<例会山行報告>
−−2008年10月−− ・雪稜会の集い ・高島トレイル
飲み水調査  ・福井:経ヶ岳
 <10/4〜5 雪稜会の集い 報告>
10月 4日(土)午後
バーベキュー パーティーの部 報告
 マキノ町 小松さんの山荘にて
参加者:T.N・A.K・O.Y・Y.Y・K.F・S.M・Y.T・H.S・Y.S・Y.N・K.A・T.F・K.M
 そしてOGのOさん・Kさんの 計15名
 2年ぶりの“雪稜会の集い バーベキュー パーティー”は 懐かしい顔、久し振りの顔、ニューフェースも集まり、大いに食べ、飲み、語り、楽しいひとときでした。

 S氏手作りのテーブル、がってん流炭火の着火、照明はY.T氏、肉以外の食材はA.K・S.M・Y.Sの各氏、最後にバーベキューコンロと肉はO.Y氏が段取り等々で準備万端。

先ずはH.S氏による初歩のロープワーク講習。
O.Y氏(お肉?)が到着したところで、講習は終了し、バーベキューパーティーの始まり!
お腹が満足したところで、PCとプロジェクターを使ってのスライドショーの開幕。
O.Y・T.F両氏より野点山行や最近の白山・甲斐駒ヶ岳&千丈ヶ岳などの山の写真の数々を一挙上映! そして夜も更け、宴はお開きに・・・。     報告 T.N

小松山荘にて
〈例会山行記録〉
  平成20年10月5日(日)
 高島トレイル(抜土〜大谷山〜寒風山)
〔メンバー〕 (CL)H.S、O.Y、Y.S、K.A、計4名
〔行程〕
 小松山荘(7:20)=マキノスキー場駐車場=ビラデスト今津平登山口(8:00)〜滝谷山分岐〜大御影山分岐(9:45)〜抜土(10:25)〜大谷山(11:30)〜寒風山(12:00-07)〜スキー場駐車場(13:10解散)

〔報告〕
 昨夜の「雪稜会の集い」終了後、Kさんの山荘に泊めていただき、ぐっすり熟睡して、今朝は降雨間違いなしと云う素晴らしいお天気。車3台で出発し、マキノスキー場駐車場に菅車とY車をデポし、Tさんにビラデスト今津登山口まで送って頂いた。 (どうも有難う御座いました)
 ビラデスト今津の管理棟から平池の上流側へ車道を下ると三叉路となる。ここが登山口となる近江坂の入口だ。高村さんと別れて歩き始める。杉林を抜けて小さな沢を渡り、尾根に取り付く。この辺りからずっとトリカブト(キタヤマブシ?)が全山に群生している。トリカブトは全葉に毒性があり、鹿などの食害にも遭わないので、一旦着床するとどんどん勢力範囲を広げていくらしい。しかし雨に洗われた青紫の花は見事に美しい。途中トラバース道に入り、再び近江坂に合流する。ここで本格的に雨具装着(8:30)。滝谷山分岐を過ぎて、ひと登りすると伐り開かれた琵琶湖展望台に着く。しばらくで河内谷林道を横切る。このあたり、ブナ林が素晴らしい。大御影・大谷の分岐を右へ(東方向)。更に立派なブナ林の広がる伸びやかな道を下って行くと、目の前を若い牡鹿が駆け抜けた。大きな溝も楽々、凄いジャンプで跳ね飛んでゆく。あっと云う間の一瞬だった。更に下って河内谷林道と原山林道の合する地点に降り立つ。抜土だ。少し離れた所に大谷山への標識があり、ブッシュ気味の道へ踏み込んだ。ここから一時間みっちり登り、周りが開けてきたら大谷山813.9mの頂上だ。芝生を敷きつめた、丸こい山頂だ。風も強く、寒いので先へ進む事にする。次のピークが寒風山で赤坂山とマキノスキー場方面への分岐点だ。ここで立ったまま昼食。すぐの出発で一時間ほどでマキノスキー場駐車場に到着。解散した。
 展望には欠けるが、しっとりとした雨中のスピード登山を満喫しました。

抜戸

大谷山

見晴台
第9回 「比良山系の飲み水調査」実施報告
10月15日(水)
          
参加は下記6名の皆さん。大変ご苦労様でした。

1班:H.S・S.N 採水箇所:@権現山栗原登山口 D中谷出合と荒川峠の中間
2班:A.K・Y.T 採水箇所:A花折峠の「行者水」
3班:T.N・K.Y 採水箇所:B白滝谷登山口 C大橋の「スリバチの水」
 3班 「白滝谷登山口」&「大橋のスリバチの水」担当の報告
  天気:快晴    参加メンバー:K.Y、T.N

 事務所出発(7時)=坊村=牛コバ着(8時)。
前日の雨もあがり爽やかな天気に恵まれ大橋小屋に向け出発しました。
原生林の多い森は、紅葉にはまだ間がありましたが、絶えず谷川の水の音を聞きながらの楽しい道です。
大橋近くには、太い幹から数本の垂直の幹を分岐させた巨大な杉(芦生杉といわれているそうです)があり、植物のもつ力強い生命力を感ずることができました。
 大橋小屋着(9時)。スリバチの水をサンプリング。銘水との評価の高い水をおいしく試飲しました。
帰り道は、色々な形の芦生杉や1本だけ残る巨大なモミの木を撮影しながら下りました。

