<例会山行報告>
−−2008年06月−− ・清掃登山:打見山コース1
清掃登山:打見山コース2 ・ひと口感想
福井:鍋倉山〜藤倉山   ・ひと口感想
<清掃登山>
  打見山コース・1
坊村〜夫婦滝〜打見山
参加者:会員10名・ 一般19名、計29名 
コースタイム
 JR堅田駅集合8:30−8:42=坊村9:18−9:47〜牛コバ10:40−10:50〜休憩11:40−11:50〜夫婦滝(滝見学、昼食)12:30−13:10〜汁谷13:47〜打見山14:20
坊村の明王院で挨拶・コース説明・準備体操を行った後集発する。
 ゴミは、牛コバまでの林道にポツポツと落ちていた。林道終点の牛コバはテント場になっているらしく道路脇にゴミがかたまってあった。
 牛コバを出発後まもなく、ビール瓶、一升瓶、マナイタ、ホースなど宴会の残骸が非常に多く散乱していた。予想以上のゴミでビニール袋に入らず、参加賞の袋を使用した。重いゴミを持って打見山まで歩くと思うと悲しくなった。
 出発してからの谷筋は涼しく気持ちが良い、沢歩きのグループが濡れながら頑張っていた。ゴミは沢筋に入ってからあまり見当たらない。白石谷出会らしき所で休憩したところでビンを発見する。汁谷の手前ごろから散策する人が多くなってきた。人が多くなった途端に空き缶・ペットボトル・弁当がら等ゴミが増えてきた。

                             
<清掃登山>
  打見山コース・2
天狗杉〜クロトノハゲ〜打見山
参加者:会員&家族9名・ 一般8名、計17名
 本格的な梅雨時期が近づきましたが、この日は数日前からの予報通り絶好の行楽日和となりました。
 8:40
 JR志賀駅集合。総計17名の内会員、一般参加ほぼ半々、男女別も半々、数ではよくバランスがとれている。一般の中には「朝5時起きして車で彦根からやって来た」と言う4人の方がおられ「比良山系は初めて」と期待の声が・・・。この方達の為にも快晴でよかった。
 会長(司会、SL)、(会場責任者)、(CL)より開催主旨、コース説明、注意事項等の話があり、予備運動をして
 9:05
 JR志賀駅より歩きスタート。良い天気に恵まれたこと、会長の下見での話としてドウダンツツジのトンネルがお目にかかれると胸ふくらませての清掃登山スタートである。
 9:40
 旧バイパス(新161号)の沿道でY会員と合流。既に10人程がこの道を登って行ったよ」の声に益々登山日和に恵まれたことを感じ取りながらクロトノハゲを指す標識通り林道に入った。
 10:15
 二つ目の堰堤を越えた頃から本格的な山道になったがジグザグ道で木立も高く日陰でゆるやかである。ごみは少ないといえども小さなゴミまで熱心に拾い集める皆さん、特に一般参加の方々に親しみを覚える。
 11:25
 天狗杉に到着。頂上で合流予定の第一コースに比べ時間にゆとりがあることもあって10分間のたっぷり休憩。
幾度かお目にかかる巨木である。突然、SLより「この杉の周囲の長さは何メートル何センチでしょうか?クイズを差し上げます。商品も用意してます。グァム島の旅行券です。改めて皆さん巨木の杉に注目。ワイワイ、ガヤガヤ各々が地上1m程の高さの所の周囲を想定して声にする。やがてSLメジャーを取り出し、測定結果を5m35cm、一番近い答えを出した人はY・Yさん。 山中でのなごやかなひと時でした。ただし賞品は何かの間違いで昨年の清掃登山時の記念品の残り“パンダナ”でした。


太さは?
 12:20
 クロトノハゲに到着。イワカガミの咲き残りがチラホラ。各々数人ずつ場所を選んで、ゆっくりタイムの昼食。その内「虹が出ている」の声。見ると確かに数色の虹であるが鮮明さが欠けている様でもある。  
 「飛行機雲のいたずらか・・・」「太陽の周りに傘が・・・」
 「自然科学か天文学に長けた人はいないかな・・・・」
 中国四川大地震の影響からか「天変地変の予告かも・・・」
との声まで。その内聞き覚えのある女性の声で「主人と
一緒やから良かったわ・・・」の声まで。ワイワイ、ガヤガヤの昼食を終えて 
 13:10
 再出発。花満載のドウダンツツジのトンネルを進む。

あっ、虹だ
 13:40
 寺屋敷寸前の展望地で全員で記念撮影、やがて、琵琶湖が眼下に。幾度も見ているが素敵なものは変わりない。やがて御堂の左右に見事に咲き並んでいるクリン草を見て
 14:05
 笹平に到着。びわ湖バレイに遊びに来ている児童数人がハンモックに戯れ、眼下には志賀の湖が水色の輝きを見せていた。やがてゲレンデに沿ったリフトに並んだ尾根道に出るとゲレンデをはさんだ向こう側に汁谷方面から登ってきた第一コースの仲間達が手を振っている姿が見えた。

琵琶湖をバックに記念写真
 14:30
 打見山頂上で1,2コース全員が合流、記念撮影と菅(泰)会員による「クリーンハイク・アピール」文が読み上げられ無事に清掃効果もあげハイクは終了。この後、本日のお駄賃(びわ湖バレイさんのご厚意)、参加者のほとんどが初めて乗る新設なった121人乗り大型ロープウェイで山麓駅へ。
 ごみの分別、計量後、会長挨拶で解散となりました。天気もよく爽快な一日でした。
一般参加の皆様方ご苦労様でした。叉、各位それぞれのお役目をなされた会員の方々もご苦労様でした。
                 完

