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電撃戦隊チェンジマン

バイオマンに続く作品で、これもよく見ていました。変身するからチェンジマンだなんて、ちょっと単純すぎるような気もしましたが、内容は分かりやす

く、見ていても飽きないような、そんな作品でした。

必殺武器のパワーバズーカ。ドラゴンが弾を入れて、マーメードが宇宙獣士をマークして捕らえ、「ファイヤー!」。これで敵もイチコロです。

壮絶な第1話

いきなり壮絶なシーンの連続でした。アースフォースを浴びる5人の戦士を探すために、伊吹長官が地球守備隊の人達を自衛隊並にしごいていまし

たが、この内容がハンパではありませんでした。私は当時小学5年生でしたが、この時思ったのが、自分も大きくなったらこういう厳しい職場に就くの

だろうか・・・。さらに第1話だっただけに、第2話以降もこんなシーンばかりなんだろうか・・・と言った2つの心配が頭をよぎりました。でも、いらぬ心

配でした。やはり世の中そんなに厳しいわけありません(甘くありませんならよく言いますが)。冷静に考えれば自分がそんな自衛隊のような職場に

就くことはないですし、また、第2話以降は戦隊ものらしい面白い話が続いてくれました。

パワーバズーカ

パワーバズーカとは、宇宙獣士にとどめを刺す時に使うチェンジマンの必殺武器です。前作のバイオマンまででしたら、ボールをパワーアップさせて

ぶつけたり、自ら体当たりしたりという、ちょっと無理のあるような必殺技が多かったのですが、このチェンジマンになってからは、砲弾を発射させる

というしっかりした武器が誕生しました。しかもこのパワーバズーカは、ドラゴンズーカ、グリフォンズーカ、ペガサスズーカ、マーメイドズーカ、フェニッ

クスズーカ、という5人それぞれが持つバズーカを合体させて出来たもので、威力も相当なものです。しかし、途中から女王アハメスという強い敵が

現われ、彼女の持つレゲルオーラの力で宇宙獣士をカバーさせて、パワーバズーカが効かなかった時もありました。伊吹長官も「パワーバズーカは

チェンジマン最大の武器、それが効かないとは・・・」と動揺しておりました。しかし長官が落ち込むチェンジマン達に喝を入れ、また彼らを強くしてくれ

ました。

ドラゴンボール

決して、あのアニメの方のドラゴンボールではありません。ドラゴンボールとは、リーダーのチェンジドラゴンが高校時代エースピッチャーだった時に

披露していた魔球のことです。ところがこれには苦い思い出があり、そのため、今まで決して語ったり使ったりしたことは無かったのですが、ドラゴン

ボールを使わないと倒せない宇宙獣士が現われ、ついに見せてくれました。ドラゴンにとっても、1つトラウマになってた事が消えましたし、ドラゴン

ボールを見たいという少年の願いも叶ったことだし、良かったと思います。ちなみに、ちょうどこの頃だったか、あのアニメの方のドラゴンボールがテ

レビで放送されるようになりました。これって偶然? それとも必然? 必然なわけないか・・・。

悲しい悪役陣

これはちょっと記憶が定かではないんですが、チェンジマンの悪役陣は、みんな悲しい内面や事情を持っていて、かわいそうな人達が多かったで

す。自分の故郷再興や家族のために、やむなく大星団ゴズマの一員になって、チェンジマン打倒に命をかけたり、途中で改心してチェンジマン側の

方に行った人も少なくありませんでした。結局は大ボスの星王バズーに、みんないいように利用されていたようで、そのバズー自身も正体が惑星とい

うんですから、何ともあっけなくもあり、逆に実によく作った構成だったとも言えます。最終回近くに限らず、チェンジマンと悪役陣とのふれあいが多

かったので、そういった所も本当によく出来ていると思います。

 

以上、今回はチェンジマンのお話でした。バイオマンからそのまま次のチェンジマンの話になり、またダイナマンを飛ばしてしまいましたが、機会があ

ればまた書いてみたいと思います。でも、今までのパターンからして、また別の作品になるかもしれません・・・。


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