<例会山行報告>
2004年6月 七七頭ヶ岳 ・賤ヶ岳
<例会山行報告>
七七頭ヶ岳(693m)
  2004・6・13 快晴
参加者:武藤(CL)・山本・今在家・秋山・中明・林・中西・岡(SL)・松田裕・
    本田・正木・田中さん(入会寸前の方) 計12名
記録 兼 ひと口 否 ふた口感想:中西
 コース:上丹生(かみにゅう10:00)〜頂上(11:33)昼食並びに伝説の池(瑠璃池)散策 下山スタート(12:40)〜菅並(13:25)

 一週間前に梅雨入りして毎日じめじめ、うっとうしい日が続いていたのに、それがまるで嘘のような快晴、さわやかな風そよぐ朝を迎えられた。
 事務所を車3台で8:00に出発、琵琶湖西岸を一路木ノ本方面を目指す。
 登山口の上丹生と下山口の菅並に車を分散配置し、時間も心もゆったりの10:00に歩き始めた。いきなりの細い急登道が一時間程続いたが木立に囲まれ風が気持ちいい。期待のササユリは何処に・・・やっと一輪、頂上付近でもう一輪と少し寂しかったがガイドタイムより薬30分早く11:30頂上に到着。
 頂上には西林寺のお堂があり観音様が祀られており、7〜8人の先客が弁当を食べていた。
 頂上から見る余呉湖は青く太陽に鏡の様にキラキラ光っていた。「琴の湖」という水上勉の小説を読んで電車に乗って湖を見た若かりし頃のことを少し想い出した。氏の小説は悲しく、寂しく、苦労の多い、暗い作品が多いが私自身に重ね合わせて、謎の世界に入る事が好きで数多く愛読したものである。私のうす暗い性格に多少なりその影響かも・・・。私達もここで昼食。食事の後、少女のできものを治したという伝説の池、瑠璃池に5〜6分下った所にあり皆で期待して見参したがまるで手水鉢にしずく水のたまり水、少しがっかり・・・でも伝説なの。
 12:40下山スタート。ガイドタイムよりこれまた早く約45分で菅並に到着。
(13:25)
  七七頭ヶ岳 期待のささゆり   
   二輪なれども 気品漂う 
    ほのかなピンク
  栄華を偲ばせうつむき加減

 この日は図らずも山東ホタル祭りの最終日。
「ホタルを見て帰ろう」との粋な飛び入り企画に夜の来るまでたっぷりの余り時間。
「もう一つ山へ登ろう」とのご意見!!
飲み歩きハシゴあらず山登りのハシゴである。私は多少不安が伴ったが年は老いても男のはしくれ頑張らないと・・・。
賤ヶ岳(422m)

余呉湖荘横の登山口より
 登山口(14:30)〜頂上(15:20)、下山スタート(15:35)〜登山口(16:00)

 12名が再びスタート。男性参加者7名、七本槍に見立てた「七本槍の武将」と勇気付けて呉れる声もあったが、七七頭ヶ岳で全てのエネルギーを使い切った感のある私には多少不安であり、七人の落武者のイメージに襲われたが頑張って登りました。素直な穏やかな登り道でした。
 でも以外や以外、七七頭ヶ岳では、あまり見られなかったササユリが登山道の両脇にここにも、かしこにも太陽の光に照らされて優美な姿で迎えて呉れた。
 頂上は見事な展望である。雄大な奥琵琶湖向きを変えればきらめく余呉湖、その向こうに、いみじくも先程登った七七頭ヶ岳が尾根を率いて富士型の雄姿を見せ、その横には難渋の山とよく言われる横山岳が悠然と座っていた。登って良かった!!
 登山口には16:00到着。余呉湖畔のあじさい園もきれいだったよ。
   七武将 我等と比較は罰当る
    梅雨の晴れ間の この展望に
     今日の幸せ賤ヶ岳
 伊吹薬草のお風呂に入り、山東ホタル祭りへ。何故かひと山得をしたような、初めての山東ホタル乱舞(散舞?)も楽しめ、これぞ熟年ハイキング。
                                     記:中西 怜