<例会山行報告>
2002年11月 ブナ林紅葉の大谷山  ・晩秋の平池・淡海湖・函館山
比良縦走報告      ・立山・山スキー
<例会山行報告>
 ブナ林紅葉の大谷山
参加者
 小松(L)西村(高)、馬場夫妻、新美夫妻、石川(忠)、今在家、山口(弥)、岡、
 岡(孫)、島田、坪井、天岡、澤崎(里山)前回の野点参加者、四方、他6名 計22名
<時間記録>
 ピックランド(8:15)〜登山口(8:40)〜第一ステーション(9:02-06)〜
 炭焼き跡(10:36-11:10)〜大谷山頂上(11:40-12:00)〜寒風山(9:02-9:06)〜さらさ温泉(14:15-15:45)
 小休止4回(1回約5分程度)

 今日の大谷山行は、参加者22名と大勢のため車も多く、石庭に入ることが出来ないので、牧野のピックランドに車を止め、皆で歩いて石庭まで入った。準備運動にちょうど良い距離である。皆思い思いの所から登り付き、いつもの踏みしめた登山道を順に並んで歩き始めた。栗のイガ一杯落ちていて、猿が冬に備えて一生懸命栗の実をほおばる姿が目に浮かぶ。
 大勢の山行ではあっても、私は11月から入会させて頂いたばかりの新入会員で知った人が少ないけれど、偶然私と同じように11月から入会された島田さんと一緒に話をしながら歩いた。 この道はかつて村人が踏みしめた道で、その後小松さん等有志の人が倒れた木を切ったり枝を払って、こうして楽に歩けるようになったものの、その後落ちてきた枝などは山歩きするものが少しずつ取り除かなければ、また歩きにくい道になる。所々枝が落ちて行く手をふさいでいる。
 思えば山頂手前まで道が開かれてからもこの大谷山山頂へ、私は容易に到達することが出来ず「悲願の大谷山』であった。雪や雨で断念を繰り返し、深い雪をラッセルし続け、山頂手前で時間切れで引き返したり……大谷山山頂は払を寄せ付けなかった。ある春の大雪の日、なぜか大谷山だけが雲が切れていて小松さん等4人の女性ばかりで30〜40cm積雪をラッセルして山頂に到達した。琵琶湖の展望のすばらしさ、広がりのある大谷山一帯の山並み、春の大雪の美しい樹林等私にとって想像以上の感動の光景であった。
 その後も季節を変え、ある霧の深い日、幻想的な樹林の中をしっとりと登って行ったところ、山頂一帯は全く視界が利かず、まだ道も開かれていないので危険を感じて引き返したことや、でもその霧の中を歩いている間に美しいブナの木に出会うことが出来、久し振りに絵を画いたりしたことなど、様々なことを思い出しながら足を運んだ。
 22人ともなると休息も一番前と後ろでは離れてしまって、前が休息して出発する頃、後ろが到着するという具合で全員が一緒に行動しにくい。しかし、大きく迷ってしまう様な所もなく、10時35分炭焼窯跡とブナの樹林の源頭へ到着。少し早いけれど風も無いのでここで昼食を取ることになった美しいブナの紅葉と炭焼窯跡を眺め、山の歴史と生活を実感しながらゆっくりと休んだ。
