<例会山行報告> | |
−−2007年12月−− | ・ぶらり比良探訪Q コメカイ道 ・三上山 ・湖北:武奈ヶ岳 |
<臨時例会山行報告> ぶらり比良探訪Q 12月1日(土) 天気:晴 朽木栃生〜コメカイ道(ヒジキ滝ルート)〜地蔵峠〜村井 参加者: 計 7名 |
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コース&タイム 事務所(10:30)=朽木栃生(11:30-45)=村井(林道の下山口に配車)(12:38-13:25)=栃生(9:30)〜449m尾根(10:00-10)〜コメカイ道出合(10:30)〜ヒジキ滝(11:30-45)〜地蔵峠(12:38-13:25) 〜村井(林道下山口)(14:20) =栃生=事務所 誰かが呼ぶ声に はっと目が覚め、時計を見る。7時45分。瞬時には状況が理解出来ないが、嫌〜な空気が頭を覆う。エライこっちゃ。7時半集合であった・・・。という訳で随分皆を待たせてしまった。大チョンボで申し訳ない。 頭が完全に覚めないまま、小原車と伊東車の2台で出発。朽木栃生で2人と荷物を降ろし、配車のため村井へ向う。桑野橋手前のトイレまで足を伸ばした後、村井へ戻る。林道(畑・村井線)を入り、下山口に1台置いて 栃生へ戻る。 9:30登山開始。国道のコメカイ道への進入口には朽木山行会の道標が建てられている。民家の横を通り抜け、ヒノキの植林帯に入る。449m地点と思われる平坦な支尾根に出た所で 最初の休憩とする。この辺りから自然林に変わる。 最初の分岐が、コメカイ道出合である。ツルベ岳へは右へ、地蔵峠へは直進する。道標には「地蔵峠へ2.6km」とある。 地蔵峠への道には枝木が通せんぼに置いてある。難路のため、誰でも入り込まないようにしているのであろう。我々は通せんぼを跨いで、いよいよ今日のメインルートに踏み出す。ホトラ山を巻く道は、等高線を辿るように平坦である。途中に大きな松が2本 現われるが、残念ながらいずれも立ち枯れである。 ホトラ山から北へ伸びる小さな尾根に出ると僅かに鞍部となっており、休憩ポイントである。新しい道標が立てられている。 コメカイ道のほとんどは斜面をトラバースする感じでついており、薄く、狭い。雪が着くと非常に危険である。 栃の大木が次々と現われ出す。厳しい環境からか、いずれもこぶこぶで曲がりくねった風格のある大木である。ここから「ぶらり」の本領発揮。美しいと感じれば立ち止まり、 目に焼き付けるかカメラを向けたり。何だろうと思えば又立ち止まる。 |
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残り黄紅葉と落ち葉のコメカイ道 (伊東氏撮影) |
トチ大木 (西村高撮影) |
この辺りは谷間のトチの木がとても印象的だ。静寂に覆われたトチの木と落葉雑木の谷は凛としていて、魅力的だ。 谷を二つ横切り、三つ目の谷に近づくと滝が見える。降り立った所のすぐ上がヒジキ滝である。20m位はあると思われる。ここまで訪れる人は少なく、秘境と言っても許されるだろう。滝を撮ったり、トチを撮ったり、皆で記念写真とカメラが忙しい。 |
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ヒジキ滝をバックに (伊東氏撮影) |
ヒジキ谷にて一服(西村撮影) |
滝に別れを告げ、対岸に取り付いた途端に難所。道は急斜面をへつるようについているが、数メートルの間 少し崩れ落ちて、足場・手掛かり共乏しく非常に危険。通行は無理と判断、少し上を巻く。行程中、最も危険箇所であった。 沢が二俣になった所の朽ちかけた道標板に「シシ谷」とある。左の沢を渡った所に新しい道標がある。以前来た時はこの沢を渡る辺りは道標はなく、道が不鮮明な上、草木に覆われ、迷いやすい要注意箇所と記憶していたが、今日は12月初旬ということもあって、見通しが利き、新しい道標もあって拍子抜けの感。 谷に沿って右岸のゆるやかな道を進み、途中から左岸に変わる。しばらく行った所で、谷を渡る。ここまでがコメカイ道の自然溢れる核心部で、そこからはスギ林の急登を進む。道は薄く、テープも確認しながら、慎重に進む。 地蔵峠は、その名のとおり、お地蔵さんが祀ってある。しかし、横を見てびっくりである。なんと主稜線の登山道に並んで林道が! 土は削りたての表情をしている。 この辺りは、朽木側は主稜線まで植林してあり、木を切り出すための道が必要であろうが、あまりに配慮のないやり方で 興ざめである。歩かせてもらっている立場の我々としては、文句は言えないが。 地蔵峠から10m程北寄りの村井への尾根分岐点で、ゆっくり昼食とする。 リトル比良から釈迦岳などを見渡しながら、小島氏振舞いの アツアツ餃子(水餃子風)をおいしくいただく。 村井への尾根を下りかけると、なんとほとんど尾根が林道になっている。林道を歩かざるを得ない状況で 無粋な付け方だ。以前から中腹までは林道があったが、ここ1年位の間に 一気に伸ばしたようだ。かっての面影はなく、残念だ。 コメカイ道核心部は期待どおりに素晴らしく、又 土曜日なのに誰1人出会わず、静かな初冬の山を独占してしまって 何だか申し訳ないような気持ちで帰路につく。 報告 西村高 |
