<例会山行報告>
−−2006年11月−− ・奈良:大普賢岳 
ぶらり比良探訪M
鈴鹿:仙ヶ岳
<例会報告>   奈良・大台、大普賢岳
11月3〜4日 天候:晴れ
参加者:CL西尾、SL秋本、SL山本、本田、田中(会計)、松田、近藤、浅場(記録)、計8名
11/3(金)
 7:30 事務所 出発
田中さんのナビで大台に向かう。途中、阿山道の駅で食糧調達する。
 大台ケ原駐車場の手前で、駐車場がいっぱいの為、大台ケ原は中止する
ことになり、見晴らしの良い所で昼食、一路、和佐又に向かう。
 14:07 和佐又ヒュッテに着く
 15:00 和佐又山に向かう。すすきが美しく、登って行くと素晴しい紅葉に
出会う。一周一時間でテント場に戻る。
夕食後、ヒュッテに行き、大普賢岳の様子を聞くと8〜10時間かかるとか。

11/4(土)
 4:30 起床                 
 6:30 テント場 出発。しばらく行くと秋本さんの新調の靴のため、靴擦れを起こす。テーピングして進む。日本岳南面絶壁の下、梯子を上り壁の裾を、指弾の窟、
 7:23 朝日窟、笙の窟(不動明王像が祀られている)、7:31鷲ノ窟、7:39岩木新道分岐、
 7:49 日本岳のコル、1505m、梯子を上り、8:04石の鼻、次々と梯子を上り
 8:20 小普賢岳の肩に出て、鞍部に下る。次々と梯子を急登、
 9:10 奥駈道に出会う。左に進むと
 9:15 大普賢岳頂上、山友会の方と出会う。一緒に写真を撮る。展望良く、大台ケ原、大峰、稲村ヶ岳を望む。急坂を下り、笹原を行くと水太覗きで山の斜面の美しい紅葉に圧倒される。シャクナゲの群落を通り弥勒岳に登り、
今歩いてきた尾根道が見渡せ、素晴しい景色に一同感動する。薩摩コロゲ?内侍オトシ?の急坂を下りて
 10:37 稚児泊で小休止。                               
 11:01 国見岳、
 11:07 七つ池
 11:29 七曜岳木の根や岩の道を下り、紅葉の綺麗な広場に出る。
 12:00 此処で昼食。
 12:40 出発、しばらく行くと、滑りやすい急坂を下る途中、他のグループの女性の転倒滑落を目撃、気を引き締めて下る。(幸い木があって4〜5mの滑落で  済んだが・・・)
 13:28 無双洞、水簾の滝、しばらく行くと、涸れ沢を横断、今度は岩登り、落石に注意しながら登る。底無し井戸を見て、そこから平坦な道をブナやヒメシャラの美林を見ながら、
 14:49 岩本新道出会15:12 和佐又のコル、15:21 テント場着く梯子、鎖、橋、岩場と変化に富んで紅葉の美しい8時間50分の山行でした。
 入之波温泉に寄り、汗を流して帰りました。西尾さん、秋本さん、山本さん各リーダーさん楽しい山行ありがとうございました。車を運転してくださった西尾さん、山本さんありがとうございました。
 ナビをしてくださった田中さん、同行の皆さん楽しい山行をありがとうございました。
                                浅場 記

(急な梯子の連続(28ヶ所)

(左から大普賢岳・小普賢岳・日本岳・和佐又山)

        (大普賢岳にて他会の三人も一緒に)
11月8日(水) 天候:晴れ 暖か
梅ノ木谷〜ヤケオ山〜釈迦岳〜雄松山荘道
      
参加者:CL西村高・菅宏・藤野・天岡・中西・久保田・正木・近藤・岡:計9名
コース&タイム:事務所(7:00)=(下山口へ配車)=南小松別荘地P(8:45出発)〜梅ノ木谷(堰堤下の取付点)〜展望岩(10:10〜15)〜761m尾根(10:40〜55)〜ガレの上(11:20)〜展望&休憩適地(11:30〜12:05)〜ヤケオ山(12:10)〜釈迦岳(12:55〜13:05)〜釈迦駅への分岐(13:15)〜雄松山荘道出合(14:10〜20)〜(雄松山荘道)〜登山口(14:55)=(出発地点P)=事務所

