2005年11月 ・ぶらり比良E ・錦秋の丁子山
ぶらり比良F ・百里ヶ岳
<臨時例会山行報告> 
ぶらり比良探訪 E
11月3日(木・祝) 天気:曇り
    大岩谷〜葛川越〜烏谷山〜摺鉢山〜荒川峠
参加者:CL西村高・天岡・石川忠・今在家・岡・菅
・西尾保・藤田・山田・菅泰子(体験参加):計10名
コース&タイム   
 事務所=荒川峠口(中谷出合下・8:13)P〜大岩谷分岐(8:35-40)〜(大岩谷)〜葛川越(11:10-25)〜〜烏谷山(11:40-12:15)〜摺鉢山(12:40-50)〜烏谷山(13:17)〜荒川峠(13:52)〜水場(14:55-15:05)〜大岩谷分岐(15:13)〜荒川峠口P(15:30)

 大谷川を渡り堰堤より少し上部の中谷出合下で車を置く。荒川峠への道標あり。
峠に向かいゆっくりと歩き出す。20分位で、今まで気付かなかった大岩谷への入口があるはず。見落とさないように谷側に注意を払いながら慎重に歩を進める。
丁度20分程の所で、それらしき分岐がある。分岐といっても、意識せずに歩けば、全く気付かない程度のもので、もちろん「大岩谷」への道標みたいなものはない。
 〔荒川峠← →荒川・志賀駅〕の道標はあり。 入口には枝が置かれている。「通せんぼ 」という感じで。難路の大岩谷へ入り込まないようにとの配慮であろう。
その道は谷側の林の中へわずかに下ってあり これだ!と思う。以前に大岩谷への入口だけ確認したという山田氏も間違いないとの事。

 これより全く初めてのルートでワクワク感と同時に気持ちを引き締める。このルートは04年版昭文社の地図「比良山系」では、難路表示で「迷」・「危」マーク・ルートファインディング必要とある。
 大岩谷への道は最初のうちは予想外にはっきりしている。5〜6分で小さな沢に出会う。位置的にみて毎年飲み水調査をしている荒川峠途中の飲み水場から続く小沢であろう。 この辺りから道は段々と狭くなり、谷に近づくにつれ、消えかかっていたり、足場の悪いへつりとなったりする。
昔は葛川への峠越えの道としてよく利用されていたそうであるが、利用されないと谷沿いの道は荒れやすく(崩れやすい)その面影を残せないのであろう。
大岩谷に下り立つ。基本的に谷沿いを歩くが、所々、右へ巻いたり左を巻いたり。所々、赤いテープが付けられている。やはり歩く人があるようだ。

 上流部の小広い平らな河床で休憩の後、そこより左右とも巻けそうな感じでなかったので谷を進むが、徐々に険しくなり、行く手を大きな岩石に阻まれ、非常に足場が悪く(ボロボロと崩れる)、又手掛かりもほとんどない急斜面の登りを強いられる。先頭の私は、難儀しながら辛うじて登ったものの、ルートから外れたようだ。下るのは無理なので、もう少し上までルート探しに進む。
後続は登りやすいルートがないか左右を探す。しばらくして左岸側に巻く道を見つけて登って来てくれ、私も少し下って合流する。

反省点:行く手を阻まれたところで、戻って歩き易いルートを探すべきであった。
「谷沿いの難路」「危」ありということで、その範囲内かなと思って進みすぎた。

 谷を詰め上がると草付きの浅い林に変わり、はっきりした道が現れる。峠(葛川越)が近いと思われる。いかにも昔からの峠道の風情である。ジグザグに切ってあるのだが、谷の直登ルートだけにけっこう急登である。見上げる斜面は趣のある風景である。
登りきった葛川越辺りの黄(紅)葉は充分見頃で美しい。