 今日は最近では−番の寒さという天気予報で山頂の空模様を気にしながら腰を上げ出発。ブナの林から潅木帯へ変わり、山頂手前の広がりのある尾根に出る。雲もあるけれど青空もあり陽射しもある。でもこの辺りからポツポツ雨かな?と思ったら、雪がチラチラ…やがてアラレもバラバラ。でも今は、こうして潅木やススキが切り開かれた道を、気楽にゆったりと歩けることの有り難さと呆気なさを噛みしめながら歩く。
 山頂手前で、ふと左手に美しいブルーグリンの日本海が間近に見え、私は息を呑んだ)大谷山からこんなに近く日本海が見えていたことを知らなかった。今迄はモヤがかかって海か空か分からなかったのだろう。やがて、難無く大谷山山頂に11時40分到着。いっものように目の前に美しし琵琶湖が広がり、のぴやかな大谷山山頂の風景。私は何度来ても嬉しくなる。アラレは更に大粒なものが一時的に降ったりしたが、なぜかあまり寒くないのが不思識な気がする。
 ここから前回同様寒風山方面への切り開きを歩き、マキノスキー場への下りの尾根の分岐へ到着。ここで私はあ然とした。まだ‥一ケ月程前来たばかりなのに「ここは一体何処?」と思うほど風景が違う。この一帯のススキや灌木が切り開かれ広場になっていた。22人の団体でも広すぎる休息の場である。ともかく展望も良く皆で休んだ。
 さてここから待望のブナの紅葉目指して下山開始。この下山の道も、枝や木が大胆に切られていて驚いた笹薮も切って道に落としてある。山もどんどん変わってゆくのだと思う。なかなか辿り着けなかった大谷山も寒風山も今はルンルンで行けるようになった皆に親しまれ大切こされるなら、とてもいいことなのだけれど。
 やがて、待望の美しいブナ林の紅葉。陽射しがなくなって少し残念だけれど、思い通りの美しさに、じっと腰を下ろして眺めているだけで心が満たされる思いだった。このブナ林を過ぎ、今回はマキノスキー場へ向かう道へ入って下った。この辺りから雨が降り始め、スキー場に着く頃には本格的な雨となたが、早速温泉に入り、温かくしてから帰路に就くことが出来た。
 車の手配や人数の確認と、リーダーの小松さん、本当にお疲れ様でした。
                                      坪井 信子:記
<ハイキンング例会報告>
 <  晩秋の平池.淡海湖.箱館山 >を巡る
11月17日 (日)
参加者:C.L西村(高)・今在家・小原・尾畑・藤田・山本(綾)・山口(弥)・坪井・岡 計9名
コース
 ビラデスト今津(駐車場)(9:30-10:00)〜平池(だいらいけ)(10:15-50)〜Aコース入口(11:05)〜淡海湖畔(11:08)〜箱館山スキー場(11:45-55)〜一等三角点(547.0)(12:25-35)〜スキー鎗(12:45)〜
Cコース入口(眺望台にて昼食)(12:50-13:30)〜淡海潮堰堤(14:48)〜Cコース出口 (林道)(14:52)〜ビラヂスト(駐車場)(15:30)

