<例会山行報告> | |
−−2007年09月−− | ・愛宕山〜竜ヶ岳 ・ぶらり比良O ・天増川〜大日岳 |
<例会山行報告> 〔日時〕 平成19年9月9日(日) 〔目的地〕 愛宕山(旧ケーブル跡コース)〜竜ヶ岳 〔メンバー〕 (CL)K・A、(SL)H・S、Y・S、S・H、S・N、K・K、K・I (体験参加)T・R、Y・Y(記録)K・A、計10名 |
|
〔行程〕 |
|
(旧ケーブル愛宕山駅舎跡にて) |
|
此処から程なく表参道水尾分れの上部に合流すると、一気に賑やかになる。表参道の広やかな道をのんびり歩き、愛宕神社階段下の広場でベンチに座って昼食。お天気も何とかもちそうなので予定通り裏愛宕の竜ヶ岳をめざす事とする。途中、愛宕山三等三角点(890.1m)に立寄り京都市街地を眺めると、広沢の池が光っていた。竜ヶ岳(921m)はたいしたアップダウンもなく、思ったより短時間で到着。小休止の後、芦見谷への急降下だ。急角度だが手掛かりが十分あり危険は無い。それでもやっとたどり着いた芦見谷川の流れで顔を洗うとほっとする。浅い流れを右に左に数度徒渉し、龍の小屋前の広場に出る。この小屋の持ち主は奈良の方のようだが、京都乙訓山岳会が管理しており、自由に使える様だ。そこからは首無地蔵の分岐を経て、梨木谷へ下り、梨木大神からは長駆林道を清滝まで戻るのである。最後にブーイングが出そうな林道歩きをバス停の茶店で飲むビールを楽しみに完歩したのに、、、あゝそれなのに、それなのに、出発直前のバスが待っていてくれたのでした。・・・残念!! |
|
<例会山行報告> ぶらり比良探訪 O 9/23(日・祝) 寒風峠〜ヤケ山〜大石から北西尾根を探訪 天候:くもり 参加者:CLTN 他7名 計 8名 |
|
コース&タイム 事務所(8:00)=鹿ヶ瀬(小白ヶ谷橋)P(9:10)〜寒風峠(10:25-30)〜ヤケ山(11:00-10)〜大石(705m・昼食)(11:30-12:00)〜北西尾根入口(12:05)〜(北西尾根)〜582m〜沢(13:10-15)〜車道(アマゴの里)(13:30-40)〜鹿ヶ瀬P(13:55) 今回はYさんが紅一点。 「登山道はありません・・・ 」の文句が女性陣に敬遠されたのでは? との声も。 ガリバー旅行村への道を走っていると、蛇谷ヶ峰等の山腹に茶色が目立つ。紅葉ではなく、松枯れやナラ枯れだ。被害が湖北からどんどん拡がって(南下)いるようだ。鹿ヶ瀬の集落を過ぎ最初の橋(小白ヶ谷橋)を渡ったところに「寒風峠へ」の看板がある。左折しススキのトンネルを100m程進んだ所の、広い空き地(資材置場?)に車を置かせてもらう。 出発してから、本日初対面の人がいる事に気付き、遅ればせながら自己紹介を行なう。林道様の道の両側はスギ林になっているが、よく見ると石垣が組まれた棚田跡と思われる。田んぼが維持出来なくなって久しいようだ。 今日は行程が短いのでおしゃべりしながらぶらりぶらりと歩を運ぶ。道が草やススキで覆われるようになると、左に小道が分かれる。寒風峠への道である。草木が被っているのと道標等やテープ等は全くないため、見落としそうだ。 歩く人は少ないと見え、蜘蛛の巣の天下である。O氏が露払いならぬ蜘蛛の巣払いを買ってくれる。道はすぐに沢沿いになり、下草もなくなる。2度3度と沢を横切る。沢が二俣に分かれるところで小休止。道は左へ進む。炭焼き窯跡が幾つかみられ、窯だし口がそのまま残っているものもある。小さな清流と苔むした石のゆるやかな自然林のルートはなかなかよい。紅葉と新緑の候にぜひ歩きたいと思う。二つ目の二俣も左に進む。風なく蒸し暑いながら、楽々に寒風峠に到着。 寒風峠から5〜6分のところ、展望ポイントがある。蛇谷ヶ峰から武奈ヶ岳まで北稜が一望。この主稜線に入ってからは微風があり、少し涼しく感じる。 ヤケ山頂上手前が本日唯一の登りらしい登り。山頂でタイミング良く1人の登山者が現われ、集合写真を撮ってもらう。 |
|
ヤケ山山頂にて(写真提供H氏) |
ヤケ山山頂付近の花ロード(写真提供H氏) |
ヤケ山山頂から20〜30m位、道の両側はにハギに似た花がびっしり。 名のとおり大きな石(岩)が点在する大石で腹ごしらえ中、1人の外人が通過。(山行中、出会ったのは たった二人) ヤケオとの鞍部のほんの少し手前で、北西尾根への分岐を認める。白テープが目印のようだ。これよりが本日のメインである。最近の地図には登山道は載ってないが、少し古い地図には、難路の登山道表示があるので、ぜひ歩いてみたいと思っていた。 磁石を首にぶら下げ、手に手袋をはめ、地図(25000図の200%拡大したもの)を持って、慎重に尾根をはずさないように歩む。磁石と地図で常に方向も確認しながら。藪になってなく疎林で見通しも効き、以外に歩き易い。ほぼ踏み跡があり、薄い道と言えなくも無い。松が目立つ。10m以上は離れないようにして進む。25000図の小道表示は尾根先端から西(真西より僅かに南より)へ谷へ向って斜面を下るようになっているため、そのように左の谷の方に下りようと試みたが、急で踏み跡も無く下りるのは危険なため、少し戻り、トラバース気味に谷に平行に進む。