 葛川越の近くには木戸峠・荒川峠・南比良峠があるが、いずれも東側(志賀町側)の地名が冠されているのに対し、何故か「越」と付く葛川越だけが、西側の地名(葛川)が冠されているのは興味深い。
峠には、○○峠と付く所と○○越となっている所がある。比良山系ではほとんどが○○峠と呼ばれるが、この葛川越と細川越・鵜川越の3ヶ所位が○○越となっている。

葛川越にて

古道の趣き残す葛川越峠道
 烏谷山のピークは縦走路から15m程登った所で、ほとんどの登山者は気付かず通過しているのでは。
 烏谷山で昼食の後、摺鉢山へ向かう。北北西への尾根沿をゆるやかに下る。すぐにシャクナゲの群落がある。地図に道は書かれてないが我々みたいに歩く人がいると見え、ほぼ道らしくなっている。右手に堂満岳がよく望める。かなり下ってから少し登り返したところが摺鉢山。ピークはなだらかで自然林の中。落葉が進みつつあるが、木肌と淡い黄(紅)葉のコントラストがとてもきれいで心地よく、なかなか去りがたい。
 烏谷山〜荒川峠の途中で雨が降り出し、雨具を着けるもほんのしばらくで上がる。荒川峠からのなだらかな下りは一帯が黄(紅)葉の自然林で感動の連続。さっさと下るのはもったいない。ゆっくり楽しまなきゃ。カメラも忙しい。

摺鉢山頂上
 この荒川峠道は 植林の切れる所から上部は、ブナの木も多く、美しい自然林のなだらかで歩きやすいこれぞ峠道といえる、比良でも屈指の道と思う。
 大きな岩の下から湧き出る例の「水場」で喉を潤す。大岩谷分岐まで下ると、逆三角形に丁度1周したことになる。大岩谷入口を再度目に焼き付け、車の待つ中谷出合へ最後の下りを進む。

 深閑とした大岩谷コースは 変化に富み、ちょっとスリルもあり、山慣れた人にとってはおもしろいコースと言えよう。もう一度今度は春にでもゆっくりと歩いて味わいたい。
                                      報告:西村高
<例会報告>
錦秋の丁子山
11月6日(日)
参加者:小松(SL),山田(CL)、山口弥、上川、本田、高村、中井:計7名
コースタイム
 マキノ白谷6時〜遊らんどスキー場〜7:10〜25〜登山道入り口7:40〜コンタ〜565M付近8:05−10〜丁子山頂上9:20〜湧谷山手前9:40〜丁子山10:00〜スキー場11:20

