2005年4月 ・赤坂山 ・ひと言感想
・写真で見る赤坂山 ・野点下見山行 
・ぶらり比良2 ・ひと言感想
・野点山行 ・写真で見る野点 ・ひと言感想 
<例会山行報告>
赤坂山〜寒風山
日 時:4月9日(土曜日)
参加者:武藤(CL)・岡(SL)・正木・堀部・松田昭・山口・菅
・今在家・山本・林・中西・槇・久保田(記):計13名
コース:マキノスキー場〜栗柄峠〜赤坂山〜寒風峠〜石庭

 7:30事務所を出発、マキノ高原入り口にある広い駐車場につく。
 9:10入会された菅さんを囲み自己紹介。菅さんのザックは年期が入り、使い込まれた様子がわかります。
 9:15出発
 9:25マンサクが咲いている。衣服調整。まだあまり歩いていないがどんどん暑くなっていく。
 9:30タムシバが咲いている。
 9:50休憩。マキノ高原と赤坂山の分岐点で休憩。振り返るとマキノ温泉さらさと琵琶湖が見える。
 10:30雪道になる。あずま屋の休憩所で休憩。今日は人数が多いのでお菓子を沢山頂く。地図を見ながら今居る位置を確認。送電線の鉄塔がよい目印となる。
 10:45心地の良い沢の音が左手から聞こえてくる。
 11:00「あと赤坂山まで60分」という看板があった。木々の隙間から琵琶湖が見える。雪の上なので日差しの照り返しがきつくなっていく。日焼けしてしまいそうだ。
 11:25休憩。いつの間にか栗柄峠まで来ていた。
 
展望良好
 
赤坂山頂上にて
 正木さんが雪山を見て少女のように嬉しそうにはしゃいでいた。私は登るのに必死で「綺麗ね、ね?」という問いかけにも「・・そうですね」としか返事が返せなかった。
12:00赤坂山の頂上。まずは写真撮影。山頂には雪もなく吹き付ける風もないので360度の展望を楽しみながら落ち着いて昼食。これだけ景色が良いとお弁当にと買ったコンビニのおにぎりでさえも格別の味に感じてしまう。
 赤坂山に行ったことない人いるの?という問いに私だけがはい、と答えたのでここまで来てもらったのだけれどみんなこちらまで足を延ばして正解だったね、と言ってくれた。
 12:35出発、道脇にはかたくりの小さな葉がたくさん見える。花の季節にはまだ早いようだ。踏まないように・・気を付けて進む。
 1:20休憩。雪のない見晴らしの良いところを選んで・・向こうから雪道に足を取られながら中西さんが「どこ歩いても楽なとこないわ」と言いながら歩いてきた。ここからも伊吹山が見える。        
 1:45大谷山への道を探す。
 1:50休憩。大谷山はあきらめて下山することになった。最初はみんなどうしようどうしようと言っていたが「温泉でゆっくりしよう!」誰かの一言で決まった。雪道の下山は普段の道を行くのよりかなり早い。雪に足をとられないよう大股でずんずん降りて行く。
 2:30分岐点を探す。菅さんと後ろから一緒に降りてきていたご夫婦が3人で別の道から降りるため分かれた。菅さんは地図が読めるから大丈夫ということだが本当に後から合流できるのだろうか。一抹の不安を感じつつもどんどん下へと歩いて行く。
 2:50西山林道と寒風峠への分岐点
3:15下山、石庭まで行く。杉の木を見ながら舗装された道をどんどん歩いていく。
3:45菅さんはすでに到着していた。温泉へと車を走らせることになった。
海津大崎の桜並木を見ながら温泉へと行く。桜の花にはまだ早いようだ。来週あたりはここら辺は車で一杯になるだろう。
 4:30国民宿舎つづらお荘で入浴。ここはすこし高台になっているので展望風呂は琵琶湖が望めるようになっている。琵琶湖の静かな水面を眺めながらゆっくりとお風呂に浸かる。お風呂の後休憩室のようなところでソファーに座って精算。この場所はとても居心地の良いところで(新しくて清潔な感じだしソファーの座り心地もよかった)みんな「今日は満足したよーー」というとても穏やかな表情をしていた。
 今日は日頃の皆さんの行いがよいのか素晴らしく晴れ渡り最高の山行となりました。
 山に登っている途中中西さんに自分のことを(一目見たところ)男として見てくれてるのか、それとも廃人としてしか見ていないのか、と究極の選択を迫られ困った!うーん、けれど男としては見れないのだ、と告げると、そういう時にはウソでも「見れる」と言うものだ、世の中というのはそういうものだ、と教えられた。そういえば帰りの車の中で山口さんが上手に山本さんをヨイショしてまんまと餅をゲットしているのを見てなるほどこういう風にやるものかと感心した。間違っても「中西さん、お昼に頂いた粟おこしくらいではうまく口が回りません」とは言ってはナラナイのだ。山登りとは足を使うものだと思っていたが口もうまく使わなければならないとは・・今日は勉強したような気分になった。
 往復運転して頂いた武藤さん、山本さん、お疲れさまでした。そして皆さんもこの山行は大満足だったのではないのでしょうか。