 牛コバ着(11時)。
 白滝谷登山口の水サンプリング。事務所着(12時)。その後、検査機関(滋賀県薬剤師会試験センター)へは、5ヶ所分まとめて西村が運ぶ。
                     報告:K.Y

 尚、10/17上記試験センターより 「 花折峠の行者水は大腸菌群が検出され飲み水としては不適。他の4ヶ所は大丈夫です。」との速報連絡がありました。
 検査結果の詳細は未だ届いていないため、12月号にて報告します。(T.N)

大橋の「スリバチの水」付近
(水場はこの左側にあり)

「白滝谷登山口」の採水

芦生杉

モミの巨木

芦生杉
〈例会山行報告〉
2008年10月18日(土)〜19日(日) 天気:晴れ
 法恩寺山から経ヶ岳
参加:H.S(CL)、Y.S、K.A、T.F、S.M、S.H、M.H、M.S、T.N、T.O、
S.I(SL、記録)、計11名
日程:
 (18日)事務所(10:00) = 敦賀インター = 福井インター = 大野(13:00)= 中の原避難小屋(15:00)

 (19日)中の原避難小屋(6:35)〜法恩寺山(7:35)〜伏拝(8:00)〜北岳(9:47)〜経ヶ岳(10:25)〜切窓(11:00)〜中岳(11:35 昼食)〜保月山(12:55)〜登山口(13:35) = 六呂師高原(入浴)= 帰滋
 18日、途中で合流するS夫妻を除き、事務所に10時に集合し、初対面の方の紹介を行った後に出発。大野で食事と買物をする。ここでは男性陣は夜のご馳走に備えて軽めの食事。それに対して女性陣はしっかりとエネルギー補給、頼もしい。本日宿泊予定の中の原避難小屋に到着後、車1台を下山予定地に配車する。夕食には少し早いので、法恩寺山の途中まで散歩してお腹を減らす。夕食と朝食はSさんが献立を考えて準備していただき感謝、感謝です。小屋には我々のグループの他に、地元の登山愛好家のグループが宿泊していました。実は私(S.I)はここ大野の出身で、ローカルな話題で盛り上がり随分飲みすぎてしまいました。反省、反省。
19日、目標より30分遅れて出発、少し昨日のお酒が残っているが、その不快を吹き飛ばすほどの快晴で、小屋から1時間で法恩寺山に到着する。まず白山連峰の豪快な景色に感動する。伏拝から北岳までの稜線は、一部笹が茂って足場を確認しづらい箇所があるので注意が必要ですが、紅葉と白山連峰の景色が楽しめる良いコースです。北岳を過ぎたあたりで小原さんが、道の中の泥沼に足を取られるハプニング。一見普通のぬかるみですが、異常に深く、どのようにしてできるか不思議です。そのショックの為か、道を外れてしまい、しばらく背の高い笹の藪こぎをするが、間もなく登山道へ戻ることができた。藪こぎの大変さも経験できてよしとする。赤兎、大長の後ろにそびえる白山の眺めは北岳あたりからが最も素晴らしい。







 まもなく経ヶ岳の頂上に到着。ここからは登山者も多く、メジャーなコースらしく笹も刈り取られており、整備が行き届いていますが、頂上から切窓までは急な斜面で滑りやすく慎重に下る必要があります。土質だけでなく刈り取った笹もよく滑ります。今日は好天でしたが雨の日は更に注意が必要と思われます。切窓から唐谷コースを少し下りたところからの経ヶ岳の眺めが良いと聞いていたので、少し下ってみたものの、木にさえぎられて展望が開けず切窓へ戻る。皆様、体力を消耗させて申し訳ありませんでした。
中岳で昼食をとった後に下山。午前は白山方面の景色が良かったが、こちらからは越美山地方面の景色がすばらしい。登山路には火山性の岩も現れ、少々スリリングな部分もあり、紅葉も綺麗で飽きのこないコースである。標高1000mより下あたりから杉の林となり、まもなく、ほぼ当初の予定どおり13時30分に保月山登山口に到着した。
 今日は小屋を出発して保月山登山口まで7時間。切窓から唐谷コースを少し下った時間を考えるとほぼ予想通りの時間である。心配されたOさんの膝の状態も良く、全員何事もなく下山でき、好天の中、大満足の一日でした。下山後は六呂師高原で入浴した後に、帰路につく。北陸自動車道の南条SAで軽く腹こしらえをした後、今回の山行を終了として解散した。
 今後、共同の避難小屋を利用する場合は、ある程度人数を絞り、混雑に備えてテントは準備した方が良いと思います。また他グループと飲酒の機会を持ち、交流することは決して悪い事ではないと思いますが、盛り上がり過ぎて度を超えることがないように注意しましょう。
                      以 上     報告:S.I