<例会山行報告>
2002年8月 ・荒川三山・赤石岳:1
荒川三山・赤石岳:2
荒川・赤石コースガイド          
《山行報告》
南アルプス・荒川三山、赤石岳
8/8〜8/11
CL.西村高・SL.新美修・新美澄・武藤・山本修・土方・山田 計7名
 第1日(8/8)事務所15:20→関ケ原IC→浜名湖SA19:30〜20:20→相良牧之原IC.21:00→畑薙第1ダム24:00

 第2日(8/9)起床4:30→バス乗り場8:05→さわら島9:00〜9:20==小石下11:30==清水平13:15==蕨段14:00==駒鳥池16:25==千枚小屋17:30

 *お断り 小石下から以後のタイムは、山田絶不調の為スローダウン

 第1日(8/8) 土方さんの車に7名と荷物を押し込んで、ほぼ予定通りに事務所を出た。名神の混雑を避けて関ケ原ICまで一般道を走る。高速道は案外順調に流れていた。浜名湖SAでは行列に並んで夕食をとった。
 流石に夏休みとて家族連れが多い。相良牧之原ICを下りてコンビニで明日のエサを調達。大井川に沿って川根路を北上。千頭を過ぎた辺りからは小さいカーブの連続です。幸いな事にカーナビが的確に誘導してくれる。道路は狭いが舗装が続くのは有り難い。
 第一ダムの堰堤を渡って間もなくマイカー規制のゲートで行き止まり。5、6台の車がまっている。頭上は満天の星、いつもの数十倍は見える。外気が涼しい。車とテントの2組に別れて仮眠。

 第2日(8/9) 4:30起床、くもり。ダムの両岸は山が迫って上方は白いガスで隠れている。風は無く湖面は静か。ただ元気な野鳥の声だけがけたたましい。簡単に朝食を済ませてから、パスの乗り場を探す。結局もと来た方に2、3km戻った所にマイカーの駐車場があり、その入り口に標識が立って居た。バスを待つ間にもマイか−の数は増える一方。
70、80台を越えている.少し時雨れて来た。
 ¥3,000 を払ってパスに乗る。(この代金は往復。但し東海フオレストグループの山小屋に泊まれば、宿泊代から差し引いてくれます。)ゲートを過ぎると舗装が有りません。今にも崩れそうな崖に沿ってクネクネ・ガタゴト、約1時間で「さわら島ロッジ」前に到着。空は青空。

吊り橋を渡る夫妻
 装備を整えていぎ出発。林道へ戻って少し北へ。青い鉄橋(滝見橋)の手前から山道へ。奥西河内吊橋(結構揺れます)を渡り次第に諷子が出てくる?筈だったのですが‥。 
南アルプスのル〜トは総じて長い。深い樹林帯が延々と続くも小石下を過ぎた頃から体調が変?
 ついに左内股が引きつれて激痛が走る。応急手当をうけて歩き出したが今度は右だ。とにかく欺し欺し前進する。

 水場(清水平)を過ぎた辺りから深いシラビゾの林にと変わり、緩やかな登りが延々と続く。展望は無い。小雨が降り出した。ぺ−スも上がらない。気持ちばかり焦るがどうにもならない。情けない。
 CLの決断で2組に別れることになり、西村・山本両氏が荷物の一部を分担、私に付いて下さる事に。他の4人には先行してもらった。傾斜は緩いのに数十m歩いては小休止。もはや周囲を見る気力も失せてきた。
 

清水平(水場)

駒鳥池
駒鳥池を過ぎた辺りから<プーン>と云う鈍い音。小屋の発電機か?土方さんが戻っ来てザックを取ってくれた。お花畑が見えた。やっと千枚の小屋です。周囲が霧雨に白く煙っている。指定された別棟(月光荘)は比較的空いている。小屋の主人が実にユニークな人で、その言動が一々面白い。お陰で疲れも休まる。消灯は8時。かくしてサンザンだった長〜い一日が終わりました。お休み。

*山行の間隔が開きすぎていた? 夏ばて? いづれにしても同行者に多大な迷惑をおかけして大反省すると共に、お気遣い、手助けを戴いた皆様に感謝!
 翌日は、千枚岳頂上で一行とお別れ、元来た道を一人でさわら島へ。8/11朝、ロッジの鳥森山へ入り、リスやオコジョと遊んでいる最中に人を呼ぶ大声.もしや?と山から出て見ると土方さんの顔.予測より1時間も早いので驚いた。
 (3日日以降の記録は高行氏にお頼い) 山田 記

千枚小屋の夜明け

荒川三山〜赤石岳縦走2



千枚岳山頂にて

自然のオブジェ

赤石岳山頂にて

富士山と赤石小屋

                                     写 真:武 藤
荒川岳・赤石岳 コースガイド  作成:新美 修

一口感想
 学生時代、最後の夏合宿、南アルプス:南部縦走で赤石岳の山頂に立ってから38年振りの懐かしい山です!
 大聖寺平から広河原の道は荒れ今は通る人も少ない様です!また荒川三山は長年行きたかった山でも有りますが腰や膝の故障等もあり登れるとは夢にも想いませんでした!
 しかし天候にも恵まれ想いが通じた様で大変に嬉しい山行であり、また感慨深い山行でした!
 人は健康で有れば、いつか夢を適える事が出来ると想いました!これからも、まだまだ色々な山に挑戦してみたいと想います!
                   武藤
 

赤石岳山頂にて