最後の残雪を楽しむ
11:50
 岩のあるところで少し休憩。美しく伊吹山が見える。岩には石仏がありここで記念撮影。頂上まではあともうすぐだ。雪道をざくりざくりと進むと右手には雪を被った山々がすっきりと見える。見上げれば雲一つない澄んだ青い空が続いている。そんな中きりりと姿を表した雪山を見ていると全てを忘れて立ちすくんでしまう。雪山は2度目だが天候がよいとこんなに気持ちの良いものなのだと初めて知った。
<ひと言感想>
 好天が春の幕開けを印象ずけ気持ちよい汗と冷茶がうまい山行季節を迎え満足でした。リーダーはじめ同行の皆さんありがとうございました。

 残雪の白きを競いタムシバ咲いて
  赤坂山も大谷山も春霞み                       
                                      記:中西
写真で見る赤坂山〜寒風山2005・4・9晴れ

全員集合

地蔵さんもひなたぼっこ

斜面には残雪が

ぶな林の残雪

美女?軍団
<例会山行報告>
 「野点下見山行」4月21日
メンバー:CL西村(高)、藤田、中西、正木、菅(記):計5名
コース:伊藤新道〜白滝山〜打見山

 堅田駅発8:45朽木行のバスに乗車。客は我々だけで貸切り状態車窓から満開の山桜をながめ、いろいろ喋りながら坊村へ道路も良く急がなくても9:30には着いた(花折峠で登山客満杯のバスが越せなくて手前から歩かされた昔を想い出す)バス停前にはキレイなトイレもあり準備には最適のスタート地点である。
 9:35出発地主神社左横の明王谷沿いの林道をのんびり歩く例の花の観察会も始まり好天の下楽しい一日のはじまりである。途中の湧き水を毒味(下身の責任上、22日AM1:00現在大丈夫)白滝谷出合道標もある白滝山登山口伊藤新道へ取り付く
 10:25谷沿いの急登であるがコースは、はっきりしている多少浮き石で不安定だけど靴底をドンドンとたたきつける様に歩くと安定する。いろいろ花の名前を聞くがにわか花愛好家の私にはなかなか頭に入らない、(イワナシ、イワウチワ、エンレイソウ先生すみません、これだけしか記憶にありません)沢の水音を聞きながら右岸へ渡り(大雨の後は困難かも)ワサビ大滝の見え隠れする大木のところを小休止点とする。すぐに大滝に着く、眺めながら登行する大水で土砂の流された跡があるが踏跡通りに行けば大丈夫だろう。2段、3段と見事ものである。滝を後に谷から離れ杉林に入り斜面をジクザクにひと登りすると雑木林と変わり足元にはイワウチワ(だったかな)可憐な花に癒される。あえぎあえぎ登行続けると豆桜がちらほら細い枝に楚々とした姿が爺心をくすぐる、本番までもってくれるか。傾斜も緩くなってきた頃、白滝山の手前のピークに着くこの辺りは頂上まで緩やかな地形で何年振りかで標高1000mを越す。12:45昼食はおあずけで長池目指す頂上からは南西方向に踏跡を下りオトワ池を経て長池へ、この一帯は窪地が池状に点在している。
 1:35名の通り横に長い池である、遅い昼食とする、食後一周散策をする10分位か、少しだが残雪がみえる今冬の雪の多さが感じられる。ここからは地図にはない送電線巡視路というコースと一般路のオトワ池に戻り夫婦滝を経て汁谷の二つのコースがとれる。今回は巡視路コースを歩いてみる地図上ではなだらかと思われたが、階段混じりの登り下りの連続で大変だ、それでも早春を思わせる、芽吹く前の今ならでは、の楽しみ樹間からの遠望が楽しめる。閉口してきた頃打見山の色々な施設が見えてどんと降りた所が先程の一般コースとの出合の地点であった。後はスキー場をゴンドラ山頂駅へと途中振り返れば今日歩いた白滝山周辺と打見山から北の比良全山が一望できる。地図を見ながら各山を確かめ合いながら展望を満喫する(後談であるが一般コースと巡視路コースに状況によっては別れた方がいいかも知れないと話しが出た)後文字通り本日の終着駅ゴンドラ山頂駅へ下りはエスケープしてゴンドラで下山、麓駅からは無料送迎バスで志賀駅とドタバタで一日の終わり。
ありがとう御座いました。(4:47最終バス)
<例会山行報告>  
ぶらり比良探訪シリーズ A
打下(うちおろし)城跡〜見張山縦走路〜鳥越峰〜リトル比良〜音羽
4/12(火) 天気:くもりのち小雨
参加者:CL西村高・武藤・松田昭・岡・中西・菅・正木・岩岡(体験参加):計8名 
コース&タイム
 日吉神社P(高島駅西側山手)(9:10)―堰堤(9:40)―斜面取付(9:55)―尾根(分岐)(10:00)―打下城跡(10:00-15) ―見張山(11:05)―4差路手前(昼食)(11:55-12:10)―鳥越峰(702m)(12:35-39)―リトル比良縦走路(12:40)―オウム岩(12:55)―岳山(13:35)―大炊神社(音羽)(15:00-10)―日吉神社(15:30)

