<例会山行報告>
2003年1月 初日の出の権現山 ・イン谷〜武奈ヶ岳
黒河峠とブナ林   ・樹氷の綿向山
<例会山行報告>
<例会山行報告>
「新春山行」 イン谷口〜金糞峠〜武奈ケ岳
1月13日(祝) 天 候・曇り
参知者:LC西村(高)・秋山・坪井・八木・平野 計5名
(コース)
イン谷口〈8:15)〜大山口(8:40)〜青ガレ(9:10)〜金糞峠(10:30)休憩〜中峠(11:40)〜中峠下の谷(11:55)昼食(12:50)出発〜ワサビ峠(13:05)〜武奈ケ岳(13:55)小休止〜イブルキのコバ〜比良スキー場(15:00)小休止ロープウエー(15:30〉〜大山口(16:40)〜イン谷口(16:55)

積雪の比良山ハイキングをたんのう

◯8時にイン谷口で合流、シヤクナゲ会の吾妻さんらと出会いびっくり。コース違いで、武奈ケ岳まで登るとか。8:15出発。大山口にさしかかると結構積雪があり、踏み固められた雪で足元が滑る。軽アイゼン持参の私と、秋山さんは装着する。急な傾斜地では雪を蹴って一歩〃登る。

◯10:30金糞峠到着。風を避けて休憩。雲っているが雪は降らず一安心。積雪は1メートルぐらい。
中峠までの道はよく踏まれてしっかりしている。予定の時刻を少し遅れて、中峠下の谷で昼食を取る。
西村さん持参の雑煮の材料に、各自の餅を入れる。15分くらいで出来上がり暖かくてなんと美味しいこと。冷たいおにぎりと違い、どんどんお腹に収まる。

◯1時前出発。ひといきでワサビ峠越えると西南綾に到着。展望が急に開け、堂満岳から武奈ケ岳への雪景色が見事。琵琶湖は見えませんでした。武奈ケ岳までは展望の中での快適な登り。155に武奈が岳に到着。なんとシヤクナゲ会の皆さんとご対面。気温は低が、風も弱く寒くない。もっと、ゆっくりしたかったのですが…10分位で記念写真を撮り下山。

◯快適に下り、15:00スキー場。またもやシヤクナゲ会と山本(綾)さんと出会う。山本さんはリフトで後から追っかけたがうまく合流出来なかったとのこと。帰りは私たちとは別に古巣のシヤクナゲ会のメンバーと下山。ロープウェイ乗り場からの下山は約1時間の下り、滑りながらの下山は雪があり歩きやすいところもあるのですが結構ハードでした。5時イン谷口に無事到着。● 祝日(月曜口)のため、昨年に比べ参加者は少なかったようですが、雪も降らず、積雪の西南綾からのすばらしい展望も見られ、良かったです。      
                                    (報告者:平野)
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一月の黒河峠とブナの林
1月18日 〈土)
参加者:小松(L)、西村高、坪井 以上3名
 強い雨音で目を覚ました。予報通りやっぱり雨!う−ん。どうしよう?
階下で携帯電話の鳴る音。坪井さんからの電話である。彼女は用意をして家を出るところだという。ならばと、まずはパソコンのスイッチを入れて天気予報を見る。雨は9時頃には上がり、回復に向かう模様。とにかくは、行くだけ行こう。3人は雨の湖西路をマキノに向かう。坪井さんの行きたいという強い思いに雨雲もたじろいたのかマキノ白谷に着いた頃には、雨足も弱くなり、ときおり薄日が射すまでになった。
 雪の季節は、普段歩けないところを歩くことができる。白谷にある私の小屋の前から斜めに林道にでる。ウサギの足跡がいたるところにあり、他にもタヌキ、キツネ?と思われる足跡が林道を横断している。「これは何の足跡?ウサギ」そんな会話をしながらの林道歩きは楽しいものだ。
 林道も半分過ぎると、ここから先は曲がりくねった道を何カ所かはショートカット出来る。この季節これが楽しみだと言っても過言ではない。ワカンを蹴り込み、ストックで支えて体を押し上げ、斜面を登っていく。積雪は50センチ程度。それでも雪道歩きの楽しさは充分楽しめる。過去何度か訪れているが、一番雪の多いときで、150センチくらいだったろうか.カーブミラーも雪の中であった。ただ、ここまで積もると雪崩の箇所も多くなり、でぶりを乗り越えるのに注意を要するようになる。
 物足りなさを感じる積雪量とショートカットのお陰で、2時間を要せずして峠に着いた。峠手前にあるトイレの屋根も綿帽子をかぶり、メルヘンチックな避難小屋のようであった。その小屋に裏手からカールを越えて登っていく2人もまたメルヘンの世界の人のようであった。
 峠周辺のブナ林の美しさは想像したとおりで、お日様が雪面につくる幹の陰の美しさは格別である。すぐ近くに聞こえるキツツキのドラミング。アオゲラかな?
 何度出くわしても、常に新たな感動を呼び起こしてくれる林の美しさ。無雪期には歩くことが困難な尾根も歩くことが出来る。そこから見る輝くびわ湖。
 来て良かった。坪井さんありがとう。下山後、プライアンの絵を眺めながらの我が小屋でのコーヒータイムもまた至福のひとときでした。
                                         (記:小松 明美)
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樹氷の線向山 (日野町)
1月22日
参加者:石川・今在家  計2名
 1月22日いつも一緒の今在家君と、もう一人同じ職場にいた同僚のW君を誘って綿向山に登ろうと思ったが、雪のある冬山は敬遠され今在家君と二人で綿向山に向かう。

