< 例会山行報告 >
2005年1月 ・新春山行(御殿山) ・一口感想
コメカイ道〜釣瓶岳往復
御殿山の霧氷 
< 例会報告 >
2005年1月8日(土曜)
武奈ヶ岳
天気:雪・気温2度前後・風力1〜2
参加者:山本・山口弥・福野・武藤・尾畑・石川忠
・今在家・岡・中西・正木・松田昭・槇:計12人 
コース
 事務所7時30分出発−坊村明王院−御殿山−武奈ヶ岳−往復
 (積雪の状況次第コヤマノ岳−中峠−大橋小屋−明王院)もあり得る

 事務所7時集合7時30分 12人が3代の車に分乗し出発 早くも雪がちらつき鬱陶しい天気だ。
 セブンイレブンに寄り途中を越えると雪が次第に強くなってきて道路にも除雪出来てない残雪が有り要注意だ。
 葛川あたりの風景も雪で化粧され綺麗に写っている。
 8時30分雪の中坊村明王院に到着。8時48雪がちらつく中出発確か我々が一番先に新雪を踏んで行くはずだったのに足跡があるではないか先攻隊がいたのだ。
 雪を踏みながら御殿山の急斜面を綴れ織りに登る30分ぐらい登った所だったか衣服の調整に小休止そのあたりからだんだん積雪量が増えてきた。
 標高700メートル位だったか標識が有り二股の別れになり先攻隊は直登を避け谷側をを選んだ、我々も直登より踏みならされた道が楽と思いそちらに進行したが谷から稜線に出るまでの急坂に吹き溜まりの雪が重なり1メートル以上に新雪が・・そこで先攻隊が息を上げ休んでいた、ラッセルの交代を告げられしかたなしに我々の中からワカンを履いた人達(正木・松田昭・槇・等)で交代でラッセルを勤めたが胸にまで雪がある登りでは1メートル進むのに相当な労力と時間がかかりバテ気味になってくる、そこで会で買ったスノーシューを履いた尾畑さんの出番だ、頑張ってラッセルして貰ったのだが一人の力ではそうは簡単に行かない、またまた別グループのAパーティの力を借りて先攻して貰った、やはりこのような新雪の登りではワカンよりスノーシューが勝ります。どんどん進んで行き後ほど直登してきた別グループBパーティと落ち合いAとBは足早にそのまま武奈ヶ岳を目指し行ってしまった。
 御殿山の頂上付近の開けた所にさしかかった時の景色は雪は降っている物の白一色の景色はそうは見られない素敵な物でした。                            

御殿山山頂にて

樹 氷
 早くも12時を過ぎているので御殿山にて昼食を取ることにした、待ちに待った?ぜんざいを作って食べる訳だ。作るのはそんなに難しいのもでは無かったが焼き餅は炊いてもなかなか柔らかくならずに噛んでも噛みきれない、これはちょっと失敗かな?でも焼いてないのは柔らかくてとても美味しかった!
さぁもう午後1時だ頂上は手が痺れるほど寒いので食べたら早い内に退散だぁ!
1時10分これから武奈に向かえば時間的に無理だと断念し下山する事にした。  
 しかし先ほどの2パーティは雪深い中、武奈から志賀に下りても戻ってきても時間的に余裕はないだろう 頑張って貰うしかない。さぁ、下山だ!気分良く下りていたら途中尾畑さんが頑張りすぎたのか内股筋肉痛になり小休止する事になった。
しばらくすると少し楽になったようで痛みをこらえ休みながらの下山となった。
 坊村明王院到着は3時25分であった。
軽い負傷者も有りましたが無理せず何とか酷いことにならずにたどり着いたのは良かったと思えます。坊村にて解散となった。
 参加者の多くはこんなに積雪量が有る新雪の山行は初めてみたいで大変だったけど良い経験になりました。
 今度は晴れた日に登りたいものです。       記  槇
<ひと口感想>
 雪が来ては体力的に無理と決め込んで、昨年12月11日御殿山コースの武奈ヶ岳に参加した、そのため雪が予想される新春山行には行けないと申し込まなかった。
 ところが年末にJR南草津のスポーツ用品店に行くことになりそのついでに三上山でも登ろうと のこのこ一人で出掛けて行った頂上近くで三上山領主で雪稜会会員でおられるI氏に偶然に出合い「歳をとったら気持が大切、引いてしまったらおしまい」と云った趣旨の悟りを受け気持が大きく揺らぎ、心配しながらも参加へと切り替えた。
 案の定当日は雪が散らつき年末から降った雪で積雪量はかなりのもので少なくとも私にとってはこれまでの山行では経験のない量であった。
 雪のない年末の登山時は2時間程で登れた御殿山頂上に約2倍を要した、しかも前を歩くメンバーに足跡をつけてもらってのことでした。積雪量と時間の関係で武奈ヶ岳までは行かないことになったが慣例の新春登山に参加出来たことで下山後数日過った今も胸の中でその喜びは大きなものになっている。
 論して呉れたI氏にも、雪稜会の皆様にも感謝したい。
私は明るい新年をスタートしています。
 