 日吉神社の駐車場に車を置かせてもらう。新しいトイレも建てられていて ありがたくお世話になる。立派な由緒ある神社とみえ、社殿は石段がずーと続いている遥か上である。打下城跡へは駐車場の左側から林の中へ道がついている。簡単な矢印板が立てられ、道は山王谷沿にゆるやかに登っている。
 突然大きな堰堤が現れる。その大きさと塗られている色・絵は周りの景観に合わず、違和感を覚える。国道(バイパス)からも見え、風景を壊している。堰堤から少し進んだ所で雨が降り出し雨具を付ける。ほどなく道は谷を離れ、左斜面に取り付く。クロモジやヒサカキの花が満開である。
                            
 尾根(分岐)に出ると、見張山へは右であるが、一旦左へ取り打下城跡へ向かう。雨はほとんど止んでいる状態。僅かに登りの道を5〜6分進むと少しの平坦地が打下城跡である。案内板があるだけ。石組みの跡があり、地形に合わせて建物(山城)が点在していたとみえる。高島の町を一望の位置にあり、にらみを効かしていたのであろうか。教育委員会に尋ねるも近年に確認されたようで、まだ調査中にてまとめた資料も無いとのこと。周囲を少し歩いてから、分岐へ戻る。
 見張山尾根歩きの始まりである。シキミ・アセビ・マンサクなど 花の競演が続く。いくつか大きな岩が現れるとそれぞれ「馬の足形」とか「下の鼻打ち」などと名前が付けられている。最初の送電線の下を通過したあたりに分岐があり、左へ直進する。(右は別の下山ルートと思われる)二つ目の鉄塔が現れ、展望が開けたところで再び分岐。今度は右の登り道を取る。(左は長法寺跡へ) 再び小雨となる。ゆるやかな尾根道を進むうち、見張山三角点を見つける。よく注意して見ていないと見落としそうである。キンキマメザクラの小さくて地味な花も散見される。新緑と花に満ちた林の中のなだらかな尾根道が続く。心地良いこと、この上なし!極上の時間が流れていく。野点山行によいかも・・・の声も聞こえる。

クロモジの花

シキミの花

打下城跡にて

オウム岩にて
 無線中継塔が現れると見張山尾根ともお別れである。中継塔を過ぎたその隣の小さなこんもりしたピーク(?)が本日の最高点である鳥越峰(702m)。10mも下るか下らないかでリトル比良縦走路に出る。ここからは音羽に向かってどんどん下る。ヤブ椿の花が見られる。オウム岩にちょっと寄ると、タムシバは未だ咲きかけである。ふたたびどんどん下る。白坂あたりになると、タムシバが見事に咲き誇っている。
 かすかに期待していたミツバツツジは今年は寒かったのでやっぱり無理かと諦めかけた頃、もうすぐ音羽という辺りで見つけました!ミツバツツジの咲きかけを。一枝だけだったが。(菅さんから、後日行ったら満開で見事でしたとの報告あり) このあたり満開の時期だとミツバツツジの通り抜けの感あり。大炊神社で一服してから出発地点の日吉神社へ向かう。後半の雨も大したことなく、早春の1日がたっぷり楽しめた。
 季節がよかったせいもあってか、見張山尾根はつくづくよいコースだと感慨にふけりながらの帰路であった。
                        〈 報告 西村高 〉
<ひと言感想>
 歩き始めて間もなく雨、弱い春雨とは云え、ほぼ終日の降りっぱなし、でもさすがにシリーズ名の如く探訪気分の山行でした。
 雨雫くの下での昼食も私には珍しい体験でしたが山に来て当たり前・・と経験不足がしみじみと・・。
 どれだけ覚えられるか・・芽吹きの草木や開花を始めた可憐な花の名を・・。又、史跡もところどころ、いにしえの世をふうーと・・。そうかと思うと十数年前のリトル比良縦走の一部へ出会し、その時の同行仲間を想いなつかしい気分に。思いも感じも、いろいろ、ぶらり山行のたのしさ・・次ぎも期待したい。
 ありがとうございました。