 蕎麦粒山と五蛇池山からの流れが大谷川となり広瀬で出合う。ここは、名前の示すとおり川幅が広がり、坂内村(合併して揖斐川町)の中心地。かつては製紙のさかんなところであったそうだ。
 坂内川を離れ大谷川を北上すれば、山峡の正面に立ちはだかるのはピラミダルな山、蕎麦粒である。しかし、今日はあいにくの天気で蕎麦粒はその姿を現してはくれない。
 さて、今回は頂上付近のブナの樹林が格別美しいと評価の高い丁子山を広瀬遊らんどスキー場から目指すことにした。丁子山から湧谷山そして痩せ尾根を北にたどれば蕎麦粒山へと地図上は続くのである。
 マキノ白谷を午前6時に出発。八草トンネルのお陰でことのほか近くなった岐阜県。昔お世話になった川上のおじさんはその変化に驚いておられる事だろう。登山口である遊らんどスキー場まで一時間で着くことが出来た。空はどんより。今にも降り出しそうな空である。それでも雨は午後からという天気予報を信じてスキー場の左端から登り始める。さほど広くないスキー場であるが、見た目より傾斜はきつくジグザグに登らないと息が切れる。かつてここは、田んぼだったようだ。古い地図には田んぼの印。美しい棚田だったのだろうか。そして、スキー場の終点から始まる尾根から登山道が続く。広瀬からの尾根と合流するコンター840Mまでは等高線の間隔は詰まり、覚悟して一歩を踏み出す。だが、道は丁寧にジグザグにつけられており、ゆっくり登って行けばさほどつらくはない。スギの植林もすぐになくなり、やがて雑木の林へと変化していく。広瀬の神社裏から始まる尾根が見えるころ大きなブナと出合う。その辺りから樹林は更に美しさが増し、感嘆の声があがる。黄色に染まったブナ。赤く色づくもみじ。透き通るようなコシアプラの黄色。多くの潅木が赤や紫色した実を伴って色とりどりに輝く豊かな林床。登りの辛さもどこ吹く風。これぞまさに日本の山の美しい秋の風景である。
 天候の方は確実に悪化の一途。しかし、道もしっかりしている事から丁子山の頂までは行くと決めていた。その旨を皆に伝える。その先をどうするかは頂で決めることにして、ブナの黄葉に染まる尾根を丁子山へと急ぐ。
 丁子山へは9時20分到着。スキー場入り口から1時間55分。期待通りの美しい樹林の頂である。湧谷山へ続く尾根も同様に美しい。雨あしはきつくなって来ている。ここから引き返すつもりであった。しかし、見事な林に惹かれもう少し先まで行くこととする。一旦下り、また緩い登りとなって尾根は西北に続く。さらに雨も風も強くなっていく。樹林の様相も変化してきた。あと標高にして20M。5分程度で湧谷山の頂であろう。しかし、ここで引き返すことにした。引き返す事に何のためらいもなかった。丁子山に戻ったのが10時丁度。昼食はスキー場の建物の軒下を借りて摂る事にして、もと来た道を下って行く。雨に濡れたブナの幹は模様が浮きぼりになり風情が増す。雨が降っているとは思えないほど林は明るく美しい。貧しい表現力ではこの美しさを言い尽くす事は出来ないが、とにかく椅麗で美しい。広瀬からの尾根の合流付近まで降りてきた。広瀬へと続く尾根もまた美しい。その先はどんなだろう?踏み入れてみたい衝動に駆られる。とはいえ、奥美濃の道のない急な尾根を降りる器量はない。道のありがたさをかみしめながら、素晴らしい樹林を楽しませてもらった事に感謝しつつ、スキー場を目指した。11時15分到着。軒下をお借りしたい旨をスキー場の方にお願いすると、建物の中で食べればいいと言ってくださり、我々はストーブの傍でゆっくりと食事をする幸運に恵まれたのでした。後は、天気はけっして良いとはいえない山行だったけれど素晴らしい奥美濃の山を満喫した満足感を抱いてマキノへと急いだ。
                                     報告:小松
<臨時例会山行報告> 
ぶらり比良探訪F
11月17日(木) 天候:曇り時々晴れ
金毘羅峠〜汁谷〜滝平(白滝谷源流) 〜笹平
参加者:CL西村高・今在家・岡・菅・中西・本田:計6名
コース&タイム    
 事務所=びわ湖バレイ駐車場(8:10)〜金毘羅峠登山口(8:35-40)〜金毘羅峠(10:25-40)〜 蓬莱山(11:05)〜笹平(11:15-20)〜汁谷・長池への巡視路入口(11:35-40)〜最初の尾根(11:50)〜遊歩道(11:58)〜滝平(白滝谷源流部・12:05-45)〜笹平(13:10-15)〜寺屋敷(11:50)〜クロトノハゲ(14:03)〜天狗スギ(14:30-35)〜林道分岐(15:46)〜びわ湖バレイ駐車場

