◎今どき珍しい人
正黄「あ〜、こんな穏やかな日に公園でパンを食べるなんて最高だな(モグモグ・・・ポロッ)あっ!やべっ!ちょっと落としちゃった・・・。」
こういうのって、よく放ったらかしにする人がいるんだよな。でも、俺はマナーは守るぞ。ちゃんと拾って帰ってやる。」
金森「(パチパチパチ)いや〜素晴らしい。先程からずっと見させてもらってました。今どきあなたのような人がいるなんて珍しいです。
正直私は驚きましたよ。」
正黄「いや〜、それほどでも・・・」
金森「落ちたものまで食べるんですね・・・」
正黄「違うわ!」
◎レジ
(夕子:いま会計をしてもらっている客 金森:次に待っている客 正黄:その次に待っている客)
正黄「(あー、何分待たせば気が済むんだよもう・・・。だいたい、なんでこの店ってレジが1つしかないんだよ。信じらんねーなまったく・・・)」
夕子「すいません。このサンドイッチと蛍光灯、別々の支払いでお願いします。」
正黄「(なんで別々にすんだよ、時間かかるだろうが。さては蛍光灯のほう、誰かに頼まれたな。)」
夕子「どうもすいませんでした。お手間とらせました。」
正黄「(終わったか。やっとあと1人だよ。)」
金森「すいません。この1箱45個のチロルチョコ、1個ずつ45回に分けての支払いでお願いします。」
正黄「殺したろか!!」
◎謎の日曜日
(ある月曜日の朝・・・)
正黄「あー、今週も1週間かったるいな・・・。でも頑張って仕事するか。」
金森「おはようみんな。」
正黄「おはよう・・・って、何だその格好は! この寒いのに、上がランニングだけって・・・。」
金森「いや〜、昨日ちょっと負けちまってな。次の日曜までずっとこの格好なんだよ。」
(次の月曜日の朝・・・)
金森「おはよう。」
正黄「おはよう・・・って、今度は下もトランクスだけじゃねーか! どういうつもりだよ!」
金森「いや〜、昨日また負けちまってな。次の日曜までずっとこの格好なんだよ。」
正黄「変な奴だなまったく・・・」
(さらに次の月曜日の朝・・・)
金森「おはよう。」
正黄「ついに素っ裸かよ!? うわ!女子社員たち逃げてるよ!」
金森「またまた昨日負けちまってな・・・」
正黄「おまっ・・・いつも日曜に何やってんだ!?」
金森「いや〜、なかなかサザエさんにジャンケンで勝てなくて・・・」
正黄「テレビ相手に野球拳すんなよ!!」
◎チョコボールVSプロ野球チップス
正黄「俺さ、毎日チョコボール買ってんだ。」
金森「ほう、どうして?」
正黄「金マークを当てたいんだよ。銀は何度かあるけど、金は一度も見たことがないからな。」
金森「あー、そうだろうな。金ってなかなか当たらないっていうからな。実は俺も、プロ野球チップスを毎日買ってんだよ。
チョコボールの金マークより当てるのが難しいと言われてる選手のカードを手に入れるためにな。」
正黄「ほう、誰だよ?」
金森「クロマティ。」
正黄「そんな古いの出るか!」
◎不幸の手紙
正黄「ん?何だこれ? 不幸の手紙? えーなになに、『この手紙は不幸の手紙です。これとまったく同じ手紙を誰かに1通出さないと、差出人が
死にます。苦しんで死にます。もうシャレになりません。』・・・か。妙な手紙だな。普通『差出人が』じゃなくて『あなたが』だろうが。
まあいいや。暇だから誰かに出そうかな。そうだな・・・金森にしよう。えっと、同じものを書けばいいんだな。(スラスラスラ・・・)」
(そして翌日・・・)
金森「は? 何だこりゃ? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フン(クシャクシャクシャ、ポイッ)」
正黄「ぐわああああああ!!金森の野郎〜〜〜〜!!」
◎取調べ
金森「おい、いい加減吐いたらどうなんだ? お前が殺ったんだろ?」
正黄「俺じゃねーよ。言っとくぞ、俺は100%シロだからな。」
金森「いいや、お前は100%クロだ。」
正黄「いい加減にしろよ! 俺じゃねーよ!」
金森「フン、そう言っていられるのも今のうちだ。いいか。今からバラエティ番組のコントでよくやるような拷問の仕方で、お前を吐かせてやる。」
正黄「な、何だと・・・?」
金森「まずはこれだ。」
正黄「消火器じゃねーか。そいつをどうしようてんだ? まさか・・・!?」
金森「おうその通りだ! こいつをお前にぶっかけるんだよ! そりゃ(プシューーー!!)」
正黄「うわああああ!!」
金森「どうだ吐く気になったか? ・・・お!お前100%シロだな。お前の言った通りになったな。じゃあシロかもしれないな。」
正黄「な、何だそのいい加減な判断の仕方は! まあいい、じゃあ俺は無実なんだな! だったらさっさと解放しろよ!」
金森「待て。実は拷問はもう1つ残っている。」
正黄「何ィ〜?」
金森「これだ!」
(上から大量の墨が降ってくる)
正黄「うわああああ!!」
金森「やっぱ100%クロだわ。」
正黄「やかましいわ!!」