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超新星フラッシュマン

チェンジマンに続く作品で、これもよく見ていました。と言うより、この頃の戦隊ものは、本当に連続してよく見ていました。しかも対するメタルヒーロー

シリーズの方は、この年、スピルバンが放送されましたが、後半になってあまり見なくなってしまったという事もあり、その分、フラッシュマンをよく見る

ようになりました。このフラッシュマンが、記念すべきシリーズ10作目。そして、巨大ロボが2体登場するようになりました。

 

☆特撮ものクイズその1

フラッシュマンのメンバーの中で、生き別れになった家族に再会できたのは1人だけでした。誰でしょう?

@レッド Aグリーン Bブルー Cイエロー Dピンク

正解を知りたい人は、このページを最後まで読んで下さい。

 

本当にすごい

フラッシュマンの5人は、改造実験帝国メスに誘拐され、それをフラッシュ星人に助けられ、5人それぞれ別の星で育てられる。そして20年後の

今日、再び地球に戻り、メスへの復讐と故郷の地球を守るために戦う・・・とまあ、大まかに言うとこういう話です。このように別の星で育った関係で、

フラッシュマンは地球の環境に耐えられなくなるという「反フラッシュ現象」を持ってしまいます。この「反フラッシュ現象」は、最初の頃は特に何も起き

なかったのですが、番組後半あたりから徐々に表れるようになり、水が飲めなくなったり、他の地球人の身体に触れられなくなったりしていき、最後

には地球を出ないと死んでしまうという、何とも皮肉でやっかいな現象でした。つまり、この徐々に激しくなっていく「反フラッシュ現象」に耐えながら、

敵を倒していかないといけません。お分かりのように、敵というのは最終回に近づいていくほど強くなっていくもの。悪条件がありながらも敵を倒した

わけですから、本当にすごいと思いました。そして、ところどころで「地球にいられるのはあと○日」というような形で、上手く番組を成り立たせていた

所は見事だなと思いました。

悪役陣の名前

主な悪役陣の名前を、ちょっと次のようにまとめてみました。

名前
大帝ラー・デウス 大ボス
大博士リー・ケフレン 幹部(下の3人より偉い)
レー・ワンダ 幹部
レー・ネフェル 幹部
レー・ガルス 幹部
ウルク 準幹部
キルト 準幹部

このように、幹部クラスまでは、ファミリーネーム(?)とファーストネームの2つを持っており、しかもファミリーネームの方は、なぜか「ラ行」で始まる

名前になっています。さらに、「ラ・リ・ル・レ・ロ」とラ行の上の者ほど、位が高くなっています。「ル」で始まる戦士がいないのは、ピンクフラッシュの名

前がルーなので、おそらくそのダブリを考えての事だと思います。各回に登場する獣戦士の名前も、ラ行ではありませんが、ザ・○○○○のように、

似かよった名前の作りになっています。さらに、途中から登場したサー・カウラーやボー・ガルダンについても、同じことが言えると思います。こうして

見ると、ラ行の名前は、メスの中でも幹部クラス以上の者だけに与えられた特権と言えるのではないでしょうか。

ケフレンの遺伝子シンセサイダー

大博士リー・ケフレンは次々に生命改造を行ないましたが、その時に使ったのが、彼愛用の遺伝子シンセサイダーでした。このシンセサイダー、大

きさはピアノくらいあり、使う時もまるでピアノを弾くかのような動きでした。大きく身体を揺らし、力強く演奏していたのが印象的でした。実は、エンディ

ングの曲の時も、シンセサイダーを使うシーンがあり、そのシーンの時のメロディーがまさにピアノのような音でした。この辺り、そのシーンに合わせ

て、エンディング曲を作ったんじゃないかという気さえしました。悪の生命実験に奇妙な音楽、別の言い方をすれば、理科室のがい骨と音楽室のピア

ノが同時に動くような不気味さと言っていいでしょう。

もう1つの目的

フラッシュマンが20年ぶりに地球に戻ってきた目的は、もちろんメスを倒す事ですが、もう1つ、生き別れになってしまった自分たちの家族に再会す

ることでした。いや正確に言うと、それは二の次ですね。やはりまずはメスを倒し、その後再会する。フラッシュマン達も、そうするつもりでした。

まず時村博士の家族と再会する、これが最初の手がかりとなりました。時村博士は、「20年前に自分の子供をエイリアンハンターに連れ去られた記

憶がある。確か男の子だった」、と重大な発言をします。これを聞いたフラッシュマンの男性陣(レッド、ブラック、ブルー)は、この人が自分の父親か

も!と目を輝かせます。しかし何話か後に、今度は時村博士の奥さんが、「私が覚えているのは確か女の子だった」と言い出し、今度はイエローとピ

ンクが身を乗り出します。そして、徐々に奥さんの証言の方が確実性を増していき、結局はイエローが時村夫妻の娘だと言う事が判明します。

意外だったのは、その事実を伝えてくれたのは、敵方のカウラーでした。それも死ぬ間際に、イエローだけに・・・。最後の最後にわずかばかりの良

心が残っていたようです。この辺りは番組的にもよく出来ています。

ここで1つ気になったのは、博士の方はどうして男の子の記憶があったのだろうか・・・? この謎は番組でも最後まで語られることはなく、今でも気

になっております。イエロー以外の4戦士は、結局自分たちの家族と再会する事は出来ませんでした・・・。「反フラッシュ現象」の影響で5人は地球を

脱しなくてはならなくなり、イエローも時村家族に自分が娘だと伝えないまま、別れてしまいました。

復活して欲しい

そう言えば、これを今書いているのは2006年。フラッシュマンが放送されたのは1986年ですから、さらに20年後という設定でぜひ復活して欲しい

ですね。「反フラッシュ現象」を克服してまた地球に戻ってきたフラッシュマン、敵の方もメスの生き残りがいてパワーアップ、最終話では今度こそ5人

全員が家族と再会してハッピーエンドに・・・。それも当時出演していた5人の俳優さん達で・・・。まあ、まず無理でしょう。

 

以上、今回はフラッシュマンのお話でした。あ〜、いつになったらダイナマンの話を出せるんだろうか・・・? ダイナマンも結構見ていたんです

が・・・。このままだと、大好物のライブマンに到達しそうな勢いです。


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