 なんと幸運であろうか。比良山系の初冠雪(近畿でも初)である。雪雲が払われ 見上げる打見〜蓬莱の尾根は真っ白に輝いている。

 しかしその感動と静寂の世界は、けたたましい音で一瞬で現実に引き戻される。ヘリコプターがブンブン飛んでいる。2機が白い稜線辺りを行ったり来たり。何やら呼びかける拡声器の声も響く。駐車場には消防と警察らしき車が停まっている。「冬山の救助訓練をしているのだろう。よりによってこんな日にしなくてもよいのに・・・。」とぶつぶつ言いながら歩き出す。
 (翌日、訓練でなかったことを知る。実際に遭難があって捜索していたとの新聞報道で。)
 山麓駅からしばらく舗装路を登ったところで「金毘羅峠へ」の道標あり。
すぐに沢があり、渡ったところに鮮やかな紫色の実が目に飛び込んでくる。ムラサキシキブである。
このルートはずっと昔に一度下ったことがあり、その時の印象は笹薮の暗くておもしろくない道であった。でも、道は広く歩き易い。雑木とスギ・ヒノキの混生林もけっこうよい雰囲気を出している。悪いイメージを払拭しておかないと申し訳ない。
 高度が上がるにつれ、振り返って望む打見山は自然林に覆われ美しい。
9:30支尾根に乗る。ブナが現れ出し、堂々としたモミの木も2本 目にとまる。
更にアシウスギも散見でき楽しめる尾根歩きである。                                    

金比羅峠

滝 平
 金毘羅峠手前辺りから、日陰にはうっすら雪が残っている。金毘羅峠からの眺めは一級品だ。びわ湖を眺めるもよし。 又 稜線から続く 密生した雑木の斜面は薄日に輝き、やさしい美しさを魅せている。

 ゆるやかな掘り込みの道は雑木のトンネルのようだ。そのトンネルを抜け蓬莱山に出ると、さすがに風もあり寒い。びわ湖の展望が広がるが、どんよりした冬空はよけいに寒さを増す。 ピークへは行かず、うっすらと雪の残るゲレンデを一気に下り、笹平からスキーコースを汁谷へ向かう。ここで芝生の作業をしている1人に出会うが、本日出会った唯一の人であった。
 汁谷から沢を渡り、長池への巡視路コースをとる。斜面を10分ほど登れば尾根である。ここから道をはずれ、南へ伸びる尾根を進む。初めてのルートで今日のメインである。葉の落ちた自然林の尾根は、見通しがきき、歩き易い。新緑や黄葉の季節は更に楽しい森歩きが出来そうだ。
 10分も経たないうちに汁谷と滝平をつなぐ遊歩道に下りる。よく整備された道で、周囲の林がきれいである。下り立った滝平(白滝谷源流部)はスキーリフトが蓬莱山へ伸びているものの、オフシーズンのこの時期、自然林に囲まれた貸切の別天地である。備付の木製椅子付きテーブルでリッチに昼食。

 谷に沿って笹平へ登る。笹平手前で振り返ると、山々が白く輝いている。葉の落ちた自然林が陽光を受け、雪山と見紛うばかりだ。地図で確認すると正面奥が白滝山で右手は比良岳。   

陽光に輝く比良岳(笹平から望む)

光輝く滝平&白滝山・比良岳(笹平から望む)
 稜線上は寒く、早々に寺屋敷からクロトノハゲへの林の中に逃げ込む。キタダカ道途中の天狗スギは巨木だ。幹周りは何人手を繋がなければならないだろうか? この辺りにはスギやモミなどの大木が目立つ。林道の分岐から少し登り返して駐車場にたどり着く。

