特撮ものに戻る  黄金コンビのページまで戻る


 

超獣戦隊ライブマン

戦隊シリーズの長い長い歴史の中で私が一番好きなのは、このライブマンです。こないだまで東映チャンネルで約半年間かけて放送されていて、

全部録画してしまいました。 以下のように、私なりにコメントしてみました。

話数 サブタイトル コメント
友よ君達はなぜ?! ファルコン、ライオン、ドルフィン、やはり3人だと陸・海・空になっちゃいます・・・。
命に誓う三つの力 ケンプのドアップが妙にキモい。
オブラー悪魔変身 不完全な実験で所々血が出てる豪の顔が、やや痛々しい。
暴け!ダミーマン めぐみさん大活躍!
暴走エンジン怪獣 めぐみさんの自転車に引っついてスケボーに乗ってる丈が情けなくも面白い。
襲来!生きた恐竜 過去や未来にタイムアップする話。どの特撮作品にも必ず1話は出てきそうです。
恐竜VSライブロボ 今回はライブロボになる前の射撃戦が長く見ごたえがあります。
愛と怒りの決闘! そうそう。憎しみだけで戦っちゃ、正義のヒーローじゃないぜ。
バラよ熱く香れ! バラですが、この回の主役はケンプではありません。マゼンダです。
10 スケボー迷路破り 陽子役の人、ちょっとタイプです。俺はかわいいと思うぜ・・・。
11 頭脳獣を噛んだ男 嵐、3+5ぐらい分かれよ。
12 超天才アシュラ! 「おおきに」・・・クスッとなっちゃいました。
13 燃えよ鋼鉄コロン 悪者が味方になる展開、いいですね。
14 ナベ男勇介の叫び 弱気な勇介に喝を入れるめぐみさん。
15 必殺!死神ガッシュ ガッシュの強さを改めて感じました。
16 キョンシーの手紙 勇介の恥ずかしい過去が・・・絶対見るべし!
17 泣く人形!襲う人形! 人々を襲ったのは、人形というより、ぬいぐるみでした。
18 罠!丈の愛した頭脳獣 丈、陽子さんのことが好きじゃなかったのか!
19 ガリ勉坊やオブラー 教育ママの登場です。
20 落第オブラーの逆襲! 「俺は誰にも、誰にも負けるものか!」・・・俺も人生でそう思うことが何度もある。
21 豪よ聞け!母の声を… 豪が自分の母親を助けるシーン・・・感動しました。
22 宇宙カラオケ名人登場 なんか、変なキャラが現われた。
23 コンマ1秒に賭けた命 デートもいいもんです。ヒーローだってたまには安らぎを!
24 遊んで百点が取れる?! 取れるわきゃねーだろ! 無論、今回の話も。
25 鶴ヶ城の8大頭脳獣! 頭脳獣が複数いるとさすがに強い。
26 会津の巨大カブト虫! 生き物は大切にしましょう。
27 娘よ!ギガ計画を射て めぐみさんの訛りが聞ける。
28 巨大ギガボルトの挑戦 ケンプ、ギガボルトに乗れて相当嬉しそう。
29 復讐のライブボクサー 殺された親友の弟たちが現われる・・・いい展開だ。
30 今ここに5人の戦士が 5人そろった。やはり戦隊シリーズはこうでなくっちゃ!
31 ママ!寄生怪物の叫び おいおい、グリーンサイいきなり主役かよ。
32 ケンプ、血とバラの謎 バラの似合うケンプ。ついでに白スーツ着てほしい。
33 がんばれ鉄ちゃんロボ 「科学力はあの程度か」・・・鉄也、言われてしまいました
34 未来と今を駆ける恋! 15年後の未来、服も景色も未来化しすぎだろ。
35 勇介とケンプの約束!! オープニングに出たコーヒーが美味しそうだった。
36 激突!友情のタックル ラグビーか・・・未だにルール分かんない。
37 16歳ケンプ恐獣変身! 出た!! 実は、全49話でこの回が一番好きです。ケンプのヌードが!? 違う違う、話の展開が!
38 動く破壊兵器マゼンダ 襲い来るマゼンダ。なんか第15話のガッシュを思い出しました。
39 守れ!宇宙の一粒の命 ギルドスとブッチー、相変わらず仲がいい。できてるとか・・・。
40 恋!?めぐみと宝石泥棒 めぐみさんの話は全部好きです。
41 透明人間、豪の告白!! 母親とどうなったかという展開も見たかった。
42 ビアス宇宙からの挑戦 ビアスと鉄也。苦悩する2人が交互に出てる時は、テレビが壊れるのかと思いました。
43 怪!?ギルドス最期の姿 宇宙人が実はロボットだったという衝撃の真実! ていうか、ようやく録画できました。
44 ブッチー涙の大暴走!! 自分ももし誰かに命を操られていたら・・・そんな怖さを感じさせる話でした。これも録画済み。
45 アシュラ逆転一発勝負 サブタイトル通りにいきませんでしたね、残念。
46 オトコ嵐!最後の戦い 「答えを知りたかったんだ」という嵐、さわやかすぎる。
47 千点頭脳!マゼンダ!! 今回の豪、なんだかカッコいい。
48 誕生!!少年王ビアス! この回のはテレビ放送では見れませんでした。ようやく見れた。17年間叶わなかった夢が叶いました。
49 大教授ビアスの崩壊!! ライブマンお疲れ!!