  雨でしっとり
  芽吹きの木々も身を洗い
   春を迎えた見張山
                                 記:中西
<春の野点山行報告>
平成17年4月29日(祝、金) 天候 晴後曇
一般参加者 42名 会員・家族参加者 18名 計60名
1班:一般13・会員6 ・2班:一般14・会員6 ・3班:一般15・会員6
【コース】坊村〜伊藤新道分岐〜わさび大滝〜白滝山(1022m)〜長池〜ニシヤ谷〜汁谷〜ゴンドラ駅
                                
【記 録】
 貸切バス及び2台の乗用車にて小野駅前を08:25発 08:55葛川少年自然の家駐車場着 09:30班別受付後 地主神社前発 10:10伊藤新道分岐着(小休止) 10:20発 10:53わさび大滝下着(小休止)765m 10:58 950m地点 11:43着(小休止)11:50発 12:20白滝山頂上手前のピーク1018m着 昼食 12:45発 白滝山1022m頂上通過13:20 長池着 恒例野点  13:55より班別にて記念撮影
 (西村統括リーダーの判断で当初の行動予定を巡視路コースからニシ谷経由に変更)
14:15 長池発 14:30オトワ池通過
15:52汁谷リフト乗り場着 小休止、トイレ休憩後リフト乗車組と分かれて
16:17打見山ゴンドラ頂上駅1108m到着
16:30ゴンドラ乗車16:40山麓着 16:45貸切バス乗車
17:00和邇駅着、一部解散 17:10 小野駅着 解散

朝8時現在の気温19度。今日は暑くなりそうだ。登山道脇のニリンソウも今年の大雪のためか背丈が低くてかわいそうな気がする。700m付近で一般参加者1名の方 足の痙攣。一番若い岡田さんサポートにつく。昨年の台風の影響か、わさび大滝手前で崩壊地有り。捲道を慎重に通過。ここでも岡田さんのサポート有り。長池にて恒例の野点。心地よい疲れにお抹茶とお菓子がたまりません。これをお目当ての方も沢山おられる様子。地域に根ざした活動をしている我が山岳会に乾杯。お運びの中西さんご苦労さまでした。1000m以上では新緑はもう少し先の様子かと思いきや、シャクナゲが咲いているとは思っていなかったので感激。登山道付近には残雪も少しあり下記の草花・花木等が見られ、春満喫の充実した一日を楽しませていただき、参加者全員無事下山。関係役員の方々毎度のこと乍ご苦労様でした。

● マムシグサ・イワナシ・ニリンソウ・イワウチワ・イカリソウ・ネコノメソウ・エンレイソウ・バイカオーレン・ヤマエンゴグサ・ハシリドコロ・バイケソウ・マンサク・タムシバ・シロモジ・アブラチャ・、クロモジ・ハウチワカエデ・本シャクナゲ等々
                   記録・報告担当:奥野 
<例会報告>
春の野点 比良・長池を行く
2005・4・29 晴れ やまもと
新緑には、少し早かったようですが、皆さんの顔は晴れやかでした。

汁谷のシャクナゲ

一班の皆さん

二班の皆さん

三班の皆さん

音羽池

鮮やかな手つきです

今年は、シャクナゲの当たり年のようですね!
新緑が無いのが残念です!
<ひと言感想>

 雪稜会に入会して年数が浅いこともあって毎回場所が変わるのが楽しみです。一般参加者の中にも常連組は同感者もおられるでしょう。
 月例山行で仲仲お出合出来ない会員の方が野点山行には沢山参加されておられるので私には同窓会に似た雰囲気が楽しい。
 開催にあたっての色々な雑事をこなして下さっている世話役の方に頭がさがります。

  新緑の林の中の長池に
   野点に集う山フアン
                                  記:中西

全員集合