まさに「犯罪」
という名にふさわしい過激なシーンが多いです。当時の子供達にとっては、ちょっと刺激が強すぎたのではないでしょうか・・・? ここがやはり今との
ギャップを感じさせます。今の特撮ものは、この辺りがだいぶ抑えられてきていると思います。それと、失敗したクライムの部下は、アイアンクローと
いうボスに容赦なく処刑されます。その処刑にしても、囚人のように床に落とされるやり方になっています。これらのことから、特撮というよりは、ハー
ドボイルド刑事ようなシーンがより目立っています。
必殺技
ジャッカーの最大必殺技、ジャッカーコバックがあります。ジャッカーの4人はそれぞれ、原子、電気、磁力、重力のパワーを得意としていますが、
ジャッカーコバックとはこの4つが合わさったすさまじい技です。ただ、すさまじいと言いましたが、少なくとは私は漠然としか分かりません。そもそも
この4つの原理もろくによく分かっていないものですから、4つが合わさったと言われても、さっぱりという感じです。その後出てくる新しい必殺技、ビ
ッグボンバーのほうがシンプルで分かりやすいなという感じです。
5人目の戦士
第23話より5人目の戦士、ビッグワンが登場します。いや、5人目の戦士という言い方はしない方がいいかもしれません。あくまでジャッカーという
のは最初から登場している4人であって、このビッグワンは5人目というよりはむしろ行動隊長。みんなの若き指揮官です。前の指揮官であるジョー
カーは戦線に出てなかったのですが、ビッグワンは4人と一緒に戦うので、がぜん面白くなってきます。しかも、実力もかなりのものです。1つ気に
なるのは、ビッグワンが登場して以来、他の4人が敵に捕まり命が危なくなるパターンが増えてきました。そしてそれをいつもビッグワンが助けてい
るんですが・・・。もし22話までに同じような状況に追い込まれていたら果たしてどうなっていたかということと、やはり捕まるのはせいぜい3人にし
て、レッド戦士であるスペードエースだけはビッグワンと共に助けにいくという展開にしてほしいという思いがあります。やはり、レッド戦士は私の中で
は憧れですから・・・。
クライムの真の首領シャインとは?
最初クライムの首領はアイアンクローでしたが、そのアイアンクローもびびる真の首領、シャインが出てきます。敵のボスに関して言えば、主に3通
りのパターンがあると思います。1つはボスだったのがそのまま最後までボスである場合、1つは部下だった者がボスを倒して自分がなる場合、そし
てもう1つは真のボスが後になって登場する場合です。ジャッカー電撃隊の場合はこの3つ目で、これと同じようになるのは、私が知っている中で
は、サンバルカン、ファイブマン、カーレンジャーなどがあります。ジャッカー側はビッグワン、クライム側はシャイン登場ということで、戦いのほうもま
すますヒートアップしていきます。冒頭でも言いましたが、ジャッカー電撃隊は現在テレ朝チャンネルで放送されています。どんな結末を迎えるか楽し
みにしたいと思います。
最終回を見ました
ついに最終回までやってくれました。もちろん見ました。前話から続いての敵地クライム要塞島での対決、ハートクインの重傷、ジョーカーの帰還、
そしてアイアンクロー、シャインとの対決と見どころ満載でした。やはり最終回はこうでなくてはなりません。実は前話の第34話も見たんですが、こ
の回は一度もジャッカーは変身をしませんでした。丸々30分変身しなかったのは初めてみました。なので、最終回に5人が変身姿でそろった時は、
ホントにヒーロー!という感じがしました。ただそのシーンに行くまでには、色々な困難もありました。その中の1つがハートクインの重傷・・・。敵に撃
たれた弾が体内の磁力回路にまで入りこんでしまい、数時間以内にそれを取り除かないと命が危ないという状態でした。しかもその摘出手術が出
来るのは、鯨井長官ことジョーカーだけという設定も良かったです。しかし、その手術をさせたくないクライムのボスのアイアンクローは、ジョーカーを
誘拐するという作戦に・・・。敵も頭脳作戦できましたが、結局はビッグワンの見事な決断により、ジョーカーを救出。第23話で入れ替わりとなったジ
ョーカーとビッグワンの2人の長官は、最終話にして初めて顔を合わせました。ハートクインの命も無事救出し、いよいよ敵との最終決戦となりまし
た。意外だったのは、真のボスであるシャインとの決着が先についたことでした。その正体は単なる小型メカで、別の星から誰かが指令を出してい
ただけでした。それが誰なのかは結局は分からず、ちょっとその辺が曖昧であっけなくもありましたが、その後のアイアンクローとの対決は迫力あり
ました。ことごとくジャッカーの攻撃をかわしていたアイアンクローでしたが、最後は必殺技ビッグボンバーの前に敗れました。戦隊シリーズのラスト
では、メンバー1人1人の過去のVTRをまじえながら終わる場合もあったのですが、残念ながらそれはありませんでした。ですがサブタイトル通りの
見事な大勝利、これで平和がよみがえりました。
以上、ジャッカー電撃隊のことを書いてみました。最近はテレビで見たものを書くことが増えてきてますが、これはいい事かもしれません。やはり見
て興奮冷めないうちに記録に残しておくと、それだけ確実性のあるものが出来上がりますから・・・。では、また機会があれば書いてみたいと思いま
すので、その時まで・・・。