やがて自然と谷に近づいたところで、下り易い回り込んだルートを見つけて谷に下りる。(最後の最後まで谷寄りの尾根らしきところを下りるのが正解だ。) 谷沿いには薄い道らしき雰囲気があり、ゆるやかに下ると広いはっきりした道となる。ほどなく車道(ガリバー村への)に出て、山行終了。北西尾根入口から車道に出るまでテープ等も全くなし。 丁度その車道手前に「アマゴの里」なるものが出来ている。ちょっと寄ってみると家族連れが魚の手づかみや釣りを楽しんでいる。さらに串刺しのアマゴやイワナが塩焼中。 で、我々もイワナの塩焼きを注文しておいて、駐車地点へ向う。 30分程して、車で戻って来ると熱々イワナが待っていて至福のひととき。 ぶらりの名に相応しいゆっくりした山行であった。初めての尾根も楽しく歩けたし、おまけ付きの満足の1日であった。 報告:TN |
|
〈例会山行報告〉 天増川〜 三重嶽〜大日岳 2007年9月30日(日)天気:雨 参加者:H.S(CL)、K.K(SL)、M.K(湖南岳友会)、Y.O、Y.S、K.I(車)、S.I(記録)、計7名 |
|
コースタイム 事務所(7:00)=水谷登山口(8:45-8:55)〜武奈ガ嶽からの縦走路(10:15)〜P855(10:45)〜三重嶽(11:15)〜(途中昼食)(11:40-12:00)〜近江坂分岐(13:00)〜大日岳(13:35)〜能登郷分岐(14:00)〜林道(14:25)〜水谷登山口(15:15) 今回のコースは滋賀県と福井県の県境にあり、林道沿いの天増川は滋賀県で唯一、日本海に注ぐ川とのことです。天候が良ければ日本海と琵琶湖の展望を楽しめるはずだったのですが、あいにくの雨になってしまいました。今日は湖南岳友会からM.Kさんが参加され、途中ルートの判断の時も正確に位置を測定していただき、大いに助かったと同時に地図を正確に読むことの大切さを学ぶことができました。 7時に事務所を出発し、途中今津から少し小浜方面へ行ったところのバス停でSファミリーと合流。バス停の建物の中で雨具を身に付け登山口へ向かう。8時45分に水谷登山口到着。軽い準備運動と自己紹介を行った後にH.S CLを先頭に出発する。出発してすぐのところを送電線が通っており、送電線の鉄柱に沿って立派な道がついている。誤って本来のコースを離れてその立派な道に入ってしまい15分ほど時間をロスしてしまった。間違いに気づき引き返して本来のコースの尾根に取り付く。尾根は広くて歩きやすいが、踏み跡がはっきりしていないので案内板がないと多くの人が見逃してしまうのではないだろうか。 少し苦労はしたものの10時15分、武奈ガ嶽から続く縦走路に合流する。ここからは快適な縦走路である。道沿いにはトリカブトの紫色の花がきれいに咲いており、また雪に耐えているためかブナの枝が複雑に折れ曲がった独特の景観も見ることができる。尾根の幅も広く、どこでも自由に歩けそうである。ただY.Oさんによると「暗いときにヘッドランプで歩いていると尾根のどこもが道に見える」怖い状態になるとのことなので、このコースは明るい時間に歩くようにしましょう。 順調に進んで11時15分、三重嶽に到着する。山頂にやぐらが立っており、天気が良ければやぐらの上に登って展望を楽しみたいところだが、雨のため5分程度の休憩だけで出発する。ここまでは、途中M.Kさんが靴ずれを起こしかけた以外、全員体調も良さそうである。三重嶽から少し引き返し、右に入り大日岳を目指す。このあたり、少し道が細くなっていたりするが問題なく通過する。雨が小降りになり、林の中の雨がかからないところで少し早めの昼食にする。M.Kさんから炒めたウインナーをご馳走していただいたが、雨で濡れている時に暖かいものは特別においしい。昼食は20分ほどで出発する。 出発してしばらくのこと、快調に先頭をリードしてきたH.Sさんが突然、足に痙攣を起こしたものの、自家製の特製ドリンクを飲むと即座に回復する。すごい効果である。作り方は米酢に黒砂糖と刻んだバナナを入れて作るとのこと、今度私も試してみよう。その後は全員快調に進み、やがて近江坂との分岐に到着する。帰ってから地図を確認すると、ここから大日岳まで福井県と滋賀県の県境の尾根である。この尾根道はブナの林が雨にけむって美しい。「今日のコースは雨がよく似合う」とY.Sさんが言っていたが、確かにそう言えなくもない。三重嶽のあたりとは雪の積もり方が違うのか、日当たりが違うのか、この付近のブナは背が高く競い合うように葉をひろげている。少しの違いで随分景色が変わることが興味深い。 やがて大日岳に到着、三角点はあるが広い頂上である。少し引返して能登郷へ降りることにする。14時、縦走路から分かれ林道に向けて下山を開始する。途中、鉄塔を2箇所通過する。道も整備されていて歩きやすく、20分程度で林道に出る。あとは、林道を各々自由なペースで元の場所まで戻る。林道を歩くこと約50分で水谷登山口に到着した。 本日は雨の中、どうもご苦労様でした。SLとして最後を務めていただいたK.Kさん、車を提供していただいたK.Iさんも、どうもありがとうございました。 以上 報告:S.I |