<例会山行報告>
2004年11月 貝月山 ・岩篭山 ・坊村〜大橋
大谷山 ・比良全山縦走
<例会山行報告>
貝月山(1234m)
<地図と磁石講習>山行報告
日 時:2004年11月3日(水) 晴れ
参加者:尾畑、谷内(山友会)、岡田、山口、正木、島田、田中、林(記&写真)  計8名
コース:事務所=関が原=長者の里=関が原=事務所

 6:10 谷内号に全員乗車し、事務所前出発、
湖岸道路を走行中東の空が赤く染まり朝日が昇ってきた。一同感激今日は良い天気に恵まれそうだ。入江橋から右折し、R8からR21、R417を経て池田町に入り、揖斐川堤防道路を通って春日村県32へ、この道は広狭のクネクネした走りづらい道だ。しかし定期バスは走っている。(春日村は君が代の歌詞さざれ石の発祥地とのこと)

 8:53 春日村の長者の里駐車場に到着、
準備体操後尾畑リーダーから貝月山の1/25000の地図の見方や磁石の使い方の講習を受けた。今日の昼食メニューには、キノコ汁が予定されているのでキノコ採集も必要。(谷内さんはキノコに詳しいとのこと)

 9:16 長者の里駐車場を出発
キャンプ場のバンガローを通り抜け林道に入ると直ぐに谷内さんがキノコ(クリタケ、ナラタケ)を発見(9:20)まずゲット暫く進むと沢に沿った道が続く。

 9;35 長者岩に到着(長者平の猿後家ばあさんの伝説の場所)猿後家地蔵もある(5分休憩)沢渡りを数回繰り返しながら登って行く。
 
長者岩
 
少将ヶ淵
 9:50 少将ヶ淵に到着(小休止15分)三段の滝の滝壷、沢渡りが続き急な坂となるがこの辺りから紅(黄)葉が見られるようになり、感嘆の声、30分程登るとブナ等の林道となり暫くアップダウンの道が続く、途中沢でキノコを洗浄しシロモジの黄葉を見ながら進む。

 11:03 谷内さんクリタケを発見(採取休憩7分)今度はかなりの群生これで全員のキノコ汁ゲット急坂とゴロ石の岩場を登ると尾根道へ更に進み稜線に出た。

 11:35 稜線に到着(休憩10分)山頂まであと1.1km4つのピークを越え、最後の急坂(5分程度)を登る。

 12:07 貝月山山頂に到着 既に数組が昼食を取っていた。尾畑リーダーと谷内さんは早速昼食のキノコ料理に着手温かいキノコ汁と炒め物付きの贅沢な昼食を取る。美味しい・・・。皆感激。コックさんご苦労様でした。山頂からの眺望は金糞岳や伊吹山等は良く見えたが、他は霞んでいたため今一つであった。快晴であれば360度パノラマがさぞ素晴らしいことだろう。

貝月山山頂にて 
 13:15 下山開始前に尾畑リーダーより霧や吹雪で視界が悪い時に下山道を探す方法を地図と磁石により講習を受けた後スタートした。 長者の里駐車場まで同じ道を下る。