 快晴のハイキング日和
 「今日は、ゆっくりのんびりと晩秋の紅葉を楽しんで歩きましょう。私を追い抜いて歩いてはいけません」会長さんの挨拶でひとわらい…(苦笑い)雪稜会の健脚の方々が初心者コース(A、Bコース)を歩かれるなんて???
時間が余りすぎるのでは...と思っておりましたが、初めての方もおられて、エーーー と(内心ピック  
 
 平池はモリアオガエルの生息地、カキツバタの群生地で四季折々の美しい所です。(ここで、カキツバタと菖蒲とアヤメとの違いは...???和代さんに教えて戴きましょう。
 「ぶな」に立ち寄りましたら ヨロシク)山の紅葉は地域差と高低との違いもあって、色々特色がありますが、今日の箱館山は淡い穏やかな紅葉の中にコシアブラの透けるような黄色が特に美しく他の木々の色を引き立てているようです。
  淡海湖(人工湖)には水が少なく、秋口の雨量が少なかったのでしょう、湖底が見えておりこのような淡海湖を観たのは初めてでした。
 「水枯れて わだちもみせる 淡海湖」

 山道に入ると動物の糞があってこれは?何のだろう? と糞談義、足跡談義。写真を撮ったりで‥‥本当にのんぴり歩き..スキー場から眺める琵琶野も美しい。竹生島の後ろに伊吹山、左後方に雪の被った高い山は?能郷白山?、金糞岳?ソムギヤマ? 等々今度は山談義。箱館山の一等三角点(547.0)ヘと向かう。湖西に一等三角点があるのは大比叡、蓬莱山、箱館山の三ヵ所だけだそうです。
三角点とは、頂上付近にあるものと、思っていました。
 では? 三角点より高いスキー場は???(別名が有るのかナ?〉昼食後は C コースへ  このコースはあまり歩かれていないように感じました。シヤクナゲの群落もあります。堰堤に近づくと水かさもあって美しい紅葉が湖面に輝いております。
 「綾錦ゆれる姿の 映える湖 (うみ)」
 アップダウンのある楽しいお勧めコースです。
 
 箱館山の詳しい説明は滋賀県レイカデア振興財増発行の「じゆげむ」秋号に西村高行さんの寄稿がありますので是非参考にして下さい。
            (報告 岡)
比良縦走(県連主催)報告 
11月24日 曇りのち晴れ
参加者22名、完走19名でした。スタッフ8名
 比良全山縦走が今年も栗原から北小松山岳センタ−までの区間で行われました。薄曇りでしたが縦走日和で皆さん快調に歩いておられました。

 比良雪稜会からは、新美夫妻・山口夫妻・山田・福野・今在家の7名が参加され6名が完走しました。お疲れさまでした。

 尚、スタッフとして山本(打見山でチェックマン)西村高・馬場夫妻・岡さんうどんの賄い係としてお世話願いました。お世話様でした。
                                    やまもと:記
立山 山スキー(山スキーネット滋賀)
11月23〜24日
 参加者:谷内資・谷内里(山友会)・馬場弥・馬場誠(山友会)・今村(山友会)
佐藤(兵庫労山)・本田英・本田し(比良雪)・尾畑(比良雪) 計9名
 11月3日の貝月山は雪の為中止。その雪を求めてこんどは立山へ行った今年は例年になく雪が早く降や富山側のルートが一時閉鎖に成っていたが、除雪が間に合った用で富山から入れた。

 22日夜.車2台で栗東インターを出発。11時半立山アルペンルートの駐車場に着き、車組とテント組に別れ就寝。

 23日朝6時起床.快晴に心うきうき。朝食を採りテントをたたみケーブル乗り場に行くと.すでに入山の人で一杯だった。ほとんどの人がスキー組と.スノポー組だ、始発に乗れず第3便に成ってしまった。(始発のキップは7時から発売のようです)
 ケーブルに乗り美女平に着くと、そこは別世界.白一色だ、バスに乗り室堂まで景色を楽しむ、左に大日岳.右に薬師岳.雄山.別山.スバラシイ雪山の景色に、ねむけも覚める。室堂に着き、予約して居た雷鳥荘まで一滑り、雷鳥荘に余分な荷物を置き別山乗越しへ向かう、(雷鳥平のテントに30張りほど張っていた、カラフルで奇麗だ。)心配していた初参加の本田母娘も.なんとか遅れなから付いて来た。計画では剣沢も滑る予定だったが、時間がなく雷鳥坂の滑りだけに成ったが、みんな大満足だった。
 今夜の泊まりは雷鳥荘。温泉付き、食事付き、床暖房付き、ビールやワインで乾杯、9人一部屋で楽しく山談議、なんとリッチな山行だろう。

 24日朝6時起床.今日も晴れて居る。朝食を済ませ浄土山に向け出発室堂山に着くと、薬師.黒部五郎.笠.穂高.槍.雲ノ平.と、スバラシイ景色に歓喜を上げる。
国見岳・天狗岳・と、登りと滑りを繰り返し、弥陀ヶ原に全員無事到着バスとケーブルを乗り継ぎ、立山駅に着くとやはり秋だった。
     (今回で本田母娘は山スキーにはまった模様。)

 ※スキーだけでなく、トレッキングで写真を撮る方も充分楽しめると思いますので、又機会があれば参加して下さい。

                   報告:レベルアップ部・尾畑