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<例会山行報告> 三上山(近江富士・432m) 12月8日(土) 参加者:K・A(CL)、H・S(SL)、Y・Y、K・Y、K・M、 M・T、K・K、H・K、Y・S(記録)、計9名 |
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(コースタイム) 事務所(9:00)=御上神社(9:50)〜割岩〜三上山(10:45−55)〜北尾根分岐(11:30)〜御池分岐(11:40−12:10)〜展望峰〜田中山(13:20)〜旗振山〜御上神社(14:30) 2台に分乗して事務所を出発、途中堅田で秋本CLと合流。御上神社Pに駐車。 天気がいい。わくわくしてくる。(というのは私にとっての三上山は眺めている、通り過ぎる山でしたから)住宅地を通り表山道へは猪よけの門扉を開けて入る。階段状の登りの後、頂上間近の岩交じりの箇所では緊張した。 山頂神社で小休止。市街の様子が見えるのはいつもとは異なる。一旦下り北尾根縦走路に向かった。随所に標識があり迷う心配は無い。でも小規模な縦走路とはいえ色々な要素が凝縮されていて楽しめた。 展望峰から田中山への登りではメンバーの中からソフト山行(?)との声が掛かる位だった。途中紅葉に加えそよご、さるとりいばらの赤い実が目を楽しませてくれた。 表からの山姿良し、裏も良し、天気良しと大満足の山行でした。 |
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<例会山行報告> |
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コースタイム |
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事務所を7時20分過ぎに出発、途中で菅さん夫婦と合流し、登山口向かう。途中パラパラと雨が降ったが、登山口についた頃には雨があがり、上々のコンディションになった。車は公民館の駐車場に留めさせていただいた。防寒と雨に備えて雨具を付け、8時45分に出発した。 |
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出発後30分ほどして衣服調整のために小休止、少しガスがかかっていたものの、雨は完全に上がり雨具はズボンだけにする。標高700mあたりから序除に雪道となり、それまでトップを菅さんが勤めたが以後は交代しながら登っていった。武奈ヶ嶽山頂には11時15分に到着、山頂付近では深いところでは30pほどの積雪である。 このあたりから青空も出てきて展望も開けるようになり風もほとんどなく、まさに絶好のコンディションである。ここで軽く昼食をとり11時45分頃に出発。 |
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山頂からは、わかんやスノーシューを付けての歩行を経験させていただいた。私自身、結構雪には慣れ親しんできたつもりでいたが、わかんは初めての経験である。確かに雪に沈む量は少なくていいのだが、途中で反対足の輪を踏み激しく転倒してしまった。コツは“がに股歩き”のようである。頂上から約40分でわさ谷への分岐点に出る。ここで休憩を取り、菅さんから、特製のスープをご馳走していただく。天気もよく暖かいスープで満足、満足の気分である。どうもご馳走様でした。 12時50分わさ谷へ向けて下山を開始する。今日は登りでもそうであったが、雪に鹿の足跡がずっと続いていた。途中で私も先頭を勤めさせてもらったが、鹿よりいいルートを取ろうと、変にライバル心を持ち、あえて鹿の足跡と別のところを下りようとしたが、結局鹿の足跡に戻ることになった。鹿のルートファインディング技術はなかなかのものである。獣道に踏み込んではいけないが、変なライバル心もまたいけない。鹿の足跡であっても最良のルートであれば素直に従うようにしましょう。標高が下がるに従い、雪も減り途中から普通の登山道になる。途中から雪をかぶった三重ガ嶽が望まれた。9月の例会山行の時は雨に降られたが、美しい姿を見せてくれた。ここまで来るともう安心である。そして13時50分に無事車道に出て、後は石田川ダムの湖畔を過ぎ、舗装された道路を約1時間程度で角川の車デポ地に戻る事ができた。下山途中、鹿の角を拾い私が家族へのお土産としていただいたが、喜んでもらえるか、“変なものを持って帰って”と怒られるか、少し心配である。 |