クリン草
(ひと口感想)
山のごみに思う
 ごみの量は登山コースによってかなりの差があると思うが、一般的には最近は少なくなったのではなかろうか。個人の推測であるが登山愛好家の高齢化とマナーの向上が拡がりつつあるのでは・・・。一方ゴミの質は科学の発達の副産物なのか自然浄化されにくいものになり厄介なものである。
 本日の第1、第2コース合わせてのごみ総量60余sの内、燃やせないごみは半数以上、その中でも大半がびん類(一升びんや家庭びん)である。特に坊村からの第1コースは重量的にはほとんどがそのびんである。第1コースSLのY氏がそのびんの袋を肩にかけ「酒飲めぬ男が空びん背負って・・・」とおどける姿に、なんで山にこんなびんが?下衆の勘繰りかもしれませんが林業関係者の道具用の軽油入れか、痺れそうな寒い冬山で仕事休みのひと時コップ酒用の酒入れか・・・?と。それなら然るべき林業組合の何がしかに申し入れないと・・・。でも待てよ!
我々山登り愛好家はごみの無い美しい山を第一義に考えるが、林業関係者は立派な金になる樹を育てるのを第一義に考え、むしろ登山者を煩わしい山を荒らす者と忌み嫌っているかも知れない。でも待て待て!!
 地球温暖化防止とやら今日ほど世界中が地球を護り次代にバトンタッチしようと環境に盛り上がって来ていることもかってなかったこと。山のごみを拾うことも大切。捨てさせないように組織を使ってつなげることを躊躇している余裕も、この世に残り生かされている期間の余裕も自分にはそれ程ないように思えた。
                                          記 : 怜

ごみの重さは?
《例会報告》
福井:鍋倉山〜藤倉山 
2008年6月8日(日) 晴れ
参加者 O・Y(CL) K・M(SL) Y・Y(会計) S・N E・A(記録)、計5名
コースタイム
 事務所(7:10)−北陸道今庄IC−登山口(9:20)−岩屋不動明王(9:55)(10:45鍋倉山)−藤倉山(11:53)燧ヶ城址(13:22)−登山口(14:25)
 週間予報では雨でしたが、前日曇りの予報になり、当日は、良いお天気に恵まれました。
登山口から所々に石仏が祀られ、八十八ヶ所霊山を登り、大師堂に着きました。今日の目的のササユリが少し咲いていました。もっとたくさんあるとのこと、楽しみになりました。
 さあ、これから山に登ろうと思っていると、急な下り、又、始めから鍋倉山の急な登りになりました。蒸し暑い中、木陰の中に点々と白いササユリが咲き、赤いレンゲツツジと新緑がとても綺麗です。暫くすると鍋倉山に着きました。何もない所でした。
 ここから、又下り、藤倉山を目指して急な所を登ると、気持ちの良い尾根歩き、とても綺麗なブナ林の中を歩きました。丁度、お昼に藤倉山山頂に着き、記念写真を撮り、ブナ林の中で昼食。

 山頂に大きなシャクナゲ(西洋シャクナゲ)があり、赤い大きな花が散りかけていました。
下り道、点々と咲くササユリに声を上げながら、ササユリを堪能してきました。
 新羅神社に下り、そこから車の所まで今庄の古い町並みを見ながら、酒蔵でお酒を買ったりしました。
 近くのお風呂に寄り、古民家を移築した「そばの里」へ寄り、おそばを食べて帰ってきました。
 山では人に出会わず、お風呂も一番風呂で貸しきりの山行でした。良いお天気のもと美しい花やブナ林が最高でした。
 車を運転して下さった山本さん、有難うございました。  記録:E・A

「ひと口感想」
                          記 : 怜
 たかが標高5〜600bのピークが幾重かのハイキング気分が味わえる山並みではあるが、結構アップダウンがあり汗をかく。
 登はじめから数々の石仏や岩屋不動明王,高野山大師堂が奉られ、燧ヶ城趾まで続く尾根道と、その眼下には、北陸線の今庄駅を取り囲むように数百戸は在るとみられる集落が一望できる。
 北陸と近畿を結ぶ往時がなんとなく忍ばれる古風なコースでる。

 ピンク色はなく、ほとんどが真っ白なササユリの宝庫である。
 時に双子のように並んだものまで・・・・華美なすがたに大ファンであった新珠三千代がちらつく・・・
 今日は、朝まで激しく音をたてての雨が出発時にピタリと止み、いつも運転席が指定席のM氏が助手席に、これもまた珍しい光景である。
 下山の今庄集落の酒蔵でご亭主の土産にと買い求めた絞りたての 冷酒 を試飲させてくれたYさん、その味に何を思ったか、今、来た道を逆戻り、酒蔵まで小走りするMさんの後ろ姿に「山」以外にも道一筋の人が焼き付いた。
 その他、まるで貸しきりのような道筋の温泉(400円)、山奥から移築したという萱葺きの大きな民家で一間四方もありそうな囲炉裏を囲んでの今庄のおろしそば(600円)おまけにセルフでコーヒー(50円) ここも貸し切り。まるで どんどん物価が下がり世の中どうなるのか・・・・・と思った。楽しい思い出も残った例会山行でした。ありがとう。