 当初、ゴンドラ片道利用の軽いハイキングの予定であったが、ゴンドラが点検整備運休中のため、通しで歩くことに。結果大満足の1日であった。
                            報告 西村高
<一口感想> ぶらり比良探訪シリーズ
 ぶらり比良探訪シリーズは時としてタイミングまでもシリーズとしての趣をかき集めて呉れるようだ。かなり冷え込んだ朝、ゴンドラ山麓駅には消防署の車が3分程、上空ではヘリコプターが爆音と同時にスピーカーで呼びかけている。どうやら山岳遭難訓練を空陸合同で行っているようだ。蓬莱山は、うっすらと全面を白くしている。どうやら初冠雪である。遭難訓練に初冠雪、最近数多く山行に参加して多少気のゆるみの出ているような私にはキューと引き締めているような心地よい今朝の冷え込みと光景である。
 ヘリコプターの音に「もう少し経ったら私達が遭難モデルになって訓練参加するのに・・」とジョークも飛び出す余裕の「0」さん・・・
冷え込む白滝谷源流ではイワナの姿が幾匹も、ここで生まれた天然ものであることを信じて願って深まり行く秋を惜しんで先へとぶらり。
 翌朝のニュースで昨日の遭難訓練は本当の遭難救助であることを知りました。この冷え込みに軽装での山中一夜は大変だったでしょう・・・でも無事助かったとのこと。

  紅葉惜しむ比良登山
   屏風役にと初冠雪の白参加
                                                記 : 怜
   <例会山行山行報告>
   百里が岳
 11月23日 晴れ
 参加者:CL 菅・SL 中西・山本・岡・石川・槙・西尾・田中
・浅場・上川・金井・岩岡・菅・本田(記):計14名
 7時、事務所集合。朝もやの幻想的な風景が広がる中、小入谷に到着しました。小入谷は針畑川が清らかに流れ茅葺の家が点在する日本の原風景とも言える美しい所です。このような美しい所の近くに住んでいる私達は幸せですよね。
 今日は14名の大所帯です。体験の方が3名(金井・岩岡・菅夫人)参加されていたので自己紹介をし、8時45分、小入谷バス停を2班に分かれて出発しました。気持ちの良い雑木林の中(百里新道)を、落ち葉を踏みしめて歩きました。今年は暖かい日が続いたので、紅葉が十分に残っていて、とてもきれいです。皆からも「きれいね。」の声が上がります。
 気温が上がってきて、朝もやも晴れ、素晴らしいお天気になってきました。家族パーティ、若者パーティが上がってきました。若者パーティとは最後まで一緒でした。大阪から来た楽しい若者達で写真を撮ってもらったり、撮ってあげたり、最後には一緒に記念写真を撮ったり、楽しい交流ができました。
 10時5分 百里が岳の眺望の良い所で休憩。さすがに稜線は葉を落としていますが、谷を見下ろすと美しい紅葉が広がっています。もみじの赤がきれいです。春に例会が予定されている駒ケ岳もきれいに見えました。
 10時30分。 シチクレ峠に着きました。ぶな林のとても気持ちの良い広場です。野点も出来そうです。目の前の急登を越したら頂上かと思ったらあにはからんや、それから2〜3度上り下りを繰り返してやっと11時に頂上に着きました。 
 頂上では先行の2パーティがお昼を食べていて場所がなかったので記念撮影だけして少し降りて昼食を取る事になりました。
 11時20分〜50分 昼食。山本さんのお団子、 中西さんのチーズ、田中さんのいちじく、その他、チョコレート、飴、沢山のおやつが飛び交い、楽しい昼食でした。
 12時30分 根来坂峠(根来坂は鯖街道の一つです。)
 12時40分 展望台 展望台からは小浜湾、青葉山が望め、絶景でした。
 12時55分 根来坂峠に戻りました。
 根来坂から焼尾の地蔵尊までも素晴らしい紅葉が続きました。
 1時30分・大倉谷出合(焼尾地蔵尊)〜林道〜2時30分・小入谷着
お天気も申し分なく紅葉も良く皆満足の山行でした。

 リーダーの菅さん、サブリーダーの中西さん、車を提供し運転して下さった西尾さん、山本さん、槙さん、ありがとうございました。
                                    (写真:やまもと)

頂上での記念写真

ぶな林の急坂を下る

紅葉(色が出ないのが残念)

懐かしいかや葺きの家