 この梅ノ木谷から761m尾根を通りヤケオへのルートは、数年前 小原氏に教えてもらって初めて知った。なかなかよいコースであったことから、数年ぶりに歩いてみたく今回のぶらり比良となった。地図に道はないが、ほぼ道がついており、歩く人もあるようだ。今回、彼が居ないのが残念である。
 下山口へ1台配車後、天井川(家棟川)を過ぎてすぐ左折、墓地の横を通り、どんどん山手へ向う。工事中のバイパスを過ぎ、Y字を右へ。その先は別荘や廃屋が点在する中を右に左にくるくると複雑で説明が難しい。一度来た位では、覚えられない。(私も数年ぶりで不安な為、、数日前に記憶を辿りながら道順を確認しておいた。)巾3m位の小さな川(大堂川)を渡った所が広場状(5〜6台駐車可)になっていて、そこを起点としている。
 大堂川の上部が梅ノ木谷である。沢音を左に歩き出す。広い道である。堰堤の工事用道路であったと推察される。15分程で、突然小さな川に不釣合いの大きな堰堤が現れる。谷の上方にヤケオ辺りと思われる稜線が望める。
右手の林にリボンが見える。ここから林の中の山道にはいる。しばらくは踏み跡が薄いが、やがて掘り込み状のはっきりした道となる。
 道は山腹を大きく ぐるりと巻くように東から段々北に向いていくようだ。道脇に見覚えのある大きな展望岩(勝手に命名)。皆、交代で登り、眺望を楽しむ。傾斜が強くなり、ジグザグ状に登ると、尾根に到着し一服。ヤケオ山から東に伸びる761m尾根と推察。辺りは、疎林で気持ちがよい。黄葉が美しく、カメラに収める。
 ここからは少し急だが気持ちのよい尾根歩き。ヤケオ山頂までが、今日の目玉で春の芽吹きから新緑の頃に是非歩きたいところ。ガレ場の上はびわ湖の展望がよく、沖の島から南が一望。
 ヤケオ山の少し手前に、いい休憩&展望ポイントがある。ヤケオ山頂は狭い事と、以前ここで昼休憩した事を思い出す。ここで昼休憩とする。ブナの木もある南東向き斜面で、日向ぼっこに最適。びわ湖が一望なのだが、快晴で春のように暖か過ぎ、残念ながら春霞状態。

ヤケオ山頂手前の昼休憩風景

美しい自然林の釈迦岳下山路
そこから薄い踏み跡をガサガサ5分程進むとぽんとヤケオ山頂に出る。
メイン縦走路を釈迦岳へ向う。途中1ヶ所 びわ湖側がバサッと落ちている所があり。右前方に武奈ヶ岳が時々望める。誰かがバイカオーレンの花を見つけ、びっくりする。狂い咲きであろう。
釈迦岳山頂で大きなブナの木をバックに全員写真をパチリ。

 釈迦駅への分岐から間もなく少し危険な岩場となる。慎重にぼちぼち下る。
次の分岐で大津ワンゲル道と分かれ、雄松山荘道に入る。雄松山荘道は平坦な所が1ヶ所もなくどんどん下る。でも落ち葉が積もり、ふかふかなので足にやさしい。
 家の屋根が見え出すと、突然林が切れ、トンネルを抜けたように住宅地(別荘地?)に出る。
車に向っていると、住人から声を掛けられる。「休憩して行かない? おいしい水は如何?」 広い敷地に自前で東屋まで作られている。親切を無にしてはと、深い井戸から汲み上げている水をいただき、しばし休憩させてもらってから、帰路につく。
                                           報告 西村高
<例会山行報告> 
鈴鹿・仙ケ岳(961) 11月12日(日)
参加者CL秋本、SL菅宏、中西、山口弥、本田、松田昭、菅泰、記:岡、計8名
 仙ケ岳は、双耳峰の美しい山容と多彩な表情で強烈に自己主張をして、多くの登山者を魅きつけている。三重県側からはいくつもの山道があって頂上からの景観は素晴らしい・・・と説明書に書いてあった。
 山行で一番気に成るのがお天気です、前夜の天気予報では滋賀県南部は朝のうちは雨→曇り→晴れの予報・・・寒冷前線が北上したので、まずまず良いお天気になるだろうと7:30事務所発、国道1号線を鈴鹿へ雲間から時折青空も前方に大きな虹が鮮やかに半円を描いている。「綺麗な虹やね〜こんなに色鮮やかな虹を観たのは久しぶり」幸先の良い事だと車内で話が弾む・・・

 9:00 大石駐車場着 トイレ有り、少しでも登山口に近い所にとリーダーの心使いで凸凹の悪路を登山口へと走ってくれました。
 9:50 登山開始 虹に託した天気も回復せず小雨の中を合羽に傘をさし仙ケ谷の川筋に沿って歩く、シロモジの黄葉が綺麗
 10:15 ポイント1の表示が有り、この辺りから川の渡渉が始まる
 10:30 ポイント3 小休止5分、雑木林の木立にはいつも優しさを感じる
 10:50 ポイント5 急登の段差が大きくて足の長さが足りない??
『どっこいしょ』と掛け声を出しながら登る
 11:08 仙鶏乗越に出る、野登山←仙鶏乗越→仙ケ岳の標示
 「雪だ!!」の声に傘を見ると淡雪が舞い落ちて雨が雪に変わっていた。 「 登りつめ 仙鶏尾根は 初雪に 」
 11:48 仙の石に到着 大きな石で米粒を立てたような形だ、「胚芽はあの辺りだネ」と会話は弾むが周りの景色は靄で見えない・・記念撮影
 11:55 仙ケ岳東峰着 風が強く雪もパラツキ風を避けての寒い昼食秋本さんから熱いコンソメスープを頂く、何よりのご馳走です。
「体が温まりました」有難うございました。
 12:20 出発
    
 12:45 仙ケ岳西峰に着く、菅さんが「寒い筈、二度や」と特製温度計で・・休憩なし、鎌ケ岳、入道ケ岳、宮指路岳も何も観えない!下山開始
 12:50 小社峠
 13:50 小社分岐、宮指路岳との三叉路、杉の植林が続き天気と共に暗い
 14:10 登山口に 約予定の四時間コースでした。
     秋本さん、菅さん車の運転を有難うございました。
                                    ( 写真提供:松田 昭子さん )