 15:10 長者の里駐車場に到着

 15:25 長者の里駐車場を出発

 15:50 かすがモリモリ村リフレッシュ館(薬草風呂)に到着薬草風呂は客も少なくゆったりと汗を流せた。(入湯料は400円と安い)
 16;40 帰路に着く

 19:20 事務所前に到着
 貝月山はキノコもあり紅(黄色)葉も美しくかったが、ツルリンドウやイワカガミ等の高山植物もあり、春に登っても良いところでは。また山も沢登り、軽度の岩登り等変化に富み山頂からの眺望も良い。また登りたい山である。今回の山行は地図と磁石で分岐点等で現在地を確認する実践講習と、キノコを探し、紅(黄)葉を眺めながら山頂でキノコ汁を頂くバラエティーコースでとても楽しい山行でした。
 尾畑さん、谷内さんご苦労様                                    以 上
<例会山行報告>
2004・11・7(日)
        岩篭山(765.4M)
   参加者:武藤CL、岡SL、堀部、島田、山口弥、田中操、天岡、石川忠、
           今在家、秋山、林、中西、(体験参加:槇、久保田)  計14名   
 コース:事務所(7:00)=161号線=8号線、市橋の交叉点を南へ、林道終点の登山口へ(8:30)スタート、夕暮山分岐を経て岩篭山着(11:20)インディアン平原着(11:33)昼食後(12:20)下山開始、岩篭山(12:33)登山口着(14:36)
 (インディアン平原まで休憩を含めて2H40M、標高差約600M、インディアン平原から休憩を含めて下山2H40M)
 
 5〜6年前に登った野坂岳、今年3月の楽しい例会山行の西方ヶ岳に並んで敦賀三山と言われていることを知り参加することに駆り立てられた。猛暑の夏、台風ラッシュの秋からみるとここ4,5日は天候は落ち着き、やっと静かな秋の到来かと思われる。薄曇りながら予報も全国的な秋晴れが伝えられ気持ちの良い朝であります。
先月の平家岳には、13名の参加者であったとか・・・、それを上回る14名の盛況さであります。
 時節がらか熊の出没、忘年山行や忘年会の話題がチラホラする中で市橋登山口をスタート(8:53)沢沿いに幾度となし千鳥徒渉しながら穏やかな登りが続く、秋たけなわなれど何故か晩秋を思わせる雰囲気がする、やはり台風の影響か足元には大形の落ち葉と倒木が目立つせいか、或いは時折の忘年会の話題のせいかも・・・。
 陽差しの通る林の中には黄色く、ところどころ金色に色づいているブナの紅葉が映る。沢の水も程良い量で程良い音を出している。どなたかが「新芽の頃は良いだろうなあ」と言っていましたが確かに水量が多い時は別にして、春から初夏にかけては素敵な緑の林に思える。
 一時間余りで渓流から外れ、やや急な登り道になる。道は踏みならされて判りやすいが、コケやぬれた木の根、石ですべり易く足元に注意しながら登る。体験参加の久保田さん、うら若さが目立つ独身女性で運動靴での参加に皆さん気遣いを見せる様子に家族の雰囲気。やがて尾根に出て岩篭山への稜線を進むと熊笹が身体を包んで呉れる。
 岩篭山山頂(11:20)直ぐ目の前にインディアン平原、大きな花崗岩が手招きしている。平原着(11:33)である。私達よりひと足先にスタートして行った5人程のパーティーが弁当を広げている、我々もここで昼食。
「会長宅に実っていた柿だ」ともぎたてを、ふるまって頂いた。展望の素晴らしい場所であり全国的な秋晴れのはずなのに昔のブーブー紙を目にあてて見るかのような霞み具合で敦賀の街が広がり遠くの山が薄墨で画いたように幾つにも重なり見えた。
 下山スタート(12:20)再び岩篭山を経て、下山完(14:36)。
結構汗はかいたが爽やかな秋が楽しめ、帰りはマキノスキー場の温泉でゆったり。
 武藤さん、石川さん、天岡さん、お車の運転ありがとうございました。

   晩秋に岩に篭るかインディアン
     和洋景色の敦賀のお山
                                       記:中西
<飲み水調査山行報告>
  坊村〜牛コバ〜大橋
11/8(月) 天気:快晴
・・・ 黄紅葉満喫の半日旅 ・・・
参加者:西村高・岡
 コース:事務所(5:45)=坊村(6:35)〜牛コバ(7:10)〜奥の深谷(8:05)〜大橋「スリバチの水」(8:15-25)〜牛コバ(9:25)〜白滝谷登山口水場(9:22-25)〜明王谷林道脇水場 〜坊村(10:00) =事務所(10:30)