7:30自宅出発、9:30登山口に到着、9:50登山開始
 この山は今までに何回か来ているが、冬の綿向山は2回目である.前回登ったとき樹氷がきれいだったので、今回もそれが目的でやってきた。
 登山道は「ひのき」を植林した人工林の中をジグザグに登っていく、いつ来てもよく登山道が整備されている。
 私も滋賀県内の方々登ったが、どこの山に行っても最近の人工林は植えた後の手入れがされ、放置されたままで林の中は暗闇で太陽の光が射さず下草が全然生えていない。植えられた木も間伐されず風雪で折れたままになっているのが多い中でこの山はよく手入れされている。
 日野町は、この山の標高1,110mにちなんで毎年11月10日にいろいろなイベント行つています。昨年は1,000人以上の登山者があったそうである。
 3合日、4合目を過ぎても雪はあるがアイゼンもつけずに順調に登っていく。ところが5合日の手前で樹木が伐採されていたため、登山道が雪の吹き溜まりになっていて足を踏み入れたとたん、膝の上まで雪があった。近くの避難小屋でアイゼンをつける。
 小屋の中は小屋の壁板をはがして「暖」を取ったのか壁板は破れ隙間風が入り込み、消し炭が転がっている。こんなマナーの悪い登山者は遠慮顧いたいものだ。
 小屋を出て少し行くと樹氷が見え始めた。今年の樹氷は去年よりも一段ときれいである。暫くの間見とれている。
 7合日の行者コバから先は本来の登山道は雪のために閉鎖されているため、左手の尾根道にはいる。ここの急登はかなりきついし、50cmはあろうと思われる雪の中を足を取られながら、杉林を過ぎて進んで行き「ぶな林」に出た。最初の樹氷とはまた違っていて周囲どこを見ても、樹氷、樹氷でまるで白い珊瑚の林の中に迷い込んだようである。これがずっと頂上までつずいている。そして遠方の山々は「さくら」の花が満開を競うように樹氷で白く輝いている。今までに何回か樹氷を見たことはあるが、こんな見事な樹氷に出くわしたのは始めてである。
 すばらしい感動を与えてもらった。朝早く起きてきた甲斐があった。
そして正午に頂上に到着する。         
帰りは同じ道をたどり次回は何時来られるか考えながら、14:00に下山する。
そうして甲西町の十二坊の温泉に入り汗を流す。
                                 (記:石川忠雄)