 

内容

内容は、地球を天才達だけのものにしようと企む武装頭脳軍ボルトに、ライブマンが立ち向かうという話です。ただ、今までの戦隊シリーズに比べる

と、当時の子供達にとっては、やや難しい内容になっているかなと感じました。前作のマスクマンが分かりやすかったので、なおさらそう感じたのかも

しれません。でも、私は14歳くらいだったので、このくらいであれば理解できる年頃になっていて、見ていてとても面白かったです。

ヒロイン役

ヒロインのブルードルフィンを演じたのは、森恵さん。戦隊シリーズ12作目にして、初めてブルーの戦士がヒロインになりました。今までは、ヒロインと

言えばピンク戦士が多く、何となく女の子〜!という感じでした。しかし、このライブマンでは、青色になったという事もあり、どちらかといえば、男勝り

な活躍が目立ったのではないかと思いました。今までのヒロインとはまた違った別の魅力が目立って、見ごたえがあったと思います。ただ1つ残念

だったのは、これまでバイオマン、チェンジマン、フラッシュマン、マスクマンと、女戦士が2名だったのに、このライブマンで1人になってしまいました。

やはり、男ならそう思ってしまいますね。・・・あ、でもロボットのコロンがいるなぁ、あれも一応女の子タイプだ。

悪役

他の戦隊シリーズと違い、ライブマンの悪役陣は元々は人間でした。そこで、ここでは人の気持ちの移り変わりというか、彼らの変貌を話してみたい

と思います。

 ◎ドクター・ケンプ

  ボルトに入る前の名前は月形剣史。元々は、ライブマンと同じく、世界的な天才科学者たちのいる科学アカデミアの生徒でした。ところが、人間た

  ちを愚かな生き物だと軽蔑するようになり、悪魔に魂を売ってボルトに入り、地球を支配しようとします。途中で、かつての命の恩人が現われた

  り、16歳に若返って一時的に純粋な心を取り戻したりと、改心の兆しが何度かありました。でも、最後まで魂を売り続け、ついには大教授ビアス

  (ボルトの首領)に自らの脳を捧げてしまいました。でも、その脳が「子供の頃に戻ってやり直したい」と話し出し、ビアスを裏切りました。思えば、

  それがせめてもの救いだったかもしれません。

   悪い言い方をすれば、悪者の中で一番くさっていたんじゃないかと思いました。でも、ライブマン打倒のためにひたすら努力をするとい

   う一面も持っており、そういった点では、私の人生に活気を与えてくれた悪役でした。もちろん、地球を支配しようなんて思っていませ 

   ん・・・。

 ◎ドクター・マゼンダ

  本名、仙田ルイ。彼女も科学アカデミアの生徒でしたが、ケンプと同じく、ボルトに入ってしまいます。第18話では、「優しさと愛する心の遺伝子」

  を使ってライブマン打倒を図りましたが、その悲しさに耐えられなくなり、わずかながら涙を流したこともあります。ところが、その後吹っ切れたの

  か、ボルトのためにどんどん自分を機械改造していきました。最後は、ボルトの真の恐怖を知り、自らを100パーセント機械化させて、自分の犯

  した過ちを認めて、この世を去りました。

   上でも書いてある通り、優しさと愛する心を持っているのに、なぜ悪魔に魂を売り続けたのか・・・? ケンプと同じく、自らのあやまち 

   に気づくのがちょっと遅かった・・・。ラストシーンの悲しい最後の場面では、人間行き着くとこまで行ってしまうと本当に取り返しがつか

   なくなる・・・。そういった厳しさを教えてくれた悪役でした。

 ◎ドクター・オブラー

  本名、尾村豪。ケンプやマゼンダと同じく、アカデミアの生徒でした。でも、彼もボルトに入ってしまいます。自らを生体改造し、恐竜を巨大化させ

  て街を破壊したりと、さんざん悪いことを行ないました。ところが、母親の教育で勉強ばかりしていて本当は遊びたかったんじゃないか? ・・・と、

  ライブマンに心の隙を見破られ、それから徐々に動揺していきます。ビアスに認められたい、でも、人間界に戻りたいという思い、母親への思

  い、様々な思いが交錯する中、頭脳獣が豪の母親を襲います。その時、人間に戻りたいという思いがついに勝り、命がけで母親を助けました。

  数ヵ月後、ライブマンと再会。今度は、ボルト打倒のため、ライブマンに協力するようになりました。

   一番印象に残ったのは、何と言っても豪と母親との関係。本当に困った時に頼れるのは家族しかないんだ! その事がひしひしと伝

   わってきました。 一方、豪はボルトにいる時は、ケンプやマゼンダよりも劣等性でした。しかし、彼は絶対に負けるものかと、決して弱

   音を吐かず歯を食いしばって頑張ってきました。私もこういう気持ちの持ち主になりたい、そう思わせてくれた悪役でした。


特撮ものに戻る  黄金コンビのページまで戻る