 久しぶりの早起きとなった。坊村からの林道は最近入口でチェーンが張られ、鍵が掛けられている。
段取りよく理由を言って鍵番号を聞いているので 鍵をはずして車で林道を行くはずであった。 が、ここで思わぬトラブル! 鍵が開かない!?いろいろ試すもダメ。(教えてもらった番号が違うようだ)
 気を取り直し歩くことにする。時間は厳しいが、なんとかなるさ!三ノ滝を過ぎた所のひどいえぐれは、すこし均されて四駆車は充分通行可だ。岡さんは元気だ。快調にどんどん歩む。快晴である。早朝で少しひんやりして気持ちがよい。ふつう1時間以上かかるところを35分で牛コバに着く。
道は摺鉢山の急斜面をジグザグに登って大橋へ向かう。このあたりは立派な樅の木が散見される。急登は730m位までで、あとはほとんど水平の巻道となる。自然林が続き、紅黄葉がすばらしい。目に焼き付けるだけで、先を急ぐ。
 奥の深谷の橋(木製の簡単なもの)は流され辛うじてワイヤーで引っかかっている。でも替わりに丸木が一本渡され、ちょっぴりスリルを味わいながら渡れる。この橋は大雨の後、流されていることが多い。
 深谷沿の道は平坦で、大橋の少し手前には樅(?)の大木がどーんと聳え、杉(アシウスギ?)の巨木が何本も見られる。谷側は雑木の黄紅葉が美しい。大橋小屋前で対岸へ渡ったところにスリバチの水が涌き出ている。
谷のキラキラ光る水面とそれを取り巻く木々・木の葉の風情にしばし時間を忘れる。
 帰路はついに我慢出来ずカメラを出し、紅黄葉を撮りながらの急ぎ足となる。白滝谷登山口と林道脇の2ヶ所で採水しながらも 2人共最後まで調子は衰えず、10時丁度に坊村帰着。何回歩いてもよいコースだ。今度は、春と秋に時間に追われずのんびり歩きたいと思った二人でした。    
                                      < 報告:西村高 >

白滝谷登山口水場の採水風景
<例会山行報告>
大谷山から粟柄越 
11月20日  曇り時々晴れ一時雨
参加者:西村(L)、小松(SL)、山田、天岡、林、中西、西口、
   奈良夫妻、高村、槙、寺尾、松田(体験参加4名)
 コース:新庄〜大谷山〜寒風山〜粟柄越〜赤坂山〜折戸谷
 
 茜色のきれいな朝焼けをみながら家を出たのに、昼から雨が降ると言う情報。まさかと思いながら事務所を7時に車3台で出発する。鈴鹿散歩会の寺尾さんが途中新疋田駅で合流。途中青空も見えているのに今津あたりで雨がパラパラ。新庄に入り、降り口に寺尾さんの車を止めてもらい、登山口まで清流を左に見ながら,紅葉の中カーブを少しづつ上がって駐車場へ。

 9:50 登山口出発。木々は葉を落とし、冬模様に変化している。雨は止んでおりホッとする。登山口よりイワウチワのすこし赤茶けた葉が群落をなしている。途中1本だけきれいに花が咲いており、皆さん注目!ブナの落ち葉の歩きやすい道である。

 10:09 衣服調整のため小休止

 10:35 小さなピークを過ぎる。イノシシと思われる足跡がやわらかい土の上にしっかりと付いている。しばらくして笹原の中、右に石庭への分岐をみて、大谷山へ。もみじの枯れ木がなぜかもう新しい葉っぱをつけている。あれもこれも地球温暖化のせい?