     積雪どっさり御殿山
   ぜんざい鍋の笑いの中で
    雪稜会の今年が明ける
                                        記:中西
  < 例会山行報告 >
コメカイ道〜釣瓶岳(1098m)
日 時:2005年1月23日(日)曇り
参加者:武藤(CL)、山本、秋山、槇、田中、岡、松田(昭)、
島田、正木(SL)、林(記)&山本(写真):計10名
コース:事務所=栃生〜コメカイ出合〜732P〜栃生道出合〜釣瓶岳〜栃生=事務所

 7時40分事務所前を出発。空は曇り空、天気予報では太平洋側は午後から雨、日本海側も所によっては雨か雪でした。空は曇っているが山の稜線はくっきり、「今日は絶好の登山日和になる。」と武藤リーダーの天気予報。
 車はまず伊香立のコンビニに立寄り、昼食の調達後R367を一路野街道へ。R367の両側はラッセルされた50p程度の雪の壁、山は雪化粧、平地は銀世界の景色にうっとりしている間に目的地に到着(8時30分)。
 出発前に山本、武藤リーダーから地図を見ながら磁石の使用方法の学習会。8時49分駐車場出発、R367に沿って暫く歩き、ピュアタウン入口から栃生登山口へ。いよいよ雪中行軍の始まり、空は曇っているが無風で気温も程よく予想通りの絶好の登山日和、積雪1m程度、先行登山者の足跡に沿って林道をジグザクに登る。冬山ではあるが暫くすると汗ばんでくる9時10分衣服調整。踏みしめられた雪とはいえ時々雪の深みに嵌たり、滑って転倒しながら進む。9時41分コメカイ道最初の出合、松の大木を通過し、10時4分コメカイ道第二の分岐に到達。小休止後先人の足跡を辿りながら前進10時56分コメカイ道第三分岐(732P)に到達休憩を取る。ここからは足跡が消えているためスノーシュー、ワカンを装着し出発。ワカンを装着しての初体験、30p程沈み込みながら一歩一歩前進流石に厳しい、足を取られ転倒しながら漸く11時10分尾根に到達休憩。

栃生道出合からの風景

栃生道出合にて
 後続の登山者からラッセルのお礼の声。田中・槇組は休憩も取らず釣瓶岳に挑戦。8名は釣瓶岳を断念、昼食後童心に返り新雪を駆けずり回り、その後、墨絵を背景に雪稜会美人モデルの撮影会と記念撮影。
雪景色と雪遊びを堪能、13時14分下山開始、田中・槇組の下山時間調整の為、途中見かけた雪洞の説明を受けたり、ゆっくり休憩を取りながら登ってきた道を下山15時17分駐車場到着。
 15時35分出発てんくう温泉へ、日曜日でもあり駐車場は満杯。帰路の途中ログハウスのお食事処で休憩し18時44分事務所前に到着。私にとって初めての冬山登山挑戦はワカンとはどんなもの、どんな服装をすれば、予備食料は、体力は大丈夫だろうか等々不安一杯。取り敢えず衣類だけでもと予備にセーター、ジャンパー、ベスト等をリックに詰め込んでの参加でしたが「案ずるより産むは易い」天候に恵まれ、メンバーの服装のアドバイス、ワカン装着のサポート等お陰で無事達成できたことと、話を聞いて羨ましく思っていた素晴らしい雪景色も想像以上の絶景「百聞は一見に如かず」で大満足、病みつきになりそうです。
 感謝、感謝・・・・でも、釣瓶岳断念は少し心残りです。
 山本さん、武藤さんリーダー・運転ご苦労様でした。有難うございました。
                                          以 上
 そこは白銀の世界、鼠色の空が湖面に写りくっきりと竹生島、遠くに雪を頂いた白山、伊吹山、近くには、蛇谷ヶ峰、釈迦岳等、素晴らしい墨絵の世界が開け一同感激しうっとり。「釣瓶岳まで行かなくても、もうここで満足」の声も。
 休憩後雪庇も見られる雪道を更に進み12時2分栃生道出合(923P)に到達、昼休憩。360度の眺望、白銀と水墨画の世界を見ながら昼食ができる贅沢な一時を満喫した。
御殿山の霧氷(6態)2005・1・8・撮影:山本