★短波別冊★


 日本BCL連盟発行の「月刊 短波」誌の別冊として発行されたものを紹介します。


DX年鑑各号


 ☆DX年鑑1980
  日本BCL連盟(旧)刊
  1980年1月1日発行  512頁  定価 1500円


  月刊短波誌の別冊として送り出された本書は、日本で受信可能な全時間及び全周波数をモニター掲載し
 5100波に及ぶ周波数索引、国名索引、局名索引を完備。さらに国別の編集とし、1200局を網羅している。
  局別にスケジュールはもちろん、受信の手引きやQSL獲得戦術まで紹介されている。また、DX資料
 として、放送局所在地地図、世界のDXクラブガイド、用語・略語全集、世界の日の出・日の入り時刻表
 BCLカレンダーが付属する。海外にはWRTHのような書籍はあったが、当時は本書のような手引書は
 日本には無く発行と同時に入手し、重宝したのを憶えている。
  裏表紙の塚本直幸OMの言葉が揮っているので紹介します。
 「本書の執筆者には、現在日本のDX界の第一線で活躍している大多数の人が参加しています。そうした
 点で、本書は現時点で望み得る最高の資料集といえるでしょう。日本のDXの歴史における金字塔といって
 も過言ではないと思います。」←まさにそのとおりだと思います。

 ☆DX年鑑1981
  日本BCL連盟(旧)刊
  1981年1月1日発行  784頁  定価 1800円


  前年度版のDX年鑑1980に世界各国の歴史と放送事情の解説などの基礎知識を加え、1500局、5500波
 を収録。主な内容は前年度版と同様。

  塚本OMの言葉かどうかはわかりませんが、裏表紙の言葉を紹介します。
 
 「天文学者が、毎晩同じように見える星空の中から彗星を発見するように、DXerは未知の放送局を狙い
 ます。天文学者が変光星や重星の特徴を分析するように、DXerは放送局の調査・研究を行ってきました。
 本書はその集大成ともいえる資料集です。」

 ☆DX年鑑1982
  日本BCL連盟(旧)刊
  1982年1月1日発行  832頁  定価 2000円


  内容は前年度版と同様。1600局、6400波を収録。

  裏表紙の言葉を紹介します。

 「ラジオの向こうにはスリルとロマンが息づいています。ブラジル奥地の放送局が突然聞こえてきたり、中東
 の緊迫した情勢が現地の言葉で聞けるのは、ラジオ―DXならではの醍醐味です。DXerに蓄積された資料
 と経験。本書はその集大成といえるものです。」

 ☆DX年鑑1983
  日本BCL連盟(旧)刊
  1983年1月1日発行  464頁  定価 2000円


  本年度版は既刊のものより、ひとまわり大きくなりました。内容は同様ですが、巻頭に「DXingの基礎
 知識と本書の利用法」(赤林隆仁OM)、「日本向け日本語放送ガイド」(遠藤四郎OM)、「主要英語放送
 24時間ガイド」(青木茂紀OM)が加えられました。

  本年度版には、裏表紙の言葉はありません。本号を持って廃版となっています。



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