 10:55 大谷山山頂。10分間休憩。眼下に琵琶湖とマキノ平野が、雨に洗われ、かえってくっきり1軒1軒の家の屋根まで見えている。 行く手の笹原とススキはしっかりと冬色に変化している。

 11:25 小雨が降りだし、雨具装着。

 11:35 寒風山。少し降りた所で、雨も止み、昼食。辺りはガスが出て、笹原に林立するブナ林が幻想的で美しい。食べ終わった頃ガスも晴れ

 11:55 出発。ゆるやかな見晴らしのよい稜線をアップダウンしつつ赤坂山へ。赤坂山の手前はツゲの木がたくさん繁っている。先ほどのイノシシ?も赤坂山を目指したようです。足跡がしっかり付いています。

 12:55 粟柄越え 赤坂山⇔マキノスキー場の案内板を通過振り返ると寒風峠からの道が馬の背のようにゆったりとしたカーブをみせ、光ってきれいです。赤いエプロンをしたおじぞうさんのある大きな石を右に見て、まもなく山頂へ。

 12:55 赤坂山山頂。360度の展望、どんよりした空色ですが、金糞岳、乗鞍岳、三国山、雲取山、野坂岳、三重岳がぐるりととりまき、いい眺めです。

 13:40 山頂を出発。途中ヤブツバキがきれいな花を咲かせていました。

 14:40 登山口着。小休止後、林道を下り

 15:10 駐車口着。寺尾さんの車で2台の車を取りに行ってもらい、帰路へ。お天気の変化でいろんな山の表情を楽しめた1日でした。皆さんありがとうございました。
                         松田昭子  記 (写真:林)
       
比良山全山縦走に参加して
11/14
 昨年に続き2回目の参加でしたが、今年は昨年のコースとは違い北小松からのスタートでした。
北小松〜ヤケ山〜ヤケオ山〜釈迦岳〜北比良峠〜縦走路〜打見山〜蓬莱山〜権現山〜西村会長宅までのコースです。この南下コースは経験が無くこコースタイムが分からないので11/7に下見山行をしました。結構、時間が掛かるし、北小松〜釈迦岳までは上りばっかりで体力の消耗が激しく、権現山からの最初の下りも要注意と頭に入れて北小松を7:40スタートしました。いきなりアメリカ人(元海兵隊)の一人が走り出してビックリしました!私は、山友会の金原さんと鈴鹿山歩会の奥村さん(女性)に引っ張られる形でヤケ山まで進み、金原さんが服調節で休憩して、奥村さんと二人で釈迦岳を目指しましたが途中、彼女が遅れだしてしまい一人旅になりました。北比良峠辺りから左膝が痛み出して(右膝は下見山行時で痛め)、両膝を痛める羽目になりました。とりあえず縦走路に入たのはいいのでしたが、擦違う時に待って進む時に両膝に痛みが走り、仕方なしに立ち止まる事は避けて打見山まで行くことにしました。しかし、打見の最後の急坂は厳しく足が前に出なくなり泣きそうになりました。そんな思いで打見のチェックポイントに着きましたが、担当者が見つからず(リタイヤするつもりが)、蓬莱山を登るのはヤバイかなと思いつつ、登り始めました。やはり足が動かなくなってきました!きっと後ろから、金原さんが追い付いてこられると思い(救急用晶を持っておられるので)しかし、後を見ても誰も来ていない!仕方なく蓬莱を登りつめて後は降りるだけ(権現山の急坂)、この辺りからお腹が空きだして、‘‘ぜんざい’’が頭をよぎるようになりました。ぜんざいの事を思っている間に権現山に着きました。さあ〜難関の坂です!膝は、いうことが利かず熊笹や木を頼りに何とか登山口まで降りることが出来ました。あとは、アスファルトの道をひたすら西村会長宅まで歩くのですが、登山靴では歩きづらく長く感じました。13:59会長宅ゴールでしたが、長い−日でした!そして、待ちにまった‘‘ぜんざい”を2杯いただき大満足〜しかし、きついコースだと実感しましたが、参加目的の‘‘冬山に向けてめ体力づくり’’には最高だと思いました!
 天岡さんをはじめ参加された方々、本当にお疲れ様でした〜。
                                         記:岡 田